『健康で文化的な最低限度の生活(ケンカツ)』7話でスポットライトが当たるのは、栗橋千奈(川栄李奈)です。
栗橋は、義経(吉岡里帆)の同期で、頭脳明晰な勉強家ですが、「冷たい」と思われることも……。
当記事ではドラマ『ケンカツ』栗橋千奈について原作漫画からネタバレしてまとめています。
もくじ
ドラマ『ケンカツ』栗橋千奈(川栄李奈)を紹介
※左が栗橋千奈。
栗橋千奈は、えみるの同期。
福祉専門職として採用された新人ケースワーカーで、頭脳明晰の勉強家。
その分、「頭でっかち」で人に寄り添うのが苦手。
豊富な知識を駆使して接するがゆえに、受給者から「冷たい」と思われることも。
無知なりに熱く人に接するえみるのことを、実はうらやましく思っています。
栗橋は学習支援のボランティアもしていて、子供には優しい(稼働年齢層には厳しい)。
専門は、障がい児教育。
ドラマ『ケンカツ』栗橋千奈(川栄李奈)原作ネタバレ
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— ゆらり (@yurarinorarin) 2018年8月27日
中橋佳次
栗橋が担当するのは、中橋佳次・54歳。
中橋は、前の職場を人間関係のトラブルで辞職して以来、2年以上働いていません。
就労意欲はあるようですが、最近は満足な就職活動をしていない様子。
ハローワークに行っても、ただ求人票プリントして帰ってくるだけだったり、せっかく面接までいっても結局当日サボったり。
栗橋は義経の前でもご機嫌が悪く、以下のバッサリした発言を。
「就労できないのは雇う側の都合もあるから仕方がない……けど国民の義務として給食活動には真剣により組んでもらわないと」
「……ま、そういう指導してものらりくらり逃げるようなら、生活保護を打ち切らせてもらう」
栗橋がこんな風にキツく言ってしまう理由は、相手(中橋)が何考えてるのかイマイチわからないから。
どう見てもやる気すらない中橋を見かねた栗橋は、「これ以上、指導に従わなければ生活保護を打ち切ります」という指示書を出しました。
指示書を出したり生活ほどを廃止するには、以下の手順を踏みます。
※被保護者が指導に従わなかった場合。
↓
口頭指導
↓
(従わない場合)
文書指導
↓
(従わない場合)
保護廃止
↓
口頭指導
↓
(従わない場合)
文書指導
↓
(従わない場合)
保護廃止
栗原が出した指示書とは、「文書指導」にあたります。
「税金で生活してるんだから、ただダラダラ生活するつもりなら切られて当然と思うけど……」と栗橋。
衝撃の事実が発覚
今日は、中林さんに弁明の機会が与えられる「聴聞会」の日。
何か反論があれば聞く準備はある、是非行っていただきたい……と思う栗橋。
ここで驚愕の事実が判明。
中林は、栗橋が出した指示書を音読することが出来なかったのです。
つまり、中林は字が読めなかったのです。
「はい」「いいえ」みたいな簡単なひらがなと自分の名前くらいしか読めないのですが、ハローワークの職員にも言い出せず途方に暮れていたというわけ。
栗橋は「最初に言ってくれれば対処できたのに」と反論しますが、「今までずっとそのせいでだまされたりバカにされたりしてくやしい思いをしてきたのですから、そう簡単に言いだせるものではない」と職員たち。
ここに来る前もだまされて働かされて、給料不払いで秋田から徒歩で上京してきたらしい。
自分が追い詰めてしまったのか……と落胆する栗橋。
義経えみるのことが嫌い?
栗橋は、同僚の義経えみるに対してイラつくことがありました。
義経は社会人になのに遅刻をして、それをへらへら謝罪。
机の上はグチャグチャで、仕事の段取りも悪い。
栗橋は、義経のぬるま湯に浸かったようなフワフワした脳ミソに、氷水をぶっかけたい……と思ってしまいます。
尾崎純一
栗橋の担当保護者・尾崎純一郎が、病院の診察の予約時間になっても来ないという知らせを受けて、栗橋は自宅に様子を見にいきました。
尾崎純一は57歳で、2型糖尿病、高血圧、高脂症。
栗橋:「何故 診察に行かなかったんですか?病院からの電話にも出なかったそうですね。治療も中断気味と伺いました」
尾崎:「急に来て……いきなりガミガミ言われても……」
尾崎は食事制限が必要な病気なのに、カップ麺やスナック菓子を食べていました。
栗橋:「もっと真剣に取り組んでください、尾崎さん!糖尿病の恐ろしさは先生から聞いてご存じですよね?」
尾崎:「オレなんかいつ死んでもいいんですけどね」
栗橋:「まだ働ける年齢なんですから、治すことを第一優先で考えてください!(病院に)予約を入れますね!」
後日、栗橋は、またしても尾崎が診察をすっぽかしたことを知ります。
電話をして「行かなかった理由は何ですか?何か理由があるなら仰ってください、尾崎さん」と聞いてみますが、「いや……」とはっきりしない尾崎。
指示書を出して「病院に行かなければ保護を打ち切ります」と言ってしまいたい衝動にかられますが、中橋のケースを思い出して、踏みとどまります。
明日13時に福祉事務所に来るように言いましたが、翌日、尾崎は来ませんでした。
尾崎は電話にも出ず、栗橋は15時からの会議に出席。
その後、尾崎が福祉事務所に来ましたが、会議中の栗橋に代わって義経が応対。
会議が終わった栗橋は、義経から以下の話を聞きます。
尾崎は病院の受付の女性にラブレターを渡したのですが、次から病院のおばさんにガードされて出てきてくれなくなった。
尾崎は本気でショックを受けて「病院行きたくない~」と泣きごとを言ってる。
尾崎は本気でショックを受けて「病院行きたくない~」と泣きごとを言ってる。
「病院変えてほしいよ~」と言う尾崎のことを、おもしろいおじさんだと言って笑う義経。
「全然笑えないから、それ」とムスッとする栗橋。
栗橋は義経が羨ましい
義経は島岡光が父親から性的虐待を受けていたことを知り、大ショック。
「栗ちゃ~ん」と栗橋に相談、2人は居酒屋へ。
栗橋は「性的虐待の本とか、毒親本とかいっぱい出てるから読んでみたら?」とアドバイス。
さらに「(親に)どんな事情があったとしても、子供を虐待していい理由なんか1コもない!」と言います。
コクコクとうなずいて納得する義経。
義経;「私は結局わかってないんだよ、世の中のこと、なーんにも!」
栗橋:「そういう欠点をさらして、周囲に支えてもらったり助けてもらったりできるのが、義経さんの強みじゃないの?」
栗橋:「それはそれで才能でしょ、ひとつの。失敗した分成長すればいい。うらやましいぐらいだよ、正直……」
義経:「やっぱり欠点しかないんだ私は~」
完全に酔っぱらった義経は「ちょっとくらい励ましてくれても~」とからみますが、「励ましてるよ!?」と栗橋。
ともすれば「冷たい」と言われてしまう栗橋から見ると、義経が利用者に全力でぶつかる姿は羨ましい限りなのです。
まとめ
ドラマ『ケンカツ』栗橋千奈を原作漫画からネタバレしてまとめました。義経と栗橋はお互いに足りないところを補える関係になるのではないかと思います。