2021年4月8日(木)から新ドラマ『レンアイ漫画家』がスタート。
当ページでは、『レンアイ漫画家』の原作の最初から結末までをネタバレしていきます。
漫画命のおっさんレンアイ漫画家が、甥っ子を引き取る代わりに、22歳の女の子に疑似恋愛させる無茶ぶりのお話よね。
そうそう。一見偏屈で浮浪者みたいな外見の漫画家なんだけど、ヒロインはある理由から惹かれていくのよね。
『レンアイ漫画家』原作漫画とは?
『レンアイ漫画家』は、原案・企画は西田大輔、作画は山崎紗也夏による漫画で、1~5巻で完結。
2010年から2012年まで『モーニング』(講談社)で連載されていました。
物語は、天才だけど偏屈な恋愛漫画家・刈部清美(鈴木亮平)と恋下手女子・久遠あいこ(吉岡里穂)のラブストーリー。
清美の「俺の漫画のために恋愛しろ」という無茶ぶりに、父親を亡くしたレン(岩田瑠聖)の幸せを願うあいこが漢気で応えます。
『レンアイ漫画家』原作ネタバレ
『レンアイ漫画家』を原作ネタバレします。
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・刈部清美(ドラマでは清一郎/鈴木亮平):おっさんレンアイ漫画家で漫画至上主義
・久遠あいこ(吉岡里穂):モテない22歳の女子
・刈部レン(岩田瑠聖):清美の甥っ子。
・金條可憐(木南晴夏):清美と同じ雑誌で連載を持つ漫画家。刈部眞理子(清美のペンネーム)のファン。
・向後達也(片岡愛之助):清美の編集者。清美を深く理解する人物。
俺の漫画のために疑似恋愛しろ
葬儀屋・あいこ(吉岡里穂)は、22歳。
ある日、地元の先輩で初恋の人・刈部純(白石隼也/少年期:奥平大兼)の葬儀を請け負った。
純は20歳でデキコンして妻に先立たれた後、息子・レン(岩田琉聖)と2人暮らしだったとのこと。
葬儀場では、レンを誰が引き取るかで親戚同士がモメている。
正義感が強いあいこは、純の兄でレンの叔父・刈谷清美(ドラマでは清一郎/鈴木亮平)に引き取るように迫った。
すると、清美は「(レンを引き取る代わりに)俺の下僕になれ!」とあいこにとんでもない交換条件を提示してきた。
そしてフツーなら絶対断るはずのこの条件を、漢気溢れるあいこは受けて立った!
清美は、見た目は薄汚れたおっさんだが、職業・人気少女漫画家だった。
【ペンネームは、刈部眞理子(ドラマでは刈部まりあ)で、女性漫画家として売っている】
清美の要求は「俺の恋愛漫画のネタのために疑似恋愛しろ」というもの。
こうしてあいこは、清美が指定する、好きでもない相手と恋愛することになった。
悪魔の指令その1
(清美が指定してきた)あいこの最初のターゲット(恋愛相手)は、早瀬剛(竜星涼)。
なんと、清美の編集・向後達也(片岡愛之助)の大学ラグビー部の後輩!
偶然を装って、あいこは早瀬と運命の出会いを果たす。
最初は気乗りしなかったあいこだが、ハンサムで優しい早瀬のことを本気で好きになった。
あいこは「今度会うときはお泊りになるかも。あんな素敵な人と出会わせてくれて有難う~」と清美に大感謝。
しかし清美は「次は別れてこい」と命令!
清美の無茶苦茶な要求に、あいこは「別れたくない」と断固主張。
しかし清美の漫画のため、レンのためには別れなければならない。
あいこは、泣く泣く早瀬に別れを告げた。
その夜、清美からあいこに電話。
清美:「別れたか?話せ」
あいこ:「話してやるわよ~!」
悪魔の指令その2
その後も、清美からの“悪魔の指令”は続く。
今回のあいこの疑似恋愛相手は、フローリスト・前田(キャスト未定)。
(現在前田は離婚協議中とはいえ、既婚者!)
あいこは「もう疑似恋愛なんかやりたくない」と、清美の担当編集・向後(片岡愛之助)に猛反発。
あいこ:「どーせまた別れろって言うんでしょー!」
向後:「人付き合いしない刈部くんにとって、あなたは生の人間の窓口になっているんですよ」
レンの幸せを願うあいこは、仕方なくミッション遂行。
前田はあいこのことを好きになるが、あいこは思わず「本気はダメ!」と叫んでしまい、ミッション失敗。
しかも、元カレ・早瀬は、あいこのストーカーと化してしまっていた。
このままでは、皆が不幸になる~!
あいこは、行き場のない愛情を持て余す。
全力で愛したい 誰か
3人目の疑似恋愛の相手はレンの担任教師!清美があいこを気にし始める?
あいこは、レンの担任教師・大倉(稲葉友)といい雰囲気に。
しかしあいこは、清美の恋愛ミッションのせいで、恋愛がトラウマになっている。
あいこは「報告はするから、(大倉さんとの恋愛に)絶対に口出さないでください」と向後に釘を刺した。
そんな中、清美はあいこのことが気になり始め、あいこの恋愛相手に嫉妬し始める。
柄にもなく髭を剃ったりして、自分の見た目も気にするようになる。
あいこは大倉となら上手くいくと確信して、告白を決意。
しかし大倉は、彼女とモトサヤに戻ってしまった。
(これであいこは、3連敗)
4人目の疑似恋愛の相手は職場の後輩!しかしチャラい?
あいこの職場に、新人が入ってきた。
二階堂藤悟(眞栄田郷敦)といって、元ホテルマン。
半プロのダンサーというだけあって、かっこいい。
しかし他の女子とキスした後にあいこにもキスするなど、チャラい。
あいこの姉が上京
そんな中、あいこの姉が上京。
あいこの姉は、あいこの結婚相手を見定めるため、早瀬と二階堂を呼び出した。
あいこの姉:「どっちの彼と将来を誓い合うの?」
あいこ:「カンベンしてよっ……!」
あいこ:「私は自然ななりゆきで結婚したい」
あいこの姉:「結婚は不自然なものよ。100%の満足なんかなくてウンザリするけど、おつりがくるほど2人って楽しいわよ」
あいこの姉は「刈部くん、いいと思うわよ。あの人はまっすぐ。そばにいなくなってからじゃ遅いのよ」と言った。
あいこは、最近優しい清美のことが気になりだす。
清美が可憐と結婚
清美と同じ雑誌で連載を持つ金條可憐(木南晴夏)は、人気漫画家・刈部眞理子(ドラマでは刈部まりあ)に憧れ、一度でいいから会いたいと思っていた。
そんなある日、刈部眞理子=清美(男)と知った可憐は、そばで見守りたいという思いから、清美に結婚を要求。
自分の戸籍なんかどうでもいい清美は、仕事に集中するためにあっさり婚姻届けにサインした。
可憐は、大ファンの漫画家の妻になれて有頂天に。
清美の結婚に大ショックを受けたあいこは、偶然出会った前田のバイクに乗って遊びに行き、ヤケ酒してしまう。
清美にとって、愛を誓ったのは作品だけ。
漫画を書き続けるためなら、婚姻届けにだってサインする。
漫画を書き続けるためなら、婚姻届けにだってサインする。
あいこが清美に愛の告白
あいこは「(恋愛の)ネタあるよ」と、向後に持ち掛ける。
あいこが自分のことを好きだと知った清美は「面白え。続けろよ」。
あいこは、清美と出会ってから好きになるまでの話をする、
あいこが清美を好きになった理由は、さりげない清美の優しさに気づいたからだった。
可憐は、妻でも恋人でもないのに清美のアトリエに自由に出入りするあいこにイライラしていた。
刈部眞理子が男であることがバレる
刈部眞理子=男であることがネット上で拡散された。
(可憐は秘密を守っていたが、可憐の姪・麻央がうっかり口を滑らせたのだ)
カリスマ漫画家・刈部眞理子が熊のようなおっさんだと知った読者の中には、「もう刈部眞理子の漫画は読まない」と投稿する人も。
家の前には、ページを破られた清美の漫画が散乱!
逆上した清美は、家の前にたむろしていた野次馬たちに向かって、「俺が刈部眞理子だ~!」と自ら顔出ししてしまう。
騒ぎが収まるまで、清美の漫画は休載に。
そして清美は……寝室から出てこなくなった。
皆が心配する中、あいこだけは「ずっと働き通しだったら休むのはいいこと」とポジティブに捉える。
清美はもう1週間もペンを持っていない。
可憐は、自分のせいで清美の漫画家生命が奪われるのかもしれない事態に、真っ青。
休載期間が終わっても、清美は漫画を描かない。
清美は、あいことレンと過ごす普通の毎日に、幸せを感じ始めていたのだ。
清美の漫画のため全てを捧げてきた向後は、激しく落ち込む。
人付き合いが苦手な向後にとって、清美の漫画だけが光だったから。
向後の切実な気持ちを知ったあいこは、清美に漫画を描いてくれと頼むが、清美は聞き入れない。
あいこは、清美の前で清美の漫画『銀河天使』を読み始めた。
(ふだん漫画を読まないあいこは、『銀天』を初めて読む)
可憐とあいこが2人とも清美から身を引く
可憐と向後は、力を合わせて清美の説得に向かう。
しかし清美の返事はやはり「書かない」。
向後:「レン君とあいこちゃんのせいで現実が満たされたから、虚構の世界が書けなくなったんだよ」
可憐:「そんな原動力じゃ書けないわよ!」
清美は、漫画の道具を段ボール箱にどんどん投げ込む。
可憐は、清美の前に婚姻届けを突きつけた。なんとまだ役所に出していなかったのだ。
可憐:「あなたの作品が好きだから見守りたかった。描かないのなら関係はいらないわ」
可憐は「私も身を引くからあなたも引いて」とあいこに迫った。
清美が「邪魔だ出てけ。描く」と描き始めた。
あいこが清美と暮らし始める
数日後の夜、あいこが清美家に行くと、救急車が止まっていた。
幸い清美はただの食あたりだったが、あいこは死ぬほど心配した。
あいこは「一緒に住んでいい?」と清美に聞く。
こうして、あいこは清美と暮らし始める。
清美の執筆は好調で、あいこは慣れない家事を頑張っていた。
清美の漫画『銀天』は、ますます面白くなったと好評。
しかし最近は、あいこに恋愛ミッションを要求してこない。
(実は、若いころ恋多き女だったあいこの姉が、清美にネタを提供していたことが判明)
あいこは、何も言ってくれない清美の気持ちが知りたくてたまらない。
向後:「刈部くんに多くを望まない方がいいよ」
そんなある日、清美から電話が。
「一緒にいろ」
あいこは「うんっ」と言って駆け出した。
8年後、あいこは清美と暮らしていない
8年後。
向後は、編集長に出世。
刈部は、相変わらず人気漫画家。
麻央は、モデルもこなす高校3年生に。
レンは、見た目はイケメンに成長したが、引きこもりとなって自宅でフルCGアニメを制作していた。
大学進学する麻央は、レンも進学すればいいのにと思っているが、レンは早く独り立ちしたいから進学はしない。
あいこは、可憐の編集になっていた。
清美のところへも時々通っている。
可憐は、あいこと刈部が最近どうなっているのか気になっていたが、つかず離れずの関係がいいのかもしれないとも思っていた。
清美は向後に「あいこはどうしてる?」と聞く。
向後は「ちょっとは気にしてるんだ」と思った。
どうやら、清美は元の漫画一筋の男に戻ったらしい。
(FIN)
『レンアイ漫画家』考察!原作のラストがあっさりで意味不明?
まず『レンアイ漫画家』の感想を見てみましょう。①→⑤巻まんが喫茶にて。完結しました◯いやもっとね、イチャラブが見たかったよ///っま、『一緒にいろ』が彼なりの精一杯なんだと思うけど。始まり方がすごかったんだけど……終わってみたらちょっともったいない終わり方だったかなーって。なんかもうちょっと良い感じになれたんじゃないかなーって。編集者でもない私が言うのもなんだけど(^^;勿体ない。
全5巻読了。読み始めはおもしろかったけれど、なんか尻すぼみで終了。 レンくんがかわいく、いい感じでした。
おっさん漫画家が若い女の子に「俺の漫画ネタのために恋愛しろ」とハードな要求をする問題作ですが、終わり方はあっさりしていました。
清美は今まで通り「漫画命」の人気漫画家に戻り、あいこは金條可憐の担当編集になって、付かず離れずの関係で終わっています。
そのため、感想・レビューは「尻つぼみ」「あっけなかった」「もっとイチャコラが見たかった」など不完全燃焼の声が多いです。
私の個人的な考察では、あいこが清美という「天才漫画家」を深く理解した上で、あえて付かず離れずの関係を選んでいるのかな~と思いました。
清美は正体がバレて休載になった時に、あいことレンの存在さえあれば漫画を辞めてもいいとすら思っていた様子。
あいこは、自分が近付き過ぎると清美が満たされてしまって、描けなくなることに気付いたのではないでしょうか。
そしてレンアイ漫画家・清美が描き続けるためには、現在の少し距離がある関係がベストだと思っているのではないでしょうか?(そして清美もその事実をしっかり受け止めている)
『レンアイ漫画家』ドラマと原作の違い8選
ドラマ版『レンアイ漫画家』は、原作とは大きく異なります。原作はイチャコラ要素ゼロだけど、ドラマはラブコメ?
原作では、無骨な清美とあいこの間にイチャコラは一切なし。
あいこが愛の告白をして、清美からも「そばにいろ」発言があるものの、最終的に2人は一緒に暮らしていません。
ドラマの公式予告動画を見ると、清一郎とあいこのイチャコラはかなりある模様。
原作の清美は漫画命の熊男ですが、鈴木亮平さん演じる清一郎はデレることも多々あるようです。
あいこが無職
原作のあいこは、葬儀屋。
ドラマのあいこは、葬儀場スタッフ→無職。
あいこの年齢が大幅アップ
原作のあいこは、22歳。
ドラマのあいこは、29歳。
ドラマのあいこの方が、無職だしアラサーだしで、より崖っぷち感がありますね。
「彼氏ナシで(なぜか)モテない」設定は、原作・ドラマ共に共通。
清美から清一郎に・眞理子からまりあに
原作では、刈部清一郎。
ドラマでは、刈部清美。
ペンネームは原作では、刈部眞理子。
ドラマでは、刈部まりあ。
原作では熊男、ドラマではデレが多い
原作の清美は、浮浪者のような熊男。
ドラマの清一郎は、同じく熊男だけど、デレることもあるイケメン。
純先輩が超が付くほどの女好き設定
あいこの先輩でレンの父親・刈部淳ですが、原作とドラマで設定が全然違います。
原作の純は、デキコンはするけどフツーに素敵な先輩。
ドラマの純は、超が付くほどの女好き。
向後に髪の毛がある?
原作の向後(片岡愛之助)は、かつらで髪の毛はサイド以外はナシ。
ドラマの向後は……?
二階堂藤悟(眞栄田郷敦)の設定が違う
原作の二階堂藤悟(眞栄田郷敦)は、あいこの職場の後輩。
ドラマの二階堂藤悟は、カフェ&バーの店長代理。
店員の伊藤由奈(小西桜子)と交際中?
まとめ
『レンアイ漫画家』原作ネタバレと考察、原作とドラマの違い8選についてまとめました。イチャコラ要素が多いドラマの結末が楽しみです。