ドラマ「リカ」第2部・本間隆雄(大谷亮平)の結末を原作ネタバレ!地上波放送は無理?

2019年10月5日から、大人の土ドラ『リカ』がスタート。

原作を読みましたが、正直な感想は「怖い!怖すぎる!!」。

純愛を貫くがあまり狂気と化してしまうリカ(高岡早紀)が、怖いの何のって……(>_<)

ドラマは、病院が舞台の第1部と、その3年後の第2部の構成。

第2部の本間(大谷亮平)の結末は、人として最悪の地獄としか言いようがないです!!!

当記事では、新大人の土ドラ『リカ』第2部・本間隆雄の結末を原作小説(五十嵐貴久「リカ」)からネタバレしてまとめています。

果たして、おぞましい結末がドラマでどこまで忠実に再現されるのか?

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2019.09.24



大人の土ドラ『リカ』第2部の原作とは?



大人の土ドラ『リカ』第2部の原作は、五十嵐貴久さんのホラー小説「リカ」。

まさに痺れ上がるほどの読後感の悪さで、第2回ホラーサスペンス大賞受賞作品です。

<「リカ」簡単なあらすじ>

妻子を愛する42歳の平凡な社員・本間(大谷亮平)は、出来心で始めた出会い系サイト(ドラマではマッチングアプリ)で「リカ」と名乗る女性と知り合う。

しかし彼女(高岡早紀)は、恐るべき“怪物”だった。

長い髪を振り乱して、常軌を逸したやり方で本間を追い詰めるリカ。

本間は、リカの執拗で残忍な攻撃から逃げることができるのか?


リカの暴走は、男性視聴者にとっては、他人事とは思えないリアルな恐怖かも?

そして全ての女性が、実はリカになる素質を持っているのかも?


そんなリカとはどんな人物なのでしょうか?

<リカとは?>
  • 永遠の28歳。
  • 完全に光を失った瞳をしていて、白目がない。
  • 並外れて痩せていて、顔色は泥のよう。
  • 真綿の声を出したかと思うと、金属音の声を出す。
  • 腐った卵に酢を入れたような匂いがする。
  • 思い込みが激しく、誰の忠告も聞かずに突っ走る。
  • 不眠不休で活動出来て、かつ不死身(銃弾2発食らっても3人殺して逃亡)。

えっ?これを高岡早紀さんが演じるの?

原作とドラマの違い


ドラマでは、ターゲット・本間隆雄は大谷亮平さんが演じます。


※右が大谷亮平さん。


本間の設定が原作とドラマで結構違います。

原作ドラマ
印刷会社「東洋印刷社」の営業部副部長。株式会社「宝映」のプロデューサー。
妻子を愛している。浮気した妻と別居。
出会い系サイトでリカと知り合う。マッチングアプリでリカと知り合う。
時代を感じますな~。


ちなみに第1部のリカのターゲット役は、小池徹平さんです。

小池さん演じる大矢昌史もけっこう最悪な結末ですが、本間ほどではありません。

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2019.09.24

本間は、ほんっとうに史上最悪と言っても過言ではない結末なんです。

大人の土ドラ『リカ』第2部「リカ」主な登場人物

ネタバレにはいる前に、主な登場人物をご紹介します。

登場人物役柄
本間隆雄印刷会社「東洋印刷社」の営業部副部長(作中で専任部長に昇進)。出来心で「出会い系サイト」にのめり込む。ハンドルネームは「本田たかお」。
リカ本間と出会いサイトで知り合う。ある病院で「雨宮リカ」として看護師をしていた時、そこの医者を殺した疑いがある。
原田信也本間の大学時代の友人で「原田探偵事務所」所長の探偵。本間に呆れながらも、リカの調査をするが……?
菅原忠司警視庁の刑事で、原田の警察時代の先輩。
本間葉子本間の妻で38歳。やや幼さの残る細面の顔。
本間亜矢本間の娘。

大人の土ドラ『リカ』第2章・本間隆雄の結末を原作ネタバレ

第2章・本間隆雄(大谷亮平)の結末を原作ネタバレします。

五十嵐貴久さんの小説「リカ」のネタバレになります。

・物語の舞台は2002年。

・現代の「マッチングアプリ」はまだなく、「出会い系サイト」真っ盛りの時代。

・ストーカー法がようやく制定された年代でもある。

運命の女・リカ


本間隆雄(大谷亮平)42歳は、印刷会社「東洋印刷社」の営業部副部長。

妻子ある真面目な男だったが、出来心で“出会い系サイト”に手を出す。


そこで知り合ったリカ(高岡早紀)28歳という女は、本人いわく臆病で引っ込み思案。

本間は、あの手この手を使ってリカの心を掴み、自分に恋をして依存するように仕向けて行く。


本間が「リカは運命の女だと思う。会いたい」とメッセージして、感動するリカ。

もちろん本間はただの遊びだが、リカは真剣だった。


遂に、本間はリカと電話してその声を聞く。

リカの声はお世辞抜きの美声で、本間のスケベ心に火が付く。


きっといい女に違いない!

本間は、リカと会うことを決意。


さようならリカ


ところが、その日以来、リカは本間の携帯に信じられない数の着歴を残すようになる。

本間が仕事中と分かっているのに、だ。

そして必ず留守電メッセージを入れるのだが、その内容は電話に出ない本間を責めるものだった。


リカのことが面倒になった本間は、リカと会うのを中止。

この女は明らかに常識がないし、このままではいずれ仕事にも支障が出る。


ところが、リカはこの後も毎日多数の着歴を残して、メールもガンガン送って来る。

遂に本間は、携帯を壊して新しいものに替えて、電話番号も変更した。

さようなら、リカ。


リカの逆襲がスタート


半月が経過。

穏やかな日々を取り戻した本間だったが、久しぶりにインターネットカフェに行くと、とんでもないことになっていた。

本間のメールボックスにリカから百通以上のメッセージがあり、その上リカはあらゆる出会い系サイトに本間のことを書き込みしていたのだ!

本田たかお(本間のハンドルネーム)さんを探しています。

私は妊娠3ヵ月です、弄ばれて捨てられました。

どなたでもけっこうです。

心当たりのある方はメールで連絡してください。


メッセージ内には本間の身長や職業、携帯電話の番号などプライバシーに関わることまで書かれていて、見る人が見れば本間とわかってしまう内容。

本間は、リカとメールのやり取りをしていただけで、会ったこともないというのに!


サイトに連絡して消去してもらおうにも、何千もある出会い系サイト全部を当たれるのだろうか?

本間は、得体のない不安感に急き立てられた。


リカが現れた!


ビルの外に出た本間は、信じられないものを目にする!

痩せた、背の高い女。

淡いピンクの花柄のワンピースを着ていて、顔のひとつひとつのパーツは美しかったが、それは美の残骸。

やつれた顔に、泥のような顔色、表情はなく、目には光がない。


リカに間違いない!

リカは、本間が携帯番号を変えた日から、ずうっとインターネットカフェの前で見張っていたのだ……!


本間は、タクシーに乗り込んでその場から逃亡。

タクシーの運転手も、リカを一目見るなり恐怖で縮みあがった。

運転手は高速道路を走って本間を下ろしたが、「あの女にだけは関わりたくない」と料金を受け取らなかった。


本間は、警察にリカのことを相談する。

しかし警察は、本間が今まで“お楽しみ”だったことを暗に責めてきて、自業自得とばかりにあまり親身になってくれなかった。


どちらにしても、リカの本名も素性もわからないのだから動きようがない。

リカは、自分の電話番号すら教えなかったのだから。


探偵・原田信也


本間は、大学の同期の原田信也に相談することにする。

原田は、探偵事務所の所長で元警察官なのだ。


原田は、妻子ある身でネットナンパをしようとした本間に呆れかえるが、協力してくれることに。


一安心する本間だが、この後リカの攻撃が加速度的に激化。

本間の会社までやってきてパソコンに侵入し、本間の新しい携帯にも電話をかけてきたのだ。

本間の娘・亜矢のことも熟知していて、亜矢が今日着ている洋服の色まで知っている……。


自宅も会社も知られた本間は、もはや逃げ場がない状態に。

朝になると、毎日リカから20件の伝言が規則正しく残されていて、本間は不眠に陥ってどんどん鬱状態に。

妻と娘にだけは知られたくない……。


リカから自宅にファクスが届いた。

「あなたのものよ」の文面がハートマーク付きで。

本間は必死で妻の目からそれを隠したが、嘔吐感が込み上げて来る。


ある日、本間がマンションに帰ると、ドアにたくさんの髪の毛が貼り付けられていた。

リカの髪の毛に間違いない……。


本間が原田に連絡すると、

「お前が思っている以上に、その女は危険だ」と原田。

<原田の見解>

・人間の心の中には、誰にもどうにもできない闇のようなものがあって、それが限界まで大きくなると、その人間の存在そのものが闇になる。

・リカには、その闇の匂いがする。

・リカ自身も無自覚だからこそ、その闇は強烈になっている。

本間は、原田に正式なリカの調査依頼をした。

原田は、今後は原田の家の周りを見張ると約束。

リカが現れたら、尾行して彼女の素性を突き止めて、警察に突き出す作戦だ。


原田の調査結果


原田が、リカについて調査した結果を本間に伝えた。

その内容は……

  • リカは、以前花山病院で看護師として働いていた。
  • やはり異様に痩せていて、肌はかさかさでコーヒー色だった。
  • リカは、外科医の大矢昌史に恋愛感情を抱いていて、大矢の周りでは不審な事件が立て続けに起こった。
  • 車に当て逃げされたり、財布がなくなったり、階段から突き落とされたり。
  • いずれの事件も犯人はわからなかったが、直前に大矢と親しくした人間ばかりが狙われた。
  • リカは、大矢を殺した疑いがある。
  • 大矢の遺体の頭部と手足はまだみつかっておらず、リカがいまだに所有している可能性が高い。
  • リカは、幼少期は誰もが羨む家庭で育ったが、彼女が高校生の時に不幸が襲って不安定な性格になったという噂がある。

話を聞いているうちに、本間は気分が悪くなってしまう。


その夜、原田の見張りがあるにもかかわらず、リカが本間のマンションのドアの前に現れて消えるという事件が起こった。

原田は「正直、油断していた。明日からお前の家を24時間体制で見張る。長くても2、3日で決着をつける」と約束してくれた。


原田が殺される


翌日の昼、リカから本間に電話がかかってきた。

本間:「これ以上、俺の生活に関わったら、本当に許さない」

リカ:「怒らないで、リカ、怒られることに慣れてないの」(すすり泣く声)

本間:「はっきり言う、俺はお前のことが嫌いなんだ」

リカ:「嫌いだなんて言わないで。あんなに優しかったのに」

本間:「優しくなんかしたことは、一度もない」

リカ:「リカの話、聞いてくれた。リカのこと、慰めてくれた。リカのこと、運命の女だって言ってくれた」

リカの声は、どうにもならないほどの暗い声だった。


本間は「あんなのは、全部嘘に決まってるじゃないか!」とはねつける。

ここで甘い顔を見せるわけにはいかない……!


リカは「これは運命なのよ。あなたが教えてくれたのよ」と言ったが、その声は既に人間のものではなかった。

リカは「ねえ、どうしてあんな人雇ったの?」「本間さん、好きよ」と言って電話を切った。


それから数日が経過。

リカからの連絡はなく、本間はあれだけキツく言ったのだから当然の結果と思っていた。

原田からも連絡はなかったが、何度電話をかけても出ないので、どうすることもできない。


そんな中、原田の警察時代の先輩・菅原が本間に電話をかけてきた。

本間が警察に行くと、菅原は原田が殺されたことを告げた。


原田の体はバラバラに解体された後、元通りに組み立てられていたとのこと。

目、鼻、口も切り取られて、福笑いの要領でビニールシートの上に並べられていたそうだ。


刑事・菅原が動き出す


菅原は、かつての後輩の敵討ちのために、リカ逮捕に向けて動き出すと言った。

本間は、今までリカとの間に起こった全ての出来事を菅原に話した。

このままでは、自分も殺されてしまうかもしれない、と。


菅原は「あの女は必ずあなたの接触してきます。捕まえるまでにそれほど時間はかからないでしょう。もうしばらく辛抱してください」と言った。


本間が警察を出た途端、リカが電話をかけてきた。

本間は「リカ、どこにいるんだ?今から一緒に警察に行こう」と懇願するが、リカは会うことを拒否。


そして自分を付け回していた原田が、どんなに嫌な奴だったかをブツブツと述べた。

リカの呪いのような言葉は、本間を押しつぶしかねない勢いだった。


その後、本間は菅原にこの事を報告。

今後は、一日に何回か連絡を取り合うことになる。


亜矢が拉致される


そんな中、本間の愛娘・亜矢が行方不明になった。

妻の葉子が「亜矢がまだ学校から帰ってきてないのよ」と本間に電話してきて、2人で心当たりを探したけれど、みつからない。


亜矢のお友達によると、亜矢は凄く臭いおばちゃんと話していたそうだ。

リカに間違いない!


そこへ、病院から電話があった。

なんと亜矢は病院に運ばれていたのだ。


本間と葉子は、すぐに病院へ。

<病院の先生の話>

・亜矢は小学校の用具置き場に裸で倒れていた。

・肉体的には無事だが、精神的に大きなショックを受けて失語症になっている。

・裸の背中には、赤いペンキで十字が書かれていた。

本間は、リカが亜矢にまで危害を加えたことに激怒し、気が狂いそうだった。


リカと対決


その後、リカが楽しそうに電話してきた。

本間は、できるだけ優しい声を出して、リカとデートをする約束をした。


リカは、本間と会えることに喜々としているようだった。

待ち合わせは、21時に豊島園の駐車場。


本間は、すぐに菅原に電話したが、留守電だった。

これだから、警察は肝心な時に役に立たない。


約束の時間より10分前に、本間は駐車場に到着。

車を降りて、トランクをあけて、ゴルフバッグの中から7番アイアンを抜き出した。


本間の目的は、殴り倒してでもリカを警察に連れていくこと。

状況によっては、かなりの傷を負わせることになるかもしれないが、それも仕方ないことだ。


不意に「待った?」と声がして、背後にリカが現れた。

周囲に誰もうないことを確認したはずなので、一体この女はどこから現れたのか?


リカは、花柄のワンピースに真っ赤なハイヒールを履いていた。

そして離れていても漂ってくる臭気はまさに死臭と呼ぶにふさわしく、本間は思わず口を押えた。


本間:「なぜ亜矢にあんなことをした?」

リカ:「寂しかったんだもん、リカのことも見てほしくて」


リカの言葉は、本間とリカが不倫関係にあるなら正常だ。

しかし本田とリカは、今日が初対面なのだ。


本間は、話が通じないリカに痺れを切らせて、アイアンを振り上げる。

「殺されたくなかったらさっさと車に乗るんだ!」


リカが体を丸めて突っ込んできて、本間は頭を打って出血。

リカは、さらに本間の顔面を蹴り上げた。

「あんなに優しかったのにどうして!どうして!どうして!」


本間は「殺されたいのかよ」と言い捨てて、反撃開始。

アイアンをリカの脇腹に振り下ろし、リカが絶叫!

足でリカの顔を蹴り、リカの歯が吹っ飛んだ。


リカ:「許して」

本間:「許せるかよ」


本間はもう一度アイアンを振り上げて、リカの顔面を思い切り叩いた。

顔の左側が陥没したのが感触でわかり、リカが動かなくなった。


同時に、本間を支配していた凶暴な衝動が、そのときようやく動きを止めた。

本間は最後にリカの脇腹を思い切り突いたが、リカの反応はない。

呼吸はしているので、気絶しただけかもしれない。


本間は、リカの体を車の助手席に押し込んだ。

これから警察に行って、それから病院に行って、全てを終わらせるのだ。


ところが、本間がエンジンをかけた時、リカが本間の首に注射を打った。

本間は助手席に移動させられ、リカが運転席へ。

本間は、意識を失った。


恐怖の新婚ルーム


本間は、強烈な目の痛みで意識を取り戻す。

そこは12畳ほどの部屋だったが、埃っぽく日常的に使われていない部屋のようだった。


本間の正面に大きな鏡が置かれている。

そこに写っていたのは、巨大な椅子に銀色の針金で手足をくくりつけられている本間の姿だった。


首にも細い針金が何重にも巻かれていて、鉄の線はそのまま椅子に背もたれに結び付けられているようだった。

さらに、目の周りには上下からガムテープが貼られている。


目は見開かれたまま固定されていて、まばたきすらできない。

口もガムテープで覆われているため、呼吸以外は何もできない。


リカが「おはよう」とピンクのパジャマを着て現れた。

よく見ると、本間はリカとおそろいのブルーのパジャマを着ていた。


そうか、ここは新婚夫婦の部屋の設定なのだ。

リカの態度や口調も、関係を持った男女のそれへと変化している。


「ゆうべはステキだったわ」

リカは、本間の口の周りのガムテ∸プを剥がしてキス。


「助けてくれ」

「何言ってるの。あたしもよ。愛してるわ」


本間は「君をこの手で抱きしめたい。君とテーブルで珈琲が飲みたい」と言って、なんとか腕をほどいてもらおうとする。

しかしリカにまともな話が通じるわけもなく、本間は喉が焼けそうになりながら熱い珈琲を流し込まれた。


本間:「どうすればいい、どうすれば許してくれるんだ」

リカ:「いいの、あなたのことはこれからあたしが面倒見てあげるから。あなたは私のものになるのよ」

本間:「わかってる。俺は君のもので、君は俺のものだ」

本間は本気でそう言っていた。


リカが、テーブルにハサミ、メス、鉗子、小さな鋸、さまざまな薬品の瓶、機械の類を並べた。

俺は、一体どうなるんだ?


しかしリカに何を言っても、届かない。

リカの中にあるのは、自分にとってのみ心地よく、自分にとってだけ都合のいい風景だからだ。

本間が「お前のしたいようにすればいい、この化け物」と言うと、リカは本間の唇を針で刺した。


本間:「俺を殺したいんだろ?」

リカ:「愛する人を殺すなんて、そんなことできるわけない」

本間:「じゃあ、なんでそんなものが置いてあるんだ」

リカ:「さっきから言ってるじゃない。あなたに私のものになってほしいのよ」


リカが、麻酔液が入った注射を持って近づいてきた。

どこだ?どこを刺すつもりだ……眼だ!!!


「やめろやめてくれお願いです許してください」

本間が絶叫した瞬間、リカが背中を向けた。

「誰よ!」


菅原が銃でリカを撃ち抜く


菅原が「武器を捨てなさい」と叫んだ。

リカが「何様のつもりよ」とナイフを振り上げると、いきなりドアが開いて菅原は入って来た。


リカが菅原の左腕にメスを刺し、菅原は「仕方ないな」と拳銃の引き金を引いた。

リカが、後方に吹っ飛んだ。


菅原が「大丈夫か」と本間に駆け寄った時、顔面と腹部を真っ赤に染めたリカが立ち上がった。

リカ:「どうして邪魔するの?リカは本田さんが好きなだけなのに」

本間:「迷惑なんだよ」

菅原:「もう終わりだ」


菅原はもう一度引き金を引き、リカは再度吹っ飛んだ。

ゆっくりと背中から床に落ちた。


全てが終わった?


30分後、パトカーの一群と救急車が到着。

本間が拉致・監禁されていたのは、東洋整形外科病棟の保護施設だった。


リカは救急車で運ばれたが、右胸と腹に一発ずつ食らっているので、まず助かりそうもない。


菅原が、本間の居場所を見つけられた理由は、Nシステムだった。

本間の車をナンバー照会してもらったところ、この付近を警邏していた警官が駐車場にとまっていた車を見つけたのだ。


本間は、菅原に何度お礼を言っても言い足りないくらい感謝した。

菅原は「私があの女を怖かったから撃ったんです。あなたのせいじゃない」と言った。

あの部屋には、リカの世の中全体に対するとてつもない憎悪が充満していたのだ。


4時間後、本間は自宅に戻った。

本間の心を満たしていたのは、限りない安堵感だった。

もうあの女はいない、これ以上思い悩む必要はないのだ。


そこへ菅原から電話が。

なんと、リカが救急隊員3人を殺害して救急車から脱走したというのだ!!!


本田は愕然とする。

素人でもわかる、あの出血量で生きていられる人間はいない。


菅原は「リカはあなたのところに向かっている!そこを動くな。警察が5分以内で到着する」と叫んだ。

チャイムが鳴ったが、それは警察ではなかった。


本間は「遅かったようです」と言って、包丁を握る。

鍵が回る音がした。


恐怖のエピローグ


その後、菅原は東和総合病院の手術室で信じられないものを目撃することになった。

それは、クリスマスのオーナメントのように飾り付けられた本間の指、手の平、肩から先、足首、脚、舌、唇、耳、鼻。


リカは、この手術台で本間の体をバラバラにしたのだ。

麻酔をかけて、外科手術の要領でやってのけたのだ。


リカは、本当の意味で本間を手に入れたのだ。

話すことさえできない、リカの意のままになるしかない本間を。


医者の話では、本間の意識はあと2~3時間で戻るらしい。

ここまでされても、本間の脳は生きているのだ!

本間が意識を取り戻した瞬間を想像した菅原は、意識を失った。

感想


いや~!久しぶりにホラー小説でお腹いっぱい満足できました。

リカが、ただの電波女としてではなく、説得力のあるキャラクターに描かれていることに脱帽です。


そして、懐かしい出会い系サイト。

男と女の温度差が、ここまで現れる場所もないんじゃないでしょうか?

既婚男はスケベ心のみでも、女の方は孤独感から切実に運命の相手を求めているのかもしれません。


ある意味、リカはおそろしいほど素直な子なんですよね。

相手の言葉を、ただ文字通りそのまま受け取っているだけ。


リカの側からすれば、「運命の女」と言ったくせに裏切った本間こそが悪いのです。

そう、本間はかなり可哀そうだけど、自業自得の面も多々あるんだよな~。


リカが、意のままにならない本間を最後頭部と胴体だけにしちゃったのも、リカの理屈としては納得。

そうしないと、リカは本間を手に入れられなかったから。


リカの中には「引き返す」というワードがなくて、ただ自分の理想郷に突き進むのみなんですよね。

最悪な方向性だけど、これ以上ないほどピュア。

自分と好きな人を邪魔する者は全てが敵、好きな人が自分を拒絶する意思さえも。


そして一見“気ちがい”にしか見えないリカが、実はメチャ頭がいいのには痺れます~。

自分の素性は絶対に明かさないし、殺人の証拠も残さない。

衝動的な行動に見えるけど、実は建設的に動いてるんですよね~。


リカが怖いと思いながら読んでいるのに、気が付いたらリカに引き込まれてました。

理解したくないけど、ちょっと(かなり?)リカに同調できる自分もいたりして。

そして何より、リカの今後が気になりました。


自分が本間の立場なら、お願いだ、いっそ……いっそ殺してくれェ~ってなりますけど。


果たして、ドラマではどこまで描かれるのでしょうか?

期待しながら、視聴したいと思います。