住野よる原作の同名ベストセラーを実写映画化した『君の膵臓をたべたい(キミスイ)』(2017年公開)が、2018年8月19日にテレビ朝日系「日曜プライム」(21時~23時14分)で地上波初放送されることが決定しました。
本作は、膵臓の病で余命わずかな女子高生ヒロイン・桜良と、そのことをクラスで唯一知る孤独な高校生・僕との心の交流を、原作にはない12年後の現在の物語を織り交ぜつつ描いています。
「誰もが予想出来ない結末と、タイトルに込められた意味を知った時、あなたはきっと涙します」のメッセージ通り、多くの人々に感動の涙を流させてきた名作です。
当記事では、映画『君の膵臓をたべたい』キャスト一覧と原作やあらすじ、主題歌についてまとめています。
もくじ
『君の膵臓をたべたい』概要とあらすじ
『君の膵臓をたべたい』概要とあらすじをご紹介します。『君の膵臓をたべたい』予告1
『君の膵臓をたべたい』予告2
- タイトル 映画『君の膵臓をたべたい』
- 公開 2017年(日本)
- 放送日 2018年8月19日(日)(地上波初放送)
- 放送時間 21:00~23:14
- 原作 「君の膵臓が食べたい」(住野よる・著)
- 監督 月川翔
原作
映画『君の膵臓がたべたい』の原作は、住野よるの同名小説。
住野よるのデビュー作で、小説投稿サイト「小説家になろう」に投稿した折に、ライトノベル作家の井藤きくの目に留まり、双葉社に紹介され、出版に至りました。
累計発行部数260万部突破で、高い評価を得ている作品です。
- 「本屋大賞」2016第2位
- 「ダ・ヴィンチBOOK OF THE YEAR 」2位
- 「2015年 年間ベストセラー」6位
- 「読書メーター読みたい本ランキング」1位
- 「埼玉県の高校図書館司書が選んだイチオシ本2015」1位
- 「2016年年間ベストセラー」総合5位、文芸書1位(トーハン調べ)
- 「2016年年間ベストセラー」総合4位、単行本フィクション1位(日販調べ)
2017年に実写映画化。
翌2018年にはアニメ映画化されることも決定しました。
映画化
映画『君の膵臓をたべたい』は、2017年夏に公開されました。
本作は、膵臓の病で余命わずかな女子高生・山内桜良と、彼女の病を知ってしまった読書好きで地味な「僕」との心の交流を、原作にはない12年後の現在の物語と交錯させながら描いています。
『エイプリルフールズ』の浜辺美波さんがヒロイン・桜良を演じ、ロックバンド・DISH//のボーカルの北村匠海さんが高校時代の「僕」役を、12年後の「僕」役を小栗旬さんが担当。
今作は、興行収入35.2億円の大ヒットを記録。
浜辺さんと北村さんは、第41回日本アカデミー賞の新人俳優賞を受賞。
映画の簡単なあらすじ
君の膵臓を食べたい。
— 君の膵臓をたべたい 非公式 (@minami_kimisui0) 2017年8月13日
ほんとにいい映画☺️
浜辺美波ちゃん可愛すぎ😍
どのくらいの人が君の膵臓を食べたい観たのかな?🤔
映画見た人RTしてみて!#君の膵臓をたべたい見た人RT pic.twitter.com/YO1indx6XG
高校時代のクラスメイト・山内桜良(浜辺美波)の言葉をきっかけに、母校の教師となった【僕】(小栗旬)。
彼は教え子と話すうちに、彼女と過ごした数か月を思い出します。
「共病文庫」(=「闘病日記」)を見つけたことから、【僕】(北村匠海)は山内桜良の病気を知る唯一の人間に。
桜良は膵臓の病気で、余命1年でした。
正反対の性格の【僕】と桜良ですが、次第に同じ過ごすことに……。
しかし眩しいまでに一生懸命に生きた彼女の人生は、やがて終わりを告げます。
それから12年。
結婚を目前に控えた桜良の親友・恭子(北川景子)もまた、【僕】と同様に、桜良と過ごした日々を思い出していました。
そして、ある事件をきっかけに、桜良が12年の時を超えて伝えたかった本当の想いを知る2人。
アニメ化
劇場アニメ『君の膵臓をたべたい』が、2018年9月1日(土)より、全国公開となります。
奇抜なタイトルからは想像し難いほどに切なく儚い「僕」と桜良の物語は、2017年の実写映画化をきっかけに多くの人々を感動させ、大ヒットを記録。
劇場アニメである本作は、2人の瑞々しい関係性やその後に待ち受ける残酷な現実、そしてそこから前を向き強く生きていく人々の姿を、アニメーションならではの美しい映像によって、幻想的な世界観で描いています。
主題歌
映画『君の膵臓をたべたい』主題歌は、Mr.Childrenの「himawari」。
歌詞が映画の内容とリンクしていて、反則モノの感動的な楽曲。
「himawari」のミュージックビデオは以下です。
映画『君の膵臓を食べたい』キャスト一覧
過去(クラスメイト)
山内桜良(やまうち・さくら):浜辺美波(はまべ・みなみ)
- 役名 山内桜良(やまうち・さくら)
- キャスト 浜辺美波(はまべ・みなみ)
- 生年月日 2000年8月29日
- 年令 17歳
山内桜良は、「僕」のクラスメイトで人気者。
よく笑い、元気で、表情豊かな少女。
重い膵臓(すいぞう)の病気を患っていて、「僕」と会った時には余命1年になっていました。
病気になった自分の運命を恨まないと決めたことから、日記のタイトルを「闘病日記」の代わりに「共病文庫」とつけます。
病を僕に知られてから、図書医院に立候補。
病気のことは家族と「僕」以外は、誰も知りません。
浜辺美波さんは、2011年に開催された第7回「東宝シンデレラ」オーディションに応募し、ニュージェネレーション賞を受賞したことをきっかけに、芸能界入り。
ショートムービー『浜辺美波〜アリと恋文〜』でデビューを飾ります。
2015年のスペシャルドラマ『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』で本間芽衣子役を演じて、知名度アップ。
2016年には『咲-Saki-』で連続テレビドラマ初主演、2017年公開の劇場版『咲-Saki-』では映画初主演果たしています。
最近では、2018年の『崖っぷちホテル!』の空気の読めない総料理長役が「可愛い!」と大きな話題になりましたね。
僕(志賀春樹):北村匠海
- 役名 僕(志賀春樹)
- キャスト 北村匠海
- 生年月日 1997年11月3日
- 年令 20歳
「僕」(志賀春樹)は、読書好きの孤独な青年。
友人や恋人などの関わり合いを必要とせず、人間関係を自己完結しています。
偶然、病院で桜良の「共病文庫」を見つけて、山内桜良の病気を知ることに。
桜良と急接近することのなり、「桜良の仲良し君」としてクラスの噂の的に。
桜良との交流により、人を認め、人と関わり合う努力を始めます。
北村匠海さんは、音楽ユニット“DISH//”のリーダー。
小学校の時にスカウトされたことがきっかけで、芸能界入り。
2008年、NHK『みんなのうた』で2月から3月にかけて放送された「リスに恋した少年」で歌手デビュー。
同年6月の映画『DIVE!!』で俳優デビュー。
2010年夏には俳優ユニットとして始動した「EBiDAN」に所属、2011年からはダンスロックバンド「DISH//」としても活動。
2009年の映画『TAJOMARU』では小栗さんの少年時代を演じ、小栗さんの監督作品『シュアリー・サムデイ』にも出演するなど小栗旬さんとの交流が深く、自然と目標とする俳優=小栗旬になります。
『君の膵臓をたべたい』でも、「僕」の高校生役を北村匠海さんが、12年後を小栗旬さんが演じています。
滝本恭子(たきもと・きょうこ):大友花恋(おおとも・かれん)
- 役名 滝本恭子(たきもと・きょうこ)
- キャスト 大友花恋(おおとも・かれん)
- 生年月日 1999年10月9日
- 年令 18歳
滝本恭子は、桜良の親友。
桜良と「僕」の交流を快く思いません。
桜良の死後、「僕」の初めての友人となります。
大友花恋さんは、小学六年生の時にオーディションを経て芸能界入り。
2012年のドラマ『結婚同窓会』で女優デビュー。
『大人ドロップ』や『悪夢ちゃん』などに出演して、ステップアップ。
2018年7月期のドラマ『チア☆ダン』に出演中です。
ガム君:矢本悠馬(やもと・ゆうま)
※右が矢本悠馬さん
- 役名 ガム君
- キャスト 矢本悠馬(やもと・ゆうま)
- 生年月日 1990年8月31日
- 年令 27歳
ガム君は、ガムをくれるクラスメイトで、教室の掃除を通して「僕」が関わりを持った人物。
すがすがしいほどの無粋な物言いをしますが、性格は素直。
人との交流を決意した「僕」の友人となります。
矢本悠馬さんは、2003年の映画『ぼくんち』で子役デビュー。
学業を優先させる目的で俳優業を休止しますが、2011年に劇団「大人計画」に研究生として参加して俳優業を再開。
2014年の朝ドラ『花子とアン』に出演して注目されます。
2018年8月現在、朝ドラ『半分、青い。』にブッチャー役で出演中。
委員長(タカヒロ):桜田通(さくらだ・どおり)
- 役名 委員長(タカヒロ)
- キャスト 桜田通(さくらだ・どおり)
- 生年月日 1991年12月7日
- 年令 27歳
委員長は、桜良の元カレ。
「僕」と桜良の仲を疑っています。
桜田通さんは、13歳だった2005年から子役として活躍。
同年の『瑠璃の島』で俳優デビュー。
2006年から舞台『テニスの王子様』の主演に抜擢され、2007年まで出演。
映画『アクエリアンエイジ』やドラマ『白百合兄弟のハンサムな食卓』で主演をつとめ、ステップアップ。
2017年の『クズの本懐』で連ドラ初主演を果たしています。
現在(12年後)
栗山(くりやま):森下大地(もりした・だいち)
- 役名 栗山(くりやま)
- キャスト 森下大地(もりした・だいち)
- 生年月日 1998年4月22日
- 年令 20歳
栗山は、現在の【僕】の教え子で図書委員。
原作にはない映画オリジナルのキャラクターです。
森下大地さんは、本作で映画デビューを果たした期待の新人俳優。
父親は将棋棋士の森下卓九段ですが、俳優への挑戦は両親に内緒だったそうです。
2014年のドラマ『金田一少年の事件簿N(neo)』で俳優デビュー。
2015年下半期の朝ドラ『あさが来た』の藍之介役で、一躍その名が知れ渡りました。
宮田一晴:上地雄輔
- 役名 宮田一晴
- キャスト 上地雄輔(かみじ・ゆうすけ)
- 生年月日 1979年4月18日
- 年令 39歳
宮田一晴は、恭子が勤める花屋の同僚。
上地雄輔さんは、1999年のドラマ『L×I×V×E』で俳優デビュー。
2008年の『セレブと貧乏太郎』でドラマ初主演。
ドラマでは『逃亡弁護士』、映画では『クローズZERO』シリーズなど代表作は多い。
恭子(きょうこ)(12年後):北川景子(きたがわ・けいこ)
- 役名 恭子(きょうこ)(12年後)
- キャスト 北川景子(きたがわ・けいこ)
- 生年月日 1986年8月22日
- 年令 31歳
恭子(12年後)は、実家の花屋で働いており、結婚を目前に控えています。
親友の桜良がしていたイヤリングを今も大切にしていますが、桜良を失った喪失感を抱えています。
北川景子さんは、高校二年生の時にスカウトされて芸能界入り。
その後、「Seventeen」のオーディションを受けて合格し、モデルデビュー。
2003年のドラマ『美少女戦士セーラームーン』の 火野レイ(セーラーマーズ)役で女優デビュー。
『間宮兄弟』で映画初出演、『モップガール』で連続ドラマ初主演。
透明感のある美人女優で、『謎解きはディナーのあとで』『悪夢ちゃん』『家売るオンナ』など主演作品が多い。
【僕】(12年後):小栗旬
- 役名 【僕】(12年後)
- キャスト 小栗旬
- 生年月日 1982年12月26日
- 年令 35歳
【僕】(12年後)は、国語の高校教師。
母校に赴任後、取り壊しが決まった図書館の蔵書整理を頼まれたことから、12年前の桜良との思い出を回想し始めます。
小栗旬さんは12歳の時に事務所のオーディションに合格、エキストラとして活動を開始。
1998年の『GTO』で初レギュラー出演を果たします。
『花より男子』の花沢類役でブレイクし、本人曰く「いい男の役がよく来るようになった」とのこと。
『花ざかりの君たちへ〜イケメン♂パラダイス〜』の佐野泉役で、更に人気に火をつけます。
2008年の『貧乏男子 ボンビーメン』では貧乏大学生役で、連続ドラマ初主演。
その後はドラマに映画に引っ張りだこの、実力派俳優に成長。
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017年の映画『銀魂』に主演の坂田銀時役で出演し、2017年実写邦画1位を記録。
また、2018年夏に続編である、パート2が公開予定。