『ボイス2』最終回のネタバレと感想!爆弾ボタンを最後に押した趣里の正体とは?久遠の後継者?

久遠京介、お前は俺から大事なものを奪っていった!今度は俺が奪ってやる!

最終回は、久遠京介が高層マンションの各階に爆弾108個を仕掛け、マンション内の様子を全国実況中継。

爆弾のボタンを押すのは不特定多数の一般市民と、やはり最後まで人の悪意を操ります。

当ページでは『ボイス2』最終回のネタバレと考察・感想についてまとめています。

※趣里さん演じる謎の女についても考察しています。

『ボイス2』白塗り野郎こと久遠京介(安藤政信)の本当の目的をネタバレ考察!樋口と大樹の親子の絆を壊して橘に重藤を射殺させること?

2021年7月17日



『ボイス2』最終回のネタバレ



久遠の本当の父親は樋口彰吾?



at取調室(樋口彰吾・橘ひかりVS久遠)

自ら警察に出頭してきた久遠京介(安藤政信)は、自分の半生について語り出す。

久遠が解剖医になった理由は、生きている者の醜悪さを避け、純粋な死者に向き合いたかったからだった。

人の悪意・言葉に傷つき、殴られ、えぐられ続けた人生だった。

心臓が焼かれるような感覚も味わった。

そして、母親をレイプした5人から守り続けてきた。

しかし母親が死んだとき、5人がどういう人生を送ってきたのか知りたくなった。

母親が乱暴された場所に彼らを一人ずつ呼び出し、母親が苦しんだ物語を語り、罪を認めるか認めないか選択させ……殺した。

刈谷だけ別の場所に埋めた理由は、久遠の生物学上の父親だったから。(母親がリストカットを繰り返したナイフを飲み込ませた)

久遠にとって真の父親は、刈谷ではなく樋口彰吾(唐沢寿明)。

自分と母親を引き裂いた樋口の人生は、妻(菊池桃子)をサイコパスに惨殺されたという酷いものだった。

それなのに誰かを守ろうとする樋口に、久遠はひきつけられていったのだった。


命をかけてクズを守る理由はなんだ?」久遠は羨望と嫉妬の声で樋口に問いかけた。

「お前は私にとってカオスだ。お前が私を生み出した。お前が私を生み出した。子供が親の関心を引きたいのは必然だ」


樋口:「それだけの理由で透を殺したのか?」

久遠:「イエス」

その上、久遠は大樹に母親を解剖した様子のビデオを見せていた!


樋口は久遠に殴り掛かり首を絞めてしまい、久遠は本部に連れて行かれることになる。

しかしそこへ爆弾を巻きつけた片桐(中川大輔)が自ら爆破し、そのすきに久遠は逃亡!(片桐死亡


樋口は、逃げる久遠を見つけるが、撃った拳銃の弾は久遠の肩をかすった。

久遠は「ミスか?それとも殺せなかったのか?」と言いながら逃げた。

樋口の心の声:久遠を捕まえるためにどれだけの犠牲を払えばいいんだ?

あいつは俺に殺されたがっている。

俺が殺せばすべて終わる。

俺自身それを望んでいる。

奴をブチ殺すことを。

久遠は、自殺した本部長・小野田が生前に久遠と交わした電話の内容をインターネット上に公開。

一般市民は、真実を隠蔽し凶悪犯に協力していた警察に非難の声を上げる。


最後の舞台は「高層マンション」


その後、横須賀タワーマンションが閉鎖される。

久遠は建物の周囲に108個の爆弾を仕掛け、住民の個人情報をさらした。

そして住民たちに紐づいた市民やその他の無関係な人々に「爆弾のボタン付きメッセージ」を送りつけた。

住民に個人的恨みがある人間はボタンを押すかもしれないし、腐敗した警察に反感を持つ人間も押すかもしれない。

しかもこのボタンは誰が押したのかわからない仕掛けがされている!

半数以上が爆発すれば倒壊する!


悪意に駆られた人々が、どんどんボタンを押していく。

久遠は人の醜悪な姿を見せつけようとしているのだ。


樋口と橘、捜査員たちは、マンションの北口テラスの通風孔からマンションに侵入!

住民を保護して外に連れ出していく。


樋口は最上階にいる久遠の元へ。

2人きりで決着をつけるためだ。


炎の前で、久遠と樋口は戦う。

ECUの緒方が、爆弾のほとんどが爆破されないままであることを無線を通じて報告。

久遠の思い通りにはいかず、ボタンを持つ人々の多くが思いとどまったのだ。


樋口:「誰もがお前と同じように憎しみから人を殺すと思ったのか」

久遠:「これを推せばすべての爆弾を爆破できる。憎しみが足りなければ私自身の憎しみで補うだけだ」


お前が俺を殺せ


樋口の拳銃が久遠に向けられるが、樋口は拳銃を久遠によこした。

お前が俺を殺せ、それで終わりにしろ


「どうして?」と当惑する久遠。

樋口は、自分がなぜ醜悪な人間を守るのか理由はわからないと告げる。

(妻を殺され、息子を傷つけられ、相棒も殺され

ただ、信じている。

人間の心を。

俺は信じているんだ。



「ふざけんなよ」と久遠は泣く。

樋口は「後悔している、あの時のこと。お前の絶望の声を受け止めてやれば良かった。人間は苦しんだ分だけ人に優しくなれる。

負けるな。立ち向かえ。強く生きろ。あの時、そう言ってやれば良かった。そうすればお前も少しは人が信じられたかもしれない。

憎しみや悲しみだけじゃない。母親が注いだ愛情もお前にはちゃんと残ってる。俺はそう信じてる。その涙は母親がお前に残したものだ」と話す。

久遠の目から涙が!

そこへ捜査員たちが入ってきて久遠を確保。


久遠の死


樋口はマンション内に一人残された少年を見つけ、橘と一緒に救出。

しかしその時、趣里が爆弾のボタンを押す。(樋口狙いか?)

なんと久遠が爆弾の前に立ちはだかり、自らの命を捨てて樋口を守った。

「樋口彰吾を誰にも殺させない。

お前を殺すのは私だ。

お前が思っているより人間は腐っている。

そんな顔しないで。笑え。スマイル」(久遠死亡


最後のボタンを押した人間が誰なのかわからなかった。

善意もあれば悪意もある、また久遠のような人間が生まれるかもしれない。


樋口は、息子・大樹に話す。

「自分は亡くなった人たちの思いを一生かけて受け止めなければならない。

だから警察官を続ける」

『ボイス2』最終回の考察・感想

『ボイス2』最終回の考察・感想です。

樋口彰吾の心の強さに感動


樋口彰吾(唐沢寿明)の心の強さに感動しました。

まさか過去の自分を反省し、久遠の人の心を信じるとは!


そして樋口を信じる橘(真木よう子)の「班長の心を信じています。

どんなに苦しくて心が張り裂けそうでも踏みとどまり立ち向かう心の強さを」という言葉にもぐっときました。


久遠の人生に思わず同情


久遠は、白塗りという化け物になって、本当にたくさんの人の命を奪いました。

それは決して許されないことですが、久遠自身「言葉の暴力」によって切り刻まれ焼かれた人生でした。

最後の樋口との対峙の時、久遠が流した涙を美しいと思ってしまったのは私だけでしょうか?


小松がかっこいい緒方にドキドキ?



前話で指を切断された緒方拓海(田村健太郎)ですが、早々に「指ならまだ左手がありますから」とECUに戻ってきました・

小松知里(藤間爽子)が思わずドキドキしていたので、次作ではもしかして?


ラストの趣里の正体とは?






最後にボタンを推したのは、趣里さん演じる謎の女。

目がいっちゃってたので、狂気をも持っていることは間違いないでしょう。

あのタイミングで押すとは、血も涙もない人間です。

樋口が標的だったのか、それとも橘か、もしくはあの少年?

白塗りの後継者だとしたら……?

『レッドアイズ』の趣里さんと被るという声も。

確かにあのドラマも舞台は神奈川県警でしたよね。


橘と重藤の未来にも光が


橘は、重藤の面会に行っています。

重藤の悲しみや苦しみを受け止めるためです。

もう一度やり直せるといいのですが……。

『ボイス2』白塗り野郎こと久遠京介(安藤政信)の本当の目的をネタバレ考察!樋口と大樹の親子の絆を壊して橘に重藤を射殺させること?

2021年7月17日