監獄のお姫さま馬場カヨ達のバッジの色の意味は?ランクの違いを解説

宮藤官九郎脚本ドラマ「監獄のお姫様」で馬場カヨら受刑者は、各人の番号バッジを付けています。

よくよく見ると、バッジの淵の色が違う!

今回はバッジの色によって何が違うのかを、ご紹介します。



監獄のお姫さまのバッジについて

早速、本題のバッジの色の意味について説明します。

色ごとの意味の違い

白バッジ

カラオケ大会の時間は、草むしりで参加出来ない。

面会は月に1回のみ。

一番下のランクということです。

黄色バッジ

カラオケ大会に出られるようになる。

面会は月に2回

ピンクバッジ

カラオケ大会に出られる。

面会は月に3回

問題を起こさなければ、金バッジまであと一歩。

金バッジ

カラオケ大会は、メイクをして出場可能。

月に1回1,000円以内でシャバのご飯が食べられる。

面会は無制限

一番よい処遇です。

バッジは手作り


このバッジは、ドラマ製作の美術さんが一つ一つ手作りのようです。

刑務所なので名前ではなく、番号のバッジですが、学生時代の名札を思い出します。

出演者も思い出の品になるかもしれませんね。

バッジの特徴が描かれたシーン

バッジの色がポイントになったシーンを少しご紹介します。

それぞれのキャラクターの特徴も反映されていて面白いです。


金バッジの勝田千夏

ドラマ「監獄のお姫様」のメイン登場人物の中で、唯一金バッジなのが勝田千夏(菅野美穂)です。

勝田千夏(菅野美穂)

「財テク」のあだ名で呼ばれる千夏は、所得隠しと脱税で逮捕され監獄入り。

獄中でもメルマガ等を執筆し、人気を得ています。

シャバご飯

金バッジの醍醐味の一つが、シャバのご飯。

千夏のシャバ飯シーンでは、牛丼(牛丼の梅屋)が出てきました。

また、SNS発信をしないようにという口止め料として、所長からハンバーガーとチキンナゲットを出されるシーンも。

ナゲットのソースが無い!と文句を言えるのも金バッジ保持者だからこそでしょうか・・・笑

金バッジになりたい馬場カヨ(小泉今日子)

ドラマの序盤は白バッジだった馬場カヨ(小泉今日子)も、まじめに労働をこなしランクアップを目指します。

第4話では、ピンクバッジまで昇格していましたが、アクシデントでまた降格・・・

息子に会いたい

馬場カヨが金バッジを目指すのには、重大な理由があります。

息子の面会の機会がほしいのです。

白バッジだと月に1回しか面会ができないので、夫や検事がきてしまうと次の月までお預け。

なんとか無制限にして、息子が来られる時間にいつでも面会を受けれるようにしたいのです。

あと少しのところで

ピンクバッジまで上り詰め、あと少しで金バッジというところで、馬場カヨを悩ませるものが一つ。

江戸川しのぶ(姫)の妊娠です。

刑務官である若井ふたばだけに伝えるため、二人きりになろうとわざと問題を起こし、あっさりと降格してしまいます。

見ている側はもどかしいほど鈍くさいキャラクターですが、嘘がつけない、目の前の事に正面からぶつかる馬場カヨらしさが出たシーンでした。

現実の刑務所では

ちなみに、現実の刑務所でも階級制度はあったようです。

日本では、1933年(昭和8)制定の行刑累進処遇令によって6か月以上の懲役受刑者を対象とする四階級の細緻(さいち)な制度が規定され、これに基づいて長らく運用されていた。[須々木主一・小西暁和]

引用元: 累進処遇(るいしんしょぐう)


しかし、2005年、2006年の監獄法全面改正に伴って、累進処遇は無くなり、テレビ視聴や手紙など、受刑者の生活・行動の制限は緩和されています。

まとめ

ドラマ「監獄のお姫様」に出てくる受刑者バッジの色の意味をご紹介しました。

これからも登場する監獄シーン、馬場カヨたちのバッジの色の変化に少し注目してみるのも面白いかもしれません。