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「あなたの番です」【扉の向こう】402号室榎本家を全ネタバレ！総一の本音が怖い！

『あなたの番です』第一章最終回の「扉の向こう」は、402号室の榎本家。

9話と第一章最終回で榎本家の狂気が浮き彫りになりましたが、「扉の向こう」には更なる狂気が隠されていました(>_<)

当記事では『あなたの番です』の402号室の「扉の向こう」を全ネタバレしてまとめています。

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『あなたの番です』402号室の住人とは?



『あなたの番です』402号室の住人とは、榎本早苗（木村多江）、榎本正志（阪田マサノブ）、榎本総一（荒木飛羽）の3人。

早苗は45歳の主婦、正志は48歳の生活安全課の警察官、総一は14歳のひとり息子。

『あなたの番です』【402号室の扉の向こう】を全ネタバレ



ごくごく普通の家族・榎本家の秘密とは?


榎本家は、主婦の早苗、警察官の正志、息子の総一の3人暮らし。

ごくごく普通の一般家庭です。

今日も、早苗が隠し部屋の総一に夕食を持って行ってやります（一緒には食べない）。


数年前に総一の学校でちょっとトラブルがあり、このマンションへ引っ越しました。

早苗は、いじめという悲劇は何の前触れもなく襲ってくるものだと知りました。


早苗は息子を人目にさらさないため、ダンボールに入れてを運びました。

その頃には303号室の住人※舞島亜矢子 (入山法子) もまだいて、早苗が巨大なダンボールを運ぶ姿を見て驚きます。

※301号室の【扉の向こう】で、尾野幹葉に婚約者を寝取られる女性。


402号室に入って扉をしめた早苗は、息子をダンボールから出してやります。

早苗：「おつかれさま～、ここがそうちゃんの新しいお部屋です。何かほかにほしいものある?」

総一：「携帯は?それかパソコン」

早苗：「……」

総一：「じゃあラジオ」

早苗：「それなら。ごめんね」

総一：「いいよ、気にしないで」

早苗は「なにかあったらこれでよんでね」と呼び鈴を渡して、隠し部屋の扉を閉めました。

「お母さん！なんだよこれ！出してよ！」と扉を叩く総一。

早苗の心の声：「スティーブ・ジョブズも子供にはスマホを持たせなかったと言います。子供を悪い情報から守るのは当然のことですよね～」

榎本夫婦は隠し部屋の前に棚を移動させて、総一が出て来れなくしました。

総一も、最初こそ新しい環境に戸惑っていましたが、そのうち慣れてくれました（ホントか?）。


ひもの次は手錠で拘束


ある日、榎本夫婦が夕食を食べていると、リリリーンと鈴が鳴りました。

総一がトイレをもよおしたのです。

早苗は総一の腕と自分の腕をひもでつなげてから、トイレへ行かせます。


早苗：「あの子、力強くなってきてるかも～」

正志：「育ち盛りだもんなあ」

早苗：「ひもじゃ頼りないかなあ。手錠って身体大きい人を捕まえるときに、外れちゃったりしないの?」

正志：「そうならないように出来てなきゃ、使いもんにならないよ」

早苗：「ひとつぐらい職場からもってこれたりしない?」

正志：「無理に決まってるだろ」

早苗：「ネットで買えるかな～」

正志：「でもあれけっこう痛いんだよね」

早苗：「気を付ける！」


早苗は毛糸を編んで輪っかを作り、手錠の周りをおおいました。

早苗：「どう?痛くない?」

総一：「うん痛くない」

早苗の心の声：「私は母親だから、子供のためならなんだってします、それも普通のことでしょう」


病気でも救急車は呼べない


その後はトイレは手錠を繋ぎ合って行います。

総一：「ちょっとお腹痛い」

早苗：「大丈夫?夜布団かけてる?最近肌寒いから」


トイレから出て来た総一が倒れたので、早苗は119番を回しますが電話を切りました。

「だめだって、だめ！でも！でもだめ！どうしよう?どうしよ?」


結局また総一をダンボールに入れて運び、マンションを出てタクシーを呼んで、遠くの病院へ連れて行きました。

早苗は夕食時に、正志にこの事を報告。

正志：「（マンション住民に）見られてないよね?」

早苗：「今回は大丈夫だったけど、今後こんなことがあったときのためにあたし、免許とろうと思って」

正志：「そうだな、うん」

早苗：「あたし、おかしいのかな。119番にかけて電話切っちゃったよ、そうちゃん倒れてるのに」

正志：「お前はまちがっちゃいない、うちにとっちゃこれが一番いいんだよ」

早苗：「そうだよね！うん！さっきの話なんだけど、ここ出るとき、マンションの人（またしても303号室の亜矢子）とすれ違って」

正志：「見えないようにしたんでしょう?」

早苗：「でも引っ越してきたときも、その人とすれ違って。もし気づかれてたら、どうすればいいかな」

正志：「どうって」

早苗：「だって秘密にしてくださいって言えるわけもないし。口止め料とか?でもそれって問題を先延ばしにしているだけだよね～。そうなっちゃったらもう！」

正志：「おい！やめろよ、絶対」

早苗：「なあにい?何考えてると思ったの?」

正志：「いや、何でもない」

早苗：「あたしが何か怖いことすると思った?怖いこと考えてるのはパパの方じゃな～い」

正志：「わかんないこと気にしたってしょうがないじゃん。そういうのは次、考えることだ」

早苗：「そういうことって、なあに?」


亜矢子の引っ越しと早苗の小さな嘘


翌朝、インターホンが鳴り、のぞき穴から見たら303号室の亜矢子が立っていました。

「バレたのかもしれない！」と震え上がる早苗。


早苗は後ろ手にナイフを持ってドアを開けますが、「私、引っ越すことになりまして、ご挨拶に」と亜矢子。

もう顔を合わせなくてもいいんだと安心した早苗は「あ～、そうですかあ。ちょっとまってくださいね」といったん扉を閉めてナイフをかたずけてから再びドアを開けました。

早苗：「わざざわご丁寧にありがとうございます」

亜矢子：「住民会で会ったりマンションですれ違う程度でしたけど」

早苗：「ねえ、でもご近所さんがいなくなるとさびしくなりますよ～。どこか遠くへ行かれるんですか?すいません、ちょっと余計なこと聞いて」

亜矢子：「いえいえ、ごめんなさい、勝手に嫌われてると思ってたから」

早苗：「え?どうして?そんなことありませんよ」

亜矢子：「ここにくるときも緊張していたんですよ～。ほら、前に大きな箱を押してたじゃないですか～」

早苗：「あ～～～」

亜矢子：「そういえば榎本さんが引っ越してきたときも、同じようなことあったなあって。あのあと思い出して余計な事しちゃったなあって。謝りたくて」

早苗：「そんなあ！全然！こっちこそあのときは慌ててて。ごめんなさい！本当によく考えたら手伝ってもらえばよかったのにね～オホホホ」

亜矢子：「ちなみにあの箱、何が入ってたんですか」

早苗：「犬です」

亜矢子：「ええ?」

早苗：「あの……知り合いのペットを一時的に預かってて。ここペット禁止じゃないですかあ、どうか内緒でお願いします」

亜矢子：「大丈夫です。引っ越すので。最後にモヤモヤが晴れて良かったです、お世話になりました」

早苗：「こちらこそ～」

早苗の心の声：「なんてことのない小さな嘘、人を傷つけるうそじゃなければ誰にだって嘘をつく権利はありますよねえ。時々、私はあまりにも普通過ぎて人として面白くないんじゃないか～なんて考えることもあります」


壁ごしのバースデーソング


総一の誕生日は、榎本夫婦が壁ごしにバースデーソングを歌ってやります。

部屋の中では総一がひとりでろうそくをふうっ！

早苗：「消したあ?」

総一：「うん」

早苗＆正志：「おめでとう～！」

総一がひとりでバースデーケーキをモグモグ。


茶封筒の中身は?


そんなある日早苗が帰宅すると、茶封筒が！

「いやあああ～～！」と悲鳴を上げる早苗

頭を抱え込んで、更なる悲鳴を上げます。


その後、早苗は山際祐太郎を殺します。

帰宅した正志にこの事を報告すると……

正志：「なんでそんなことを～！」

早苗：「どうしていいかわからなくて」

正志：「わかんなければ、相談してよ～」

早苗：「だってこのままじゃそうちゃんが～！」

正志：「声！声！しーっ！」

その夜、薬品と包丁を前に黙り込む2人（おそらく山際の遺体をバラバラにした）。


総一の本性


その後、早苗は何もなかったかのように笑顔で夕食を食べますが、「あれどけない?」と正志。

正志が指さしたのは、ガムテープで梱包したクーラーボックス。


早苗：「だって、目に見えるところに置いとかないと不安じゃなあい?」

正志：「いや、表に出しといたほうがあれだろ、色々と」

早苗：「じゃあどうするの?」

正志：「あそこが一番安全か」


正志は隠し部屋の奥にクーラーボックスをしまい、総一に「絶対にあけちゃだめだぞ」と言いました。

「気にしないで、どっかすみ置いといて」と総一。


早苗と正志は笑える映画を見て、無理やり笑います。

その頃、隠し部屋の中では総一がガムテをはがして、クーラーボックスを開けて「ふうん」と不気味な笑みを浮かべていました。

『あなたの番です』【402号室の扉の向こう】を見た感想

早苗は総一を所有物のように身近に置くことでかろうじて安心感を得ているわけですが、総一の方は恨みに思っていそうですね。

表向きは母親思いのイイ子を演じていますが、クーラーボックスの中身（山際祐太郎の首）を見た総一は不気味な笑みを浮かべていましたから。

茶封筒の中身は「管理人を殺した。次はあなたの番です。もし山際を殺さなければお前の秘密をバラす」とでも書かれていたんじゃないでしょうか?

別に総一の存在がバレても大丈夫と思うのですが、早苗はとうとう山際を殺しました。

まとめ

『あなたの番です』の【402号室の扉の向こう】をネタバレしました。

総一の本性も見えて、まだまだ榎本家には秘密がたくさんありそうです！


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