ドラマ「刑事ゆがみ」の主人公・弓神適当(ゆがみゆきまさ)を演じるのは浅野忠信です。
本作は漫画原作であり、その名のとおり”適当”に見える刑事・弓神が犯人の「心のゆがみ」を掴み、事件を解決に導いていく本格派の警察漫画です。
ゆがみ役を浅野忠信が演じることになったのですが、ドラマ「刑事ゆがみ」がスタートする前からその適当な性格がツイッターやインスタグラムから伝わってきます(笑)
バディの羽生虎夫(神木隆之介)とどのような物語を作り上げていくのでしょうか。
当ページでは、ドラマ「刑事ゆがみ」弓神を演じる浅野忠信にスポットライトを当てて紹介し、原作からどんなキャラクターなのかをまとめていきます。
ドラマ「刑事ゆがみ」ゆがみ役は浅野忠信
浅野忠信は1973年11月27日生まれの43歳で、アメリカの血が流れるクォーターの俳優です。
1988年に浅野忠信は「3年B組金八先生III」のオーディションを受け、それに合格したことをきっかけに俳優としてデビューします。
1990年には「バタアシ金魚」で脇役として初の映画デビュー、1996年に映画「Helpless」で初主演。
映画の分野でだんだんと知名度を上げていきます。
国外での撮影にも積極的で、日本と香港の合作映画「孔雀(1990年)」の主演を務め、国外でもその名を広げていきます。
2001年の代表作映画「地雷を踏んだらサヨウナラ」では、毎日映画コンクール男優主演賞受賞を受賞。
2007年(日本上映は2008年)にはロシアのセルゲイ・ボドロフ監督の映画「モンゴル」でチンギス・ハーン役にて主演、モンゴル語と乗馬を猛練習して役作りまでした意欲作でした。
2011年にはアメコミ映画「マイティー・ソー」で初のハリウッド出演。
堂々とした存在感ある演技はもちろん、共演者からも「タッド」の愛称で人柄も評価されていました。(英語はしゃべれず少なからず壁はあったようですが)
続けて2012年にはハリウッド映画「バトルシップ」に出演。
海外では大ゴケ酷評を浴びる作品でしたが、日本国内では浅野忠信の活躍が光り大ヒット。
この「バトルシップ」をこよなく愛するコアなファンも現れ、彼らを「バトルシッパー」と呼ばれます。
テレビドラマには多く出演しておらず「テレビでなかなか見れない人」として有名な浅野忠信ですが、2017年冬ドラマ「A LIFE〜愛しき人〜」に出演。
演技と役柄に絶賛と批評が入り混じる結果となりましたが、本人はしっかりその批判も受け入れて「ドラマがやりたくて仕方がないですよ」と次のドラマ出演にも意欲的になっています。
今後は映画だけでなく、ドラマでも多く出演していくことになるでしょう…というところ浅野忠信はドラマ「刑事ゆがみ」の出演が決まりました。
ドラマ「刑事ゆがみ」弓神適当の役柄
ドラマ「刑事ゆがみ」は原作が同名の漫画作品から来ています。
掲載誌は「ビッグコミックオリジナル」で、2017年6月30日の時点で単行本が2巻まで発売されています。
原作者は漫画家・井浦秀夫で「弁護士のくず」が代表作、2006年には豊川悦司主演でドラマ化もされています。
作風は「人間の良心、良識、正義の曖昧さ」を突っつくようなもので、漫画「刑事ゆがみ」でも”良識とはなんなのか、悪とは一概に悪なのか”を考えさせられる内容となっています。
今週の『刑事ゆがみ』、正義の怒りをモチベーションに悪人をこらしめたい本能的な快楽から赤の他人が起こした女子大生殺人事件の顛末に震える。 pic.twitter.com/iFqOW2n2DM
— 高鳥都 (@somichi) 2017年5月4日
主人公の弓神適当は、その名のとおり仕事も適当で身の回りの整理もできない刑事。
初見で名前の「適当」を「ゆきまさ」と呼べるものはいない。
後輩上司の菅能(かんの)から「勝手な捜査をするな」と怒られてばかりだが、相手にはしておらず叱られながらも菅能をいやらしい目で見ており、それはムッツリスケベなバディ・羽生(神木隆之介)にも波及する。
しかし、こんな弓神も捜査になると犯罪者の心理を掴む力や、事件の推理に関しては独特でかつ天才的。
周りの人が手をつけないような証拠不十分の事件にも迷わず調査し、真の犯人を捕まえようとする…
一見適当に見える弓神だが、刑事としての立場や悪い結果には目もくれず真実を突き詰めようとする、ある意味で「事件に対して一番真面目な男」と言っても良い。
相手が犯罪者であろうがフラットに話をして、人情に厚い一面を見せることもある。
フジテレビ制作ということもあり、主人公は原作よりもコミカルに描かれる可能性はあります。
浅野忠信がどう演じるかに注目したいところです。
まとめ
ドラマ「刑事ゆがみ」の主人公・弓神適当を演じる浅野忠信についてお伝えしました。神木隆之介演じるバディ・羽生虎夫とは正反対で、まさにデコボコ。
原作は本格的な警察漫画で、深いメッセージを感じる良作です。
気になる方は一度読んでみてはいかがでしょうか。