主演の知英(ジヨン)さんが1人7役を演じることで話題の『オーファン・ブラック~七つの遺伝子~』。
1話で登場した沙羅(知英)と同じ顔の女は2人で、1人は刑事・椎名真緒子で、もう1人はなんと韓国人で赤い髪の女でした。
いきなり1人3役を演じ分けた知英さんの演技力ですが、ツイッターでは絶賛の嵐でした。
この記事では、『オーファン・ブラック ~七つの遺伝子~』で登場した“謎の赤い髪の韓国人女性”についてまとめました。
もくじ
『オーファン・ブラック ~七つの遺伝子~』赤い髪の韓国人女性の登場シーンは?
1話で登場した赤い髪の韓国人とは、左から3番目の人物(知英)です。
1話の簡単なネタバレとともに、赤い髪の女の動向を追ってみましょう。
赤い髪の女・最初の登場シーン
元・施設育ちの主人公・沙羅(知英)は、貧乏で孤独な毎日を送っていました。
一人娘の萌絵(庄野凛)は、沙羅がだらしないから、沙羅の育ての親である冴子(麻生祐未)と暮らしているのです。
沙羅はいつかお金をためて萌絵を迎えに行くのが夢なのですが、生活は一向に良くならず自分の運命を呪う日々。
そんなある日、沙羅は自分とそっくりな女が駅のホームで飛び込み自殺する現場に出くわします。
その女の名前は、椎名真緒子といって、裕福な生活をしていることが判明。
沙羅は、一緒に施設から冴子に引き取られた弟分・薫(西銘駿)と結託して、真緒子になりすますことにします。
目的は、真緒子の預金・750万円を頂戴すること。
これだけあれば、萌絵と薫と3人でどこかで暮らせます。
沙羅は、真緒子の家に入り、真緒子の服を着て銀行に向かいますが、その途中にカフェで赤い髪でサングラスをした女が微笑みながらこっちを見ていることに気が付きます。
「もしかして、真緒子の友人なのだろうか?」と怯える沙羅。
次の瞬間には赤い髪の女はどこかに消えてしまいました。
赤い髪の女・二回目の登場シーン
実は、真緒子は刑事でした。
そして、最近、強盗事件の重要参考人である「高畑智子」を銃で殺してしまっていました。
「もしかして自殺の原因は、このことなのだろうか?」と思う沙羅。
そんな沙羅を、赤い髪の女は尾行します。
赤い髪の女・最後の登場シーン
真緒子と入れ替わった沙羅の身内(施設の仲間)だけの葬儀が、沙羅の腐れ縁の恋人・ナガセ(高橋努)の指揮のもと、波止場で行われました。(沙羅は真緒子と入れ替わったので、世間では死んだことになっているのです。)
そこへ沙羅の娘・萌絵と冴子も、ナガセに呼ばれて現れました。
対岸からそれを発見した沙羅は、「止めてーっ!」と薫に命令。
自分が死んだと娘に思われては、たまったものではないからです。
沙羅は急いで車に戻りますが、その車の後部座席に赤い髪の女が座っていました。
びっくりしてしまう沙羅。
そしてサングラスを外した赤い髪の女は、沙羅とうり二つの顔でした。
しかも、韓国語を話してきました。
沙羅は、またしても現れた自分と同じ顔の女に、衝撃を受けてしまいます。
赤い髪の韓国人の女は、病気が重いとのこと。
せき込んでは、ハンカチで赤い吐しゃ物をぬぐっています。
「娘に、(自分は生きていることを)説明しなくちゃ!」とその場を去ろうとする沙羅を引き留めて、赤い髪の女は話を続けます。
「私よ、オク・ヨンエ。
真緒子、娘がいるのね……、知らなかったわ。
私も子供が欲しかった、でもあきらめた。
今、勇気をもらったわ。
私、一人じゃないこと、今、勇気もらったわ。」
沙羅は「ゴメン、何言ってるかわからない。車から降りて。」とオク・ヨンエと名乗る女に言います。
「あなた、真緒子じゃないですね?あなた誰?」と不審な目を向けるオク・ヨンエ。
次の瞬間、なんの前触れもなくオク・ヨンエは何者かに銃で頭を撃ち抜かれて倒れました。
銃撃はさらに続き、沙羅は車を出して逃走します。
『オーファン・ブラック』2話あらすじ
沙羅は車を出して逃走しますが、そこへ真緒子のピンクの携帯が鳴り響きます。
電話の相手は、東北弁の女。
オクが亡くなったことを告げるとショックを受けて、「私たちは誰かに狙われてるって、全部本当だったんだ……」と言います。
女は、オクの髪の毛と血液を“サンプル”として持って来るよう沙羅にたのんで、電話を切ってしまいます。
沙羅は、真緒子の起こした高畑智子(鳥居みゆき)誤射事件について書かれた調書を読むうち、真緒子の身に何が起きたのか興味を抱きはじめます。
真緒子は何故自殺して、オクは殺されたのか?
オクの所持品からホテルのカードキーを見つけた沙羅は、オクの泊まっていたホテルを訪れます。
部屋は何者かに荒らされた形跡があり、テーブルには聖書と首のもげた人形が。
沙羅は、改めて自分が危険な立場にいることを認識します。
そして突然、ホテルのドアが激しくノックされます。
緊張の中、ドアを開けるとそこには……。
2話では、沙羅が山にオク・ヨンエの遺体を埋めにいきます。
自分に疑いの目が向くのを避けるためですが、相当ヤバイことになってきました。
赤い髪の女 オク・ヨンエは何故殺されたのでしょうか?
“赤い髪の女”の原作ネタバレとは?
『オーファン・ブラック ~七つの遺伝子~』の原作は、アメリカの海外ドラマ『オーファン・ブラック暴走遺伝子』です。『オーファン・ブラック暴走遺伝子』とは、2013年、season1の放送とともに「面白い」と話題になり、現在season5まで放送されている人気ドラマシリーズ。
ストーリーのネタバレは、主人公と同じ顔を持つクローン人間が複数登場、主人公が、自らの出生の秘密、その背後にある遺伝子捜査計画を探っていくという迫力ある物語です。
『オーファン・ブラック ~七つの遺伝子~』は日本版にリメイクされたものですが、大筋としては『オーファン・ブラック暴走遺伝子』の流れを汲んでいると考えて間違いないでしょう。
原作で登場する赤い髪の女は以下の人物です。(右斜め上の人物)
オーファンブラック S1-4 までで登場のクローンたち pic.twitter.com/ZsL9FsmdyY
— JüM@海外映画&ドラマ (@JuM_moviegeek) 2014年11月21日
カーチャ(Katja)
演 – タチアナ・マスラニー
クローンの一体であるドイツ人女性。髪を赤く染めている。サラが2番目に会ったクローン。引用元: オーファン・ブラック 暴走遺伝子
原作では、赤い髪の女の名前はカーチャで、ドイツ人。
日本版では、韓国人に変えてきたのは、沙羅を演じる知英さんが韓国人だからでしょう。
オーファンブラック面白い( ゚д゚ )ジヨンが日本語上手くなってて、日本人の日本語と韓国人の日本語使い分けてて本当すごいwwww
— たそまん (@taaso_chan) 2017年12月2日
オーファン・ブラックってやつ
— みづき (@__moonbin0126) 2017年12月2日
ジヨン主演ってすごいな。
韓国人特有のなまりがない👍
ツイッターでは、「韓国人のたどたどしい日本語と日本人のネイティブな発音使い分けてるのが凄い」など知英さんの“演じ分け”を絶賛する声多数でした。
ちなみに、椎名真緒子の原作での人物は以下です。
エリザベス・”ベス”・チャイルド(Beth)
演 – タチアナ・マスラニー
カナダ生まれ。捜査中に誤って一般の民間人とされるマギー・チャンを射殺した過去を持つ女刑事。カーチャとの接触によりクローン狩りの存在を知った。
彼女の自殺およびサラによる成り代わりが物語の起点となる。引用元: オーファン・ブラック 暴走遺伝子
上記から推測すると、真緒子は赤い髪の韓国人 オク・ヨンエと以前に接触していて、クローン狩りの存在を知っていたということになります。
真緒子の貸金庫に入っていた資料にオク・ヨンエの名前もあったことから、真緒子は自身の出生の秘密とクローン人間について独自に調査していたのでしょう。
資料の内容とは、以下です。
吉岡理華 平成2年4月4日生まれ
椎名真緒子 平成2年4月1日生まれ
小田切泉 平成2年3月30日生まれ
オク・ヨンエ 1990年3月24日生まれ
おそらくこれは全て、クローン人間でしょう。
真緒子の自殺の原因は、今後のストーリーで明らかになりますが、自分がクローンだと知ってしまったことに関係があるのは間違いないでしょう。
オク・ヨンエは同じクローンである真緒子を頼って日本にやってきたと思われますが、目的は何だったのでしょうか?
原作によると、自国(今回は韓国)のクローン狩りから逃げてきたということなので、おそらく今回も同じでしょう。
ここで疑問になるのが、クローン狩りとは何か?
何者かが、クローンを一人ずつ抹殺していくわけですが、その目的は何なのか?
まとめ
『オーファン・ブラック~七つの遺伝子~』1話に登場した、沙羅(知英)そっくりの赤い髪の韓国人についてまとめました。これからどんどん沙羅のクローンが登場してくるわけですが、主演の知英さんの“演じ分け”に大注目したいと思います。