コウノドリの四宮にはどんな過去が?笑わなくなった一つの出来事とは

10月より放送開始のドラマコウノドリ2で、星野源さん演じる四宮春樹は笑わない冷淡な医師

でも実はそれには深いわけがあったのです。

第一シーズンを見逃した方も、四宮の過去を知ってコウノドリ2を見ると、一見冷酷な四宮の態度も、もはや受け入れるのを通り越して、愛すべき存在になること間違いなしです。



四宮は昔、笑顔の絶えない医師だった

四宮の過去、研修医時代を知る助産師の同僚小松留美子は、再び同僚となり笑わなくなっていた四宮に驚きます。


「腕が良くて、爽やかで笑顔がかわいかったのに・・・」

昔は笑顔が絶えない人だった四宮が、なぜこうも変化してしまったのでしょうか。

そこには過去の一人の患者との出会いと、四宮にとっての辛い出来事がありました。

喫煙妊婦

第一シーズンでは、喫煙妊婦に無表情で「母親の資格がない」とまで突き放す四宮の姿。

毒を吐く四宮に、患者からはクレームが来るは、看護師たちからも「あれはちょっと・・・」と非難轟々なシーンがありました。

しかし、たまたま院外でその患者が倒れたところを発見した四宮はダッシュで妊婦の元へ。

その表情や必死さは、あの冷淡な四宮とは思えないものでした。


四宮の過去のトラウマ

5年前、四宮はとある喫煙妊婦を担当しました。

当時患者に優しく接していた四宮は、どうしても禁煙できない妊婦にきつく注意することはしませんでした。

そしてその喫煙妊婦は、ソウハク(早期台盤剥離)となり手術の甲斐なく大量出血で死亡してしまったのです。

加えて、その時誕生した女の子のつぼみちゃんは重度の脳性麻痺で、植物状態に。

四宮の自責の念

こんなに悔しいなら・・・・・・

嫌われてたほうがよかった・・・・・・

コウノドリ


この一件で、患者を死なせたのは優しくしてしまった自分のせいだと感じた四宮は、以降患者への対応を変えます。

患者に嫌われてでも、助かる可能性を増やす方を取るという、四宮なりの答えだったのです。

四宮が通う病室

四宮が毎日のように通う病室があります。

そこが、四宮の生き方を変えた出産で生まれたつぼみちゃんの病室です。

つぼみちゃんの父親は、娘が二度と目覚めることがないと知り、会いに来なくなってしまいました。

ひとりぼっちになってしまったつぼみちゃんに、四宮は毎日絵本を読み聞かせます。


本当は思いやりのある、情に暑い人なんです。

だからこそ、感情も表情も全て捨てて、患者を守る、赤ちゃんを守る最善の道を取ったのです。

四宮の変化

コウノドリの第一シーズンでは、回が進むごとに四宮の表情が柔らかくなっていきます。

上記であげた、倒れていた喫煙妊婦を発見し緊急オペをした際、5年前の患者を被せてしまっている四宮の心の動揺に、サクラが気づきます。

この患者は5年前の患者じゃないよ!

コウノドリ


手術は無事に成功し、四宮は相変わらず素直に喜びません。

でもやっぱりサクラは気づいています

四宮が一番、助かったことに喜んでいること、ホッとしていること。


手術後向かったつぼみちゃんの部屋で、ちゃんと報告しているのです。

「今日はいいことがあったんだよ」、と。

ちなみに、星野源さんがこの四宮に配役されたのは、優しい目と鋭い目の両方を感じられる人だったからとの事。

四宮の過去を含めて、こんなにも複雑な人物を表現するのは難しい気がしますが、ドラマを見ると星野さんしかいないなと思ってしまうはずです。

コウノドリ2ではどのような四宮の表情が見られるのか、楽しみです!