『あなたの番です』最終回放送後の【扉の向こう】は、202号室の黒島沙和(西野七瀬)の過去の扉・前編。
交換殺人ゲームの黒幕・黒島が、いかにしてモンスターになったかが描かれます。
当記事では【扉の向こう】番外編・黒島沙和の高知県時代の過去の扉・前編を全ネタバレしてまとめています。
もくじ
『あなたの番です』黒島沙和とは?
おそらくドラマ史上5本の指に入るであろうイカれた殺人鬼、白衣の悪魔:黒島ちゃん(まぁ、名前からして「黒」なんだけど)。しかし…(小声で)なんて背徳的な可愛さ😍 #西野七瀬 #あなたの番です pic.twitter.com/o74OOTfwvE
— U48@ジブラルタル (@kms_prinzeugen) September 8, 2019
『あなたの番です』黒島沙和(西野七瀬)とは、交換殺人ゲーム(連続殺人事件)の黒幕。
翔太(田中圭)が愛する菜奈(原田知世)に塩化カリウムを注入して殺害した憎むべき犯人。
「殺し癖が付いてる」「殺すことを愛している」など、常人には理解できない思考の持ち主。
『あなたの番です』【扉の向こう】黒島沙和(西野七瀬)の過去の扉・前編を全ネタバレ
『あなたの番です』【扉の向こう】黒島沙和の過去の扉・前編を全ネタバレします。翔太が黒島の過去を調べる
交換殺人ゲームの黒幕は、なんと女子大生・黒島沙和(西野七瀬)でした。
マスコミが、黒島の両親にマイクを向けます。
母親:「いまだに信じられないんです、何かの間違いです」
父親:「沙和があんなひどいこと出来るわけがない」
テレビでこの一部始終を見ていた翔太(田中圭)は、テレビを消しました。
502号室の南(田中哲司)の部屋に行って、インターホンを押します。
南:「どうしました?」
翔太:「あーちょっと。引っ越し準備中ですか?」
南:「まあ、でも大丈夫ですよ」
翔太:「これまでの事件で南さんが調べたことを改めて教えてほしいんです」
南:「どうして今更?」
翔太:「黒島沙和について知りたいんです」
南:「連続殺人鬼のことなんていくら知っても納得なんて出来やしませんよ」
翔太:「それでも少しでも知りたいんです」
(ここで刑務所の中の黒島沙和が映る)
二階堂は、ネットで「電気痙攣方法による記憶消去」のページを見ていました。
二階堂は、黒島に関する自分の記憶を消そうか迷っているのです。
南は、黒島の資料が入った段ボールを持ってきてくれました。
しかし高知県で暮らしていた頃の黒島沙和についての詳細な資料があるわけではないととのこと。
未成年なら人を殺しても名前は出ないので、調べようがないのです。
2014年の高知県・黒島は眼鏡の女子高生
2014年の高知県。
5年前の黒島は、女子高生。
家族と仲良く朝食を食べながら、星占いの番組を見ます。
今日の牡羊座のあなたのラッキーデーは……。
高校時代の黒島沙和 (西野七瀬) は、“成績優秀だが、少しぼんやりした女の子”と周囲に思われていました。
しかし彼女は、度々凶行に走る妄想に襲われ、内心、自分が異常ではないかと悩んでいたのです。
黒島の通学途中、小さな女の子が飛び出して転びましたが親たちは気が付きません。
黒島の脳裏に、自分がその女の子の首を絞めているシーンが浮かびます。
すぐに親が来たので、黒島の妄想はそこでストップ。
自殺未遂
黒島は赤信号なのに道路に飛び出し、トラックにはねられて病院に運ばれました。
ベッドで目を覚ました黒島は「また失敗した」と思うのでした。
しかしそんな気持ちも両親に言うことは出来ません。
友人の頭を割ることを妄想
元気になった黒島は、登校。
友人たち:「さわっち~!大丈夫?」
黒島:「大丈夫、蚊に刺されたくらいだから」
その時、黒島と友人の前に大きな石が転がってきました。
ズボンを脱がされた内山(大内田悠平)が、男子生徒たちに石をぶつけられていたのです。
黒島は石を手に取り、何の前触れもなく後ろにいた友人の頭を殴ることを妄想。
友人は血を流して倒れて死亡。
友人に「さわっち」と呼ばれた黒島は、現実世界に戻りました。
自分の脳に興味を持つ
黒島と母親は、病院に精密検査の結果を聞きに行きました。
この間の事故で後遺症などがあるか調べてもらったのです。
結果は、何の異常もナシ。
しかし黒島は「本当に何もおかしくないですか?事故とは関係なくどこかおかしいんじゃないですか?」と医師に食い下がります。
医師は「大丈夫ですよ」と太鼓判を押しました。
それでも黒島は自分の頭のCT写真をもらって帰宅。
松井に相談
その日の夕方、家庭教師の松井(池岡亮介)がやってきました。
先週は黒島が急に事故に遭ったのでお休みになったので、心配してくれていました。
黒島は自室で松井に勉強を教えてもらいます。
黒島:「先生、私のこと変やなと思ったことありますか?
私、ぼうっとしちょったって?」
松井:「ああ、それくらい誰でもあるよ」
黒島:「それ、嘘やって言うたら変ですか?」
松井:「え?」
黒島:「自分で階段から落ちて、自分で車に突っ込んで行ったって言ったら変ですか?」
松井:「どうしたの?」
黒島は自分の頭のCT画像を持ってきて「先生、これ調べてほしいです。お医者さんは大丈夫と言ったけど」と松井に頼みました。
松井は、とても優しく真面目な医学部5年生で、黒島のことを実の妹のように思っていました。
黒島の猟奇性を心配した松井は、知り合いや教授に黒島のCT画像を見せて聞きまわりました。
松井の診断は……
やっとみたHulu
— Ange (@sexykazuya) September 9, 2019
家庭教師の松井先生がこの方か!
医学部だった。そしてこの松井先生は黒島をサイコパスと診断していた!#あな番#あなたの番です#扉の向こう#過去の扉#番外編 pic.twitter.com/peHkFXYIsP
ある日、松井は神妙な面持ちで黒島の部屋にやってきました。
黒島:「何かわかりましたか?」
松井:「ずっと自分は他人と違うと思ってた?」
黒島:「はい」
松井:「ずっとつらかった?」
黒島:「はい」
松井:「たかが学生の出した答えに過ぎないけど、これは普通の人とは違うと思った」
黒島:「詳しく教えてください」
松井:「ここから先は病院で診てもらったほうがいい」
黒島:「教えてください!何でもいいから知りたいんです。
もう、どれがいつの傷かわからんくらいたくさん傷ついたき」
松井は自分が調べた結果について教えてくれました。
・前頭前野皮質下部、側頭葉の前部、偏桃体の体積が、多分小さい。
・沙和がそうだというわけではないが、これは反社会性パーソナル障害とかいくつかの精神疾患の人の脳に似ている。
・そういう診断名はないけど、ソシオパス、サイコパスと言われている人とか。
助けて、普通になりたい
黒島の脳裏に、今までの殺人衝動が蘇りました。
妄想の中のもう一人の黒島は、いつも不気味に笑っています。
松井:「大丈夫だよ!そうと決まったわけでは……」
黒島:「先生、私はそれです」
松井:「えっ」
黒島:「私は、どうしようもなく酷いことをしたくなる時があるんです。
それが世間的に悪いことだということもわかっていて、でも私はやってもええと思ってる。
じゃあ私はおかしいんやと思って、何度も何度も消えちゃろうと思ったんです。
でも毎回失敗。
先生、私はどうしたらいい?」
松井・:「言ってくれてありがとう、ご両親にも相談……」
黒島:「やだ!」
黒島の大きな声に驚いて、両親が入ってきました。
黒島は、銅鐘ブイブイが出たのだと誤魔化しました。
松井:「どうして嫌なの?」
黒島:「あの人らは私のこと何もわかってないき。先生、助けて。私、普通になりたい」
母親は2人の会話を扉越しに盗み聞きしていました。
『あなたの番です』【扉の向こう】黒島沙和(西野七瀬)の過去の扉・前編の感想
扉の向こうです見たけどさこの内容Hulu限定じゃなくて普通にもう2話くらい増やしてちゃんとドラマ内で消化して欲しかったわ #あなたの番です
— まろんぬ (@maronnu05251015) September 9, 2019
それか…衝動的に女の子に手をかけてしまって目覚めてしまったのかなぁ…🙄きっかけが気になる
— ぽぽん (@popon_club) September 9, 2019
うーん、来週の後編が待ち遠しい
あ、管理人さんの扉の向こうも宜しくお願いします🥳
まだまだ続いて欲しい #あなたの番です
最初に言いたいのが、これはHulu限定で放送すべき内容ではなく、本編できちんと放送すべき内容です。
交換殺人ゲームが終わった後の翔太が黒島の過去を探り始めるのも興味深いし、二階堂が黒島の辛い記憶を消す方法について調べているなど、全てが本編に関係ある内容だからです。
そしてもう一点声を大にして言いたいのが、七瀬ちゃんの演技が本編よりも格段に上手い!
本編の七瀬ちゃんの演技がビミョーだと思った人にこそ、見ていただきたいです。
本編で黒島を理解不能と思った人も、この動画を見れば、多少なりとも黒島の抱えていた苦悩がわかるはず。
まだ前編なので黒島がどのタイミングでモンスターになったかはわかりませんが、家庭教師の松井が深く関わることは間違いなさそう。
後篇もしっかりチェックしてネタバレします。
まとめ
『あなたの番です』【扉の向こう】番外編・過去の扉・前編をネタバレしました。かなり濃い内容で、後編も楽しみです。
こうなったら、サイコパス・黒島の誕生を見届けたい。