「ラジエーションハウス」原作のあらすじの結末をネタバレ・前編!天才・五十嵐唯織の正体とは?

平成最後の月9となるドラマは、『ラジエーションハウス~放射線科の診断レポート~ 』(フジテレビ系)。

おきて破りの天才放射線技師・五十嵐唯織を窪田正孝さんが、ヒロインとなる放射線科医・甘春杏を本田翼さんが演じます。

原作の唯織は普段はヘタレなのですが、いざスイッチが入ると天才ぶりをいかんなく発揮して、滅茶苦茶カッコいい!

当記事では、新月9ドラマ『ラジエーションハウス』の原作のあらすじ・前編をネタバレしてまとめています。


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『ラジエーションハウス』とは?




新月9ドラマ『ラジエーションハウス』とは、レントゲンやCTを操る放射線科を舞台に、患者の病やケガの根源を見つけ出すエキスパートたちの戦いを描くドラマ。


窪田正孝さんが、月9初主演で“天才放射線技師”・五十嵐唯織(いがらし・いおり)を演じます。

“放射線技師”とは、エックス線やCTを使って病変を映し出す専門医。

診断や治療は出来ませんが、病気の早期発見に貢献する“縁の下のヒーロー”なのです。


ヒロインの本田翼さんは、唯織が片思いする使命感の強い放射線科医・甘春杏役を演じます。


『ラジエーションハウス』の原作とは?


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『ラジエーションハウス』の原作は、横幕智裕(原作)、モリタイシ(漫画)の同名漫画で「グランドジャンプ」(集英社)で連載中、既刊7巻(2019年3月23日現在)。

知られざる放射線技師の世界にスポットを当て、知的好奇心もくすぐる娯楽作として人気に。

『ラジエーションハウス』主な登場人物

『ラジエーションハウス』の主な登場人物をご紹介します。

五十嵐唯織(いがらし・いおり):窪田正孝(くぼた・まさたか)

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アメリカ帰りの天才放射線技師。

穏やかで心優しく一途ですが、基本的にヘタレ。


甘春杏(あまかす・あん):本田翼(ほんだ・つばさ)


前院長の娘で、放射線科医。

勝ち気な性格で、医師としての使命感や責任感が強い。


広瀬裕乃(ひろせ・ひろの):広瀬アリス


放射線技師で、唯織の同期。

一生懸命だが不器用。

喜怒哀楽が顏に出る。


大森渚(おおもり・なぎさ):和久井映見(わくい・えみ)


甘春病院の院長。

病院の“良心”で、みんなを母親のように見守る。


黒羽たまき(くろはね・たまき):山口紗弥加(やまぐち・さやか)


放射線技師。

ドSな毒舌家。


小野寺俊夫(おのでら・としお):遠藤憲一(えんどう・けんいち)

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技師長。


軒下吾郎(のきした・ごろう):浜野謙太(はまの・けんた)

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放射線技師。


辻村駿太郎(つじむら・しゅんたろう):鈴木伸之(すずき・のぶゆき)

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整形外科のイケメン医師で、杏のことが好き。

『ラジエーションハウス』のあらすじを原作ネタバレ・前編

『ラジエーションハウス』のあらすじ・前編をネタバレしていきます。

五十嵐唯織と甘春杏の再会



五十嵐唯織(窪田正孝)は、色んな病院をクビになってきた放射線科医。

今回も院長の頭部のMRIを別の人間のものだと言って、クビになりました。


唯織が甘春総合病院の求人募集を見ると“放射線技師”の募集があり、幼馴染の甘春杏(本田翼)が放射線科医として写っている写真がありました。


唯織は甘春病院に中途採用されて、杏と20年ぶりの再会。


唯織は大好きな杏に会えて喜びますが、杏は唯織のことを覚えていませんでした。

唯織は大好きな杏との“幼い日の約束”を守って、放射線科医になったのに……。


杏は唯織を覚えていないだけでなく「放射線技師は、マニュアル通りに写真を撮ってくれればあとは私が診断しますので」と放射線技師を見下した態度を取りました。

唯織の同期の広瀬裕乃(広瀬アリス)は、杏のことを嫌な感じだなと思います。


杏は、挙動不審な唯織をなぜ採用したのか、院長の大森渚(和久井映見)に聞きに行きます。


大森渚は、唯織を採用した理由を以下のように語ります。

アメリカで最も権威あるピレス教授の講義で、唯織が発言したことがあり、そのときピレス教授は「実に惜しい」と言った。

ピレス教授の講義は非常に難問を課すことで有名で、正当に近づくことすら稀。

教授をして「惜しい」と言わせたのだから、優秀な人材。

杏は「おそらく人違いでは?そもそもそんなところにいるはずがないじゃないですか。たかだか放射線技師の彼が」と相変わらず高慢な態度。

渚はそんな杏に「困った時は、彼を頼るといいわ」とアドバイス。


放射線科医はドクターズ・ドクター


日本では、医者といえば臨床医、特に手術で患者を救う外科医のイメージが強い。

その反面、放射線科医のように患者さんと直で接することの少ない分野の医師は、世間的にもあまり注目を浴びることなく、なり手も少ない。

地位も名誉も外科医に遠く及びません。


一般の人は、診察室で直接向き合う外科医や内科医が、レントゲンやCT・MRIの画像を診断していると思っていますが、診断しているのは放射線科医。

アメリカでは日本とは違って、放射線科医・病理医・麻酔科医の3つの分野は、とても重要視されているし人気も地位もあります。

彼らがいないと病院が成り立たないことから、ドクターズ・ドクター(医者をリードする医者)と呼ばれているのです。


特に放射線科医は、その病院の全ての患者のCTやMRI画像を読影して診断を下す重要な役割を放っています。

その診断によって病院の質が決まると言っても過言ではありません。


そしてその放射線科医を生かすも殺すも、放射線技師の腕次第。

良質な画像がなければ、正しい診断が出来ないから。


渚のもとに、唯織がクビになった病院から電話がありました。

唯織が言った通り、院長の頭部のMRIが別の人間のものとすりかわっていたのです。

唯織はたった一度見ただけで院長の画像を暗記していて、院長は唯織のような優秀な人材を失って残念だと言いました。


その頃、唯織は杏が自分を覚えていないのは、苗字が変わったせいに違いないと思い、早く苗字が変わったことを杏に伝えなきゃと焦っていました。

唯織が杏と別れた後に唯織の両親は離婚して、唯織の姓は窪田から五十嵐に変わったのです。

しかし唯織が話しかけようとすると、杏は殺気を感じて警戒します(笑)。


ケース1:写真家・菊島の頭痛の原因は?


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著名な写真家・菊島亨が頭痛で倒れ、甘春病院に緊急搬送されました。

しかし頭部のCTもMRIも、※金属アーチファクトが出て正確な画像が撮れません。

※金属アートファクト……体内に金属がある場合、その周辺が正常に写し出されずに欠けたり歪んだりすること。


菊島は、南米を旅行中に現地で銀歯を入れていたので、それが原因。

銀歯を抜いてもらう以外に正確な画像を撮る方法はありませんが、甘春病院に歯科はありません。


そして菊島が、以前に脳動脈瘤の手術を受けたことがあることが判明。

もし頭痛が脳動脈瘤の再破裂の兆候なら、非常に危険です。


※造影剤を使えばマシな写真を撮ることができますが、菊島にはアレルギーがあります。

※造影剤……血管や特定の組織・臓器の画像診断検査をより分かりやすくするために使用する様々な薬剤。


その頃、唯織は菊島の病室に行って話をしていました。

実は唯織は菊島と会うのは2度目でした。

唯織は「見えないものでも見ようと、映そうと努力すれば映すことができるんだ」という菊島の考えに共鳴します。


菊島は「今度娘が結婚するから2人の写真を撮ってくれと頼まれたが、手術ともなればもうダメだろうな」と気を落とします。

唯織は「だったら僕にあなたを撮らせてもらえませんか」と申し出ます。


菊島が再び頭痛を訴え、杏は造影剤を使うことを決断。

技師長の小野寺は「重い副作用が出るかもしれないんだぞ」と忠告しますが、「それでも命に関わる脳動脈瘤再破裂の治療を優先する方が先です!」と杏。


唯織は位相(いそう)画像(普通なら捨てる画像)から信号を組み立てなおすという高等テクニックで、菊島のMRIからアーチファクトを消し去りました。

すると、菊島は脳動脈瘤再破裂ではなく、脳に寄生虫が寄生していたことが判明。

菊島は去年、撮影旅行でボリビアを訪れたと言っていたので、そこで生の蟹を食べたことが原因で感染したものと考えられます。


杏は唯織のおかげで、誤診して病院の評判を下げずにすみましたが、悔しさの余り凄い形相に(笑)。

その後無事に退院した菊島から唯織にハガキが届き、そこには「この度は本当にありがとう。言うなれば君も我々と同じ。目では見えない身体の中を視る。病の写真家言ったところだろうか」と書かれていました。

そして菊島は、娘の結婚写真でワールドグラフィック賞の金賞を受賞。


五十嵐唯織の正体


実は、院長の渚は唯織について杏に虚偽の情報を与えていました。

真実は以下です。

ピレス教授の講義で、唯織が発言したとき、教授は「実に惜しい」ではなく「正解だ、エクセレント!」と言った。

そして教授の「実に惜しい」とは、唯織を自分の研究室に残せなくて残念だという意味だった。


唯織は日本で放射線技師になる道を選んだ。

世界的権威のピレス教授の研究室より、杏との約束の方が大事だったから。


ピレス教授ほどの権威にそう言わしめた唯織の能力を裏付けるように、唯織のタブレットには世界中から読影を依頼する画像が集まってくる。

実は唯織は「医師免許」を持つ放射線技師だったが、甘春病院で働く条件として「医師免許」を持っていることを内緒にしてほしいと渚に頼んだ。

世話になった人への義理もあって、個人的に依頼された読影(放射線科医の仕事)はやっている。

渚は「医師として働いた方があなたにとっても、やりやすいと思うんだけどな」と言いますが、「約束なんで」と唯織。

唯織の脳裏には、幼い杏の顔が浮かんでいました。


唯織と杏の約束



唯織と杏は、幼馴染で仲良しでした。

杏は、ケガした犬の足を自分の靴下で治療してあげるような優しい少女でした。

ある日、杏は唯織に「私はパパと同じ放射線科医になるの。唯織は放射線技師になって私のお手伝いをするんだよ」と言いました。

その後、2人は唯織の親の離婚が原因で離ればなれになりますが、杏は最後に「約束だよ!私が放射線科医で、唯織が放射線技師で、私のお手伝いをするんだよ!」と言ったのです。


ケース2:蛭田真貴の胸のしこりの正体は?(マンモグラフィ)


蛭田志朗(ひるだ・しろう)と真貴(まき)は、ゲームが共通の趣味の美女と野獣夫婦。

志朗はずっと好きだった幼馴染の真貴と結婚できて4年、本当に幸せだと思っていました。


ところが、真貴の胸にしこりが見つかって再検査。

杏は真貴の乳房のレントゲン写真(マンモグラフィ)を見て、「顔つきの良くないスピキュラ(棘状のしこり)。悪性の疑い。要超音波検査」と診断。


真貴は「胸のしこり、やっぱり悪性みたい。きっと私乳がんなんだよ」と絶望して、志朗は「僕がついているから!」と真貴を抱きしめました。

彼女の不安を少しでも取り除いてあげれれば……と思う志朗。


その後、志朗は病院で唯織にぶつかります。

志朗は、医療関係者である唯織に「どうか話を聞いてくださいませんか?!」とたのみ、唯織は承諾。


志朗は、大好きな真貴が“乳がんの疑いあり”と診断されて不安でたまらない気持ちを述べます(泣きながら)。

そして自分の人生は、自分の努力ではなく彼女に与えてもらったものだから、彼女の幸せが自分の幸せなのだと語りました。

唯織も自分の人生は杏ちゃんに与えてもらったものだと思っていたので、志朗に激しく共鳴。


志朗は、実は唯織に医師免許があると知ってびっくり。

唯織は“最高の放射線技師”になるために病気のことを自分でも知っていた方がいいと思って“医師免許”を取り、海外を回り、たくさん回り道をして、今甘春病院で放射線技師をしているのです。

唯織が医師免許があることを周りに内緒にしているのは、技師として働きにくくなるから。


唯織が志朗に「真貴さんを僕に診させていただけませんか?」と提案すると、「よろしくお願いします!」と志朗。

唯織はもう一度真貴のマンモ(乳房のレントゲン)を撮りました(ちゃんと胸をつぶして正確に)。


唯織の真貴のマンモに対する診断結果は、RSLというレアな良性の腫瘍。

悪性ではなく、普通は治療の必要がないものでした。


真貴の場合はしこりが大きいから一応組織は調べたほうがいいけれど、まず大丈夫。

前回悪性と診断された理由は、きちんと乳房をつぶして撮影しなかったから中心部分が綺麗に見えなかったから。


志朗は「本当に良かった」と涙や鼻水も出して喜びました。

そして杏はまたしても誤診になるところを唯織に救われて、「あいつ何者?」と思っていました。


杏が謝罪


放射線科のメンバーで、唯織と裕乃の歓迎会が開かれました。

その席で杏は「放射線技師はマニュアル通りに写真を撮ればいい」と暴言を吐いたことを謝罪。


そして唯織に向かって「この調子でがんばってください」と言いました。

唯織は「杏ちゃんに認められた」と舞い上がります。


しかし杏は、唯織が千葉美佐子という患者の胸を触診しようとしてマンモ室に無許可で入ってきたことについては怒っていました(美佐子は婦人雑誌の記者で、もう少しでセクハラ騒動になるところだった)。

唯織は千葉美佐子の胸に“ある疑い”を持ったのですが、それについては後日詳しいことが判明します。


ケース3:健太郎の膝の痛みの原因は?(50分の1の少年)


千葉美佐子の息子・健太郎は、膝の痛みを訴えて甘春病院へ。

杏が健太郎の膝のレントゲン写真を診た限りでは、成長痛。

健太郎は仕事で忙しい母親の時間をムダに使わせたと落ち込み、杏は「お母さんは健太郎くんのことを一番大事に思ってるよ。ただの成長痛だから大丈夫」と慰めました。


健太郎の祖母は脳腫瘍で亡くなって、叔母は白血病で亡くなっていたことを知った唯織は、美佐子に「もう一度この子の膝のMRIを撮ってください」と頼みます。

「もしかすると、あなたの家計はリ・フラウメニ症候群の疑いがあります」


唯織は、T2強調画面では異変はわかり辛いと判断し、T1強調画像を杏に提出。

杏は画像を見て驚愕、なんと健太郎は骨肉腫だったのです。


骨肉腫とは、簡単に言うと「骨のがん」で、発育の盛んな10代に多く発症する悪性腫瘍。

痛みが激しくなってからでは手遅れになりやすい非常に早期発見の困難な病気。


唯織が言った「リ・フラウメ二症候群」とは、家族性にがんを多発する突然変異で、遺伝性疾患。

唯織は健太郎の血縁でおばあさんが脳腫瘍、おばさんが白血病で亡くなったと聞いて、もしかしたら膝の痛みは骨肉腫ではないかと思ったのです。


健太郎は「お母さん、ごめんね。50万人に1人しかかからない病気になっちゃって」と謝りますが、美佐子は「あなたは私にとって、1分の1のかけがえのない存在なの!」と言って抱きしめました。

杏は「今回もアイツ(唯織)が気づいていなかったら、誤診するところだった……」と涙を流しました。


ケース4:デンスブレスト・美佐子


唯織は、健太郎の母・美佐子にもう一乳がんの検査を受けるように言います。

美佐子は一度乳がんで、乳房を片方全摘されていました。


美佐子は「私は言われるまでもなく、再発のリスクだって考えて毎年欠かさずマンモ検査を受けてきたわ」と言いますが、「残された右胸にも隠れた“がん”が潜んでいる可能性があります」と唯織。


美佐子は、この間のマンモ検査でも“異常なし”だったのにどうして……と驚愕。

唯織は、美佐子は“デンスブレスト”であり、マンモグラフィ検査だけではしこりを見つけにくいタイプであることを説明しました。


“デンスブレスト”とは、文字通り乳腺が発達し、濃く密集している乳房のこと。

つまり“デンスブレスト”の人は乳房全体が白く写り、腫瘍が見つけにくいのです。

それはたとえるなら、「雪山の中で白ウサギを探す」のに似ています。


そしてアジア人の多くが、日本人だと半数以上、場合によっては80%近くの人が“デンスブレスト”に該当すると言われているにもかかわらず、医師が患者のデンスブレストに気づいたとしても告知義務はないのです。

美佐子は「どうしてそんな大事なこと教えてもらえないんですか!」と泣き叫び、唯織は「今の千葉さんに納得してもらえる言葉は僕にはありません。でも日本でも少しずつですが変わりつつあります。出来るだけ早く超音波検査を受けてください!」と言いました。


美佐子は、昔のことを思い出します。

美佐子は胸が自慢でビキニも似合う女性でしたが、ある日乳がんが見つかって左の乳房を全摘されました。

乳房再建手術も、シリコンを入れることで乳房は再建できたものの、当時ヘビースモーカーだった美佐子にとって、乳頭の再建はあきらめざるを得ませんでした。

女としての自信を失った美佐子は夫と離婚して、仕事に没頭して生きてきたのです。


美佐子は、健太郎に2度と寂しい思いをさせたくないとの思いから、超音波検査を受けることを決意。

唯織は美佐子の左胸に布をかぶせてあげて右胸を超音波検査しましたが、異常は見つかりませんでした。


しかし唯織は「造影剤を使ったMRIの検査もやるべき」と杏に主張。

杏は「過剰な検査は、患者さんの負担になつだけです!」と猛反対しますが、唯織は「で、でもですね」と食い下がります。


唯織は、昔、ゲームを同級生に取られたとき、杏が「唯織はそのゲームやりたくないの!?やりたいんだったら行動しなくちゃダメだよ」と言ってくれたことを思い出します。

そして「自分が責任を持って、検査時間外でやるのでお願いします!」と杏に頭を下げました。


美佐子は“リ・フラウメニ症候群”で“デンスブレスト”でもあるハイリスクな患者だから、より精度の高いMRI検査も必要だから。

唯織に「甘春先生!患者さんのことを考えるならば……!」と迫られて、とうとう杏はMRI検査の許可を出しました。


唯織は「取り越し苦労ならそれでいい」と思いながら、美佐子のMRI画像を撮りました。

結果は、蜘蛛の巣状の非浸潤性乳がんでした。


「このがんは、MRIじゃなければ見つけられなかった」と愕然とする杏。

「どうしてアイツには全部見えているの?私には見えない」と深く落ち込みます。


美佐子は、右胸も全摘することになりました。

美佐子は「手遅れになる前に見つけていただいてありがとうございました」と唯織に頭を下げましたが、唯織は「もっと……何とかできたと思います……」と自分の力なさを詫びました。

さらに、アメリカでは“デンスブレスト”であることを医者が患者に言うことを義務付けられているが、日本でもいずれそうなる為にはまず今は“デンスブレスト”の存在を広く知ってもらうこと、そしてそういう人たちだけでもまず超音波検査を自主的に受けてもらえるようにということを力説しました。


美佐子は「もう少し早くあなたのような方と出会えていたら……」と涙を流しました。

生きるためとはいえ、両乳房を失うのは本当に辛いことだから。

唯織は「なんでも自分ひとりで抱え込まないでくださいね」と最後にアドバイス。


美佐子が家に帰ると、“お母さんおめでとう”のチョコレートが飾られたバースデーケーキが置いてありました。

離婚した夫も来ていて「やり直そう」と言ってくれました。

美佐子は「私おっぱい両方なくなっちゃうの。伸ちゃんならもっといいひとが……」と言いますが、「僕は君の外見だけを好きなわけじゃないよ。君という人を丸ごと愛しているよ」と夫。


美佐子は夫とやり直す決意をして、“デンスブレスト”について記事に書きました。

多くの女性の乳がんが早期発見されることを願って。


杏の過去


唯織は、病院にやってきた杏の母親から、杏の過去について話を聞きます。

杏の弟の久志が、5歳で交通事故で亡くなった。

原因は飼っていた犬を追いかけて、車道に飛び出したこと。


飼っていた犬は杏が拾ってきたものだったので、杏はこの事実を重く受け止めた。

実際のところ父親は、女の子の杏ではなく久志を後継者に考えていた。


杏は、それこそ久志の分までこの病院を守るんだという気持ちでやってきた。

そんな中、この病院の院長だった父親が倒れてしまい、なおさら自分で全てしょい込むようになった。

唯織は、自分は杏のことを何もわかっていなかった、と猛省。

きっと僕との思い出は、アンちゃんの中にある。

今は触れられないだけで、アンちゃんはあの頃から変わっていない。

杏が唯織を意識し始める


杏は、久しぶりに友人の千秋に会って「私、放射線科医に向いてないのかも」と愚痴ります。

そして五十嵐唯織という放射線技師が自分の診断結果にナンクセをつけるのだが、そいつが正しいことも多々あることも言います。


千秋は「その人のこと意識してるんじゃない?イケメン?」と興味津々な顏をしますが、「知らない!!」と杏。

めずらしくべろべろに酔った杏は「今日はありがとう」と笑顔で千秋と別れました。

「は~あ、あの子、あんなにかわいいんだから、あそこまで自分追い込んで苦労モードにしなくても、もっと人生イージーモードで生きられたろうに」と思う千秋。


その後、杏は牛丼屋から出てきた唯織とバッタリ出くわします。

「出た~!天敵・五十嵐唯織!何か用?」と指をさされて、「いや、ただ仕事終わりで夕飯食べてただけで」と圧倒される唯織。

杏は「それはおつかれさまでした」と言ってフラフラ歩き出します。


唯織はいつもと違ってハイテンションな杏を心配して、後ろから追いかけることにしました。

杏は「何で付いてくるんですか?」と言いますが、唯織は「家がっ、同じこっちの方なんで」となんとか胡麻化しました。


杏は唯織に自分が持っていたおも~い紙袋を渡して、身軽に歩き始めます。

唯織は、昔2人で歩いたことを思い出して懐かしい気持ちに。


不意に杏がズシャアッと前のめりに転倒。

唯織は「こういう時、抱き起こしてよいものか?」とあたふたしますが、杏は「お願いできますか?」と唯織に向かって手を出しました。

杏の手を取った唯織は、その後もドキドキ。


杏が「気持ち悪い」と口を押えたので、唯織はコンビニで硬水と軟水を買ってきました(どっちを杏ちゃんが好きかわからなかったので)。

杏は公園のベンチに座って待っていたので、唯織は水を持って隣に座りました。


杏が唯織にもたれかかってきたので、フリーズしてしまう唯織。

これはもしかして“お持ち帰りチャンス”ではないのか?

しかし杏の持っていた紙袋が落ちて、中から医学書がたくさん出てきたのを見て、正気に戻りました。


唯織は杏をおんぶして家まで送り届けました。

そして紙袋に水2本を入れて渡して帰りました。


翌朝目を覚ました杏は、紙袋の中から水を出してゴクゴク。

しかし「あれ?どーして私水が紙袋になるのを知ってたんだろう?」と疑問に。

もしかして昨日わたし、あいつといなかった?

もしくは夢?単にあいつの夢を見ただけで……!

イケメン整形外科医・辻村駿太郎


イケメン整形外科医・辻村駿太郎(つじむら・しゅんたろう)は、週に3回甘春総合病院に外来で来る“整形外科若手のエース”。

駿太郎が甘春病院に来る目的は、ズバリ甘春杏。


杏が唯織に「私、昨日あなたに会ったんですか?」と言ってにらむ様子を見て、「あの男、一体何者なんだ?」と思う駿太郎。

さわやかな顏して実はドМの駿太郎は、自分も杏にいじめられたい……と羨ましく思うのでした。


杏は「きのうはお水をありがとうございました」と唯織にお礼を言って立ち去りました。

駿太郎は、唯織に対してライバル心を持ちます。


ケース5:坂本美月の肩の痛みの原因は?(広瀬裕乃大活躍)


坂本美月(22)は、原因不明の肩の痛みを訴えて、藤江クリニックから甘春病院に来た患者。

すぐにでも痛みを取りたいと急いでいます。


右肩の痛みを訴えていますが、藤江クリニックが撮影した肩関節の画像は“関節の抜け”が甘く、あまり慣れてない人間が撮ったようです。

“関節を抜く”とは、レントゲンを撮る際にポジショニングで角度を合わせてピンポイントに関節の間を撮ること。


杏は「五十嵐先生はどう思いますか?」と唯織の考えを聞いてきました。

唯織は「僕もこの肩関節の画像は明らかに抜けが甘いと思いますし、まずは正しい角度で再撮影するのがいいと思います」と答え、杏は「わかりました。ウチでもう一度再撮影しましょう」と五十嵐の意見を採用。

鏑木は「どういうことだ?これまで技師の言うことなど耳を貸さなかったのに」と疑問に思います。


広瀬裕乃が、坂本美月のレントゲン写真を撮ることになりました。

裕乃は、天才技師・唯織にコンプレックスを感じて自信を持てずにいました。

さらに不注意から坂本美月にぶつかってしまい、ますます余裕を失ってしまうことに。


杏は、裕乃が少し前の自分に似ていると思い、心配して部屋をのぞいてみます。

裕乃は帰った後で、唯織が専門書を読んでいました。

杏は、唯織だって同じ人間で、きちんと勉強して努力していることを思い知らされます。


裕乃は自分が高校時代好きだった「FLY AGAIN」を美月も好きだと知って、意気投合。

坂本美月は大学4年生で、高校の同級生たちとバンドをしていました。

次のライブで最後にしようと決めたのに、肩を痛めてしまったので焦っていたのです。


裕乃は高校時代、バレー部のエースでした。

しかし高校最後の大会を前に、左膝靭帯断裂で全治8か月の大怪我を負って大会には出られず、大学の推薦も流れました。

裕乃は「坂本さんには私と同じ思いをさせたくない」と意気込みます。


裕乃は誠意をもって坂本の肩関節を撮影しましたが、先輩技師・軒下吾郎(浜野謙太)に「肩の写真なのになんでこんなに広く撮ったんだ?」と怒られます。

実は裕乃が広く撮ったのには理由があったのですが、軒下は勝手に画像をトリミングしてしまいました。


杏は「異常は見当たらないように見えますが、五十嵐さんの意見も聞いてみましょう」とまたしても唯織を呼びました。

アンちゃんに頼りにされた唯織は、すぐにしっぽを振ってやってきました。

「これを見る限り異常はないようですね。ちなみにトリミングはしてますか?」


軒下が元の画像をトリミングしたことを知った唯織は「どうしてわざわざ設定を変えてまで広い班員を撮ったのですか?」と裕乃に質問。

裕乃は「患者さんが痛そうにさすっていたのが、肩だけというより背中にかけてだったので……」とたどたどしく答えました。


唯織はトリミングした画像を元に戻しました。

すると、肺尖部の濃度が他の肺野に比べてわずかに黒いことが判明。

杏は「広瀬さん、この患者さんすぐに胸部の条件で再撮してもらえますか?」と言いました。


坂本の病名は“気胸”でした。

“気胸”とは、肺から空気が漏れて肺が縮んだ状態のこと。

長身の痩せた男が鳴ることが多く、放置すると肺の機能が低下したり、場合によっては生命の危険もある病気です。


“気胸”による胸の痛みは、肩に拡散することもあり、「肩の痛み」だと感じる人も少なくありません。

唯織は、裕乃が「患者さんが肩だけというより背中の方まで痛そうにさすっていた」と言ったことから、“気胸”の可能性を疑ったのです。

坂本の病状は早くて2、3日、長くても一週間で回復できるということなので、ライブに間に合います。


杏は「五十嵐さん、ありがとう。助かりました」と言って、唯織は「僕がずっと聞きたかった言葉だ」と感動。

唯織は「今回機転を利かせて広めに撮影したのは、間違いなく広瀬さんのファインプレーでしたよ」と裕乃にお礼を言いました。


その後、回復してライブも成功させた坂本から感謝のメッセージが届き、裕乃は「私じゃ五十嵐さんみたいなすごい技師になるのは無理だけど、少しでも患者さんに寄り添える技師になりたい」と前向きな気持ちになることができました。


その後も杏は、唯織にレントゲン画像を見せて「これ、どう思いますか?」とたびたび唯織の意見を聞くようになります。

アンちゃんに頼りにされて嬉しすぎる唯織は、ヘラ~としまりのない顔。

まとめ

新月9ドラマ『ラジエーションハウス』の原作漫画のあらすじのネタバレ・前編をまとめました。

いつもはヘタレなのに急にカッコよくなる一颯に、毎週胸キュンするのは間違いありません。


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