『私たちはどうかしている』4巻のネタバレと感想!
「BE・LOVE」で連載中の人気コミックが、横浜流星さんと浜辺美波さんのダブル主演でドラマ化。
4巻では、椿が七桜に「俺はあんたに惹かれてる」と告白。
初恋の男だけど母の仇からの告白に揺れ動く七桜(浜辺美波)。
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もくじ
「私たちはどうかしている」登場人物
最初に「私たちはどうかしている」登場人物をご紹介します。・高月椿:横浜流星
老舗和菓子屋・光月庵の跡取り。
幼なじみである七桜(浜辺美波)に気付かぬままプロポーズ。
・花岡七桜:浜辺美波
和菓子職人。
死んだ母との繋がりである和菓子作りが生きがい。
赤い色を見ると動悸が激しくなる。
・高月樹:鈴木伸之
椿の父。
15年前に謎の死を遂げた。
・高月今日子:観月ありさ
光月庵の女将で椿の母。
夫の樹が亡くなってからは、椿のことを当主にするため必死。
・大倉百合子:中村ゆり
七桜の母で和菓子職人。
15年前に樹殺害の容疑者として逮捕されて、亡くなる。
・高月宗寿郎:佐野史郎
光月庵の大旦那で椿の祖父。
椿のことを本当の孫とは思っておらず、きつくあたる。
多喜川薫:山崎育三郎
七桜の母・百合子の菓子のファンを名乗る謎の男。
・宮部夕子:須藤理沙
小料理屋の女将で、多喜川薫(山崎育三郎)に頼まれて七桜の母親役を引き受ける。
・城島裕介:高杉真宙
光月庵の見習い職人。
七桜とすぐに打ち解け、互いに励ましあう仲に。
『私たちはどうかしている』4巻のネタバレ
『私たちはどうかしている』4巻のネタバレをします。
第16話:偽りの心
大事な茶会を前に、椿(横浜流星)が「あんたに惹かれてる」と七桜に告白。
さくらにとって、椿は初恋の男。
本当なら、椿の愛の告白は幸せなことのはずなのに。
でもさくらにとって椿は母親の仇、椿にとってさくらは父親の仇の娘。
そして椿の告白は、七桜がさくらでないならという条件付き。
七桜はまっすぐ椿を見て「私は花岡七桜です。さくらじゃありません」と嘘をついた。
私は地獄に落ちる覚悟もしてここへ来たんだ。
椿は「七桜。お前を信じる」と言って七桜にキス。
それからはひたすら茶会の準備で、七桜は椿と(菓子の作り方で)ぶつかり合う日々。
本当に好きだと言われたのだろうか?と首を捻りたくなるほどだ。
城島(高杉真宙)がやってきて七桜の作った“落とし文”を見た。
「そういえば七桜さんの御菓子って淡い色が多いですよね。濃い色使ったりしないんですか」
そこへ椿が割り込んで「薄い色じゃない、淡い色だ。七桜の色だ」と力説。
その後七桜に「おまえは笑ったりしないんじゃないかと思った。俺は見たことないからな」。
これはもしかして椿がヤキモチを焼いたのか?
椿は七桜のおでこにキス、七桜は真っ赤に。
「その顔を見られるのは俺だけだからな」
城島が七桜に“落とし文”の2つの意味を教えてくれた。
1つ目は親への思い、2つ目は隠された思い。
そして茶会当日。
七桜はたくさんの“落とし文”を作成。
椿は「1つだけ俺に作らせてくれ」と言った。
宗寿郎の分だ。
椿と宗寿郎の間に何があったのか気になる七桜。
第17話:嘘
今日子(観月ありさ)が夕子(須藤理沙)の店を訪れて、出された料理に虫を混入して騒ぎを起こした。
夕子は「冗談じゃない。悪いけど私は降ろさせてもらうよ」ともう七桜には関わらないことに決める。
椿は、自分と宗寿郎(佐野史郎)の確執の理由について七桜に話した。
父・樹が死んで1年半後のあの日までは、宗寿郎との仲も良好だった。
ある日、椿は宗寿郎からお茶を教えてもらっている時に火傷。
宗寿郎は、樹が亡くなってから椿の心がここにあらずなのを見抜いていた。
掛け軸の前で宗寿郎から「何を隠している?」と問い詰めれた椿は、遂に本当のことを話した。
あの日椿は父親が部屋でさくらの母親・百合子とモメていると証言したが、真実は2人はキスをしていたのだ。
宗寿郎は、嘘をついていた椿を決して許さなかった。
「この嘘つきが!やっぱりお前はお前はこの家の人間じゃないんだ。だからあいつの死もないがしろにできるんだ」
それからいくら謝っても、宗寿郎は椿の菓子を食べなくなった。
椿は「いつか完璧な菓子を作れば食べてくれる。この家の子供だと認めてくれる」と信じて菓子作りに励んだ。
しかしある日。
椿が線路で転んで穴に指が挟まって動けなくなった時、宗寿郎は電車が来るのを知っていながら見て見ぬフリをして立ち去ったのだ。
通行人が非常ボタンを押してくれたおかげで、椿は助かった。
しかし椿は心に大きな傷を負った。
ほんとは最初からわかってた。
あの人は一番大事なのは高月家の血なんだ。
俺の命なんか消したってかまわない。
その時、椿は決意した。
一度失いかけた命をこの店を継ぐことに使う、と。
第18話:大事な茶会
椿の話を聞いた七桜は、愕然とする。
自分が孤独な人生を送っている時、椿は愛情に包まれて生活していると思っていたのに。
茶会の日。
間もなく茶会が始まるというのに、宗寿郎の姿が見えない。
探しに行った七桜は、体調が悪そうな宗寿郎を発見。
宗寿郎:「お前は椿のどこが好きなんだ。どうせ家に縛られている椿がかわいそうだとでも思ったんだろう。お前も裏切られるぞ。あの嘘つきに」
七桜:「違う。バカだなって思ったんです。御菓子作りをやめてしまえば楽になれるのに。椿さんは御菓子のことが好きな純粋な人なんです」
そこへ椿がやってきて、宗寿郎の体を支えながら茶会に戻った。
椿は七桜が「純粋な人なんです」と言ってくれたことに癒されていた。
茶会が始まる直前に、小豆アレルギーの子供がいることが判明。
これも宗寿郎の嫌がらせなのか?
第19話:父と息子
七桜と椿は、力をあわせて小豆が入ってない菓子=落雁(らくがん)を作った。
そのドタバタの中、七桜は丸眼鏡に髭の男と再会。
男の名前は多喜川薫で、茶会の客だった。
茶会が始まり、椿は自分が一度父を裏切ったこと、いつか信頼を取り戻したいことを皆の前で話した。
客はみな菓子を絶賛して、茶会は大成功。
第20話:残された御菓子
宗寿郎は菓子を食べずに席を立ち、落胆する七桜。
しかし宗寿郎は自室に菓子を持ち帰り、食べていた。
そのことを知った椿は、涙を流す。
七桜のおかげで宗寿郎に菓子を食べてもらえた椿は、よりいっそう七桜が愛おしくなり、その夜も七桜を抱くのだった。
七桜は、待っているのは地獄しかないのに、どうしても椿の手を振りほどけなかった。
その頃、今日子は城島と話していた。
「オレ、いいこと思いついたんですよね。(椿から)奪うんです大事なものを」
花瓶を落として椿に怪我をさせた犯人は城島だった。
茶会に小豆アレルギーの子供がいることを知らせなかったのも城島でした。
『私たちはどうかしている』4巻のまとめと感想
『私たちはどうかしている』4巻のまとめと感想です。4巻では、椿が15年前の事実について嘘の証言をしていたことが判明。
樹と百合子はモメしていたのではなく、キスしていたんですね(^_^;)
そしてやはり今日子が裏で糸を引いて幼い椿を懐柔していたと。
裏切られた宗寿郎が怒る気持ちは理解できますが、線路で動けなくなった孫を見殺しにするのはちょっとやりすぎでは( ゚Д゚)
椿がどんなに宗寿郎に菓子を食べて欲しかったか、その気持ちを考えると胸が痛くなります。
七桜が「椿は純粋な人だ」と説明したおかげで、宗寿郎が椿の菓子を食べてくれました。
七桜は椿を憎んでいるけれど、同じ菓子職人としてはシンパシーを感じているんですね。
愛されてぬくぬくと育っていると思っていた椿が、実は呪われた家の餌食になっていたことも七桜の心を動かした原因です。
結局椿も七桜も、光月庵の呪いに人生を狂わされているのですね。