復讐を決めた男・中村慶介(亀梨和也)の切なくも痛快な復讐劇が描かれるドラマ『FINAL CUT』
1話では、報道番組「ザ・プレミアワイド」の強引な取材によって追い詰められ、さいごには自殺してしまった母・恭子(裕木奈江)の悲しい姿が描かれました。
ここで気になるのが、恭子が死ぬ前に慶介に話した一言。
「あたしじゃない!……あの夜みかけた“あの男”!」
“あの男”が真犯人なのでしょうか?
そして慶介の後の調査で浮かび上がってきた不審人物・小河原祥太(おがわら しょうた)ですが、恭子が目撃した“あの男”と同一人物なのでしょうか?
この記事では、小河原雪子・若葉姉妹の兄・小河原祥太と事件の関わりについて追及していきます。
2018年3月7日、当記事の続編となる記事を執筆しました。
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『FINAL CUT』最終回・ネタバレ(前編)についてはこちら
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もくじ
『西新宿工場跡地 保育園園児殺人事件』とは?
これは裕木奈江さんだったのか、わからなかったー。
— コンドウノリカズ (@konsandesu) 2018年1月9日
すごい久しぶりに見た気がする。
俺の中では『ポケベルが鳴らなくて』辺りで時間が止まっているかも(笑)#FINALCUT #ファイナルカット pic.twitter.com/3ckej3yIpG
まずは『西新宿工場跡地 保育園園児殺人事件』の全容をおさらいしましょう。
12年前、東京都新宿区の無認可保育園・ルミナスキッズにあずけられた熊谷志穂ちゃん(5歳)が何者かに連れ去られ、2日後に遺体となって発見されました。
ルミナスキッズの園長・早川恭子(裕木奈江)は以下の3つの理由から警察に重要参考人として事情徴収を受けることになります。
- 事件当日、ひとりで夜勤をしていたこと
- 遺体発見現場から園長のものと思われる遺留品がみつかったこと(ピンク地に赤い小花柄のハンカチ)(女児のDNAも発見された)
- 事件夜に園長が走って戻ってきたという目撃証言があったこと【目撃者は、小河原雪子(栗山千明)】
恭子は主人公・中村慶介(亀梨和也)の母親で7年前に離婚。
その後は保育園の経営状態が厳しい中、ひとりで切り盛りしながら、慶介の世話もきちんとしてきました。
そんな恭子を報道番組「ザ・プレミアワイド」は非情にも追い詰めていきます。
だんだん精神的に追い詰まっていく恭子。
ショッキングだなあ。#裕木奈江 #FINALCUT #フジテレビ pic.twitter.com/CnM2X0s4PB
— ロケット趣味 (@VRjapani42) 2018年1月9日
ある日慶介が帰宅すると、恭子は手首を切って自殺していました。
恭子が最後に作りおいてくれたチャーハンの皿を持ったまま、泣き崩れる慶介。
こうして『西新宿工場跡地 保育園園児殺人事件』は、被疑者死亡で幕を閉じたのです。
恭子が言っていた“あの男”とは誰なのか?
恭子は死ぬ直前に「あたしじゃない!……あの夜みかけた“あの男”!」と叫んでいました。“あの男”とは事件当日に恭子が見た全身黒ずくめの怪しい男で、段ボールを抱えていました。
そして恭子が死んだ後に息子・慶介が色々調べた結果、以下のことがわかりました。
そして小河原家の長男・祥太が保育園の周りで何度か目撃されていた。
しかし事件のあった日、小河原祥太にはアリバイがあった。
妹の若葉(橋本環奈)がずっと一緒にいたと証言したのです。
そしてもう一人の妹・雪子があの事件のあった夜に走って戻ってくる園長の姿を目撃したと証言。
そう……まるで姉妹揃って口裏を合わせたかのように……。
これらの事実から小河原祥太は現時点で真犯人かどうかまではわかりませんが、非常に怪しい人物であることがわかります。
“あの男”=小河原祥太である可能性は十分に考えられます。
小河原祥太は公式の相関図に顔写真が載ってない?
渦中の人物・小河原祥太ですが、『FINAL CUT』の公式ホームページの相関図に顔写真が載っていません。→FINAL CUT(ファイナルカット) | 関西テレビ放送 KTV
こんな重要人物が何故漏れているのでしょうか?
もしかして小河原祥太は既に殺されているか、既に登場しているのでしょうか?
もし登場しているなら、一体誰なのでしょうか?
慶介の復讐ターゲット「ザ・プレミアワイド」の中に小河原祥太がいるのはちょっとおかしいですし、慶介の相棒・野田大地(高木雄也)は26歳と雪子より年下なので兄にはなりえません。
やっぱり行方不明になって殺されていると考えるのが妥当な気がします。
しかし「ザ・プレミアワイド」の中ではありますが、年齢的に1人だけなんとか条件に該当する人物がいます。
それは、AD・小池悠人(林遣都)です。
小池は32歳で小河原姉妹の両方より年上で年齢的にOk。
そして顔が小河原一家の家族写真(おそらく12年前に撮影されたもの)の祥太に似ているのです……。
でももしそうだとしても、名前を変えているのが不自然ですよね。
やはり祥太は事件に関与していて、姉妹の父で弁護士の達夫(升毅)が事件をもみ消すために祥太は失踪したことにしたのかもしれません……。
この事件、闇が深そうですね。
でもでもそうなると、兄が行方不明の小河原家があんなに明るいのも不気味ですよね~。
小河原祥太も一緒に写っている家族写真もきっちり飾ってありましたし……。
これで単に海外赴任中とか留学中とかなら筆者はびっくりしてしまいますが。
事件当時、若葉は10歳、雪子も18歳と分別はつく年齢です。
兄のアリバイを偽証したならその意味も理解しているでしょう。
もし2人に偽証させた人物がいるなら、それは両親である達夫と夏美(長野里美)である可能性が考えられます。
慶介は既に小河原姉妹の証言は嘘だとにらんで、2人にそれぞれ別人を装って近付いています。
恋愛と復讐が混ざり合った展開が今後待ち受けているということで、今からハラハラしてしまいます。
『FINAL CUT』2話で新事実発覚
『FINAL CUT』2話で若葉の口から「お兄ちゃんは今海外、随分会ってない。」という発言がありました。しかしどこかぎこちない話し方の若葉でした。
まさかと思いますが、海外逃亡中なのでしょうか?
ふむ、小河原兄は海外逃亡中な訳か#ファイナルカット #FINALCUT #亀梨和也 亀梨くん
— LaTortue 🐢💋(トルチュ) (@tortue_m1122) 2018年1月16日
そして若葉が「お兄ちゃんって今どうしてるんだろうね?」と聞いた時の両親の返事が変でした……。
父:「うん、そろそろどうするか決めないと。」
母:「そうね、決めたらちゃんと話すわ。」
このおかしすぎる両親の返答にツイッターはざわざわしました。
雪子が絶対なんか知ってる顔してるのもすごい気になる。
— かめねこ (@kamelove223miya) 2018年1月16日
兄が事件起こしたのをワカバ以外でかばってる?てこと?#FINALCUT#ファイナルカット
妹は兄のことを親から誤魔化されてるわけね。 #FINALCUT
— ばけしら (@24now_place) 2018年1月16日
これはもう、兄・小河原祥太は何かしらやらかしていると考えるのが自然ですね。
雪子は何か知っていそうですが、若葉はまだ小さかったから何も知らされていないのでしょうか?
『FINAL CUT』3話で新事実発覚
若葉の口からまた小河原祥太について語られました。事件当時、小河原祥太は保育園の上の小河原法律事務所でよく勉強していて若葉と雪子もよく遊びに行っていたとのこと。
そして小河原祥太は現在は海外のロースクール(法律学校)に通っているということです。
小河原祥太はやはり犯人候補だった?
「ザ・プレミアワイド」が12年前に作成した真犯人の可能性リストに小河原祥太の名前が載っていました。
ここまで疑われていたのに、何故小河原祥太は難を逃れたのでしょうか?
そして何故慶介の母は犯人と決めつけられたのでしょうか?
小河原祥太は死んだことにする?
由紀子が衝撃の発言をしました。
なんと小河原祥太は7年前に失踪していたのでした。
そして家族会議の結果、失踪宣告しようと決まったとのこと。
ますます謎は深まる小河原祥太の存在です。
『FINAL CUT』7話で新事実発覚
『FINAL CUT』7話では小河原祥太に関する新事実が次から次へと明らかになりました。12年前、小河原祥太の名前が捜査線上から消えた理由
12年前の女児殺害事件の担当刑事・高田(佐々木蔵之介)は、周辺の聞き込みから事件前に若い男が保育園のまわりのウロウロしていたという証言を得て、小河原祥太があやしいとにらんでいました。
そして保育園の入っているビルの防犯カメラを捜査。
入口のカメラには不審人物はうつっていなくて、小河原法律事務所の前のカメラは何故か故障していました。
高田はこの事実に不信感を抱き、上に何度も報告。
すると、なんと高田は担当替えされてしまい、それ以上捜査が出来なくなったのです(以降、高田は上層部やメディアに近付き、情報を得て、動き出す機会を虎視眈々と狙っていたわけです)。
小河原祥太の名前を捜査線上から消したのは、警視庁 刑事部 部長・芳賀恒彦(鶴見慎吾)でした。
事件当時、祥太は司法試験の準備中で大事な時期でした。
そして祥太の父親・達夫(升毅)は芳賀の娘が引き起こした“集団万引き事件”の弁護人で、示談交渉もしました。
つまり達夫に恩義があった芳賀が、ご丁寧に捜査資料を破ってまで祥太を捜査線上から削除したのです(>_<)
そして百々瀬塁(藤木直人)に現場に落ちていたハンカチ(女児の皮膚片と唾液がついていた)のことをリーク、慶介の母・恭子は「ザ・プレミアワイド」の餌食になったのでした……。
若葉の証言には変化なし?
若葉ですが、事件当日は風邪を引いていたことが判明しました。
若葉はお兄ちゃん(祥太)はずっと家で勉強していて生姜入りの紅茶を入れてくれたと証言しましたが、風邪で寝ている時間のことまではわからないはずです。
そして7話ラストシーン、若葉は父に来た祥太らしき人物のメッセージに返信、それはまぎれもなく兄からのメッセージでした。
雪子の口から新事実発覚
雪子の証言には続きがありました。
雪子は事件当日の夜走って戻ってくる園長(恭子)を目撃し、さらにビル前の駐車場では何人かでビールを飲む人たちの姿も見ていました。
しかしその日は18:00~18:10まで雨が降って道路は濡れていたはずなのです。
考えられる理由は18:10までその場所には車が止まっていたということ。
犯人である小河原祥太は18:00に女児を殺害、防犯カメラのない裏口から出て、車で工場跡地へ向かったと思われます。
2018年3月7日、当記事の続編となる記事を執筆しました。
→FINAL CUT 最終回 予想!小河原祥太=真犯人はミスリードで大どんでん返しが?
まとめ
2018年の新ドラ『FINAL CUT』で怪しい人物・小河原祥太についてまとめました。7話が終了してどんどん新事実が浮上してきました。
もはや状況的には、小河原祥太が犯人としか考えられません。
今後も新事実が分かり次第、追記します。