『七人の秘書』最終回のネタバレと感想!秘書軍団が粟田口を成敗した驚愕の方法とは?

『七人の秘書』最終回が、2020年12月10日に放送されました。

全8話とちょっと短かったですが、最終回は10分延長で見ごたえがありました。

闇の秘書軍団は、悪の巣窟・粟田口(岸辺一徳)を懲らしめることができるでしょうか?

当ページでは『七人の秘書』最終回のネタバレと感想についてまとめています。



『七人の秘書』最終回のあらすじ

『七人の秘書』最終回の公式あらすじです。


病院を辞め、財務大臣・粟田口十三(岸部一徳)の秘書になったパク・サラン(シム・ウンギョン)が、裏で自分の悪事をかぎ回っていることに気づいた粟田口は、手下として丸め込んだフリーライター・黒木瞬介(坂口拓)を使ってサランを襲う。階段から突き落とされ負傷したサランを救ったのは、運転手として粟田口のもとに潜入している東都銀行 常務秘書・望月千代(木村文乃)の兄・一男(マキタスポーツ)だった。
 翌朝、お見舞いに来た家政婦・鰐淵五月(室井滋)とサランの前に、警視庁 警務部長秘書・長谷不二子(菜々緒)、東京都知事秘書・風間三和(大島優子)が現れ、仕事をクビになったと告げる。そのころ東都銀行では、千代も頭取・霧島和夫(小林隆)からクビを宣告されていた…。突然解雇された理由が、何者かが裏仕事中の秘書軍団の写真をそれぞれのボスに送り付けていたことだと知ったラーメン店「萬」の店主・萬敬太郎(江口洋介)は、自分たちの存在が完全にバレていて、動きを封じるために先手を打たれたと考える。
 そんな中、ニュース画面を見つめる千代の目に飛び込んできたのは、粟田口のもとに駆け寄る一男の姿! SPに取り押さえられ、粟田口襲撃の罪で留置場に入れられた一男に面会しに行った千代と萬は事件の真相を聞かされて…?
 粟田口への怒りに燃える七人だが、クビを免れた東都銀行 頭取秘書・照井七菜(広瀬アリス)以外の秘書たちは、職探しのため裏稼業の解散を決意。千代は銀座の高級クラブに返り咲くのだが…?

 七人の秘書VS最凶の黒幕・粟田口――。最終決戦の幕が上がる!

引用元: 木曜ドラマ『七人の秘書』|テレビ朝日

『七人の秘書』最終回のネタバレ

『七人の秘書』最終回のネタバレです。

一男が萬の敵討ち


一男(マキタスポーツ)が粟田口(岸部一徳)のところに潜入していた理由は、全て萬敬太郎(江口洋介)のためだった。

借金も何もかも放り出して逃げ出した一男は、妹の千代(木村文乃)や萬に迷惑をかけてしまい、帰って来れなかった。

そんなある日萬が逮捕されたニュースを見て、冤罪に違いないと確信。

萬の敵討ちのために、粟田口の運転手になったのだった。


そんな中、秘書軍団は(七菜を除いて)仕事をクビになってしまう。

誰かが、頭取をホテルから運び出す秘書軍団の写真をそれぞれのボスの元に送ったことが原因だ。


しかしこの時、風間三和(大島優子)が出入口を完全封鎖して、防犯カメラも止めたはず。

三和は、ホテルオーナーの父親がこっそり粟田口に写真を売ったのだと気付く。

娘を売るなんて、酷い父親だ!


粟田口の記者会見の日

一男が会見の場に乱入して、SPに取り押さえられた。


留置所に面会に行った千代と萬は、一男がサランを襲った犯人=フリーライターで粟田口の腰ぎんちゃく・黒木瞬介(坂口拓)を捕まえようとしたことを知る。

しかし新聞には、粟田口にクビにされた元運転手の一男が逆恨みで騒ぎを起こしたと書き立てられた。


「もう、こんなお兄ちゃんは放っておいてくれ」とうなだれる一男。

萬は「一男、ここからは引きとらせてくれ」と宣言。


秘書軍団が動く


千代たち秘書軍団は、粟田口を壊滅させるために、それぞれ動く。

ただし、可愛い妹分の照井七菜(広瀬アリス)だけは関わらせないようにした。


そして戦利品を持ち寄る。
萬:粟田口の秘書時代に毎日つけていた業務日誌

千代:銀座でしか聞けない、代議士先生たちのアブナイ交遊録と秘密の通話記録(ホステスとして銀座に潜入した結果)

不二子:特捜の㊙文書データ(不二子にぞっこんの後輩・特捜君から)

五月:粟田口と関係のある人間の住所録(夫の墓の中から掘り起こした!)

三和とサラン:風間グループから粟田口に送られた献金記録のデータ(父親を騙して得た証拠)
その結果、粟田口を取り囲む黒い集団の存在がわかるが、これだけではまだ弱い。

粟田口なら、簡単に握りつぶすだろう。

現在の悪事を暴くためには、金の流れが必要だ。


最終兵器・七菜


そこへ七菜がやってきた。

「皆さんが何をやっているかわかってるんですよ!仲間外れにしないでください!私だって役に立ちたいんです」

秘書軍団は七菜を『最終兵器』をして利用することにする。


頭取秘書の七菜は、東都銀行と粟田口の金の流れのデータを得ることに成功!

これで、本丸に乗り込むぞ!


萬が粟田口のところへ乗り込む


萬が粟田口のところへ。

萬:「御無沙汰しています」

粟田口:「もっと早く来るかと思ったけど、遅かったな」

萬:「あなたは闇が深すぎて、証拠を集めるのに時間がかかりました」


萬は、粟田口の前に、粟田口の秘書時代にもらった古酒の瓶を置いた。

粟田口:「こんなもん、未練がましく持っていやがって」

萬:「もう飲むことがないので」

「2014年、京成大学病院、風間グループ、林代議士は、東京32区に所有していた土地を法外な値段で売却。

そこに立つのが、最先端科学大学院」

粟田口:「昔の話やな~」

萬:「はい、これは犯罪ですが時効です」

萬は、粟田口の政治資金団体が椎名議員の後援会に1億円振り込んだ証拠を見せる。

これは、粟田口の金で椎名議員の票を買ったという動かぬ証拠。


粟田口は:「ようこんだけ調べたな。

でもわしはお前が裏で秘書使ってやってることを知っている。

電話1本でお前は刑務所行きだ。クサイ飯もう1回食うてこい



萬の計画


ここで粟田口の秘書が入ってきて、この部屋の全てがネットで流れていると報告。

慌てた粟田口がカメラを調べると、古酒の瓶についていた!


記者会見を開いた粟田口は「すべて秘書のやったことです」「加賀山商事や東京32区との繋がりも私は何も知りません。林代議士とも一度も面識はございません」と全責任を秘書になすりつけた。

しかし記者たちはポカン状態。なぜなら動画など流れていないから。


これは萬が仕組んだことだった。

全てを粟田口の口から語らせないと、意味がないから。


記者たちは、粟田口の発言に「政治資金団体の金って何ですか」「林代議士と大臣は同じ大学ですよねえ」と食いついてきた。

粟田口は「私は秘書にハメられたんだあ!」とその場から逃走。

記者たちは一丸となって追いかける。


そこに立ちはだかるのが、粟田口の腰ぎんちゃく・黒木。

三和、不二子、千代の3人で、撃退~!


そして夫の遺影を持った五月が怨念たっぷりに粟田口に近寄る。

粟田口:「やめろ~」


遂に粟田口は、大臣室の机の下へ逃げ込んだ。

しかしサランが杖でつつく。「大臣、往生際が悪すぎます」

千代が「秘書、なめんじゃねえ~~え!」と叫んで、皆で「このかす!」と机を倒した。


この期に及んでも、粟田口は「国民の皆さん、私は何も知りません。すべて秘書が」と言った。

その情けない映像が瞬く間にネットに流れて、粟田口は笑い者になった。

そして粟田口は辞任。


エピローグ


萬のラーメン屋に集まった秘書7人

七菜が突然の結婚宣言。

お相手は・・・・・・リモートで愛を育んだエリート?


メッセージのやり取りを見た秘書たちは、この男が結婚詐欺師であることを見抜く。

七菜がその男との待ち合わせ場所に行くと、秘書たちも来た。

それぞれがその男と結婚の約束をして、金を無心されたという。

やっと騙されたことを知った七菜と秘書たちは、萬と一男のラーメン屋へ。

『七人の秘書』最終回の感想

『七人の秘書』最終回の感想です。




最終回では、萬と秘書軍団が粟田口に見事勝利!

「名乗るほどの者じゃございません」がもう聞けないかと思うと、寂しいです。


一男が、想像以上に愛すべきキャラクターでした。

弱いけど心が真っ直ぐなんて、愛しくなりました。


昔の粟田口が、正義感あふれる政治家だったことがショック。

そんな時代もあったんですね~。

しかし現在の粟田口は、権力に取り付かれた怪物。


東都銀行の頭取も、昔は「うな重の梅」を頼むようなほがらかな人柄でした。

それなのに今は、七菜を怒鳴るような横柄な人物になりました。

人が権力に負けるのには、ほんの短い時間しか必要ないのですね。


「大事なことはすべて密室で決まる」

「国民はへいこらしたらええんや」

これはまさに今の日本の政治を風刺したセリフ。

現実も秘書たちが成敗してくれるといいのですがね~。


高視聴率で面白いドラマだったので、是非とも続編希望です。

その時代のタイムリーな悪を爽快にやっつけてほしいな~。