『恋する母たち』石渡慎吾を原作ネタバレ!最終回結末で生い立ちや本音が語られた!

『恋する母たち』で原作者・柴門ふみさんが“一番イヤな男性”と断言するのが石渡慎吾(渋川清彦)。

なにしろ、いい夫でいい父親だったのに会社の金を横領して浮気相手と駆け落ち。

正直、理解不能?

でもこういう男性もいますよね~。

当ページでは、『恋する母たち』の石渡慎吾について杏との出会い~結末まで詳しく原作ネタバレしています。

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『恋する母たち』とは?



『恋する母たち』とは、2020年10月スタートの新金曜ドラマ。

原作は、恋愛の神様・柴門ふみさんの同名コミック(女性セブンで7月まで連載、既刊6巻)。


全く誓う家庭環境にある3人の母が、それぞれ男性と恋に落ちていく様子を描くラブストーリー。

かつての『金曜日の妻たちへ』を彷彿とさせるドラマです。

『恋する母たち』石渡慎吾を演じる俳優は渋川清彦



名前渋川清彦(しぶかわ・きよひこ)
生年月日1974年7月2日
年令46歳
身長175㎝
出身地群馬県
事務所ディケイド

渋川清彦さんは、俳優やモデルとしての活動の他、「DTKINZ (ドトキンズ)」というバンドのドラマ―としても活動。

芸名の「渋川」は生まれ故郷の渋川市から取っていて、本名は田中清彦さんです。


18歳まで群馬県で過ごした後、ドラマーを目指して上京。

19歳の時に「KEE」という芸名でファッションモデルとしてデビュー。

1997年のドラマ『踊る大捜査線』4話で俳優デビュー。


1998年の映画『ポルノスター』でスクリーンデビュー。

以降、同作の監督である豊田利晃の監督作品には欠かさず出演しています。


2013年、第26回東京国際映画祭で上映された『そして泥船はゆく』で映画初主演。

渋川さんが演じたのは栃木・大田原で祖母と2人で暮らす無職の男・平山隆志で、隆志の元に亡き父の娘だという少女が訪ねてくるという物語をモノクロで描いたコメディー作品。


渋川さんはデザイナーとしても活躍していて、2000年の夏~のオリジナルアパレルブランド「Rotar」を、同じくモデルの大柴祐介さんやカメラマンの内藤啓介らとともに手がけています。

「楽しむ」、「好き」をコンセプトに、他にはないポップでユニークな商品が展開。


元々ドラマー志望で上京しただけあって、本物のドラマー。

3人組のサイコビリーバンド「DTKINZ (ドトキンズ)」のドラムとしても活動しています。

『恋する母たち』石渡慎吾は柴門ふみが最もイヤな男性?モデルはこの人!

石渡慎吾のモデルは、少し前に世間を騒がせた東出昌大さんです。

以下、柴門ふみさんのコメントです。

最近でもアンジャッシュ・渡部(健)さんが大変なことをしでかしたけど、妻としては東出(昌大)さんの方がイヤですね。

会見でどっちが好きか答えられないなんて。

そういう意味で、私がこの作品で一番イヤな男性は実は慎吾なんです。

つかみどころがなくて、誰にでも優しく本気にさせてしまう。

怖いですね。

引用元:女性セブン2020年7月30日・8月6日合併号

『恋する母たち』石渡慎吾を原作ネタバレ

『恋する母たち』石渡慎吾を原作ネタバレします。

杏との出会い


杏が、石渡慎吾と初めて出会ったのは大学のテニスサークルの新歓コンパ。

慎吾は、テニスはインカレレベルで実家が金持ち、しかしそれを鼻にかけない人柄で女子に大人気。

(東大進学当たり前の麻蔵高校出身だが、親の会社を継ぐから東大で勉強する必要がないからとこの大学に進学)

なんと女子新入部員8名中6名が石渡慎吾ファン。


そんなプリンス・慎吾が杏に声をかけてきた。

慎吾:「ねえ、金子杏さん。新歓コンパで僕のこと見ていたでしょう?どうして」

杏:「石渡先輩って少女漫画の王子様みたいだなあって思って。女の子が8人いたら6人が憧れる男性です」

慎吾:「きみもその6人の中に入っているの?」

杏:「いえ。でもたった今7人目になりました」


こうして杏も慎吾に精神的に骨抜きにされてしまった。

そんな杏に友人は「石渡慎吾、女好きで彼女もとっかえひっかえっていう噂」と忠告する。

杏は「ウソ!」と叫ぶが、友人は「別れた女が決して悪口を言わないのもクセモノなのよ」と言った。


その後、慎吾は新入生で一番かわいい子・ハルミと付き合い始める。

杏は、自分ががっかりしていることに気付く。


杏と交際スタート


その年の夏、高原でのサークル合宿。

杏は「(バーベキュー禁止の札を見て)ここはバーベキュー禁止ですよ」と皆に言うが、聞き入れてもらえず一人で部屋へ。


すると慎吾がやって来た。

「おみやげ」と見せてくれたのは、蛍。

慎吾:「電気消そう、もっとよく見えるよ」


杏:「石渡先輩は、私のこと堅物のダサい女と思ってるでしょう」

慎吾:「いいやあ、不器用でキマジメな子とは思うけど、ガード固すぎてせっかくのその綺麗な顔立ちが損してるよ」

杏:「キレイだなんて」

慎吾:「キレイだよ。すごく魅力的だ」


慎吾は蛍を捕まえた時に腕に怪我をしていた。

それを見た杏は「大変!手当をしなきゃ」と言うが、慎吾が杏に覆いかぶさってきてそのまま結ばれた。


後日、慎吾はハルミと別れて杏を選んだ。

友人:「それで付き合うことに?杏までが“ポイ捨て男”の餌食に?」

杏:「でもね、彼。杏だけは今までの女と違うって」

友人:「誰にでもそういうのよ」


杏と結婚


皆は、慎吾が地味な杏と付き合い始めたのを不思議に思い、どうせすぐに別れるだろうと噂した。

しかし大方の予想を裏切って、杏と慎吾の交際は大学時代、卒業後と続き、慎吾の親の反対を押し切って結婚。

新婚時代、出産してからも、慎吾は杏の王子様であり続けた。


慎吾は、良き夫であり良き父親だった。

出張に行けば、必ず杏にたくさんのお土産を買ってきてくれた。


彼の口癖は「杏はこの世で僕のいちばんの人だから」。

杏は、この世で自分ほど幸せな女はいないと思っていた。


会社の金を横領、浮気相手と駆け落ち


ところが、慎吾は何の前触れもなく失踪。

会社の金を300万円横領して、浮気相手の斉木由香(瀧内公美)と逃げた。


由香の夫・斉木巧(小泉孝太郎)がこの事実を知らせに来たが、杏は到底信じられない。

大好きになった人がいきなり大ウソつきの悪人だったと知らされても、心に刺さった「好き」はそう簡単に抜けないから。


しかし慎吾と由香のメールのやり取りを見た杏は、2人の不倫の事実を認めざるを得ず泣き崩れた。

杏が慎吾に感じたのは、強い怒り。


杏は、慎吾への怒りだけで斉木と2度も関係を持った。

斉木の方は杏を好きになっていたが、杏はまだ慎吾に気持ちを残していた。


与論島で再会


その10年後、杏は再会した斉木から、慎吾が与論島にいることを知らされる。

斉木は既に離婚届を出して由香のことを吹っ切っていた。


杏は全てをはっきりさせるために与論島へ。

慎吾は、とっくに由香と別れて島の別の女性と結婚してガイドの仕事をしていた。

そして由香と口論になって崖から落ちて以来、記憶喪失になっていた。


杏は慎吾にガイドを頼むが、記憶のない慎吾は目の前の女性が元妻と気づかない。

杏が「本当に何も覚えてないのですか?」と問い詰めると、慎吾は「時々、遠い記憶の奥に女性を感じることがあるんです。顔もぼんやりでどこの誰かもわからないけど……まだその女性のことを愛しているのかもしれませんね」と答えた。

慎吾は手で何かを握るような動作が癖だった、それは以前の慎吾が杏の頭をくしゅくしゅする動作だった。


慎吾の本質は変わっておらず、妻がいるのに杏を夕食に誘ってきた。

杏はまだ慎吾に思いを残していたが、友人の優子夫婦の力も借りて慎吾に離婚届を突きつけサインさせた。

そして海に向かって「石渡慎吾なんて女に甘やかされて人生舐め切った最低の男よ~」と叫んだ。

これでもう2度と慎吾に関わることはない……はずだった。


斉木由香の告白


由香が杏のところにやってきて、以下のことを告白。
・慎吾は島で働きだしてからすぐに杏に送金しようとした。

・しかし島から現金書留を出すと居場所がバレるから、由香が「東京の友人に代わりに出してもらう」と言って現金書留を全て預かっていた。
慎吾が杏に出そうとした現金書留は、全部で24通あった。

由香が出さなかった理由は、嫉妬。

「あたしだって夫捨てたのに、何よっ」という気持ちからだった。


杏からしたら、こんなものを持って来られても「今更」という気持ちだった。

慎吾と由香の身勝手な理屈と無責任な行動で、自分たち親子がどれほど傷ついたか。


妻に追い出されて東京へ


その後、慎吾が(島の)妻に追い出されて東京へ。

杏のところにやって来たが、杏は慎吾の母・綾子のマンションへ行くように告げた。


この頃には、杏は斉木と真剣交際を始めていた。

斉木は、一人前の建築家になって杏と研を迎えるために、金沢で2年実務経験を積みに行くことになっていた。


杏と慎吾が一緒に暮らす


杏の住むマンションが補強工事をするため、1ヶ月間出て行かなければならなくなった。

綾子はここぞとばかりに、杏と研に自分の豪華マンションで暮らすことを提案。

しかしそこには記憶の失った慎吾も住んでいて、綾子は杏と慎吾の復縁を狙っているのだ。


そんな中、杏が階段から落ちて数か所骨折。

話を聞いた斉木は、杏に1ヶ月限定で綾子のマンションに住むことを勧めた。

(現在の斉木は、金沢で修業して1日も早く杏を迎えに行くつもりだった)


こうして、杏と研は1ヶ月限定で綾子のマンションで慎吾と暮らすことに。

慎吾は相変わらず親切ないい人で、杏は慎吾と話していると自分が悪人に思えてくるほどだった。


杏は慎吾に「私いま付き合っている人がいます」と告げる。

慎吾は「本当に良かった、幸せになってください」と本気の笑顔?


そして研は、慎吾とキャッチボールをして本当に楽しそう。

杏は、この1ヶ月の間に慎吾に呑み込まれてしまうのではないかと不安になる。


衝撃的事実が発覚


そんな中、ガンに侵された由香がやってきて杏の息子・研にとんでもないことを吹き込んだ。

「10年前、慎吾さんは家を出た直後、一度家族の元に戻ろうとしたの。でもその時杏さんが男とホテルに入るところを目撃して。そのショックで記憶喪失になったのよ」


研から話を聞いた杏は「全くのデタラメよ」と答えつつも内心大パニックに。

10年前、慎吾はホテルに入る杏と斉木を目撃したのだろうか?

由香が思いついた「嘘」にしては出来過ぎている。


1週間後、杏は由香が入院する病院に行き、研に嘘を吹き込んだことを怒る。

由香は真実を話す。
・駆け落ちした直後、実は慎吾と由香は東京にいた。

・そして由香が自宅のPCメールを消すのを忘れたから、慎吾が代わりに消してきてあげると言った。

・しばらくすると、慎吾が青ざめて帰ってきた。

・杏が男とホテルに入るのを目撃したと言った。

・由香は「見間違いよ。家族にやましい気持ちがあるから見間違うのよ」と言った。
由香が嘘をついているのか、慎吾が本当にあの日杏と斉木を目撃したのか、どちらなのかはわからない。

ただひとつ言えるのは、子供がいる母親は決して男とホテルに入ってはいけないということ。


慎吾の記憶が戻る


そんな中、慎吾が杏の髪を以前のようにクシャクシャと撫でた。

杏は、慎吾が記憶を取り戻したのだと確信。


そんな中、綾子が杏と斉木の交際を知って、今まで援助した金を返せと言ってきた。

杏がそんな高額は返せないと言うと、研を養子に寄越せと言ってきた。


慎吾は「今はとりあえず綾子の言うとおりにして後から籍を抜こう」と提案するが、杏は「嘘つき!あなた記憶戻っているんでしょう」と怒鳴りつける。

そう、他に女がいるのにいい夫・いい父親のフリができるバケモノの言うことなんか聞けない。


杏は、泣きながら斉木がいる金沢へ。

斉木は「もうこのまま金沢にいてください」と言った。

研は綾子の養子となったが、それは杏に幸せになってほしい気持ちからだった。


その翌日、慎吾も置手紙を残して失踪。

じつは少しずつ記憶が戻っていました。

言い出せなくてごめんなさい。

自分は何かが大きく欠落した人間だと思います。

すみませんでした。

最終回の慎吾


杏は金沢に引っ越して斉木と再婚。

その後、研が蟹が食べたいというので斉木と一緒に市場に来た杏は、慎吾を見かける。

しかし目をそらして斉木の手を握った。


ここからは慎吾の心の声。
物心ついた時から世界はぼんやりしていた。

僕はいつもそうだ、半分夢の中で暮らしている。

すべてが現実味に乏しい。


だからどんなに「あの人」が俺を叩こうとも

俺にとっては夢の中のできごとに感じられた

溺愛と叱責を繰り返す「あの人」が、俺のこの性格に歯車をかけたのは間違いない。


「人」が感じる痛みを半分しか感じられないから、「人」を痛めても半分くらいの良心しか痛まないんだろうな、きっと。

(杏が「あなた化け物よ」と慎吾を責めている)


痛みには鈍感だけど、快楽にはどん欲だ。

俺の場合、それが女性だった。

女性が与えてくれる喜びに

突出してどん欲なのだ。


杏を結婚相手に選んだのは、俺の半分しかない良心を

引き出してくれる女だと思ったから。


しかし由香と出会った

瞬間、俺たちは同じ人間だと思った


快楽に浸ると、あとのことはもうどうでもよくなる

駆け落ちしようと言い出したのはどっちだったのか。

由香との恋愛は芝居じみていたが、芝居にのめり込むほど引き返せなくなった。


その一方、互いにどちらかが「やっぱりやめよう」と言い出すのを待っていた気もする。

あの時までは確かにまだ迷っていた。

「メール消すの忘れちゃった」「俺が消去してくるよ」


(慎吾は、杏が斉木とホテルに入るのを目撃)

意味がわかならかった。

俺への腹いせ?

それとも彼女もずっと前から不倫をしていた?

気が付くと、俺は由香の手を引いて

島に向かうフェリーに乗っていた。

(FIN)

感想

石渡慎吾は、本物の人たらしですね。

優しくて親切で、見た目は王子様そのもの。

でも底は浅く、人を傷つけても平気。

大学時代って、こういう男性がモテますよね。


杏は、最初に付き合ったのが慎吾だったから、自分だけは特別と信じてなかなか吹っ切れませんでした。

しかし遂には、慎吾がモンスターであることに気付きます。


最終回で慎吾の生い立ちや気持ちが語られた時、ちょっと微妙な気持ちになりました。

結局綾子が原因で心を病んだということなんですよね……。

だからと言って杏や研を傷つけてもいいってことにはならないですけどね。


慎吾にとって杏は間違いなく「特別な女」でした。

しかし斉木由香に出会ったのが運の尽きでした。

同類同士ってのが厄介でしたね。


そして慎吾が与論島へ行く決断をした理由が、杏が斉木とホテルに入るのを目撃したからというのは衝撃でした。

偶然とはいえ、怖いですね。


杏が斉木とホテルに行かなかったら、慎吾は駆け落ちしなかったかも。

しかし慎吾の本質は変わらないと思うので、いつか杏は泣かされたと思います。

だから斉木と再婚して正解です。

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