『恋する母たち』1巻のネタバレと感想!杏が夫への怒りから斉木と愛のない関係を2度持つ!

『恋する母たち』1巻のネタバレと感想!

「恋愛の神様」柴門ふみさんの最新作にして渾身作。

タイプの違う3人の母が、それぞれ男性と恋に落ちていく姿を描くラブストーリーです。

2020年10月23日(金)から、木村佳乃さん主演でドラマ化もされます。

当ページでは、『恋する母たち』1巻のネタバレと感想についてまとめています。

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2020年10月10日



『恋する母たち』とは?

『恋する母たち』とは、「恋愛の神様」柴門ふみさんの同名漫画(小学館)。

女性セブンで、2017年1月5日号~2020年8月13日号まで連載(完結)。


2020年9月3日号からスピンオフ編がスタート。

コミックは1巻~6巻まで発売されていて、11月23日頃に7巻発売予定です。


テーマは「母の恋」。

決して男性では代われない幾つもの役割をこなす現代の母の恋を描いています。

『恋する母たち』主な登場人物

『恋する母たち』の主な登場人物です。


・石渡杏:木村佳乃

不動産会社パート勤務で、10年前に夫・慎吾(渋川清彦)が失踪。

パートで生計を立てて息子・研(藤原大介)を育てる。


・蒲原まり:仲里依紗

弁護士で高収入の夫・繁樹(玉置玲央)を持つ専業主婦。

夫の不倫と息子・繁秋(宮世琉弥)の成績不良に悩む。


・林優子:吉田羊

コジカビールの有能な社員で宣伝部長。

小説家志望の夫・シゲオ(矢作兼)が家事を引き受け、息子・大介(奥平大兼)は引きこもり。


・斉木巧:小泉孝太郎

元建設会社勤務で、現在は週刊誌記者。

妻・由香(瀧内公美))が杏の夫・慎吾(渋川清彦)と駆け落ちしたことで、杏と知り合う。


・今昔亭丸太郎:阿部サダヲ

バツ3の人気落語家。

まり(仲里依紗)に一目惚れして強引に誘いをかける。


・赤坂剛:磯村勇斗

コジカビール宣伝部の社員。

優子(吉田羊)の12歳年下で宣伝部のリーダー。

『恋する母たち』1巻のネタバレ



第1の母・杏(木村佳乃)


石渡杏(木村佳乃)は、駅前不動産屋でパート勤務の42歳。

家族思いの真面目な性格で、美人。

しかし10年前に夫の慎吾(渋川清彦)が失踪している。


一人息子・研(藤原大祐)を高校から名門・麻蔵学園に入れたが、杏の普段着はセレブばかりの学園内で浮きまくり。

そんな杏に、フリフリワンピで同じく浮いている蒲原まり(仲里依紗)が「あなたみたいな人が浮気していたりして」と囁く。


杏は「あたしのアレって不倫だったの?」と回想する。

杏と夫の慎吾は、大学のサークルで先輩・後輩として知り合い、24歳と26歳で結婚。

慎吾の口癖は「杏はこの世で僕のいちばんの人だから」で、杏は自分は世界一幸せな女だと自負していた。


ところが遡ること10年前。

慎吾は、会社の金を横領して愛人・斉木由香(瀧内公美)と駆け落ち。



その10日後、由香の夫・斉木巧(小泉孝太郎)が杏に会いに来た。

斉木は、慎吾から由香へのラブレターの住所を見てやってきたのだった。

斉木によると、PCメールから慎吾と由香が3ヵ月前から不倫関係だったことは明らか。


杏は、10年も大好きだった夫をそんなすぐには嫌いになれない、心に刺さった「好き」は抜けないと訴える。

しかし斉木の家に行って慎吾と由香の愛のメールのやり取りを見た杏は、泣き崩れる。


杏は自分でもわからないままに斉木を「イケメンですね」と褒め始め、斉木は杏にキスして抱きしめてホテルに誘った。

杏は、全身に溢れた怒りと悲しみを鎮めるに斉木の体に頼るしかなかった。

のちに斉木は、あの時杏の体からはもの凄い色香が漂っていたと白状。


5日後、もう一度杏は斉木と会って関係を持った。

斉木の方は杏に強く惹かれていたが、杏の方は斉木を好きという気持ちは1ミリもなかった。

そのことに気付いた斉木は「もう2人で会うのをやめましょう」と言って、杏はそれ以降斉木に連絡を取らなかった。

私が人生で愛のないセックスをしたのはこの2回だけ。

夫への当てつけなどではなくもっと大きな怒りが理由。

怒りだけで私、動物のようなセックスができるんだと思った。

でもあれは不倫と言えるのか?


話は現在に戻って、10年ぶりに杏の携帯に斉木からメール。

杏は10年ぶりに斉木と会う。


なんと、慎吾が与論島にいることがわかったとのこと。

慎吾と由香はとっくに別れて、由香は再婚して慎吾は別の女性と暮らしているとのこと。


斉木は、由香が置いて行った離婚届を8年前に出してもう未練はない。

しかし杏は、まだ完全には慎吾への思いが消えていなかった。

斉木が「僕にできることがあれば」と言うと、杏は「メールしてもいいですか」と言った。


杏は、メールで斉木のここ10年の思いを知る。

妻が駆け落ちした直後に会社を辞め、世界放浪の旅に出て、現在は週刊誌の記者。

そして斉木の同僚の記者が与論島で慎吾を見つけたという。


杏は、10年間で大きく変わった斉木に対し、自分は10年間ずっとただの母親だったと思うのだった。


第2の母・まり(仲里依紗)


蒲原まり(仲里依紗)は、可愛いものとオシャレが大好きな専業主婦・41歳。

夫・繁樹(玉置玲央)、長男・繁秋(宮世琉弥)、長女・奈々、次女・華奈の5人家族。

繁樹はイケメン高収入の弁護士、子供たちは全員名門私立校。


まりは人も羨むセレブな生活を手に入れているが、2つの悩みがある。

1つ目は繁秋の成績不振、2つ目は繁樹の浮気。

まりと繁樹はもう何年も〇EXレス状態なのだ。


そんな中、ママ友の誘いでチャリティーコンサートに行ったまりは、落語家・今昔亭丸太郎に出会う。

丸太郎は「まりさんかわいい、綺麗」とぐいぐい迫ってくる。


まりは、男の人からそんな風に言われるの何年ぶりだろうと思う。

この10年は、ただ3人の子供の子育てに追われていたから。


まりは、杏に相談。

出会っちゃったの。学歴、ステータス、ルックス、全て主人以下。けどなぜかドキドキしちゃう男に!

彼からドライブデート誘われちゃった。ねえ、杏子ちゃん相談に乗って。

杏は、自分の夫が10年前に失踪して与論島にいることをまりに話す。


第3の母・優子(吉田羊)


林優子(吉田羊)は、コジカビール宣伝部部長・44歳。

英語・フランス語・中国語が堪能で、企画したイベントは必ず成功させ、社内のゴルフコンペも上位、有能なのに気さくな性格。

「15秒あればどんな状態でも気持ちをまっさらにできる」が口癖のクールなデキる女。


しかしドジなところもあって、社員証をつけたまま帰宅することはしょっちゅう。

そして家に帰ると、小説家志望で専業主夫の夫・シゲオ君(矢作兼)と2年以上引きこもりの息子・大介(奥平大兼)がいる。


ある日、大得意先の息子が痴漢する現場を目撃して警察に突き出した優子は、新規プロジェクトリーダーから外されて一回り年下の赤坂剛(磯村勇斗)・32歳のサポートに就くことに。

赤坂は、若者ならではの感覚で仕事をして、優子の発想を「年寄り」と言ってくる。

『恋する母たち』1巻の感想


杏は、真面目で情の深い女性ですね。

夫が大好きだったからこそ、裏切られて持て余すほどの怒りと性欲を覚えたんですね。

斉木の方は杏を本気で好きになったので、そこは気の毒というか……。


まりのように、何もかも恵まれているように見えて寂しい主婦は多そうですね。

ある程度お金は必要だけど、愛のない結婚生活ほど疲れるものはありませんから。


優子は、夫が主夫というイマドキの女性。

さばさばした性格ですが、息子の引き籠りのことはどう思っているのでしょうか。

『恋する母たち』2巻のネタバレと感想!まりが丸太郎と箱根の温泉へ!

2020年10月10日