『絶対零度シーズン4』1話は、井沢（沢村一樹）が香坂（水野美紀）を殺した（?）ショッキングなシーンからスタート。
『絶対零度シーズン3』最終回ではなんとか踏みとどまった井沢ですが、遂に一線を超えてしまうのでしょうか?
当記事では『絶対零度シーズン4』の井沢範人（沢村一樹）について
- 井沢の過去
- 香坂（水野美紀）殺しの犯人なのかどうか
- 山内（横山裕）との関係
- 1話～最終回の井沢の動向
もくじ
『絶対零度シーズン4』とは?
『絶対零度シーズン4』とは、あらゆるビッグデータ（AI）から予測された犯罪を未然に防ぐ捜査班・通称ミハンの活躍を描く第2弾。
ちなみにAIの犯罪者的中率は95パーセント（完ぺきではない）で、ケース0は冤罪事件だったというブラックな過去も。
本作では、大規模テロが起きようとしている現在から数か月後の未来からスタート。
香坂朱里（水野美紀）の死体を前に立ち尽くす血まみれの井沢範人（沢村一樹）は、香坂殺しの犯人なのでしょうか?
『絶対零度シーズン4』井沢の過去とは?
【井沢範人（53）：沢村一樹】
- season3から登場したミハンのリーダー。
- 元公安のエリート。
- 普段は物腰も柔らかく、飄々としていてつかみどころがない性格だが、妻子を殺された過去があり、その裏側には刑事としての一線を超えてしまいそうな凶暴性も内包しており、警察上層部からも危険視されている。
井沢の過去は、前作『絶対零度シーズン3』で描かれました。
『絶対零度シーズン3』第1話冒頭は、井沢（沢村一樹）が妻子を殺した宇佐美（奥野瑛太）に拳銃を突きつけているシーンからスタートしました。
井沢の妻子は、自宅で宇佐美に刺殺されました。
当初は公安時代の井沢が壊滅させた組織の報復で殺されたかと思われましたが、真相は違いました。
ミハンが初めて行ったテストケース（桜木泉が関わった事件）で冤罪があり、元監察官だった井沢の妻はそのことを知ってしまい、口封じで殺されたのです（娘は巻き添えを食らった）。
下っ端の宇佐美に殺人教唆をしたのは、元警察庁次長の町田（中村育二）。
『絶対零度シーズン3』最終回では、井沢は町田を殺そうとしましたが踏みとどまりました。
その理由は、仲間の声が聞こえたから。
それぞれ心に闇を持つがゆえに他人に優しくなれるミハンのメンバーが、いつしか井沢の心の支えになっていたのです。
『絶対零度シーズン4』第1話・井沢の怪しい点を全ネタバレ
『絶対零度シーズン4』第1話の井沢の怪しい点を全ネタバレします。香坂（水野美紀）殺しの犯人?
第1話では、東京サミット当日に爆弾を使ったテロが発生。
香坂朱里（水野美紀）の死体と、それを見下ろす血まみれの井沢の姿というショッキングなシーンからスタート。
井沢の右手には拳銃が握られているので、井沢が犯人なのでしょうか?
しかし井沢は泣いているように見えます。
いまだに漂う殺意
時は遡って73日前。
ミハンは、愛する女性を殺されて復讐に燃える2人の男を探知。
5年前の列車事故の真相は、事故に見せかけた殺人だったのです。
井沢は2人の男に自分の過去を話します。
ある日、突然、ありえない暴力で大切な人の命が奪われる。
別れの言葉さえ言えない、その苦しみは味わった者にしかわからない。
（中略）
私ね、殺そうとしたんですよ、犯人を。
でも殺せなかった。
後悔してる、殺そうとしたことを、そして殺せなかったことを。
つまり、正解はない。
2人の男が「じゃあどうすればいいんですか?」と聞くと、井沢は「正解がないのなら自分が正しいと思う道を強い意志で選び取るしかない」と答えました。
井沢の中には、いまだに漂う殺意が存在しているのです。
井沢の暴走と山内の決意
山内徹（横山裕）は、上層部から危険人物である井沢を見張るように命令されていました。
しかし井沢を慕う山内は、井沢が一線を超えそうになったら自分の身を犠牲にしても守ろうと決意して常に銃を携帯。
第1話ラストシーンでは、逃走中の犯人が通りかかった母娘に切りかかったのを見た井沢が、自分の妻子が殺された事件を思い出して再び凶暴性をむき出しにしてしまい、犯人に向かって銃をぶっぱなしました。
しかし山内が犯人をかばって銃弾を食らって、井沢を制止。
ひ～!井沢さんついに発砲した!
香坂が宇佐美と面会?怪しい!
香坂朱里（水野美紀）は、自ら志願してミハンの統括責任者になりました。
目的は『ミハンの法制化』ということですが、元法務省の官僚がそんなことを考えるでしょうか?
香坂は、井沢をリーダーの地位から引きずりおろして自分がリーダーの役職も担おうとしています。
そして現在服役中の宇佐美に面会に行っています。
井沢は香坂に『宇佐美と面会する理由』について尋ねますが、香坂は黙秘。
やはり人には言えない理由があるのです。
そして香坂は、井沢と互角に戦えるほどの武術の持ち主。
やはりタダモノではない。
釈放された町田を殺したのは井沢?
釈放された町田（中村育二）は、不都合な事実をしゃべらないように警察に保護されていました。
奥多摩の別荘で悠々自適に暮らしていましたが、ある日井沢が現れます。
実は一か月前に井沢の家に妻子殺しの凶器が送られてきたのですが、実行犯の宇佐美は刑務所の中。
井沢は、こんなものを今さら送り付けてきた人物はだれなのか聞き出しにきたのです。
（ここで場面は翌朝に切り替わる）
香坂は井沢に「昨夜、町田が行方不明になった。どこに行ったのか知らないか?」と尋ねます。
井沢は質問には答えずに、逆に香坂が宇佐美に面会に行った理由について尋ねます（香坂も黙秘）。
その後、奥多摩の山中で町田の刺殺体が発見されました。
物証が何も残っていないことから警察関係者の仕業と考えられ、井沢が疑われます。
そしてこの64日後、冒頭の井沢が香坂の遺体の前に立ち尽くすシーンへとつながります。
『絶対零度シーズン4』第2話・井沢の怪しい点を全ネタバレ
『絶対零度シーズン4』第2話の井沢の怪しい点を全ネタバレします。小田切泉が泣き叫ぶ
第2話は、第1話の冒頭シーンの続きからスタート。
香坂の死体を見下ろしている井沢に、SITが突入して「銃を捨てろ」と命令。
井沢は銃を捨てますが、SITの人間を全員倒して逃亡。
小田切唯は「ごめんね！井沢さん！あーーーー！」と叫びます。
町田殺しの取り調べ
64日前。
井沢は、町田殺しの容疑者として取り調べを受けます。
井沢は香坂を指名して、2人で取調室で話をします。
井沢は、最近差出人不明で（井沢の妻子を殺した）凶器のナイフが送られてきたことを話します。
【井沢の疑問】
・誰が送って来たのか?
・なぜその人物は凶器を持っていたのか?
・誰が送って来たのか?
・なぜその人物は凶器を持っていたのか?
犯人である宇佐美は刑務所の中なので、送り付けてきた人物として考えられるのは……
・宇佐美と接点のある人物。
・真犯人。
・真犯人。
井沢は、香坂はその人物を知っているはずだと断言しました。
ミハンも町田の死を予見できなかった
警察は、町田の死を自殺扱いにして秘密裡に捜査することに。
ちなみに、町田殺しの犯人はミハンに上がってきませんでした。
犯人は、ミハンのシステムを理解している人間だと考えられます。
2話の事件解決後、山内は井沢から「一線を越えたら殺してくれ」と頼まれました。
山内が井沢を射殺?
61日前。
場面は、SITを全員倒して逃亡中の井沢に戻ります。
山内が井沢を追いかけて追いつきますが、井沢は山内に暴力をふるって逃走。
山内は一度威嚇射撃をしますが井沢が止まらなかったので、絶叫しながら引き金を引いて……?
『絶対零度シーズン4』第3話・井沢の怪しい点を全ネタバレ
『絶対零度シーズン4』第3話の井沢の怪しい点を全ネタバレします。香坂が死んだのは小田切のせい?
第3話は、小田切が「私のせい。香坂さんが死んだのは私のせい」と泣き崩れるシーンからスタート。
その60日前。
井沢は宇佐美に面会に行くが、宇佐美は凶器について何も答えず「井沢範人。おまえはいずれ一線を越える」と予告するのでした。
香坂に人に言えない過去が?
井沢は、宇佐美のことについて答えない香坂の過去を調べます。
香坂が中学生の時、母親は法務省の官僚・香坂ひろゆきと結婚。
しかしそれ以前の香坂の過去を辿ることは出来ませんでした。
法務省にいた香坂の父親が、過去を辿れないように細工したのです。
井沢は「あなたは決して公けにできない過去がある。知られたら困る過去が。ミハンに何しに来た?」と詰め寄りますが、香坂は何も答えません。
小田切が依願退職?香坂の死に関係がある?
ラストシーンでは、小田切が警察官としての職務上義務違反を理由に依願退職を受け入れる場面。
小田切は、自分のせいで香坂が死んだと言っていましたが、どういう意味なのでしょうか?
てっきり井沢が殺したのかと思っていましたが(^_^;)
『絶対零度シーズン4』井沢が香坂、町田を殺した犯人なのか
井沢が香坂、町田を殺した犯人なのでしょうか?どちらも井沢が犯人としか思えない状況で、町田殺しについてはしっかりした動機（宇佐美への殺人教唆）もあります。
しかしおそらく井沢はどちらも殺しておらず、誰かに陥れられたのでしょう。
井沢がSITを倒して逃亡を図ったことから、やはり黒幕は警察上層部なのでしょう。
まとめ
『絶対零度シーズン4』井沢について全ネタバレしました。今後も、新情報が入り次第追記します。
