「探偵・由利麟太郎」2話・井出圭一(尾上寛之)を原作ネタバレ!洋館に死体がなかった理由は?

「探偵・由利麟太郎」2話では、銀座の美人ホステス・吉岡エマ(水上京香)がオーディションで連れて行かれた洋館で死体を目撃!

しかし由利(吉川晃司)たちがその洋館に行くと、死体どころか殺人が行われた形跡すらない。

これは一体どういうことなのか?

当記事では『探偵・由利麟太郎』2話のキーパーソン・井出圭一(尾上寛之)について原作ネタバレしてまとめています。

「探偵・由利麟太郎」第2話「憑かれた女」原作ネタバレ!井出(尾上寛之)がクズゴミ過ぎる!

2020年6月9日



「探偵・由利麟太郎」2話・井出圭一(尾上寛之)とは?



『探偵・由利麟太郎』2話の井出圭一(尾上寛之)とは、三津木俊助(志尊淳)の学生時代の旧友でミステリー同好会の仲間。

吉岡エマが勤める銀座のクラブの常連客でもあります。

原作では、井出圭一ではなく井出江南(こうなん)。


井出圭一を演じる俳優は尾上寛之


井出圭一を演じる役者は、人気俳優・尾上寛之(おのうえ・ひろゆき)さんです。


名前尾上寛之(おのうえ・ひろゆき)
生年月日1985年7月16日
年齢34歳
出身地東京都中野区
事務所 鈍牛倶楽部

尾上寛之さんは、子役から20年以上活躍するベテラン俳優。

1994年、NHK朝の連続テレビ小説『ぴあの』で子役として俳優レギュラーデビュー。



2001年のドラマ『少年H 青春編』に、300人のオーディションを勝ち抜いて主役に抜擢されました。

『てるてる家族』(2003年)、『芋たこなんきん』(2006年)、『カーネーション』(2011年)、『ひよっこ』(2017年)、『スカーレット』(2019年)と、朝ドラの超常連でもあります。


そんな尾上さんが大注目されたのが、2018年のドラマ『アンナチュラル』の猟奇的殺人犯役。

一度見たら決して忘れられないトラウマ級のインパクトを残しました。


その後『シグナル』『執事 西園寺の名推理』で悪人役を演じて、怪優と呼ばれるように。

2019年のドラマ『べしゃり暮らし』での人気漫才コンビ・デジタルきんぎょの藤川役の演技も絶賛されました。

『探偵・由利麟太郎』2話「憑かれた女」原作ネタバレ

『探偵・由利麟太郎』2話「憑かれた女」を原作ネタバレします。

井出江南


井出江南(尾上寛之)は、主人公・エマ子(水上京香)のアパートの2階に住む自称・探偵小説家。


とは言っても、今までろくな作品を撮ったことがありません。


そして井出は、風変わりなサディストの気質を持っていました。


エマ子にとんでもないイタズラをする


エマ子は、夏の終わりごろから手や足のバラバラ死体の幻影に悩まされていますが、これらは全て井出のせいでした。


井出は、エマ子のすぐ上の部屋に住んでいて、そこから映写機とプリズムになっている管を使って、エマ子にバラバラ死体の幻影を見せていたのです。


エマ子は徐々に神経を病んでいき、遂に白昼夢(恋敵の美沙子が血だらけになっている幻影)を見るまでになりました。


怪外人


井出のイタズラはまだまだ続きます。


井出は、エマ子が勤める「マダムシルク」にリッチな外人の変装をして出向き、エマ子に目隠しをして洋館に連れていきます。

そしてバスタブの中の女性のバラバラ死体を目撃させるのです!!!

(ドラマではエマがドラマのオーディションで訪れた洋館でバラバラ死体を目撃)


ここで井出の悪質で巧妙なトリックについて説明します。
・実は都内には、本物の洋館と、撮影のために洋館と同じ内装にした撮影セット(偽洋館)と同じ内装の部屋が2つもある。

・井出は、偽洋館にエマを連れて行き、偽の死体を見せたのだ。

CHECK!
  • 井出は大学を出ると間もなく「魔の棲む家」という映画を撮った。
  • 本物の洋館は、井出の大学時代の外人講師が住んでいた部屋で、井出はその内装を真似て「魔の棲む家」の撮影セットを作った。
  • 外人講師は本国へ帰ってしまったので、今は空き家。

本物の美沙子の死体が!



後日、井出はエマを本物の洋館に連れていきます。

自称・探偵なので、苦労して見つけたとかなんとか言い訳をして。


猟奇的な井出は、エマ子に本物の洋館の空のバスタブを見せて

「ここにはあなたの言うような死体はない。あなたは病気なのだ」

と言ってやるつもりでした。


ところが……そこには本物の死体が!

これには井出もびっくり仰天!

しかもエマは「美沙ちゃん」と死体の主の名前を言い当てました。


井出の計画が狂う


エマは、怪外人の正体が井出だと気付いていました。

その後、井出の部屋に忍び込んで、井出が自分に猟奇的な映像を見せていたフィルムを発見。


実は、エマのギリギリの精神は、井出が偽洋館で偽死体を目撃させたときに既に崩壊していました。

エマは、今となっては、殺人衝動を止められないところまで来ていたのです(=完全に気が狂っていた)。


そんなエマは、以下の2つの理由から美沙子を本物の洋館で殺害。
・五月との仲を邪魔する美沙子を抹殺するため。

・自分を弄んだ井出に復讐するため。

井出が逆に利用される


本物の死体が発見されたことで井出は大きく動揺しますが、往生際の悪い井出はまだあきらめません。

まだ偽撮影所の場所や怪外人の正体まではバレていないだろうとたかをくくったのです。


そして美沙子の事件のほとぼりがさめた頃、再びエマを偽撮影所に連れ込んで偽死体を見せました。

(この時にはエマは井出のことを見破っているが、驚いたフリをする)


エマはこの事実を利用して、翌晩本物の洋館で邪魔になったマダムを殺して自分は強い催眠剤を飲んで倒れました。

様子を見に来た井出は、またしても洋館に本物の死体があることに驚き、精神錯乱を起こします。


井出の結末


真相に辿りついた由利探偵(吉川晃司)と助手の三津木は、偽洋館(撮影所のセット)へ。

すると、完全に気がおかしくなった井出が「2人とも死んじゃったよ」と言いながら出てきました。


由利が急いで中に入ると、エマと五月(赤楚衛二)が浴槽の中で死んでいました。

五月は以前から美沙子を殺したのがエマだと思っていて、調べるうちに井出の秘密に辿りついたのです。


五月は井出を偽洋館に呼び出して殺すつもりでした。

しかし気が狂った井出を見て、生かしてみじめな醜態をさらせることこそが制裁だと思ったのでした。

まとめ

「探偵・由利麟太郎」2話・井出圭一(尾上寛之)を原作ネタバレしてまとめました。

ドラマでは三津木の旧友という設定が加わるので、それがどう物語に影響するのか楽しみです。

「探偵・由利麟太郎」第2話「憑かれた女」原作ネタバレ!井出(尾上寛之)がクズゴミ過ぎる!

2020年6月9日