『恋する母たち』2巻のネタバレと感想!
杏（木村佳乃）は、再会した斉木巧と落語デートするもモヤモヤ。
まり（仲里依紗）は、繁樹の浮気で傷つき、丸太郎とドライブデートへ。
優子（吉田羊）は、まりから不倫の相談を受けるがその答えとは?
当ページでは、『恋する母たち』2巻のネタバレと感想についてまとめています。
もくじ
『恋する母たち』1巻をおさらい
『恋する母たち』1巻の簡単なおさらいです。杏（木村佳乃）はパート勤務のシングルマザーで、10年前に夫の慎吾が愛人と失踪したときに、その怒りから愛人の夫・斉木巧と2回関係を持った。
10年後斉木と再会した杏は、メールでやり取りする仲に。
まり（仲里依紗）は、高収入の夫を持つセレブ妻だが、夫の浮気と息子の学業不振に頭を悩ませている。
そんな中、何もかも夫以下の落語家・丸太郎（阿部サダヲ）と出会って惹かれていく。
優子（吉田羊）は、引き籠りの息子を持つワーキングマザーだが、ある日新企画で自分より12歳も年下の赤坂のサポートにつくことになる。
『恋する母たち』2巻の原作ネタバレ
杏、まり、優子の出会い
石渡杏、蒲原まり、林優子の3人は、息子が通う麻蔵高校1年E組の担任から呼び出された。
担任は「石渡研くん、蒲原繁明秋くん、林大介くん、この3人は期末テストで1科目でも赤点を取ると留年決定。自主退学をお勧めします」と告げる。
杏、まり、優子は、以降は情報を共有して協力しあうことを誓い合う。
どこかあきらめモードの杏と優子に対し、まりは息子のために必死に頑張ろうとする。
杏はまりに「子供の成績程度で忘れられる相手なら、デートする必要ないわ」とアドバイス。
痛いところを突かれたまりは、その後丸太郎からのメールも電話も無視する。
杏と斉木の距離が縮まっていく
杏と斉木のメールのやり取りは続いていて、距離も縮まってきている。
杏は研に「パパがみつかった。会いたい?」と聞くが、研の答えは「いいよ、いまさら」とあっさりしていた。
しかし杏は、研とは違ってまだ心の整理がつかない。
まりのもとへ、繁樹の浮気相手・山下のり子が会いに来た。
まりはすぐに繁樹に電話するが、「山下はただの部下だ」と取り合わない。
そんな中、丸太郎から電話がかかってきて、まりは久しぶりに声を出して笑う。
まりは、昼間お茶を飲むボーイフレンドとしてならいいのではないか?と思い始める。
まりは杏に一緒に丸太郎の落語を見に行ってほしいと頼む。
杏に丸太郎がデートする価値もない男か確かめてもらうためだ。
しかし当日まりの都合が悪くなり、杏は斉木を誘って落語を見に行く。
落語の最中に耳元で斉木に囁かれて、激しく動揺する杏。
斉木は明らかに杏に好意を示していたが、杏が慎吾と研3人で写った家族写真を見ると急に黙った。
その後も気まずい空気が続き、斉木は「杏さんが慎吾さんのこと忘れられないのわかる気がします」と言って去った。
杏は言葉にできないもどかしい気持ちを抱えた。
まりが丸太郎とドライブデート
丸太郎の舞台を見た杏は「丸太郎さんは悪人には見えない。でも寝なきゃ大丈夫と思ってるなら彼なかなかチャーミングだから気を付けてね」とまりに言った。
考えた末に、まりは丸太郎と昼間のドライブへ。
自分が運転手を務めてハンドルをずっと握っていれば間違いなど起きないはず……と考えてのことだ。
丸太郎は、警戒心でガチガチのまりに落語を聞かせて楽しませた。
そして下心もあるけど、綺麗なまりと一緒にいられるだけで幸せだと言った。
丸太郎が「ここに千人の男がいたら千人がまりちゃんと寝たいと思うはず」と言うと、まりは思わず「夫だけはそう思わないわ」と反論してしまう。
丸太郎はバツ3だが、結婚中の浮気はなかったとのこと。
そして最初の結婚で息子が2人いるが、会うのを我慢しているとのこと。
そうやら思ったほどチャラ男ではないらしい。
その後ドライブはスムーズに進んだが、別れ際に丸太郎が濃厚なキスをしてきた。
まりは振り払って帰ってきたが、その後丸太郎から電話もメールもない。
まりは丸太郎のことが気になって辛くなり、杏に「これって恋の始まり?」と相談。
杏の答えは「キスしてのぼせ上っているだけ。多分ただの性欲」。
杏は斉木と2度寝た自分を重ねていた。
キス以来4日ぶりに、丸太郎から電話。
まるで番宣のような電話にイラつきつつも、まりは番組を見て改めて丸太郎のことを素敵だと思った。
本当はまりはキスを怒っていなかった、まりも丸太郎に恋していたのだ。
まりは「丸太郎さん昨夜のテレビかっこよかった。また会いましょうね」と思わせぶりなメッセージを送って放置プレイ。
案の定、丸太郎は自分の送ったメッセージがなかなか既読にならないので焦って電話をしてきた。
まりは自分を求める男の熱い気持ちにうっとりするが、丸太郎からのメッセージを見て驚く。
それは「あなたは不思議な人だ。こんな女性に僕の人生で初めて出会った」と今までにない本気を感じさせる内容だったから。
ほんの隙間時間を狙って会いに来た丸太郎は、まりを温泉1泊旅行に誘う。
1泊となるとキスだけではすまない。
まりと丸太郎の密会をタレ込んだのは誰?
まりが悶々と悩んでいると、杏から電話が。
何者かがまりと丸太郎の密会を激写して、斉木が勤める週刊誌にタレ込んだのだ。
斉木は、まりが2度と丸太郎と会わない条件で写真を消去した。
その後、まりは密告したのが杏ではないかと疑う。
最終的にその疑いは晴れてまりは丸太郎ファンの友人が犯人と考えるが、実は犯人はのり子だった。
杏は斉木が憎まれ役を買って、まりの不倫を止めてくれたことに感謝。
杏が「どうしてそんなに親切なんですか?」と聞くと「それは僕が杏さんのこと好きだからです」と斉木。
「その気持ちは10年前から変わってないが、杏さんはまだ石渡夫人だし不倫は好きじゃない。だから今は友人でいい」
杏はもう慎吾と向き合って決着をつけなければならないと思った。
その夜、研が杏に「酷い目にあっても神様を信じてるようなところが父さんを付け上がらせたんじゃない?」と言う。
杏は、慎吾に会いに与論島に行くつもりだと研に告げる。
しかしその前に、研、繁秋、大介の3人共に試験をクリアしてもらいたい。
まりが丸太郎と箱根へ温泉旅行
まりは、丸太郎との関係を優子に相談。
優子の答えは「不倫ぐらいいいんじゃないの。ウチの女子社員は半分以上経験者よ」というショッキングなものだった。
なんと、優子自身も上司と1回きりの関係を持ったことがあるとのこと。
私見だけど、感情がもつれてぐじゃぐじゃになるのって不倫全体の20％以下じゃない?
大部分はもっとアッサリ淡々とやってる気がするな引用元:2巻・優子のセリフより
この言葉に背中を押されたまりは、丸太郎と温泉旅行へ行くことに決める。
しかしその日が繁秋の落第がかかった試験の日だと思い出し、狼狽する。
優子：「この程度でパニックになるならやめたら？旅行」
まり：「あたし杏さんほど真面目じゃないし、優子さんほどドライじゃない。でもやってみないとわからないことはやってみないと気が済まないの！」
温泉旅行の日。
ホームで丸太郎を待つまりのスマホに、海外（不倫）出張中の繁樹からラインが。
指輪をプレゼントするからサイズを教えてくれという内容だったが、まりは「妻の指輪のサイズぐらい覚えておけ」とムカつく。
その後、まりと丸太郎は電車で温泉へ。
しかし丸太郎は電話がかかってくるなり、まりのことは放りっぱなし。
たまらなくなったまりは優子に電話。
優子は「あたしがもしまりさんの立場なら、気持ちを切り替えてフロ入って思いっきりS〇〇して、翌朝男より早い電車で帰って彼とは2度と会わない」とアドバイス。
しかしそんなことは出来ないまりは「ごめんなさいっ。あたしやっぱり帰ります」と丸太郎に謝罪。
丸太郎は「せっかくだから夕飯は食べて行こう」と言って怒らなかった。
それどころか「この2ヶ月きらきらした時間をくれてありがとう」。
てっきり不貞腐れるか逆切れすると思っていたまりは、驚く。
丸太郎が長電話していた相手は、一番最初の妻・クミだった。
別れて12年もたつのにささいなことで電話してくるのだが、丸太郎は一度でも人生で深く関わった相手のことは投げ出さないと言った。
丸太郎はレンタカーでまりを駅まで送ってくれたが、まりは泣いてしまう。
繁樹の優しさが偽りで、丸太郎の優しさが本物だとわかったから。
まりは「私、丸太郎さんが大好きよ。宿に戻るわ」と告げる。
旅館に戻ったまりは丸太郎に「温泉に一緒に入ろう」と言った。
『恋する母たち』2巻の感想
『恋する母たち』2巻の感想です。ハンドル握っていれば間違いが起きないと思うなんて、まりって可愛いですよね。
でも間違いは起こって、キスされて温泉へ。
いったん帰ろうとしたまりが「温泉へ戻るわ」と言った気持ち、わかるな～。
丸太郎さん、女性の気持ちをホントよく理解していますね。
杏と斉木は、微妙なすれ違いを見せます。
両思いなのは間違いなさそうですが、この2人の関係性が複雑すぎるんですよね。
優子は、不倫に対してドライな考えの持ち主であることが判明。
杏が真面目、優子がドライ、まりが体当たりタイプというわけですね。
