ドラマ「先に生まれただけの僕」5話で登場したペップトーク。
3話と4話ではアクティブラーニングが大きな話題となり、続けてペップトークに魅力を感じた方もいらっしゃるのではないでしょうか?
当ページでは、ドラマ「先に生まれただけの僕」5話のあらすじ、そしてペップトークと考察をまとめます。
また、あらすじの後に書道のパフォーマンスシーンの動画も紹介していますので、合わせてご覧ください。
もくじ
ペップトークのやり方と効果
ペップトークとは、ポジティブな言葉を活用して誰かを激励するスピーチです。自分自身に語りかけることで、自分の実力を最大限に発揮させたり、チームを激励することで目標を達成するモチベーションを上げることができます。
「Pep」とは、英語で元気や気力を意味します。
アメリカで生まれたペップトークですが、アメリカはスピーチが身近で浸透しているのに対して、日本ではまだまだ普及していません。
こちらのサイトは、ペップトークを日本に普及させようとしている団体のホームページです。
→一般財団法人日本ペップトーク普及協会
アスレティック・トレーニングの分野でも第一人者である岩崎由純さんを中心に活動しており、ドラマ「先に生まれただけの僕」でも登場した本「心に響くコミュニケーション ペップトーク」も出版されています。
ドラマ「先に生まれただけの僕」5話のあらすじ・ペップトーク集
アクティブラーニングを取り入れたことで、京明館高校の教師たちが徐々に鳴海校長(櫻井翔)の方針に賛同しつつありました。
オープンキャンパスでイベントを開くように提案した鳴海の注文にこたえ、真柴先生(蒼井優)が自分の生徒たちに呼びかけます。
だって、みんなが考えた企画でウチが人気校になったら嬉しいじゃない?
引用元: 先に生まれただけの僕 5話 真柴のセリフより
真柴のクラスの生徒が率先して企画を考えてくれることを聞いた鳴海は、真柴のスピーチを「ペップトークだ…真柴先生ペップトーカーだったんだ!」とつぶやきます。
真柴先生がペップトークを勉強し実践
ペップトークの存在を知った真柴は著書「心に響くコミュニケーション ペップトーク」を読んで勉強します。生徒たちは企画を考えるために意見を出し合っているとき、「結局ウチの高校に魅力なんかあるのか?」と詰まっているところ、真柴がペップトークで呼びかけるのです。
この学校で、最も優秀で、最もクリエイティブなメンバーの集まりだから!
(中略)
そして、その答えを見つけたとき、君たちはきっとこう叫ぶ…「やったぜぃ!」
引用元: 先に生まれただけの僕 5話 真柴のペップトークより一部抜粋
生徒たちは休み時間を使って相談するほどやる気を出すようになったのです。
鳴海に反発する3人に…
真柴は鳴海に反発する3年教師、河原崎・郷原・杉山が集まっている部屋に入っていき、杉山に借りていた本を返します。その中には、ペップトークの本が混じっていました。
杉山たちは見覚えのない本に首をかしげるのでした。
奮闘する京明館の生徒たち
オープンキャンパス開催を伝えるため中学校へ足を運ぶ鳴海。中学校の先生に説明をした後に外へ出てみると、京明館高校の生徒が下校中の中学生にビラを配っていました。
「偏差値40ぐらいの…」「前回行ったけど面白くなかった…」と追い返される生徒たちでしたが、そんな言葉にもめげずに笑顔で配り続けていたのです。
鳴海がペップトークの力を目の当たりにした瞬間でした。
一方、京明館高校では真柴のクラスの生徒たちがたくさんの部活動に呼びかけてメインイベントを作り上げようとしていました。
校長先生が言ってたように、変わりたい。
変えたいの、学校を。
引用元: 先に生まれただけの僕 5話 生徒のセリフより
こうして、生徒はイベントプログラムを用紙にまとめて真柴に提出しました。
オープンキャンパスで披露される授業
ついにオープンキャンパスが開催し、多くの親や中学生が足を運び、加えて樫松物産の社長と加賀谷専務も到着します。アクティブラーニングで活気のある授業を繰り広げる島津先生(瀬戸康史)と市村先生(木南晴夏)の講義は大好評で、社長も「素晴らしいじゃないか!」と絶賛。
一方で心配なのが3年生の授業…
加賀谷専務の入れ知恵で「いつもの授業」を実施していた郷原。
暗い顔をする鳴海でしたが、隣の教室から活気のある教員の声が…
教室を覗いてみると、その授業は鳴海に反発していた古文の杉山先生が実施していたのです。
明らかにいつもとは違う活気のある授業。
教卓には真柴が渡したペップトークの本が置かれていました。
君たちの努力が君たち自身の喜びを産み、君たちの努力が周りのみんなを喜ばせるの!
引用元: 先に生まれただけの僕 5話 杉山のペップトークより一部抜粋
その隣のクラスでは、河原崎先生が同じようにコミカルなペップトークで活気のある授業を繰り広げていました。
オープンキャンパスのメインイベント
校内全体に体育館へ集まるように放送で呼びかける生徒。学校の先生たちも何が行われるかまったく知りません。
暗い中、スポットライトがステージを照らし、女子生徒たちによる短いスピーチからパフォーマンスへと移ります。
(流れ出す太鼓の音楽)
登場したのは大きな筆を持った3名の書道部と、体育館に敷かれた大きな一枚の紙。
3人がど迫力の演出で文字を書き上げていきます。
「はいっ!」と文字を書き上げたとき、後ろから1人の弓道部員が登場。
弓を引き、天井へ矢を撃ち放つと、見事にくす玉が破裂。
書き上げた文字に金の紙吹雪が降り注ぎます。
天井に届かんばかり、文字の書かれた紙を持ち上げる生徒たち。
そこにはこう書かれていました。
ボクらが創る
京明館
京明館高校は変わり始めたばかりです。
まだ、発展途上です。
でも、必ず発展していきます。
引用元: 先に生まれただけの僕 5話 生徒のセリフより
大きな拍手のあと、生徒たちは大きな声で校歌を体育館に響かせるのでした。
#先に生まれただけの僕 見ていただけましたか?☺️
— 鈴木美羽 (@suzukimiu_0414) 2017年11月11日
書道パフォーマンスで学校改革。
たくさん練習をしてたくさん汗をかいた分、あの経験を通して得たものは本当に大きかったです。
皆さんの心にもなにか残せていたらうれしいです!
#京明館高校
#世界に羽ばたけ pic.twitter.com/vcm9ahMuI4
書道パフォーマンスシーンの動画
公式から、書道部を中心に繰り広げたメインパフォーマンスのノーカット版が動画としてアップロードされています。一発で成功させる練習が必要で、セリフも噛まずに言えるかプレッシャーがかかるワンシーンだったことでしょう。
奇跡の瞬間、先に生まれただけの僕の名シーンが生まれた瞬間です。
ペップトークは環境を作り上げる
ドラマ「先に生まれただけの僕」の第5話でテーマとなったペップトーク。考えてみれば、最初は真柴先生たった一人の呼びかけでした。
そのポジティブな呼びかけは学校のたった一つのクラスに対する呼びかけ。
しかし、最終的には学校全体に広がっていることがわかります。
一人の人間から始まった言葉が綿菓子のように膨れ上がっていく姿には、ペップトークが環境を作り上げる力を持つように感じました。
環境とは重要なもので、人間不思議と周りが明るくなると自分も明るくなるものです。
ネガティブな環境にいれば、ネガティブな言葉により、自分がネガティブになる。
逆に、ポジティブな環境にいれば、誰かのポジティブな発言が、自分をポジティブにしてくれる。
先僕でも、生徒がビラを配っていたシーンでもめげずにいられたのは、同じ目標に向かって頑張れる仲間がそばにいたからでしょう。
また、ポジティブな環境が京明館に広まったことで生まれた言葉。
ボクらが創る
京明館
ペップトークが新たにポジティブな言葉を作り上げている…このような環境を作り上げたことは、まさに右肩下がりだった京明館高校にとっての革命と言えるでしょう。
まとめ
ドラマ「先に生まれただけの僕」の5話で登場したペップトークについてまとめました。筆者は仕事柄、言葉の力を実感することが多いのですが、ペップトークはとても魅力的なテーマでした。
早速、「心に響くコミュニケーション ペップトーク」をAmazonで注文して、勉強してみようと思います。
なお、あらすじで引用したペップトークは、スピーチのうち一部だけを抜粋したものです。
全てのペップトークをご覧になりたい方は、Huluで視聴できますので以下のリンクからどうぞ。
3話と4話で話題となった「アクティブラーニング」についてはこちらで解説しています。
→先に生まれただけの僕 アクティブラーニング 島津と鳴海の違いは?