『恋する母たち』4巻のネタバレと感想!
杏(木村佳乃)は、与論島で慎吾と離婚を果たし、斉木と向き合う。
まり(仲里依紗)は、繁樹の愛人・のり子と対決。
優子(吉田羊)は、有能な部下・赤坂との関係を続ける。
当ページでは、『恋する母たち』4巻のネタバレと感想についてまとめています。
もくじ
『恋する母たち』3巻をおさらい
『恋する母たち』3巻の簡単なおさらいです。杏(木村佳乃)は、優子夫婦と一緒に与論島へ行き、記憶喪失の慎吾と再会を果たす。
相変わらず軽薄な慎吾に愛想を尽かした杏は、彼に離婚届を突きつけた。
まり(仲里依紗)は、繁秋が落第したのは自分が不倫したせいだと思う。
そして丸太郎に別れを告げた。
優子(吉田羊)は、赤坂と京都出張へ行って同じホテルの部屋に泊まることに。
2人で酒を飲んでやり過ごそうとしたが、結ばれてしまう。
相変わらず軽薄な慎吾に愛想を尽かした杏は、彼に離婚届を突きつけた。
まり(仲里依紗)は、繁秋が落第したのは自分が不倫したせいだと思う。
そして丸太郎に別れを告げた。
優子(吉田羊)は、赤坂と京都出張へ行って同じホテルの部屋に泊まることに。
2人で酒を飲んでやり過ごそうとしたが、結ばれてしまう。
『恋する母たち』4巻のネタバレ
丸太郎がまりに「家庭を守り通せ」
成績不良で自主退学したまりの息子・繁秋(宮世琉弥)が、ラッパーはやめて落語家を目指すと言ってきた。
まり(仲里依紗)は「一体何を考えているの?」と思いつつ、愛する息子のために丸太郎(阿部サダヲ)に会って「弟子にしてやってくれないか」と頼み込む。
丸太郎の返事は「それ全然ダメ。まりちゃんそれって最もダメな母親だよ」。
まりは「90%以上の確率で断られるとわかっていた」と帰ろうとしたが、丸太郎が「言いたいことがある」と引き留める。
丸太郎は「まりちゃんは旦那に愛憎半々でダメ母だけど、まっすぐなところがいい。息子のためなら裸で大通りを歩けるでしょう。その心意気で家族を守り通せ」と言った。
まりがのり子と対決
まりの夫・繁樹(玉置玲央)は、相変わらず愛人・のり子(森田望智)との関係を続行。
その夜、まりのスマホにのり子が繁樹との情事中に録音した音声が送られてきた。
のり子が「あなたが愛しているのは妻と3人の子供?それともあたし?」と質問して、繁樹は「のり子」と答えている。
当惑したまりは、電話で丸太郎に相談。
丸太郎は「そんな音声送ってくる女なんてアブナイ女だ。男はより可哀想な方につく習性があるからまりちゃんが健気で取り乱さなければ勝てる。とにかく3人で話し合うんだ」とアドバイス。
まりは繁樹にのり子の部屋で3人で話そうと提案。
繁樹はしぶしぶOKする。
atのり子の部屋。
繁樹は部下から一方的に恋慕されているが家庭を守る夫を演じるが、のり子は東大卒エリート弁護士に似合うのは自分のような知性のある女だとまりを見下した発言をする。
まりは丸太郎のアドバイス通り、どんなにムカついても取り乱さず健気な母親を演じた。
まりを可哀想に思った繁樹は、のり子を捨ててまりを取ることを決意。
のり子は「あたしが頭空っぽのフリフリ女に負けたの?」と怒りでいっぱいに。
帰りの電車の中、まりは丸太郎にお礼のメッセージを送ってニヤつく。
その笑顔を見た繁樹は、自分をのり子から取り戻して喜んでいるのだと勘違い。
帰宅した茂樹は、まりと子供たちと久しぶりにお出かけ。
繁樹は「今まですまかった」と謝ってきて手を繋いできたが、まりは振り払う。
もう全て許されたと思っているのがムカつく……。
週明けの月曜日、まりは丸太郎の落語を聞きに行く。
その夜、丸太郎の誘いで夜景が見えるレストランで2人で食事。
まりは、丸太郎にドキドキ。
丸太郎といると本当に自分に戻れた気がしてほっとするのだった。
まりは、繁秋と一緒にいてもピリピリして辛い、こんなのが愛と言えるのかと話す。
丸太郎は「愛だよ」と断言。
丸太郎はまりに自分がバツ3の理由を話す。
・最初の結婚相手・クミが2人目の子供を妊娠した時から結婚生活に狂いが出た。
・その頃丸太郎は真打ち昇進がかかって余裕がなく、クミに「落語と家庭とどっちが大事なの?」と責められて「落語」と答えてしまった。
・クミが子供を連れて出て行って離婚、その3年後に丸太郎は再婚。
・その時クミは壊れて、あらゆる嫌がらせをしてきて新妻がノイローゼに。
・その結果1年も持たず離婚となり、丸太郎は4年後に再婚。
・しかしクミが再びパワーアップした嫌がらせをしてきたため、すぐに離婚。
丸太郎がクミの方を切らなかったのは、クミを愛していたから。・その頃丸太郎は真打ち昇進がかかって余裕がなく、クミに「落語と家庭とどっちが大事なの?」と責められて「落語」と答えてしまった。
・クミが子供を連れて出て行って離婚、その3年後に丸太郎は再婚。
・その時クミは壊れて、あらゆる嫌がらせをしてきて新妻がノイローゼに。
・その結果1年も持たず離婚となり、丸太郎は4年後に再婚。
・しかしクミが再びパワーアップした嫌がらせをしてきたため、すぐに離婚。
クミはパ二くらなければいい女で、丸太郎は彼女が出て行く前にもっと話し合うべきだったと後悔したのだ。
今は丸太郎は結婚はあきらめて、クミを一生背負っていくと決めている。ただ、恋はするけど。
丸太郎は「一筋縄でいかないのが夫婦。まりちゃんの夫が愛人と別れたのもまりちゃんを愛しているからだ」と言った。
トイレに立った丸太郎は、真っ赤なバラの花束を持って帰ってきた。
(その日はまりの誕生日だった)
まりは、丸太郎がどうして今でも無償の愛を捧げてくれるのかと思う。
まりは「お願いキスして」と迫るが、丸太郎はまりのほっぺにチュー。
まりが繁樹と6年ぶりに抱き合った理由は?
帰宅したまりは、丸太郎がもう2度と自分にキスしたり触ったりしてくれないことにため息。
それを見た繁樹は、まだまりがのり子との件を怒っているのかと勘違い。
妙に色っぽいまりに「寝室に行こう」と言って、その夜2人は6年ぶりに結ばれた。
抱かれる気まんまんだったのに丸太郎にはぐらかされたまりの中には、性欲が渦巻いていた。
だから鎮めてくれるなら夫でもいいかと思って関係を持ったのだった。
杏(木村佳乃)、まり(仲里依紗)、優子(吉田羊)3人でランチ。
まりから夫と愛のない関係を持ったことを聞かされた杏は、自分も過去に2回愛のない関係を持った経験があると話す。
その時の杏も、まりと同じで夫で埋められない欲望を他の男で埋めた。
斉木が杏に「結婚を前提に付き合ってください」
杏は、正社員目指して宅建2級の資格を取ることにした。
石渡家と縁を切った今、もう義母(夏樹陽子)の世話にはなれない。
研(藤原大祐)を育て上げるためにも、もう恋なんかしている時間はない。
杏が宅建のことを斉木(小泉孝太郎)に相談すると、元建設会社勤務の斉木は色々教えてくれた。
斉木の友人の建築家の個展オープニングパーティーに招かれた杏は、斉木の知人に紹介された。
知人たちは、斉木がモテ男で元は建築家志望で才能もあると話していた。
帰り道、斉木が杏に「僕と結婚を前提に付き合っていただけませんか」と告白。
杏は、いきなりそんなことを言われても返事ができずにそのまま帰った。
杏は、斉木の好意に気付いていたし、自分も斉木のことが好きだった。
でも自分にまた恋ができるのか自信がない。
そんな杏に優子は「男から受けた傷を癒してくれるのも男よ」とアドバイス。
かくいう優子も昔酷い仕打ちを受けて「男なんて」となっていたが、シゲオと出会ってそうじゃない男もいると気付かされたから。
杏は思い切って斉木にLINEして待ち合わせするが、斉木は急な仕事で来れなかった。
杏は「今夜息子が友達の家にお泊りなのでウチに来ませんか」と斉木にメッセージ。
しかし深い関係になっていいものか迷っていると、斉木から「いきなりお邪魔するより外で話しませんか」とメッセージが来た。
斉木と杏は公園で話す。
斉木は、由香との馴れ初めを話す。
・じつは斉木が由香と付き合う前、彼女がいた。
・彼女は美人で性格もよく学園のアイドル的存在だった。
・由香は女としての対抗心から斉木に迫り、略奪愛した。
・今となっては、由香が本気で斉木を愛していたのかもわからない。
・しかし一時はこんなに一途でカワイイ女はいないと思って、義父の反対を押し切って結婚。
・しかしやがて由香は斉木をつまらない男だと言い出し、刺激を求めて浮気を繰り返すようになった。
与論に行くまでは、斉木は由香、慎吾、そして杏にも2度と関わらないと決めていた。・彼女は美人で性格もよく学園のアイドル的存在だった。
・由香は女としての対抗心から斉木に迫り、略奪愛した。
・今となっては、由香が本気で斉木を愛していたのかもわからない。
・しかし一時はこんなに一途でカワイイ女はいないと思って、義父の反対を押し切って結婚。
・しかしやがて由香は斉木をつまらない男だと言い出し、刺激を求めて浮気を繰り返すようになった。
しかし島で慎吾に会い、迷いながらも杏に連絡を取った。
そして現在の斉木は「杏なら本気で一生愛せる」と確信していた。
杏も「私もいつの間にか最近さんのことを好きになっていました」と応える。
杏は、先のことはわからないけど自分の正直な気持ちにしたがってもう一度恋愛してみようという気持ちになっていた。
杏が斉木のアイスを舐めて、2人はキス。
その夜、2人は結ばれた。
好きな人との情事はこんなに楽しいものなのか、と感動する杏。
その後、杏は斉木を研に紹介。
研は斉木を気に入り、杏は3人で幸せに暮らす未来を夢見る。
突然の由香の訪問
研が学校に出かけた直後に、見知らぬ女性が訪ねてきた。
女は「私は由香です」と名乗り、杏は驚きの余りフリーズ。
斉木に叱られた由香は、慎吾が島から杏に送ろうとした24通の現金書留を返しに来たのだった。
慎吾は杏と研の生活費を送ろうとしたのだが、由香が「島から送ると居場所がバレる。私が東京の友人に頼んで出しておくから」と預かっていたのだ。
由香が現金書留を出さなかった理由は、嫉妬。
「私だって夫を捨てたのに、何よ」という思いからだった。
しかし由香にも罪悪感はあったから、お金には手をつけなかったとのこと。
記憶喪失の慎吾を置き去りにした理由は、慎吾が新しい女に手を出したから。
その後由香は名古屋で再婚したが、もう別れて3度目の結婚をするとのこと。
相手は75歳のおじいさんで大金持ちだから金の心配はない。
由香が帰った後、杏はドアの外に研がいたことに気付く。
研は忘れ物をして戻ってきて、話を全部聞いたのだった。
研は「斉木ってあの斉木さん?パパもあの女も酷いけど、母さんもずっと斉木さんと?それなら似たようなもんじゃん」と非難してきた。
杏はすぐに斉木にこのことを報告。
斉木は「研君を信じて彼が自分で答えを出すまで待とう」と言ってくれて、杏は「しばらく会うのは控えましょう」と言った。
由香が大金持ちと3度目の結婚をするという話は嘘だった。
斉木によると、由香は再婚した若い旦那の借金を背負って水商売をしているとのこと。
(自分がお金に困っているのに現金書留を返してくれたってこと?)
それから数週間。
研は杏を避けていて、杏は込み入った事情を優子にさえ相談できずにいた。
3日後、杏は由香が働く名古屋のクラブへ。
杏が「私は斉木さんと結婚するつもりです」と言うと、由香は「いいわねえ、人間性だけで結婚できて」。
由香は恋愛がないと生きていけず、自分と恋愛したいという男が現れたら既婚だろうが関係ない。
彼の家族のことは考えまいと、頭と心に麻酔を打ち続けるという。
杏は、今では一方的に由香を責められない。
なぜなら自分も息子がいながら斉木に恋して快楽にふけることもあるから。
由香:「なんであたしこんなふうになっちゃったんだろう?子供がいれば違ったかな」
杏:「息子がいても恋はするわ。でも息子がいれば恋がなくても生きていける」
その夜、杏はホテルで眠れぬ夜を過ごした。
麻酔を打って研を忘れて恋に溺れた自分は、慎吾と由香と同じではないか?
東京駅に戻った杏は、偶然まりと会ってお茶する。
杏が「好きな人ができたけど息子に反対されて嫌われてる」と言うと、まりは「ママのことどんなに嫌おうとしても嫌えないのが息子よ」とニッコリ。
その理由は、母親は息子にとって最初に愛してくれた女性だから。
斉木が金沢へ
斉木は、今の仕事を辞めてもう一度建築家の夢を追いかけるため金沢に行くことにした。
そこで2年実技経験を積めば、一級建築士の受験失格も得られる。
杏は、斉木の決断は素晴らしいと思うが、2年は長いと思う。
斉木は「杏さんについてきてくれとは言えません。でも僕の気持ちは変わりません。一生のうちのたった2年です。待っていてもらえますか?」と聞いてきたが、杏は悩む。
2年も離れていて、今の恋する気持ちを保てるのだろうか。
そんなある日、突然慎吾が杏を訪ねてきた。
現在の妻に昔の横領と駆け落ちがバレて、追い出されたという。
杏は「ここはあなたの家ではありません。実家に行って」と慎吾を追い返した。
『恋する母たち』4巻の感想
『恋する母たち』4巻の感想です。4巻は、物語が大きく動きます。
杏は、斉木と結婚を前提にしたお付き合いをスタート。
この2人は10年もかけてやっとスタートラインに立てましたね。
お互いの元パートナー同士が駆け落ちしたという関係性なので、仕方ないのですが。
そしてこのタイミングで、慎吾が帰宅?
なんてお騒がせ男なんでしょうか。
まりは、丸太郎のアドバイスのおかげで愛人に打ち勝ち、夫の繁樹を取り戻しましたが、むなしい気持ちに。
もうまりは、完全に繁樹から気持ちが離れていますね。
それなのに丸太郎への思いが強すぎるあまりに、繁樹と6年ぶりに関係を持ちました。
優子は、赤坂との情事を楽しんでいましたが、いきなり現実にもどされました。
果たして優子は、シゲオについて与論島に行くのでしょうか。
杏は、斉木と結婚を前提にしたお付き合いをスタート。
この2人は10年もかけてやっとスタートラインに立てましたね。
お互いの元パートナー同士が駆け落ちしたという関係性なので、仕方ないのですが。
そしてこのタイミングで、慎吾が帰宅?
なんてお騒がせ男なんでしょうか。
まりは、丸太郎のアドバイスのおかげで愛人に打ち勝ち、夫の繁樹を取り戻しましたが、むなしい気持ちに。
もうまりは、完全に繁樹から気持ちが離れていますね。
それなのに丸太郎への思いが強すぎるあまりに、繁樹と6年ぶりに関係を持ちました。
優子は、赤坂との情事を楽しんでいましたが、いきなり現実にもどされました。
果たして優子は、シゲオについて与論島に行くのでしょうか。