不器用な新人ケースワーカー・義経えみる(吉岡里帆)を応援したくなるドラマ『健康で文化的な最低限度の生活』(ケンカツ)。
えみるは、1話で阿久沢正男(遠藤憲一)の問題を解決して、ちょっぴり自信をつけました。
2話の訪問先は、母子家庭の日下部家。
思わぬことが原因で、えみるは高校生の息子・日下部欣也(吉村界人)と大衝突することに……!
当記事ではドラマ『ケンカツ』2~3話のあらすじを原作からネタバレしてまとめました。
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もくじ
『ケンカツ』2話のあらすじ・原作ネタバレ
日下部家へ訪問
えみる(吉岡里帆)は、生活保護の受給者である日下部家を訪問。
仕事と子育てのほか、父親の介護もしているシングルマザーの聡美(江口のりこ)から、思わぬ褒め言葉をかけられすっかり上機嫌になります。
ギターに熱中している高校生の息子・欣也(吉村界人)は、毎週土曜日に路上ライブしているとのこと。
「バイトとかしないの?お母さんを助ける意味でも」と深く考えずに発言してしまうえみる。
日下部欣也が不正受給者?
課税調査の結果が判明し、えみるたちは上司の京極大輝(田中圭)から、生活保護を受給しながら収入申告を怠る、いわゆる“不正受給”について説明を受けます。
そして、不正を指摘された世帯のリストを受け取ったえみるは、そこに書かれた“日下部欣也”という名前に、思わず自分の目を疑ってしまうことに……!
課税課には、日下部欣也が「なみ寿司」でアルバイトしている記録がありました。
えみるは欣也の収入報告は受けてないし、母親の聡美も彼がバイトしているとは言いませんでした。
これは明らかなる“不正受給”です。
アルバイトで得たお金は全額返還?
えみるは日下部家に行って、“不正受給”で得たお金は全額返金しなければならないことを話します。
しかも去年の分だけではなく、今年も働いているならば今年の分の全部。
聡美は「お母さん、前バイトする時は言いなさいって言ったよね」と言いますが、「聞いてねえよ」と欣也。
そして「聞いてねえもんは聞いてねえんだよ!」と椅子を叩いて、外へ。
聡美は「欣也は以前はもっと荒れていたけれど、高校に入ってギターという趣味が出来て友達も出来てようやく人生が上向きになってきたのに……」と嘆きました。
聡美に「本当に高校生が知らずに使ったお金を全額返金しないといけないのですか?」と聞かれて、えみるは“本人に不正の意志がなくやむを得ない理由があった場合、返還額の一部が免除される”という内容の63条を思いだします。
63条は適用できない?
えみるの上司・京極は「63条は適用できない。当然全額徴収だ」と言いました。
言いのがれしようのない正真正銘の不正受給者には78条で全額返還請求、わざとでなく仕方ない理由があったと役所も認める場合63条で一部免除。
かつては高校生のアルバイトの未申告は63条で処理されたこともあったのですが、現在では未成年者のアルバイトでも78条で厳しく対応するように厚労省から通知が出ているのです。
そして日下部欣也はこのことを確認する書類に、きちんと署名捺印もしていました。
半田に相談すると……
京極から全額徴収するように言われたえみるは、落ち込みます。
「しかし彼(日下部欣也)も悔しいでしょうね。申告さえしていればバイト代の半分は手元に残せたでしょうに」と言う半田(井浦新)。
そう、前任のケースワーカーがきちんと説明して、申告さえしていれば……。
半田は「彼らにとって全額徴収は厳しいですが、雨降って地固まるの支援もありますよ」と言って去りました。
えみるは「雨降って地固まるなんてイメージないよ……」とどっぷり落ち込むのでした。
再び、日下部家を訪問
えみるは同じく新人ケースワーカーの七条と一緒に、再び日下部家を訪問。
気まずい雰囲気の中、えみるは「必要経費を控除した全額徴収するように……とのことでした。つきましては金額を確認して……」と言いますが、「無理です!」と聡美。
欣也がアルバイトで得たお金は、去年と今年を全部あわせて60万円。
聡美は「そんな大金、何に使ったの」と欣也を問い詰めました。
欣也はアルバイトで得たお金で、CDやゲーム機などをたっぷり買っていました。
聡美は「こんな散財してどうするの!」と怒鳴りました。
欣也は「オレが働いてもらったお金で好きなものを買っただけなのに、全額徴収されるほど悪いことしたんですか」とえみるをにらみます。
「黙って使ってしまったらそれは悪いことなんです」と必死に説明するえみるですが、「オレが馬鹿だから罰金取られるってことなんスね!」とブチ切れる欣也。
とうとう欣也は大切にしていたギターを床に打ち付けて、叩き壊してしまいました。
ボロボロのえみるですが「あなたの家の生活費は国民の税金から出ているわけですから、働いて余裕が出たら返してもらわないと……」と一生懸命説明を続けます。
日下部家からの帰り道にえみるは、全然ダメダメだったけれど欣也の気持ちを考えたら何て言ったらよかったのか……と悩むのでした。
福祉事務所に欣也が来てくれた!
訪問から2週間経過、えみるは「オレはそんなに悪いことしたんですか」という欣也の問いに答えるために、高校生でもわかるように説明するために、必死でがんばっていました。
そして「今度福士事務所に来る時には、欣也くんも一緒に来てもらえませんか」と日下部家に電話。
欣也が母の聡美と一緒に事務所に来てくれて、うれし涙を浮かべるえみる。
「バカのままだと罰金取られるんで」と言う欣也に「欣也くんはバカなのではなく、ちゃんとした説明を受けていないだけです」と言うえみる。
聡美は欣也が「収入申告について説明を受けました」という同意書にサインする際、きちんと説明しなかったことを欣也に詫びました。
えみるが欣也を励ます
高校生を支援する制度を見せたりして、なんとか欣也を励まそうとするえみる。
欣也は黙ったままでしたが、えみるが「私も欣也くんを応援したいと思ってるんです!以前路上ライブで輝いてるのを見て……!」と言うと「えっ」と驚いた顔をしました。
しかし欣也のギターは、もう壊れてしまいました。
日下部親子が帰ったあと、半田は「本当のかかわりはこれからです。彼がいい方向に向かっていけるよう、サポートしましょう」と言いました。
その頃、欣也は「オレ、バイト続けるよ。オレも払うから……」と聡美に言っていました。
聡美は、欣也の高校はバイト禁止なので、一緒にバイトさせてくださいってお願いしようかと言いますが、「そのぐらい一人で言える」と欣也。
えみるは京極の使っていないギターをもらう約束をして、欣也に渡そうと思っていました。
まとめ
ドラマ『健康で文化的な最低限度の生活』2話あらすじを原作からネタバレしました。ドラマでは欣也は妹のリナ(瑞城さくら)におこずかいを渡しているので、より事態は複雑になりそうです。
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