99.9 Season2 最終回 あらすじと感想 後編!感動したけど母親の死因がモヤモヤ?

悪魔の証明(無いものを無いと証明)を求める鉄壁の裁判長・川上(笑福亭鶴瓶)を前に、絶対的な証拠を探し続ける深山(松本潤)たち班目メンバー。

最終回の事件は、「開かずの扉」と比喩される再審請求。

深山たちは最終請求を見事通し、無罪を勝ち取ることが出来るのでしょうか?

当記事では『99.9 Season2』最終回 あらすじのネタバレ・後編と感想をまとめました。


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『99.9 Season2』最終回 あらすじのネタバレ・後編



またしても加奈子が事件解決のヒントを?


恒例、いとこんちで料理を作りながら事件を整理する深山(松本潤)。

するといとこんちの店長(池田貴史)が、加奈子(岸井ゆきの)の13歳の時のお宝レコードを持ってきました。

眼鏡で太っていた頃の自分を抹消したい加奈子は、それを奪ってコンロで火をつけました。

「こんな過去は抹消してやるのよ!」と叫ぶ加奈子から、事件解決のヒントをもらう深山。


犯人は火災に乗じて、燃やしたいものがあった人物?


深山は加奈子の言動から、事件の真犯人は火災に乗じて燃やしたいものがあった人物ではないかと思います。

そしてそれは山岡【小宮浩信(三四郎)】にとっては燃えたら困るものだったのではないか……?


その時、落合(馬場徹)が山岡のガラケーの画像解析を終えて、みんなで10秒ほどの画像を見ます。

そこには火事の燃え盛る炎とともに、体操服がうつっていました。


川上裁判長立ち合いのもと、事件の検証を行う


川上裁判長立ち合いのもと、事件の検証を行うことになりました。

深山たちが頼み込んだところ、なぜか川上がOKしてくれたのです。


検証には、元蕎麦屋の従業員・中原銀次(山本浩司)、元アパートの住人・海老沢晋(成河)、元アパートの住人・島津ヤエ(根岸季衣)、依頼人・久世亮平(中島裕翔)も同席。

深山は、ひとりひとりの事件当時の行動を確認していきます。


その後、明石(片桐仁)が8年前の火災現場を再現する映像を見せます。

実際に週刊バイブスを燃やしてみるのです。

深山は「この中にひとりだけ証言が矛盾している人間がいますが、それは火をつければわかります。」と宣言。


明石が灯油をまいて火をつけました。

勢いよく燃え上がる週刊バイブスを見て、「そういうことか。」と川上。

深山は「火をつけたのはあなたですね、海老沢さん。」と言いました。


真犯人は海老沢?


灯油をかけて雑誌や新聞を燃やすと、あっという間に燃えてなくなってしまって、その雑誌が何の雑誌かわからなくなるはずなのです。

でも海老沢ははっきり「週刊バイブスが燃えていました。」と証言しました。


それは、雑誌を燃やした人物しか知りえない情報なのです。

さらに火はあっという間に二階まで達したはずで、頭の上まで火が達しているのを目撃した海老沢がヤエさんを助けにいくことは不可能だったはずなのです。


その後、深山は落合が解析した山岡のガラケーの映像をみせました。

そこには女子生徒の体操服が燃えて行く画像がはっきりうつっていました。

事件以前に山岡に部屋にどろぼうに入られた海老沢は、体操服どろぼうであることを山岡に知られて、脅されていたのです。


「燃えちまう~」と山岡が叫んでいた理由は、脅しのネタ元である体操服が燃えていたから。

ガラケーで映像を撮ったのは、せめて証拠を残さないといけないと思ったから。


海老沢は火事に乗じて、体操服を燃やしてしまおうとたくらみました。

しかし海老沢がヤエさんを助けた後に、アパートに戻ってきたら火はそこまで燃え広がっていませんでした。

このままでは自分の部屋も検証されて体操服のことがバレたしまう……そう思った海老沢は全てを焼き尽くすために火をつけたのでした。


深山がここまで説明しても、海老沢は「犯人は俺じゃない、知らん。」と部屋を出て行きました。

佐田は検察に「海老沢の部屋を調べたほうがいいんじゃないですか?」と言って、川上に「再審請求を通していただけると考えていいですね。」と詰め寄りました。

川上はにやりと笑って「追って連絡します。」


亮平はその場にへたりこんで……

「こんなことのために母さんは死んだ。父さんは殺人犯にされた……なんなんだよ。」とうなだれます。


舞子が川上を追いかけて……



舞子は川上を追いかけて、声をかけました。

「弁護士と裁判官はええ距離感保たんとアカンでえ。」と言う川上に、「ゆがんだ距離感にしているのはあなたたちじゃないですか?」と舞子。


さらに「裁判官と検察官が距離をちじめることで、均等であるトライアングルにゆがみが生まれ、冤罪を作り出しているんです。」と必死にうったえかけます。

「ええか!わしが一番に大事にしてるのは司法への信頼や!」とドスときかせてにらむ川上。


深山が川上のところへやってきました。

ひとつだけいいですか?

司法とはいったい誰のためにあると思っているのですか?

あなたは自分の大義のために誤った判決に目をつぶってきた。


でもあなたの大事なひとが誤った判決で罪をかぶることになっても、本当に同じことができますか。

裁判官、検察、弁護士が本来あるべきかたちから外れてしまったとき、被告人は圧倒的不条理にさられる。


だからこそ、その不条理から被告人を守るために、僕たち弁護士は法廷に立つんです。

たったひとつしかない事実を追い求めて、これからも僕はあなたたちの前に立ち続けますよ。

あなたは、一体なんのために法廷に立つのですか?

引用元:『99.9 Season2』最終回・深山のセリフより


川上はじっと聞いていましたが、佐田に「なかなか骨のあるやつらやな~。」と言います。

「昔のあなたと同じです。」と答える佐田。


再審請求が通った!



再審請求が通りました。

喜ぶところなのに、「これすごいな~最新(再審)ですね~。」とダジャレを言う深山。


再審裁判が行われ、貴弘(小林隆)の無罪が言い渡されました。

「わたしたちはあなたの人生を台無しにしてしまった。これまでこの事件にかかわったすべての人間を代表してあなたに深くお詫びします。」と頭を下げる川上。

しっかりと抱き合う息子・亮平と父・貴弘でした。

「俺は父さんと蕎麦屋をやりたい。」と言う亮平をみつめる深山(深山もお父さんの洋食屋をやりたかったのかもしれません)。


深山と佐田が握手



佐田は「私の利益を追求するやり方と、お前の事実だけを追求するやり方は実は同じ方向を向いていたのかもしれないな。」と言って深山に握手をもとめました。

深山は「一緒にしないでください。」


川上が事務総長に昇進?


川上が事務総長に昇進したことが、新聞に載りました。

川上は、貴弘に死刑判決を下した最高裁判所事務総局事務総長・岡田孝範(榎木孝明)を追い落とし、後釜の座に就いたというわけなのです。

舞子は「川上さんにも裁判官として一抹の両親が残っていると思っていたけれど、わたしたちは利用されただけってことでしょうか?」とため息。


佐田が班目法律事務所長の座を蹴る?


佐田は班目(岸部一徳)から事務所を譲り受けるという約束になっていましたが、断りました。

理由は佐田を求めるクライアントがたくさんいるから。

「君が求めるならばいつでも僕は譲るから。」という班目に対して、「顏に嘘って書いてありますよ。」と佐田。


舞子が深山に握手を求めるが……?


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舞子は深山に手を出して、「これからもよろしくお願いします。」とあいさつ。

しかし深山は「ごめんなさい。」

そして辛さ70倍の青唐辛子の飴を渡しました(ARASHIと書いてある)。


榮倉奈々登場


そして立花彩乃(榮倉奈々)がいとこんちに現れましたが、深山たちには目もくれずにまっずぐタイガーマスクと棚橋選手に向かっていきました。

そしてここで彩乃と 中塚美麗(馬場園梓)が旧知の仲だったことが判明。


「副店長すごいひとなんですよ~!新日本プロレスの全ての試合を横断幕かかえて応援に行ってるんですよ。」と中塚をべた褒めする彩乃。

この2人、プロレス会場では会っていたのにお互いの仕事は知らなかったようで、二度びっくり。


彩乃は深山に気付いて笑いかけますが、深山は「相変わらず、変な携帯ケース~。」としっかりディスりました。

中塚も実は同じ携帯ケース(笑)。


庄野真代が本人役で出演?


その後、舞子はなんと庄野真代の接見にいきます。

生い立ちを訪ねますが、出身はトルコで5歳までイスタンブールにいたとのこと!


佐田の娘がとうとう彼氏を!


佐田の娘がとうとう彼氏のアレキサンダーを連れてきました。

ウクライナ人とのことで、佐田は大ショック。


さらに結婚してウクライナに永住すると言い出しました。

もはや大パニックの佐田ですが、部屋のSADAの文字がDASAに変わっていることに気が付き、深山の仕業と気が付いて激怒。


佐田は班目に「ひと段落ついたので、民事に戻らせていただいてもいいですか?」と聞きますが、班目はいきなりドンドンパッとステップを踏み始めました。

「これやったらなんでも許してもらえると思ってるよ~。」と佐田はあきらめて深山を追いかけました。

すると深山は先回りしてわっと現れて、佐田を驚かせました。


ラストに「深山たちは、今日も“たった一つの真実”を追い求めています 冤罪にお悩みの方はぜひ斑目法律事務所へ」とテロップが出ました。

最後のテロップ「またお会いする確率 %」と書かれたテロップの横で、数字のテロップが回転したが「%」の数字は出ない、意味深な形で番組は終了。

『99.9 Season2』最終回・ツイッターの評判は?


画像が美しい!






最終回のゲストは中島裕翔さん。

深山の可愛さに加えて、時々回想シーンで登場する佐藤勝利くん、中島裕翔さんへの流れが美しいと感動する声がありました。


終わって欲しくない



ドラマ序盤から早くも「終わって欲しくない」と嘆くひとがたくさんいました。

ドラマ終了後はロスの声が相次ぎました。


落合がドM?






最終回では、落合先生がドMだったことが判明。

落合は山岡のガラケーの解析に時間がかかっていましたが、舞子が「とっととやれ!このでかっぱなア!」といじめると「ありがとうございます!ぼくがんばります。」と急にエンジンがかかりました(笑)。

ツイッターでは「怖い」「ストーカー」「気持ち悪い」「もはや狂気」「本当にヤバイ奴」などの声がありました。

それでも「落合が好き」という声も多く、人気キャラクターです。


川上の過去が暗いし辛い




最終回では川上の過去が発覚。

昔は正義感にあふれる優秀な裁判官だったのに、左遷されたことをきっかけに組織的な人間になったようです。

ツイッターでは「闇が深い」「川上さんにも色々あるんだね。」「川上さんの過去、暗いし悲しい」などの声がありました。




それでも今回の事件では無罪判決をしてその瞬間は好感度が上がりましたが、あとで自身の出世のためとわかって「やっぱり川上怖い」の声で落ち着きました。


深山が Season1で大友に言っていたことを川上に言った!




最終回では、深山が川上に「あなたはなんのために法廷に立つのですか?」と詰め寄りましたが、これは実はSeason1で大友検事正(奥田暎二)に言っていたのと同じ内容。

何回聞いても深く心に刺さりますね。


立花先生、可愛い





一体いつ登場するのかと思ったら、最後の最後に立花彩乃(榮倉奈々)がいとこんちに登場!

「可愛い」「天然な感じがいい」「出演してくれてありがとう」など歓喜の声があがりました。

深山もディスってましたが、嬉しそうな顔してましたよね~。


最高の最終回だった!







ドラマが終わっての感想は「最高の最終回だった」「絶対ロスになりそう」「ぜひぜひ続編をお願いします」「いっそ相棒みたいにずっと続いてほしい」など大絶賛でした。

まずまちがいなくSeason3やるでしょうね~。

映画化もしてほしいですね。



しかし次の『ブラックペアン』(二宮和也主演)も楽しみにする声がありました。


死因がはっきりしなくてモヤモヤ





感動の最終回ではあったのですが、肝心の母親の死因がはっきりしなくてモヤモヤするという声もけっこうありました。

確かに天かすの自然発火で一酸化中毒の可能性が高いのはわかったけれど、頭蓋骨の怪我(ヒビまで入ってる)が誰の仕業がわかんないまま……。


倒れた時に後頭部もぶつけたってことなのでしょうか?

「アンナチュラルのUDIラボにたのんで解明してほしい」という声まで(^_^;)

それにたとえ天かすの自然発火だったとしても、お父さんの不注意が原因で発火したのだからもう少し罪の意識にとらわれてもいいはずなんですよね~。

感想

『99.9 Season2』最終回が終わりましたが、ゲストは豪華、小ネタはぎっしり、内容は超感動的と大満足な内容でした。

舞子がすっかり一人前の弁護士になり、深山と素晴らしいコンビネーションと見せました。

今回は舞子と佐田も親父ギャグに挑戦したのも、面白かったです。


川上に関しては辛くて悲しい過去があったことはわかりましたが、まだまだその真意は闇の中といった印象ですね。

今回は自己の利益につながったからたまたま深山と意見一致しただけで、次回はどう出てくるのかわかりません。

ツイッターでは川上を演じる笑福亭鶴瓶さんの演技力が絶賛されましたが、本当に芸人さんであることが信じられないほど演技がお上手です。


毎回思うのですが、公正な裁判を当たり前のように受けられる時代は来るのでしょうか?

裁判官と検察が距離を縮めて司法のトラアングルが崩れたせいで、被告人が不条理にさらされて不当な判決を言い渡されるなんてあってはならないことです。

もし自分や自分の大切なひとがこんな不条理に巻き込まれたらと思うと、ぞっとします。

もしそうなったら、深山や舞子に弁護をたのみたいです。


最終回のゲストはプロレスラーの棚橋弘至選手とタイガーマスク選手、元プロ野球選手の三浦大輔さん、お笑いコンビ「三四郎」の小宮浩信さん、タレントの武井壮さんらと超豪華。

ラストはseason1のヒロイン・立花彩乃を演じていた榮倉奈々さんが登場、庄野真代さんが本人役で出演して最後まで息つく暇もありませんでした(笑)。

平均視聴率が21.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区・以下同)と初の20%超えを記録、まさに有終の美を飾ることが出来ました。