『明日の約束』5話で、本庄和彦(工藤阿須加)が藍沢日向(井上真央)にプロポーズ。
6話では、本庄の実家のご両親に挨拶に行った日向ですが、そこで初めて本庄兄の存在を知ることになりました。
本庄はどうして今まで恋人・日向に、自分に兄がいることを黙っていたのでしょうか?
この記事では、謎めいた存在である本庄兄についてまとめました。
もくじ
『明日の約束』5話で本庄の兄が初登場
本庄兄の初登場は、『明日の約束』5話・本庄家の夕食シーン。両親との家族団欒の席で、本庄は3年付き合っている恋人・日向の存在を明かします。
日向が自分の存在を母親・尚子(手塚理美)に話していなかったことは激怒していたのに、自分もまだ両親に日向のことを話せていなかったのです。
本庄の両親は2人ともニコニコと話を聞いてくれて、何の問題もなさそう。
しかし「彼女と結婚してもいいかなあ?」と本庄が遠慮がちに切り出すと、母親は何故か仏壇の方へ。
仏壇には、まだ若い男の子の写真が飾ってあります。
本庄・母「遠慮することなんかないのよ、お兄ちゃんが死んでからもう11年もたつんだもの。」
本庄・父「生きていれば今頃、孫でも抱いていたかもしれんなあ。」
明るい笑顔の両親に反して、嫌悪感をあらわにする本庄。
本庄の兄は、11年前に事故死したのでした。
ここでひとつ疑問が生じるのですが、どうして本庄・母は、本庄に対して「遠慮することなんかないのよ。」と言ったのでしょうか?
事故死したお兄さんに、本庄が結婚を遠慮しなければならない理由とは何なのでしょう?
『明日の約束』6話にも本庄の兄が登場
『明日の約束』6話で、本庄は、日向に「来週、両親に会って欲しい。」と言います。日向は承諾しますが、どうも本庄は結婚を急いでいる様子。
週末、本庄の家を訪れた日向は、本庄に11年前に事故で亡くなった兄がいることを初めて知って驚きます。
「この子は昔から要領も良くて、お兄ちゃんとは違ってホントに手がかからない子だったのよねえ。」と笑顔の本庄・母とは違って、どんどん顔色がおかしくなる本庄。
「お線香をあげさせてもらっていいですか?」と日向が言っても、「いや、いいよ、今日は。」と不自然な対応をしてしましまいます。
帰り道、「お兄さんのこと、嫌いだったの?」と本庄に聞いてみる日向。
本庄はちょっとためらった後、亡くなった兄について話してくれました。
「ウチの兄貴、荒れてたんだ。
長男だからって親に期待されて。
でも応えられなくて。
その分、次男だった僕は自由にって感じでのびのびやれてきたけど……。」
本庄は、自分も親子関係や兄のことで問題を抱えているにもかかわらず、「日向とお母さんの間に入って仲直りさせてあげられないかな?」と言って日向と尚子の関係には介入しようとします。
両方の親に心の底から祝福して欲しいからという理由ですが、何かいびつな印象を受ける日向。
本庄と本庄兄の過去は?
本庄兄の話題が出るたびに、顔色が悪くなったり目を見開いたりする本庄。本庄と本庄兄の関係がどんなものだったのか気になります。
まず、本庄兄について以下にまとめます。
11年前に事故死。
要領が悪い。
長男だからと期待されていたけれど、応えられなくて荒れていた。
家庭内暴力をふるっていた。
要領が悪い。
長男だからと期待されていたけれど、応えられなくて荒れていた。
家庭内暴力をふるっていた。
本庄は現在28歳なので、本庄兄が事故死した時は17歳。
本庄兄の推定年齢は18~20歳。
本庄は、本庄兄とは違って要領もよく、自由に育った様子。
しかし公式ホームページの人物相関図によると、本庄兄は家庭内暴力をふるっていて、本庄はそれを目の当たりにしてきたとのこと。
問題は誰に対して暴力をふるっていたかですが、おそらく両親に対してではないかと思われます。
何故なら本庄兄に過剰な期待をかけて、追い詰めていたのは父親と母親だからです。
本庄に対して暴力をふるっていた可能性もありますが、11年前には本庄は17歳で体も大きかったと考えられますので、逆にやり返されてしまうから出来なかったんじゃないかなと思うのです。
本庄の両親も“毒親”だと思いますので、本庄兄に暴力をふるわれながらも、本庄兄を溺愛していたんじゃないかなと思います。
おそらく子供の頃から本庄のことはないがしろにして、本庄兄ばかり可愛がって期待してきたのでしょう。
本庄はそんな異常な家庭環境の中で、自己肯定感が薄いまま成長してきたのではないでしょうか?
本庄兄は事故死ですが、どんな状況で亡くなったかを3通り考察してみました。
- 本庄と本庄兄が事故にあって、本庄だけが生き残った。
- 本庄が殴られている両親をかばって本庄兄を突き飛ばし、その結果頭をぶつけて亡くなった。
- 本庄が、事故死に見せかけて殺した。
最初の説の場合、本庄の両親は、本庄兄の方に生きてて欲しかったみたいなことを、本庄の前で言ったのではないかと思うのです。
だから本庄は両親の口から兄の名前が出るたびに、愛されてないのに生き残った自分を惨めに思って、あんな表情になってしまうのではないでしょうか?
二番目の説の場合、本庄は両親を助けるために兄に立ち向かって結果死なせてしまったわけですが、両親は本庄に感謝するどころか兄の死を長期にわたって悲しみ、本庄のせいで本庄兄は死んだのだと責めたのではないでしょうか?
三番目の説は、日向が高校3年生の時に神社の階段を登る尚子の背後から殺意をもって近付いたように、本庄は大嫌いな兄を事故死に見せかけて殺してしまったのではないかというもの。
#明日の約束
— 狭楽 (@zyasuo) 2017年11月14日
藍川先生の彼氏の本庄が兄の名前を出されて嫌悪感丸出しは
何かありそう
期待されてた兄
どうでもいい自分
とって結婚の話もあっけらかんと聞かれた
こういう家庭環境であっかも
それをドラマでどう絡めるのか?
本庄兄弟は、吉岡兄妹と対称的?
本庄兄弟と、吉岡兄妹は実は対称的(シンメトリー)です。それぞれ見てみましょう。
同じ構成であることがわかります。
吉岡圭吾(兄)と英美里(妹)
吉岡圭吾(遠藤健慎)は、母・真紀子に溺愛されて過度なプレッシャーをかけられて過干渉されていましたが、あきらめて受け入れていました。
吉岡英美里(竹内愛紗)は、放任主義で育てられ、最低限の束縛しか受けず、甘やかされるだけの教育を受けています。
圭吾が自殺した後も、母・真紀子の愛情は全て死んだ圭吾に向けられて、英美里はほったらかし。
孤独な英美里は、最近ではパパ活を始めたりと危なっかしい。
本庄兄と本庄和彦
本庄兄も、兄という立場から過度な期待をかけられましたが、それに応えられずに家庭内暴力に走りました。
本庄和彦は、放任主義で育てられましたが、自己肯定感の薄い人間に育ちました。
本庄兄が事故死した後も、両親の愛情は本庄兄に向けられていて、本庄和彦は本庄兄の呪縛から逃れられない。
吉岡兄妹と本庄兄弟の違い
吉岡兄妹と本庄兄弟の違いは、死因が違うこと(圭吾は自殺で、本庄兄は事故死)と、親の過干渉に対する反応の違い(圭吾はあきらめて受け入れたが、本庄兄は家庭内暴力に走った)の2つです。
本庄和彦は、日向から圭吾の話を聞いて、自分の兄と圭吾を重ね合わせて見ているのではないでしょうか?
まとめ
ドラマ『明日の約束』本庄と本庄兄の過去について考察しましたが、いかがだったでしょうか?異常なほど自己肯定感の薄い本庄は、結婚を急ぐだけでなく日向と尚子の関係にまで口を出してくるようです。
本庄には(周りの人間に)認められたいという強い願望があるようですが、今後どんどん空回りしそうな予感です。
“本庄兄の存在”に振り回されているうちは、本庄は日向と結婚できないと思います。
この記事は、本庄兄について新しい情報が入り次第、更新していきます。