「初めて恋をした日に読む話」原作のあらすじネタバレ前編!残念女子にモテキ到来!

2019年1月から、新ドラ『初めて恋をした日に読む話』(はじこい)がスタート。

“美貌”と“存在感”で人気の深キョンこと深田恭子さんが、モテまくりの鈍感女子を演じます。

深田さんに恋する男子3人を、横浜流星さん、中村倫也さん、永山絢斗さんというイケメンたちが演じるとあって、今から大きな話題を呼んでいます。

当記事ではドラマ『初めて恋をした日に読む話』(はじこい)の原作のあらすじの結末ネタバレ・前編(コミックス1~2巻)をまとめています。


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ドラマ『初めて恋をした日に読む話』(はじこい)の原作とは?



ドラマ『初めて恋をした日に読む話』の原作は、隔月刊「クッキー」(集英社)で連載中の持田あきさんによる同名漫画。

“いちいち残念なしくじり鈍感アラサー女子”とタイプの違う3人のイケメンが繰り広げるラブコメディーです。


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ドラマ『初めて恋をした日に読む話』(はじこい)主な登場人物

ドラマ『初めて恋をした日に読む話』の主な登場人物を紹介します。

春見順子:深田恭子

人生の岐路でことごとく失敗してきたアラサー女子で、予備校教師。

超鈍感で、モテても全く気付きません。


由利匡平:横浜流星

不良高校生。

おバカ学校に通っていますが、根は真面目で真っ直ぐな性格。

順子に「ユリユリ」「ユリの下」など色んなニックネームを付けられます。


匡平の仲間(マイルドヤンキー略してマイヤン)

エンドー(永田崇人)、ナラ(堀家一希)、カブ(櫻井圭佑)、木佐(若林拓也)の4人。


八雲雅志:永山絢斗

東大卒の商社マンで、最近海外から帰国。

順子の一番の理解者を自負。


山下一真:中村倫也

匡平の担任教師。

高校時代に順子に救われたことをきっかけに好意を抱きます。


松岡美和:安達祐実

順子の親友でキャバクラオーナー。

時々核心を突く発言をします。


春見しのぶ:壇ふみ

順子の母。

東大に受からなかった順子をどこか見下しています。


由利菖次郎:鶴見慎吾

匡平の父で文化省局長。

学力の低い匡平を恥ずかしいと思っています。


江藤美香(エトミカ):吉川愛

匡平と仲間たちが合コンした科女の学生で、匡平が大好き。

ドラマ『初めて恋をした日に読む話』(はじこい)原作のあらすじの結末をネタバレ・前編



ドラマ『初めて恋をした日に読む話』の原作のあらすじの結末をネタバレ・前編をしていきます。

ザンネンなアラサー女子・春見順子



主人公・春海順子(深田恭子)は31歳・厄年。

いまだに実家を出ずに、ぼんやり地元の塾講師をしています。


そして半年前に焦って婚活してつきあった東大出身会社員・安田さん(35)に、あっけなくフラれて、カラオケで研ナオコを熱唱中。

一緒にいるのは、順子の友達の松岡美和(安達祐実)ともんちゃん(ドラマキャスト未定)。


歌い終わった順子は「フー出し切ったー」と意外にも元気。

それもそのはず、順子は安田さんにみじんもときめいてないのに、東大出身だから親が喜ぶかな~と思って付き合っていたのです。


美和はそんなグダグダの順子に「順、心を鬼にして言う。あんたはやばい」と言います。

あんた忘れたの!?中高共にトップで名門お嬢大行って!間違ってたら教師だろーが論破してたあのイケてた頃の自分を!!

31にもなって恋愛にも仕事にもポリシーがなくて周りに合わせて流されてあんたには自発性ってもんがみじんもない!!

引用元:「初めて恋をした日に読む話」1巻・美和のセリフより


美和はバツイチ彼氏持ち、もんちゃんは歴女なので、順子とはステージが違います。

趣味も情熱もない31歳の順子は、多分に迷走中なのです。


ユリユリとの出会い


カラオケからの帰り道、順子は「このまま自分の人生は何にもときめくことなく終わってしまうのだろうか」とトボトボ。

バイクに乗ったマイルドヤンキー(略してマイヤン)たちがすれ違いざまに「おねーさーん、こーんばーんは!」と挨拶してきます。


順子はそのなかの一人(ピンク頭)と目が合います。

この少年こそ、後に順子を久しぶりにアツくしてくれる高校生・ユリユリ(由利匡平)でした。


順子はいつの間にかマイヤンたちに囲まれて「おねーさん、こんな時間に一人で歩いてたら危ないよー」と言われます。

そのうちのひとりが「どっちかっつーとおば……」と言いかけたので、鬼の形相に変わる順子。

「あんたたちも早く妙齢になって、白髪と年金にオロオロしてみろってのよ」と思うのでした。


マイヤン達が去ったあと、順子は落とし物(渋いクラッチ)を拾います。

中にはおじさんの写真とタバコとビジネス手帳が入っていました。


「絶対オヤジ狩りとかしたんだー!!これだからヤンキーは!!」と青ざめる順子。

しかし一方で、自分にはマイヤン達のような楽しい青春がなかったことも思い知らされていました。


順子と母・しのぶの確執


家に着いた順子は、扉の前で一呼吸。

その後「ただいまー。お父さんお母さん今日私ふられちゃったー。また婚期と孫が遠のいたーごめーん!」と言いながら、笑顔で両親がいる部屋に入ります。

母親のしのぶ(壇ふみ)は「あなたもう31なのよ。東大は落ちるわ仕事はパッとしないわ、その上結婚まで。お母さんこのへんで居場所ないわよ」と冷たい視線を向けてきました。


しのぶは、順子が東大に落ちてから、ずっと機嫌が悪いのです。

東大に落ちた日、順子はつとめて明るく落ちたことを報告したのですが、しのぶから後にも先にもないくらい本気のビンタをくらったのでした。

そこから完全に調子を崩した順子は、就職も第4志望で、東大出身の人と結婚して母の機嫌を取ろうとしてフラれて、気付けば自分の考えじゃ何もできない、本気の恋をしたこともない、そんな31歳に。


順子は山王ゼミナールの講師なのですが、名門私大を出ているのに生徒の不合格率がダントツ1位。

塾長・梅岡(生瀬勝久)から「来年も芳しい成果が見られないようでしたら、契約続行の見合わせも検討させて頂きますからね」と言われてしまいます。


さすがにクビになるのは困るので頑張る順子ですが、生徒のひとりから先生の交換を希望されてしまいました。

理由は、順子についていったら来年志望校に落ちる気がするから。


夜になって、順子は昨日マイヤン達に会った場所に行ってみます。

マイヤン達は、季節外れの花火をお楽しみ中。


「またなんか眩しいことしてる~」と羨ましそうにのぞく順子。

順子の学生時代は、母親の顔色を気にして勉強漬けの日々だったから。

東大に落ちたあとに、順子もぼんやりいいなあと思っていたクラスメイトの山下君(中村倫也)が告白してくれたのですが、受験失敗しといて彼氏できたなんて言ったら母親にぶっ飛ばされそうだったので、順子はビビッて逃げてしまいました。

それからというもの、順子は未だに自由も恋愛もなんだか怖いのです。


マイヤンのひとりの服に火がうつって、ピンク頭がホースを出して水をかけると、後ろにいた順子の顏を直撃!

ずぶ濡れの順子はピンク頭に「これ!昨日の落とし物!」とクラッチバッグを渡します。

ピンク頭は「礼!」と言って、自分の来ていたジャンパーとバッグの中の煙草(実は父親の)を順子にくれました。


ピンク頭にもらったジャンパーを着た順子は、笑顔で帰宅。

隣の部屋から、両親が話す声が聞こえてきます。

しのぶは「(順子は)付き合ってた人と別れたんでしょう?いっそ田舎でお見合いでもさせようかしら。もう今度は孫に期待するしかないわ」ときつい口調です。

順子は、しのぶが最近は自分の目を見て怒ることさえなくなったと思います。


そして順子は、もんちゃんに付き添って行った戦国カフェで、安田さんが歴女と楽しそうにデートしているのを目撃。

自分には決して見せなかった安田の笑顔を見て驚きます。


戦国カフェの酒で酔っぱらった順子は、車を運転するしのぶに出くわします。

しのぶは「順子、こんな時間に飲み歩いて、ご近所に絶対みつからないでよ。二流校出の行き遅れなんてお母さん恥ずかしいわ」とやはりキツイセリフ。


順子が幼い頃、しのぶは優しい母親でした。

順子が勉強ができると、ほめてくれました。

小さな順子は「順子もっとがんばる!うんとかしこくなってママをもっとうれしくさせてあげる!」と言いました。


東大に落ちたあと、順子は試験をやり直す夢を何度も見ました。

そして自信も目標も、大事なもの全部あの頃に落として来てしまった気がするのでした。


職場でキレた順子がついにクビ?



翌日、順子が塾に行くと、マイヤンのボスのピンク頭が父親・菖次郎(鶴見慎吾)と一緒に来ていました。

ピンク頭の名前は由利匡平(横浜流星)でした。


菖次郎は塾長・梅岡に「息子はこの通り不良まがいのろくでもない輩です。放っておいたら世間の害にしかならない何の社会的価値もないゴミだ。いっそ見切りをつけたいところですが何分ひとり息子なので大卒ぐらいの箔をつけたい」と自分の息子をボロクソにけなします。

順子は持っていた東京大学の過去問集を床に投げつけ、「逃げなさい!こんなね……人にゴミとか言う人間の言うことなんて聞かなくていいわよ」と匡平に向かって言い放ちました。

さらに「今のうちにちゃんと反抗してめいっぱい大人に怒られなさい。好きなだけ暴れなさい。私みたいなつまんない大人に絶対なるな!!」と叫びます。


その後、屋上で煙草を吸って「ついに終わったわ、クビだわ」と涙を流す順子。


俺を東大に入れてくんない?



翌日、やはり順子は塾長からクビを言い渡されました。

そこへ匡平が「俺を東大に入れてくんない?」とやってきました。


しかし匡平は“ディス イズ アペン”で受かると評判の南高の2年生で、中学以来教科書も開いたことがないという。

こんな生徒がもし東大に受かったらギネスものです。


昨日、匡平の父・菖次郎はここで見たとんでもない講師(順子)を見て「あんな塾、お前の夜遊びより最低だ。家庭教師つける」と言いだしたとのこと。

「なら、このクソみたいな塾から東大行って親父黙らせたい」と言う匡平に「今すぐ恋をしなさい」と順子。


さらに「誰かのためとか誰かのせいで自分の進路決めたらダメ!!」と説教します。

匡平は「好きなだけ暴れろっつったのは自分だろーが。結局テメーが自信ねェだけなんじゃねーの、クソババア」と言って出ていきました。

順子は、ただ匡平に自分と同じ思いをさせたくなかっただけなのですが……。


順子はクビになったことを、美和ともんちゃんに報告。

美和は「出会いのない職場だったから良かったよ」と祝福し、高校時代の順子はかっこよかったのにと言いました。


東大出の幼馴染・八雲雅志


その後、順子が居酒屋で「就職情報誌」を読んでブツブツ言っていると、幼馴染の八雲雅志(永山絢斗)が登場。

雅志は高校まで順子と同じ進学校に通っていましたが、順子と違って東大に合格した従兄。


順子:「笑ってくれ。一周回ってフリーターになり家を買う妄想までしてる私を……」

雅志:「別にいーじゃねーか、あんな四流塾」

東大をオール優で卒業し、年間2、3ケタ海外飛び回ってるエリート商社マンの雅志には、順子の気持ちはわからない様子。


雅志は車で順子を家まで送っていって「それでお前、あっち(男)の方はどうなんだ?」と聞いてきます。

実は雅志はずっと順子のことが好きだったのですが、順子は「もしかして誰か紹介してくれんの?」と大きく勘違い。


ばーか、残念だけど大人だよ



順子は、警察官に捕まって名前と学校を聞かれているマイヤン達に遭遇。

そこへ順子が「この子たちがすみません……」と割って入ります。


警察官:「何?あなた?この子達の先輩なの?」

順子:「あーはい」

警察官:「どういった?」

順子:「……しみったれた人生の……」


警察官が当惑して、泣きまねをする順子。

マイヤンたちは「勘弁してやってくれ、通りすがりのしょぼくれたアラサーだから」と順子をかばいますが、持っていたソフトクリームとジュースが警官にかかってしまいます……!


順子が「走るわよ!!」と言って、マイヤンたちは一目散に逃走。

匡平:「おかしーだろ。なんでお前がいの一番に逃げるんだよ!!」

順子:「なんか……マイヤン達がしょっぴかれると思ったらつい」

匡平:「誰がマイヤンだ」


そして匡平は、年をごまかして夜勤でバイトしていると言います。

匡平:「親父にチクッたりしねーのか」

順子:「チクんねーよ、年ごまかしてまで行動して根性あるじゃない」


そして今日の順子は、仕事をクビになって人生の夏休みでアロハシャツ姿。

「こないだから思ってたけど、なんかあんたって大人っぽくねーよな」と匡平。

「ばーか、残念だけど大人だよ」と順子。


匡平は順子に「これ教えてくれよ」と塾の理科の問題を見せます。

順子は問題を教えてあげながら、こんな自分にはじめて「教えて」と来てくれたこの子の名前を絶対に忘れないと思うのでした。


翌日、塾長の梅岡に最後の挨拶に行った帰り、順子は雅志に出くわします。

雅志:「今時、永久就職(結婚)って考えはないのか」

順子:「はは……契約社員崩れの私に終身雇用の話なんて……」

雅志は、鈍感過ぎる順子に「よしわかったぞ順子。金曜夜食事行くぞ、空けとけ」と言いました。


マイヤンたちはユリユリの親子関係に責任を感じてる?


そして金曜日。

順子がもんちゃんと歩いていると、道端でケンタッキーの取り合いをするマイヤン達がいました。

順子は「やめなさい、男の子がお肉でぎゃーぴー」と言って、お金を出してあげました。


今日は匡平は、父親に連れられてミシュランレストランに行ってるとのこと。

どうやら匡平はかなりのボンボンらしい。


マイヤンたちは、匡平の親子関係に責任を感じていると話します。

匡平を含む5人は、小学校からの幼馴染。

4人ははっちゃけ系でしたが、匡平は何にも染まらず勉強も普通にできたし先生にも一目置かれていました。

なのに中2にあがる春休み、菖次郎が匡平に「こんな奴らとは今すぐ縁を切れ」と言って、それから匡平はどんどん悪くなって高校まで4人と同じところに行ったのです。


「あいつはこのままでいいのかなあって思うんだよ」と4人。

順子は、匡平の「東大に入れてくれ」には自分が思ったより大きな意味があったのではないかと思い始めます。


ユリユリ、やるわよ!


夕方、塾で引き継ぎ業務を終えた順子は、雅志との待ち合わせに行こうとします。

そこに塾の問題を持った匡平がやってきて「これ他はなんとか自分でやった。残り英語だけ教えてくれよ。これが全部できたら俺は中卒レベルなんだろ、頼む」と頭を下げました。


順子はすぐに雅志にキャンセルの電話をして「さあ、英語は受験の要よ。時間がいくらあっても足りないわ。座って!ユリユリ!」と言いました。

「ユリユリって呼ぶな」と怒りながらも、勉強する匡平。


そして7時間かけて匡平は英語で満点を取りました。

これで中学卒業レベルの学力です。


匡平:「俺今まで親父の言う通りになりたくなくて、東大っつったのも親父黙らせてーくらいの気持ちしかなくて。でもあんたの話聞いて親父親父ってなんも自分でキメてねーなって気付いた。やってきてーんだ、協力してくれよ」

順子:「かっこいいね。この年になっても親とも自分とも向き合えない私とは大違い」

順子は「やるわよ!」と言って匡平に手を差し出して、匡平がその手を握りました。


順子は塾長の梅岡に頭を下げて、もう一度塾で働かせてもらえることになります。

順子は31年間みつからなかった、例えば昨日の夜感じたような、ワクワクして帰りたくないような、そんなずっと探していたものを見つけた気がしていました。


東大への挑戦がスタート!まずは学部を決める


順子と匡平の東大への挑戦が始まりました。

まずは学部を決めなくてはなりません。

順子:「ここで変に欲を出さないことよ。大して信念なんかないくせに親がよろこぶかもとかで法曹やMBA目指した人間の末路が目の前の私だ!」

匡平:「で?どこ受けたんだよ」

順子:「(文系最難関の)文Ⅰ」

匡平:「じゃあ俺も理系最難関受ける、理Ⅲな」


マイヤン達が、匡平を合コンに誘いにきました。

順子は「東大理Ⅲなんて言ってる子には、サボロー達と遊んでる時間はないんだよ」と言って、匡平を家まで送ろうとします。


そこに美和が車で通りかかって、なぜか順子と美和も合コンについていくことに。

合コン場所はカラオケボックスで、相手は科女(しなじょ)の2年生でカワイコちゃん揃い。

美和は女子たちを「妖怪見返り地獄」「恐怖のられたされた女」など鋭く分析して、互いに番号交換するように命令。


匡平:「何者だよ、友達」

順子:「一時は神田のナンバー1だったらしいわ」


順子はせっかく来たんだからと、匡平にも番号を聞きに行くように言います。

匡平は順子の番号を聞きますが、塾の決まりで教えられないと順子は断ります。

そこへ店員が「延長しますか?」と聞きに来て、代金を払う順子。


マイヤー達は「ずんこ先生奢ってくれるの」とよろこびますが、「おいおかしーだろ。自分で払う」と匡平。

順子は「ムリムリ。高校生からお金なんて取れないわよ」と言って、匡平は順子のうなじに見とれてしまいます。


その夜、美和が順子を家まで送ってくれました。

美和はしのぶに「松岡です。キャバやっててバツイチでお母さまが何度も順に縁切れって言ってたあの松岡です~」と神をも恐れぬ挨拶。

美和:「順ちょっと酔っちゃったのでお見送りにあがりました。ちょっとお邪魔します~」

しのぶ:「……」


美和と順子は、順子の部屋に行きます。

美和:「順、あの由利君って子、東大受験させるって言ったんだって?ぶっちゃけさ、あーこの子まら傷癒えてなかったんだなって思った。でもさ、あの子たちといる順、あんな楽しそうなカオ初めて見た。いーの?またスベッたら立ち直れんのか」

順子:「……はい」

美和:「婚活はちゃんとしなよ」

順子:「……はい」


高校時代。

順子は「受験終わったら好きなだけ遊ぶから」と言って花火大会にも行きませんでした。

特別行きたかったわけでも淋しかったわけでもなかったけれど、マイヤンたちは塾の帰りに見た花火に似ていたのです。


こないだ合コンした科女からエンドーのスマホに「七郷土手の花火に行きませんか」のお誘いが来ました。

ぎゃーっと喜ぶ3人と、どうでもよさそうな顔の匡平。


このあいだ美和は「男ってプライド高い生き物だから基本同情なんてされたら腹立つわけよ。ところが唯一かわいそうって頭撫でられても心地いい女がいるわけよ。それが惚れた女よ」と言っていて、マイヤー4人はそれを確かめるために女子全員に頭を撫でてほしいと浮かれます。

匡平は「俺塾だから。興味ねー」と立ち去りました。


匡平は塾に行って、順子に勉強を教えてもらいます。

意外にも順子は、的確な教え方をしてきます。

「ユリっぺの大切な将来がかかってるからね、私も決めた分はしっかりやるわ」


レッスンが終わって、順子は残業。

匡平:「親父と塾来たあの日、なんであんなにキレてたわけ」

順子:「最初に見た肩が妙に焼きついちゃったのよね。細くて夜道にピンクの髪がやけに目立って。あんな風になりたかったなあって思ったのよ。学生時代憧れたもの全部が詰まって見えたの。だがらあの父ちゃんがボロクソ言っててうるせーって」


順子は「ゆりりんは?どうして私のところに来てくれたの?」と聞いて、急にぎっくり腰に!

匡平が「俺お前がわかんねーよ」と入ってきて、「はっダメよ生徒立ち入り禁止なんだっつの」と順子。


匡平が順子の膝にキス


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他の先生にみつからないように、順子の机の下に隠れる匡平。

先生たちが匡平の父親が官僚の由利菖次郎だと噂して、びっくりする順子。

自分はそんな人に暴言を吐いてしまったのかと猛省しますが、もう遅い。


先生たちは「塾長に話してみたらどうですか。こんな人の息子さんだと失敗できないじゃないですか」と言ってきましたが、「彼がやるって言う以上、私逃げたくないです」と順子。

机の中の匡平が順子の膝にキス、動揺した順子は椅子から転げ落ちました。


その頃、雅志は金曜の夜だというのに、仕事をしていました。

部下は20年間片思いしてる雅志のことを「ホラーで怖い」と言ってきます。


雅志が順子を誘おうと電話すると「高校生の男の子が膝に頭置いてガン飛ばしてくるって何?」と順子。

雅志は青ざめながらも「それはな、順子。思春期男子がなんっとも思ってない人によくやる行動だ」と答えました。


翌日、ぎっくり腰に苦しむ順子は、匡平たちが喧嘩している現場を目撃。

匡平たちは、このあいだ合コンした科女の子のアニキに「変な女2人連れてきて、妹たちに恥をかかせた」と殴られていたのです。


順子は「こらーっ!」と傘で体を支えながら登場。

「将来棒に振りたいのか!素行不良気にしない大学なんてないんだよ!ケンカは受験が終わってからにしなさい!!」

順子は匡平の方に向かって倒れて、匡平の頬をぱちんとぶちました。


順子は腰の痛みをこらえながら、匡平と一緒に帰ります。

匡平が理Ⅲにこだわった理由は、順子が文系最難関の文Ⅰに落ちたのだから、自分が理Ⅲに受かったら順子のコンプレックスを晴らせると思ったから。

「ありがとね。でも私ユリユリが合格してくれたらコンプレックスなんて全部なくなっちゃいそうだわ」と順子。


さらに「あとお父様にもきちんとお話ししましょ。ユリユリがこんなに努力してること伝わらないなんてかわいそうよ」と言って匡平の頭を撫でました。

匡平は美和の「唯一かわいそうって頭撫でられても心地いい女がいるわけよ。それが惚れた女よ」の言葉を思い出します。


エトミカがユリユリに接近!


科女の江藤美香(吉川愛)が入塾申込書を持ってきました。

なんと動機は、ただ匡平に会いたかったから。


美香はこの間の合コン以来匡平のことが忘れられなくて、周りの子らのツイッター、インスタ、FB、SNSを最古まで遡って調べたのだそう。

美香は「全部匡平君のせいだよ、どーしてくれんの?」と言い、“恐怖のられたされた女”だと驚く順子。


美香:「授業はいつも匡君と一緒にして」

順子:「え?うち一応、個別指導だから」


美香は突然「先生男いないでしょ」と鋭い指摘。

その後、順子のあまりの女ホルのな少なさにツッ込まずにはいられない美香による課外授業が行われました。


匡平が「もーいーだろ。春見ちょっと来い」と遮って、順子をカフェに連れていきます。

匡平:「お前ちゃんと寝てる?」

順子:「別に休みは欲しくないよ、教師は生徒の倍理解してなきゃいけない。当然でしょ」


雅志が偶然店に入ってきて、この超イケメンが順子の従兄と知って驚くマイヤン達。

雅志は匡平に「君、東大受けるの?順の教え子ならいつでも協力するよ」と言いますが、「いらねー。自分でやる」と匡平。


順子は、雅志が運転するレ〇サスに乗せてもらいます。

雅志:「今の子もしかして南高の制服だったか。南高が東大?」

順子:「でも不思議なくらい夢じゃない気がするの。少なくとも現役の頃の私よりずっと落ち着いてる。私いま生まれてはじめて勉強が楽しいの」


その後雅志は、美和ともんちゃんを食事に誘って、恋愛相談。

雅志:「順子はあの通りべんきょうばっかりしてきたから、あんなヤンチャなタイプに弱いんじゃないかって」

美和:「雅志、あんた程残念な男はいない。あんたじゃ不良高校生に男気で負けてる」


不機嫌な匡平


一方、ゲーセンの匡平は不機嫌。

美香は「匡君、春見先生のこと好きでしょう?」と言いますが、「そんなんじゃねーよ」と匡平。


匡平は、休憩室も自習室に籠り切りの順子に弁当を差し入れ。

美香は2人が一緒にいるところを激写!


「テキトーな文句を付けて、SNSに流してやる!」と言いますが、階段を踏み外してしまい……!

順子が美香をかばうように転落して、2人を匡平がかばう形で転落。

匡平は腕を怪我してしまいました。


夜に、匡平の家に謝りに行く順子と梅岡。

菖次郎はインターホン越しに「貴方のせいではないと息子から聞いています。ですがやはり貴方に息子の講師は務まらないと思います」と言います。

順子は「わかりました、でもあの子のやる気をここで決して折らないであげて下さい。受験に失敗したこと今でも悔しいです。彼には絶対そんな思いをさせないようどうぞよろしくお願いします」と頭を下げました。


菖次郎は「今日は随分話がわかったな、彼女」と言いますが、匡平は「やんねーよ、担当変わってまで東大なんて」と反論。

その後匡平は引き続き、順子の指導で東大を目指すことに(菖次郎ははもはや匙を投げた状態)。


匡平は絶対に受かって菖次郎を見返すと順子に宣言して、なんだか泣きそうになる順子。


俺あいつのこと好きだわ


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順子の匡平への授業が終わると、外は雨。

今日は順子は車で来ていません。


順子が、手が不自由な匡平にジャケットを着せてあげていると、突然停電。

順子が「うちね、父方がモロ東大家系なの。だから母は私も東大に入るのが当たり前って思ってて。もしかしたら私以上に受験の失敗から立ち直れなくて今でも傷つけてるのかもね」と言うと、匡平が順子を抱きしめました。


匡平が「徒歩だけど送っていく」と言って、順子を家まで送ります。

匡平は、玄関に出てきた順子の両親(しのぶ、正)に「春見先生に教えてもらって生まれてはじめて勉強が楽しいです」と伝えました。

匡平が帰った後、しのぶは「あなたの塾、あんな不良まで入れてるの」とフイと向こうに行ってしまいましたが、正(石丸謙二郎)は「お前あんなこと言ってくれる生徒がいるんだな。お母さんもちょっと喜んでるように見えたぞ」と順子に言ってくれました。


匡平がマイヤン達のところに行くと、美香もいました。

匡平はバイクのケツに乗っかりながら「江藤、お前の言ってたことやっぱ当たってたわ。俺あいつのこと好きだわ」と美香に言いました。

バイクの排気音がうるさい状態だったので「え?!なんて?!」とよく聞こえない美香。


順子と山下が作った伝説


美和は、匡平のピンク頭を見ていると思いだすことがあります。


それは、高校時代の順子と山下のエピソード。

高2の冬、学校が期待するバリバリの優等生・順子は、この前のテスト結果の人数が一人足りないことに気が付いて、担任教師に言います。

すると「山下だよ、抜いてるんだ」と衝撃の答え。

順子:「え?」

担任教師:「ほらあいつ暴力事件起こしただろ。あれ以来他の先生方も補習授業引き受けて下さらなくてな」

山下は当時、どうしようもない不良で、問題ばかり起こして学校も扱いに困っていたのです。


担任教師が「ここだけの話、クラス決めの時は押し付け合いでな。先生じゃんけんで負けたんだよ」と言うと、「先生、山下君の補習私に任せていただけませんか」と順子。

もちろん山下は来ませんでしたが、順子は来る日も来る日も教室で待ち続けました。


山下に「学年トップ女。これでナイシン点でも上がるワケ?」と言われましたが、「いや全然。ただあの先生に死ぬほどむかついて」と順子。

次の日の中間試験で、万年赤点の山下がオール70点代を取るという奇跡が起きます。

もちろんそれ一回きりですが、ちょっとした伝説になったのです。


美和が「これが順子の人生で、唯一浮いた話なんだよね」と言うと、「ヤンキー×秀才は戦国時代からのベタだもんね」ともんちゃん。


お前、彼氏いんの?


形ばかりの彼氏だったとはいえ、安田と別れてもうすぐ5か月。

「やべー。うかうかしてるとすぐ32歳になる」と焦る順子。


そんな順子に、匡平は「お前彼氏いんの?」と質問。

さらに「彼氏がいないなら、放課後会ってくれない?」と誘ってきました。


ところが超鈍感女・順子は「断る!!どーせ休みも勉強見ろとかゆうんでしょ。勉強ってのは一人で考える時間もとっても大事なの!!」と言って、即拒否。


そしてドアの窓に張り付いてこっちを見ている美香を指差して「ケナゲな彼女が待ってるぞ」と言いました。

「こいつ彼女でもなければケナゲでもねーよ!」と必死で否定する匡平。


順子は塾長の梅岡に呼ばれて、このまま生徒が2人(匡平と順子)だけなら、ボーナス削減もあり得ると言われてしまい、青ざめます。


元不良の教師・山下一真


そんな中、順子は塾の出張講習で匡平の通う南高に行くことに。

そこで、なんと山下一真(中村倫也)に再会。


山下は、高校時代に順子に勉強を教えてもらって以来、順子のようになりたくて教師になったのです。

しかし1年前に生徒同士のケンカを止めに入ったけど一歩遅くて入院沙汰になって、担任は何やってたんだって話になって、昔の噂が流れたとのこと。

山下は、気付いたら自分が嫌いだった教師まんまのセリフを吐くようになっていました。


その頃、美和は雅志の車をタクシー代わりにして、送らせていました。

美和:「ねー雅志、順のどこが好きなの?」

雅志:「どこって……どう見てもびっ美人だろ」

美和:「30年以上の付き合いでなおきれい、かわいい、好き、これが言える男は年収3000万に値する」

雅志:「そ、そうなの?」

雅志が「何でも出来たあの頃より、失敗してまた頑張ろうとしてる今のあいつの方が、余計諦めたくないんだよ」と言うと、「は?お前いいじゃん」と美和。

雅志がちゃんと順子を見ていたことを知った美和は「あたしに任せな。順子と落とすぞ!」と雅志を応援することに。


いるよ、好きな奴


順子がカフェでぼ~としていると、匡平が来ました。

順子が「誰かを好きになったことある?」と聞くと、ブーッとドリンクを吹き出す匡平。


順子は、山下は自分に唯一告白してくれた人なのに、当時自分は大学に落ちたばかりだったから笑ってごまかしたことを話します。

それでも山下が告白してくれたことは、順子が大人になって悲しい時や自分がどうしても好きになれない時の慰めに何度もなったのです。


匡平は「ふーん、いるよ好きな奴。俺もそいつにそーやって何度も考えられたい」と言いました。

鈍感順子は「おっお前までもうそんな人がいたなんて」と慌てますが、「恋愛に限らず肯定されるってことだろ。お前が最初に俺にしてくれたんじゃん。皆それがありゃ頑張れんだろ」と匡平。

匡平は、順子の「言う事なんて聞かなくていいわよ。好きなだけ暴れなさい」の言葉で頑張れたから。


順子が南高に行って生徒たちの前で出張講習する日がやってきました。

生徒たちは「おっぱい何カップ?」「数学とか社会で何の役に立つんだよ?」などと言って、順子の話を聞こうとしません。


順子が「若い君たちに無理に勉強しろとは言わない。でもさ、大人になった時なにもないってのは君たちが思っている以上に寂しいよ。君たちに大事な人が出来たら難しいこといっぱい考えなきゃいけない時がくるから、勉強はそうゆうの考えるトレーニングだとでも思って」と言うと、順子の話に聞き入る生徒たち。


担任の山下は「うちで生徒が話聞いてるとこ初めて見たよ」と順子に言いました。

山下が順子の名刺を受け取って「春見、ここに電話したらまた会える?」と聞くと、「もちろん、先生同士頑張ろうね」と順子。


わたし今あの子に夢中なの



美香、順子、もんちゃん、マイヤン達でもんじゃ焼き屋へ。

いつになく酔っぱらった順子は、赤ワインを服にこぼしてしまって、洗面所へ。


気になった匡平が様子を見に行くと、セクシーなビスチェ姿の順子が汚れたトップスを洗っていました。

完全に酔った順子は、匡平を美和と間違えてガバッと抱きつきます。

匡平:「おい……!」(顔面蒼白)

順子:「美和すごい胸ちぢんだね。元がありすぎだったんらよ」


さらに順子は「さっきさー、引かれちゃうかなって本人の前では言えなかったんだけど、わたし今隙間がないんだなーって思った。恋愛なんてできないくらいゆり君を絶対合格させたい。わたし今あの子に夢中なの」と言って、匡平の胸に顏を埋めました。

「せんせー、そーゆーこと酔ってない時に行ってもらえますか」と匡平。


席に戻った後も、順子は激しい頭痛に悩まされます。

美和はそんな順子のために、雅志を呼びました。


雅志は大きな車で、赤い花束を持ってやってきました。

しかし順子の泥酔とマイヤン達のワイワイ感にドン引き。


雅志は「再来週軽井沢に一週間ほど出張に行くんだが、順おまえも休暇がてら来ないか。一度お前とちゃんと話がしたい」と言いますが、「何言ってんの。この子(匡平)から一週間も離れられるわけないでしょ!」と順子。


雅志と塾合宿と修旅のトリプルコンボ!


次の瞬間、順子は自分の塾の秋合宿(軽井沢の近く)も再来週であることに気が付きます。

マイヤン達も「なんか俺らも再来週あたり軽井沢に修旅とかセンコーが言ってたような」と言います。

これは雅志と塾合宿と修旅のトリプルコンボ!!!


旅行が嫌いだから行きたくないと言う順子に、美和は「行くのです、順子。普通に考えて喪女かせいぜい愛人の道に走る位しか進路のなさそーなダメアラサーでも恋愛できる“もう神じゃん”って男がこの世にいます。それはずばり“もはや家族!昔からの知り合い男子”!」と言い放ちます。

鈍感な順子は「あーいいよね、漫画とかで見る幼なじみとか憧れたーっっ」とまるで他人ごと(笑)。

美和は「順、合宿中でも雅志に会う時間作ってやんなよね」と言いますが「由利君が英文法できたらね」と順子。


仕事が楽しくて恋愛できない……まさか自分にそんな日が来るなんてと思う順子。

今まで「誰かに必要とされたい」という思いがずっと満たされたかっただけなのかもしれません。


私だって出来るならユリの下と2人で行きたいよ


順子は美香と匡平両方同時に勉強を教えますが、優秀だけど進学キボーのない美香と優秀でない匡平で教え方を差別します(笑)。

ざっくり言うと、美香の答案を片手で採点しながら、匡平に英文法の説明をしたりします。


さらに順子は、2人に合宿の参加書を渡します。

美香:「合宿とか超絶めんどくさーい。匡くんと2人で行きたーい」

順子:「ウンはっきり言って引率の方が100倍めんどくせーから」


順子が「私だって出来るならユリの下と2人で行きたいよ」と問題発言して、机に顏をぶつけてしまう匡平。

美香:「何それェー!!問題発言ー!!」

順子:「手ェかからないし集中するし、3泊4日みっちりマンツーマンやったら伸びるだろうよ」

美香が「それって2人同じ部屋に泊まるってことー!?やーらしー!!」と悲鳴を上げると、「冗談よ捕まるわ、17歳だよ」と順子。


匡平は「自習する」と行ってしまいました。

美香は順子をにらんで「先生ってほんと人の気持ち汲めないよね」と言いました。


一方、軽井沢出張をムリヤリねじ込んだ雅志は、山ほどの仕事に追われていました。

雅志は、同僚たちから「出た出た、また東大か」など陰口を叩かれながら、ここまでのし上がってきました。

もし順子が東大を出てこの会社に入っていたらこの上に“女のくせに”と陰口を叩かれるだろうと思うと、雅志は順子が東大に落ちたのは良かったことかもしれないと思うのでした。


その頃、順子は匡平が帰ってしまったことで落ちこんでいました。

こんなことでは、講師失格です。

そこに「そこの人じゃまー!!」と高校生男子2人が走ってきて、突き飛ばされる順子。

山下も走ってきて「悪い!!うちの生徒なんだ」と言って、順子を起こします。


高校生男子2人:「あの人こないだうちに来た塾のボヤッキー先生じゃね?うける。学校と塾の先生力合わせて補導がんばってー」

順子:「やかましーわー!!先公だってなー時間外に生徒に会いたくなんかないんだよ。仕事増えんだよ。夜遊びなら上手くやらんかバカーッ」

山下:「お前ら海岸の方は行くな!!そっちは科川チームの奴らのモンだろ。よそのシマ荒らすな!!」


なんと山下は既婚者!


その後、順子と山下はバーで飲みます。

順子:「あそういえば軽井沢!今度修旅いくんでしょ、私もなの」

山下:「考えただけで気おめーよ。うちみたいなヤンキーのふきだまりみたいな男子高の輸送の手間考えただけでも……」


順子は山下をみつめながら、もしもあの時付き合ってたらこんな感じで会ってたのかなあ、と妄想。

ふと美和の「昔からの知り合い男子」というワードまで頭に浮かんで、「いやいやさすがに今更」と思う順子。


なんと、山下は実は結婚していました!

「おー22ん時。まあデキ婚。生徒にデカいこと言えねーよ」


順子は「ほなそろそろ帰りますわ、友達の山下君」と言って、ソッコー退散。

バーの外に出た途端、「あな恐ろし」と立ちすくむ順子。

怖すぎる、消えたい、勝手に独身だと思って、しれっと人様の夫と飲んどった!!


17歳に好きって言われたら迷惑ですか



その頃、マイヤン達と美香が一緒に歩いていました。

美和が車で通りかかって「あんた達往来で邪魔だよ、帰ってめちゃイケ見て寝ろ」と説教。

美香は匡平に抱き着いて「あのザンネン先生に伝えて下さい!!匡君にちょっかい出さないで下さいって!!」と叫びました。


美和が「はは、まさか今17でしょ?」と言うと「困りますか、17歳から好きだって言われたら迷惑ですか」と真剣な表情の匡平。

美和は内心「面白くなってきたー!!」と大興奮。


翌日、匡平は塾に来ませんでした。

犬のとろろに慰めてもらいながら、ヤケ酒を飲む順子。


雅志が大ピンチ


順子が久しぶりに雅志に電話してみると、雅志は意地で買った2課の新規プロジェクトのために奔走中でした。

雅志「順子、東大行ってもな、別にそんないいことなかったぞ。蹴落とし合いにマウンティングは日常茶飯事だし驚くほどコンプレックスの強い人間ばっかだ」と言って、倒れました。


そこに通りかかった匡平とエンドーが、雅志を助けます。

匡平は雅志の携帯から順子に電話をかけて「お前のイトコのピンチだ、飛んで来い!」と言いました。


雅志がヤンキーにからまれたと勘違いした順子は、大量のスコップやほうきを持ってかけつけました。

雅志は青ざめた顔で「わりー、まだ仕事残ってんだ。明日までにこの荷物三重に運ばないと」と言います。


順子がトラックの運転をして、雅志を後ろに乗せることに。

雅志は「バカお前、何時間かかると思ってんだ」と言いますが「雅志、私はね、あの厳しい母親に育てられたの。本番に弱いだけでやれって言われたことはやり切る自信がある!!」と順子。


後部座席に雅志、そしてなぜか助手席に匡平を乗せて、順子はトラックを運転。

しかし3年ぶりにトラックを運転する順子は、酷い運転をします。

「順、大丈夫だ。少し休んだら次のSAでかわるから」と雅志。


順子は雅志のことで匡平にお礼を言ったあと、「真面目に塾に来ないなら受験なんてやめなさい」と言いました。

「次はないわよ、その時はもう私は2度とあなたに期待なんかしない」と言われて、「すみませんでした」と謝る匡平。

順子が英語の直説法の説明をすると、匡平は初めて理解できました。


その後、順子はなんとか三重に荷物を運びます。

帰り道のPA(パーキングエリア)で、やっと目を覚ます雅志(現在、匡平が朝ごはんを買いにいってる)。

雅志は順子をバックハグして「順子、俺、お前が好きだ」と告白。


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