月9ドラマ「海月姫」が1月から開始となります。
当ページでは、海月姫の原作を最初から結末までをネタバレしていきます。
いいけど、全17巻だから話がめちゃくちゃ長くなるんだけど大丈夫かい?
えぇ〜…忙しいからザックリで頼むよ〜…
ダウト。忙しいとか嘘つくなよ。
・・・
まぁ、気持ちはわかる。長々ストーリーを聞いてると眠くなっちゃうからな。
それな(キリッ
というわけで、ザックリなネタバレをしていこうと思う。
ただ、細かい点は省くから、原作の世界観は表現しきれない。
ただ、細かい点は省くから、原作の世界観は表現しきれない。
本当の面白さは実際に漫画を読まないとわからないってことだね。
そういうことだな。原作はあくびをしてる暇がないくらい面白い。
ネタバレを見る前に漫画を読んでみたい方は電子書籍で買っちゃうのもアリだね。
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いやけど、僕は漫画読んでる余裕とかないくらい忙しいからさ…!
金がないだけだろ。
・・・
前置きが長くなったな。それじゃ原作漫画「海月姫」のネタバレ、始めるぞ。
「海月姫」原作ネタバレ前編
海月姫の序盤(1〜7巻)のあらすじをネタバレします。アニメ版と映画版では、このブランド立ち上げ・ファッションショーまでのストーリーが描かれています。
ドラマ版では、1〜5話あたりまでにあたる部分かなと思いましたので、前編としてまとめていきます。
ドラマ版の見逃し配信及び映画・アニメ版はFODで視聴できます。
尼〜ずの生活
主人公の倉下月海は九州から上京して天水館で暮らしている18歳の女の子。月海も含めて天水館には女性のオタクが集まっており、自分たちのことを「尼〜ず」と呼んでいる。
キャラ解説:尼〜ず
天水館は千絵子の母がオーナーであるが、韓国スターの「ぺ」を追っかけて帰ってこない。- 月海:天水館最年少のクラゲオタク
- 千絵子:天水館オーナー(仮)の和物オタク
- まやや:テンション高めの三国志オタク
- ばんばさん:アフロの鉄道オタク
- ジジ様:幽霊のように地味な枯れ専(年配好き)
- 目白先生:部屋から出てこないBL作家
男子禁制、オシャレに一切興味なし、コミュ障…そんな集まりでありながら、少ない収入(ほぼ仕送り)の中それぞれの趣味を満喫して楽しく過ごしていた。
月海と鯉淵兄弟の出会い
クラゲ好きな月海は夜の深海魚店へ行き、タコクラゲの様子を見に行くと、同じ水槽にミズクラゲが入っていた。タコクラゲはミズクラゲと相性が悪く死の危機にある状況…しかし、月海はコミュ障ゆえにオシャレな男性店員とうまく意思疎通ができない。
そんなとき、通りがかった細身で美しい女装男子・蔵之介が飛びいり月海を助ける。
最初は男と気がつかなかったが、月海は天水館に蔵之介を連れてはいり、それがきっかけで蔵之介は天水館に遊びに来るようになる。
ある日、逆に月海が蔵之介の家に招待されるが、蔵之介は総理大臣とも親戚である政治家一家・鯉淵家の次男であった。(父の愛人の子供)
蔵之介の部屋で月海は無理やりオシャレと化粧をされるが、部屋から逃げ出してしまう。
それを見た蔵之介の兄・修は美しく変身した月海に一目惚れ。
月海が近くに住んでいると知った修もときどき天水館に顔を出すようになり、最初は化粧をしていないトレーナー姿の少女が月海だと気がつかないものの、徐々に打ち解けていく。
月海も修に恋をしてしまい、両想いとなる。
蔵之介も月海に恋をしていると自分では認めはしないものの、そんな童貞と処女の二人を見てイライラしてしまうのであった。
キャラ解説:鯉淵兄弟
- 蔵之介:女装趣味。政治家ではなくファッション業界で活躍したい。
- 修:童貞でお花畑な妄想癖のある蔵之介の兄。父の鞄持ちをしている後継ぎ。
天水地区の再開発
平和な天水館であったが、デベロッパーの稲荷翔子を中心に天水地区の再開発が計画されていた。稲荷は美人で、枕営業に近いやり方を得意とする敏腕。
支持率9%と低迷する総理とつながりを持つ鯉淵が再開発の反対派になる可能性を考慮し、稲荷は修に酒を飲ませて肉体関係を持ったかのような写真を残し、覚えのない修を脅迫。
修は嫌々稲荷と接触していくことになるが、二人で歩いているところを月海が目撃…月海はショックを受ける。
さらに、稲荷は千絵子の母に直接交渉し、あっさり天水館を買収の約束を取り付けてしまう。
天水館が唯一の居場所である尼〜ずたちは窮地に追いやられる。
キャラ解説
稲荷翔子:美人な開発業者。最初は修を脅迫するが、成り行きで修に恋をしてしまう。
稲荷翔子:美人な開発業者。最初は修を脅迫するが、成り行きで修に恋をしてしまう。
蔵之介の策略
蔵之介は「天水館を自分たちで買収しよう」と提案する。尼〜ずたちはほぼニートであるがため金がなく、目白先生がかろうじて資金協力できる程度であった。
蔵之介と尼〜ずは天水館の掘り出し物をフリーマーケットで売って資金調達をすることに。
アンティーク系のマグカップなどを出品するもなかなか売れなかったが、月海が作ったクラゲの人形が500円で売れる。
急遽、尼〜ず全員で共同しその場でクラゲの人形を量産、天水館を買収できるほどの儲けにはならないものの、少しのお金を作ることに成功した。
その夜、蔵之介が月海の部屋に行くと、人形を作るのに余った生地とシーツをウェディングドレスのように被った月海が窓の外を見て立っていた。
月海は死ぬほど恥ずかしくなってしまうが、蔵之介はその姿に胸のドキドキが収まらなかった。
月海は子供の頃、亡くなった母に「クラゲみたいなドレスを作ってあげる」と言われたことがあったことを蔵之介に告げる。
それを聞いた蔵之介は離れ離れになってしまった自分の母と重ね合わせる。
蔵之介の母・リナは舞台女優で、蔵之介に「クローゼットの中を世界中のドレスでいっぱいにするのが夢」だと言ったを思い出した。
蔵之介は、尼〜ずたちとクラゲのドレスを作って、それを売って儲けようと提案する。
キャラ解説
リナ:蔵之介が幼少の頃に離れて、イタリアで暮らす実母。オシャレが好き。
リナ:蔵之介が幼少の頃に離れて、イタリアで暮らす実母。オシャレが好き。
ドレス作り開始
蔵之介と尼〜ずは月海のハナガサクラゲのデッサンを元に1つ目のドレスを作り始めた。着物作りに慣れている千絵子のミシン技術や、月海のアイデアが活きて何とか良い形に仕上がる。
そのドレスには蔵之介が母からもらったパールのネックレスを月海がバラして取り付けたが、蔵之介は「可愛いドレスに化けるなら、母さんも喜ぶよ」とつぶやいた。
その後、蔵之介は友人に誘われた舞台「25人のオフィーリア」を尼〜ずと一緒に観に行くことに。
しかし、座席はガラガラ…また、蔵之介は劇で使われた衣装が気に入らなかったため、尼〜ずたちと衣装作りを買って出る。
劇団員や鯉淵家のドライバー・花森をも巻き込んで1晩で24枚のドレスを作り上げた。
さらに、蔵之介は総理大臣・根岸を観客として呼び、それを根岸本人がブログで拡散。
その次の舞台は満員となります。
満員の舞台の終わり際、蔵之介とメイクアップした月海がステージに登場。
ブランド名をクラゲの英語表記からとり「Jelly Fish(ジェリーフィッシュ)」と発表した。
キャラ解説
- 花森:ベンツが好きな鯉淵家のドライバー。口が軽く、ベンツに関わる誘惑と脅しに弱い。
- 根岸:低支持率の総理大臣。表向きは真面目だが裏ではチャラチャラなおじさん。
ドレス作りの加速
再開発の話が進み天水館の危機が迫る中、蔵之介は父の政治パーティの日(2日後)に合わせてファッションショーを行うことに決める。千絵子の人形友達・ノムさんを招き入れ、ドレス作りを加速させる。
キャラ解説
ノムさん:着せ替え洋人形マニア。小さなドレスを作っているためミシンの腕がピカイチ。
人形用のドレス作りを元にした作り方をノムさんが提案し、まややが型取り役となりドレス作りを進めた。ノムさん:着せ替え洋人形マニア。小さなドレスを作っているためミシンの腕がピカイチ。
2日間で何とかファッションショー用のドレスを作り上げることに成功した蔵之介と尼〜ずたちであった。
ファッションショーの開催
ファッションショー当日、蔵之介はまややを連れて父の政治パーティに出席してお立ち台に上がり、パーティの後に天水館でファッションショーをすることを宣伝する。その宣伝により、お金持ちの客を天水館に呼び込むことに成功。
飛び入りで司会者として参加した花森の進行でファッションショーがスタートした。
蔵之介とまややが交代でランウェイを歩き、裏でドレスの早着替えを繰り返します。
順調にショーは進み、会場は大盛りあがり。
まややが先に全てのランをすませると、ばんばさんがまややにぶどうジュースを手渡した。
しかし、まややがぶどうジュースを蔵之介が着たハナガサクラゲのドレスにこぼしてしまう。
クライマックスを前に、花森が機転を利かせて会場を10分休憩に。
オシャレする人がいない天水館にはドライヤーがなかったので、月海は対人恐怖症を乗り越えて、近所からドライヤーを借りてくる。
ドレスを洗い、ドライヤーで乾かして何とか間に合わせた。
蔵之介はハナガサクラゲのドレスを着なおして、最後のランウェイに上がるとマイクを手に取った。
そして、天水地区の再開発反対を掲げ、クラゲのドレスで天水館を買収しようとしていることも打ち明ける。
心を打たれたマダムたちはこぞってドレスのオーダーを会場で予約していき、無事にファッションショーは終幕した。
ファッションショーの後
鯉淵家の次男が女装男子であったことが大きな話題となり、ファッションショーは新聞の一面に掲載された。女装を嫌う蔵之介の父・慶一郎の考えとは裏腹、蔵之介はこの機会を逃さんとばかりにメディアに露出してジェリーフィッシュを宣伝した。
キャラ解説
慶一郎:プレイボーイな大物政治家。総理大臣の妹を妻に持つ。
イタリアに住んでいる母・リナが蔵之介のドレス姿を動画で見て、蔵之介には内緒で修にハナガサクラゲのドレスを注文するように頼んだ。慶一郎:プレイボーイな大物政治家。総理大臣の妹を妻に持つ。
修は月海に相談し、月海は蔵之介に内緒でオーダーを聞き入れた。
〜 海月姫ネタバレ前編終わり 〜
ちょっと一息
結構がっつりネタバレしたね。
これでもかなりストーリーを端折った方なんだ。
あと、キャラクターの心情描写を書いてたら日が暮れるからな。
あと、キャラクターの心情描写を書いてたら日が暮れるからな。
そうなのか…忙しいから助かるよ。
ダウト。まぁ、ここまでのストーリーは映画やアニメを見た人なら知ってる内容だね。
コーヒーブレイクしたら、続きを聞かせてもらうよ。
さてさて、結末はどうなるのやら…
「海月姫」原作ネタバレ後編
後編は8巻〜17巻の結末まで一気にご紹介。ドラマ版ではどこまで忠実に再現されるのでしょうか。
大量生産に向けて
ファッションショーを成功させたものの、天水館の危機にあることに変わりはなかった。ジジ様がジェリーフィッシュのホームページを立ち上げると、問い合わせから合わせて100件程度のオーダーメイド依頼が殺到する。
大量生産のために蔵之介は海外の縫製工場を調べ、インドの工場の窓口へ足を運んだ。
日本語があまり得意でない社長の兄と関西弁ペラペラの妹・ニーシャの店で、蔵之介が予想していた以上に予算がかかるものの、二人は積極的に協力してくれることに。
これを機に、天水館にニーシャが顔を出すようになる。
キャラ解説
ニーシャの協力により、蔵之介はファッション業界の厳しさを痛感するが、同時に今後どのような体勢を整えていくべきかも明確になる。- ニーシャ:元旦那が岸和田在住のため関西弁。サバサバしているが協力的。
- ニーシャの兄:日本語はうまくないけど尼〜ずを気にいる。縫製工場の社長。
結果として、ジジ様が面倒な生産管理をみずから率先して担当して隠れた才能を発揮、月海は利益を生むためにワンピースのデザインを作る。
再開発反対デモとコスプレ
天水館の近所で和菓子屋を営んでいる老夫婦と天水再開発反対のデモ行進を行うことになった。花森が月光仮面の変装をして参加しようとしたことがきっかけで、まややが「諸葛亮孔明に扮してデモりたい!」と言い出したため、全員コスプレをしてデモをすることに。
尼〜ずたちは自分たちが着れるわけでもない服を作るのに疲弊していたところだったが、蔵之介は改めて、コスプレであろうが尼〜ずも服を着て楽しむことができることに気がついた。
天水館を買収しようとしているグローバルクリエイトシティ社の前でデモを行うが、蔵之介たちはデモは法的な手続きをせず行っていたので、稲荷と警備員に止められそうになる。
しかし、そこに修が登場。
修が裏で手を回して、デモ行進の許可を取っていたので、最後までデモをやり遂げることができた。
月海と修のデート
月海は修にデモ行進のお礼ができないかと言うと、花森が二人にデートを提案。月海は初めて量産されたLサイズのハナガサクラゲのドレスを着て、高級レストランの東京タワーの見えるバルコニー席で修と食事をします。
月海と修は緊張しながらも楽しく話をしながらパスタを頬張りますが、そのとき突風が吹き机のキャンドルが倒れます。
とっさにキャンドルを止めようとした二人の手が重なり合い…
修「好きです 月海さん」
突然の告白に、よっぽど慣れない状況の月海は何かの間違いではないかと鵜呑みにできず、修は改めて文書で送ると告げてデートは終わった。
のちに修は月海に手紙を送り、ランチの後にもう一度結婚を前提に告白すると、月海は小さく頷いた。
カジュアルライン
蔵之介は、今まで作ってきたドレスをコレクションラインとして、次はカジュアルラインの服としてワンピースを尼〜ずで作ることにした。解説
コレクションライン:一般ではなかなか手を出せないような、ブランドを象徴する服。
カジュアルライン:一般にも売れるようにコストを抑えた服。日本では特にこちらの方が利益が出る。
尼〜ずたちは白いワンピースの原型を6種類作り上げるが、それを着た蔵之介は月海にとってしっくり来るものではなかった。コレクションライン:一般ではなかなか手を出せないような、ブランドを象徴する服。
カジュアルライン:一般にも売れるようにコストを抑えた服。日本では特にこちらの方が利益が出る。
そこで月海は、海月の毒を青・紫・黒の色と触手(レースなど)で表現することを提案。
染めを得意とするインド人・ニーシャの力も借りて、6つのワンピースは斬新なデザインに姿を変えた。
展示会とフィッシュ社長
ジェリーフィッシュは6つのワンピースを武器に原宿の展示会に出席する。しかし、原宿とはいえ会場内は人通りが少なく、どの店舗も売れている様子は全くなかった。
それだけ、不景気な日本のアパレル業界は衰退していたのである。
そこに、今アジアのアパレル業界で最も勢いのある会社の社長・フィッシュと秘書のファヨンが現れる。
キャラ解説
フィッシュ社長はジェリーフィッシュのドレスを見ると、興味を示してきた。- フィッシュ:アジアのアパレル業界の首領。アジアのブランドを次々に買収している。
- ファヨン:フィッシュの秘書。淡々と業務をこなす女性。
フィッシュ社長はアトリエを見たいということで天水館に案内すると、すべてのドレスに加えてデザイナーである月海を売って欲しいと提案してくる。
月海の才能はフィッシュ社長に最大級に評価されたのだ。
大企業のトップに評価されたことは月海にとっては大きなチャンスであるものの、蔵之介や尼〜ずたちの元には帰ってこなくなる。
蔵之介はフィッシュ社長の提案を断った。
フィッシュ社長は帰国する前に、月海に連絡先だけ渡して去っていった。
天水館の買収
稲荷は千絵子の母と天水館買収の手続きを進めていた。千絵子も権利証を隠して対抗していたが、権利証の在り処がバレてしまい正式に天水館の買収が決定します。
天水館も終了のお知らせ…
そんな空気の中、月海はフィッシュ社長に電話をかける。
フィッシュ社長は天水館と月海をセットで買うことを提案し、月海は蔵之介と尼〜ずの許可なくそれを受け入れた。
一方そのころ修はイタリアへ行き、リナにドレスを届け、婚約指輪を探していた。
蔵之介と月海の別れ
天水館にファヨンがやってきて月海をエスコートしにくる。しかし、月海はパスポートが出来上がるまで日本にいなければいけない。
フィッシュ社長が天水館を買収することを知った蔵之介はファヨンの車を花森のベンツで追跡。
月海が連れられたホテルの部屋に潜入する。
蔵之介はホテルのルームサービスをフィッシュの金でやりたい放題使って月海と豪遊するが、蔵之介は酔っ払ってシャワールームで倒れてしまう。
月海が蔵之介に肩を貸すと、蔵之介は「月海 どこにもいくな」とつぶやいた。
蔵之介が朝に目をさますと月海は部屋からいなくなっていた。
日本のお別れ
月海は日本でもファヨンから最大級の待遇を受ける。日本で今後展開していくブランド「AVITY」の店舗で勉強をさせてもらい、モデルやデザイナーが集まるサロンに招待され…月海はアパレル業界に触れていく。
月海が日本を去ろうと空港に着いたとき、サロンで出会ったイオから電話が入る。
イオが「テレビを今すぐつけろ」というので、空港のテレビのチャンネルを変えると、増税反対のニュースが。
そこには、ジェリーフィッシュのドレスとワンピースを着た蔵之介と尼〜ずたちが映っていた。
月海は涙を流して、シンガポール行きの飛行機に乗った。
シンガポールでの待遇
月海がシンガポールに到着すると、フィッシュ社長は早速月海をマリーナベイ・サンズの屋上プールへ連れて行き、歓迎する。そこでフィッシュは「アジア中の女の子にジェリーフィッシュのドレスを着せる」と野望を話し、水中で月海にキスをした。(月海にとってはファーストキスである)
続けて、フィッシュ社長は庶民的なカレー屋へ月海を連れていく。
話しをして笑い、咳き込むフィッシュ社長を見た月海はフィッシュ社長がそれほど怖い人でもないことを再認識するのであった。
月海の奪還
蔵之介は月海を奪還するために、単独でシンガポールへやってくる。フィッシュ社長の会社に月海がいると推測した蔵之介は会社内への潜入に成功する。
しかし、外出をしようと外へ出るフィッシュ社長とすれ違ったことで潜入がバレてしまい、ファヨンは月海が見つからないように資料室に監禁。
蔵之介は最上階の社長室へ行こうとするとファヨンと出くわしてしまう。
ただ、ファヨンにとって月海の奪還は決して都合の悪い話ではなかった。
ファヨンは今のアパレル業界のやり方に将来性がなく、フィッシュ社長を止めたいと内心感じており、フィッシュ社長に密かな想いを寄せていた。
蔵之介はファヨンと交渉して、フィッシュ社長が会社に帰る前に月海の奪還に成功する。
ファヨンはこの後、会社を自分から辞めた。
そして、中国バブルが弾けてフィッシュ社長のビジネスは転落することになる。
修のプロポーズ
尼〜ずと蔵之介は月海の帰国を祝い、修は月海を食事に誘った。修は月海に「僕があなたを守りますから」と、ガラス細工の指輪をプレゼントしてプロポーズした。
月海は突然の出来事に、返事は保留にしてその場をあとにした。
改めて月海はプロポーズされたことを思い出すが、すんなりと喜べない。
「自分なんかじゃ華やかなウエディングドレスは似合わないのではないか?」
そんな考えが次に作るドレスのアイデアにつながる。
メタモルフォーゼ
クラゲは生まれてから何度も姿を変える「変態」と呼ばれる性質を持つ。次のドレスのテーマは変形するドレス「メタモルフォーゼ」に決定する。
また、素材はシルクのような織物ではなく、ジャージに使われる編み物の素材「ジャージー」を使うことに。
尼〜ずでも馴染み深く、動きやすい上に誰でも気軽に着用できるのがポイントである。
尼〜ずたちは協力して、変形するドレスを3着作り上げた。(変形した姿を合わせて6つのビジュアル)
ラストシーン:ファッションショー
蔵之介は無料で使えるショー会場を探していたところ、修がニュー江ノ島水族館を予約してくれた。ジェリーフィッシュにとっては最高の舞台である。
蔵之介たちは敵も味方も問わず関わった人たちみんなを招待する。
天水館買収に失敗した稲荷や、社長を解任されたフィッシュも会場に足を運ぶ。
こうして花森の司会でファッションショーは始まった。
メタモルフォーゼのドレスを身にまとった蔵之介とまややランウェイを歩く。
しかし、蔵之介は会場に集まった人たちの中で、母親であるリナの姿を見つけてしまい、15年ぶりの再会に舞台の裏で涙が止まらなくなってしまう。
それでも、ファッションショーは続いている。
月海は「今までたくさん蔵之介さんに助けてもらったから、今度は私たちが助ける番です」と言います。
ジジ様、千絵子、ばんばさん、ノムさんがドレスを着てランウェイに出ると歓声が上がった。
リナは舞台裏で蔵之介と抱き合い再会を噛み締める。
「月海のドレスが母さんを連れてきてくれた」
ファッションショーもついにフィナーレ。
蔵之介はリナがその場でプレゼントしてくれた白いスーツに身を包み、男の姿になった。
そして、ドレスを着た月海に「愛してる」と言い手を引っ張りステージに出る。
ファッションショーは歓声に包まれて終わりを迎える。
こうして、蔵之介と月海は天水館というお城で幸せに暮らすのでした。
〜 海月姫ネタバレ後編終わり 〜
え、結末がなんか微妙じゃない?
すまん…表現力に欠ける点は申し訳ないと思っている。
とはいえ、僕は一回読んだことがあるから内容全部知ってるんだけどね。
おい、騙されてたぞ。
実際はもっといろんな事件や葛藤があるよね。結末ももっと豪華だし。
キャラも立ってないし、君の説明じゃ30%くらいしか…
キャラも立ってないし、君の説明じゃ30%くらいしか…
まぁ、ほんとにいろいろ省きまくってるからな。
むしろ、ここまで簡単にできたのを評価してくれ…
むしろ、ここまで簡単にできたのを評価してくれ…
というわけで、もっと東村アキコ先生の世界を楽しみたい人は漫画を読んでみてね。
物語のQ&A
「蔵之介=男性」だとわかっているのは誰?
ネタバレでは説明を省いていますが、尼〜ずは月海以外ラストシーンまで蔵之介のことを女性(蔵子)だと思いこんでおり、時に見せる男性らしさは「父親に男勝りに育てられた」ということにしてごまかしています。ニーシャやフィッシュ社長はすぐに男性であることを見抜いています。
修は失恋したの?
最後は蔵之介が王子様、月海がお姫様というエンディングなので失恋にあたります。ただ、修は「まだあきらめていません、待ちます」と発言しており、幼馴染の花森さんもドン引きなのであります。
蔵之介と月海は結婚してはいないので、チャンスはあるかも…
目白先生って部屋にこもってただけ?
最終回の最後の最後で姿を見せます。目白先生については以下の記事でまとめています。
→海月姫 目白先生の正体をネタバレ!ドラマの役者が誰になるのか予想
簡単にネタバレおなしゃす!