海月姫に登場するキャラクター・鯉淵蔵之介は女装男子です。
「なんで女装なんてしているの?」
と気になっている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
当ページでは、海月姫の蔵之介が女装している理由と、きっかけについて過去をネタバレをしていきます。
海月姫 蔵之介が女装する理由
原作漫画「海月姫」にて、蔵之介は女装する2つの理由を語っています。
政治家にだけはなりたくない
蔵之介は政治家一家・鯉淵家の次男にあたります。父親の後継は兄の修に任せて自由に生きていきたいと考えているのです。
政治家になるくらいなら、変態だと思われていた方が後々ラクになるということで女装をしていると語っています。
父親・慶一郎は当然、蔵之介の女装についてよくは思ってはいません。
しかし、慶一郎や根岸総理の前でも積極的に女装姿で登場し、わざと怒らせることも。
慶一郎に対してチャラい性格の根岸総理は蔵之介の女装に対してわりと寛容的だったりします。
ファッション界で生きていきたい
蔵之介はおしゃれの達人。地味な月海をメイクして可愛い服を着せて変身させてしまうほどの腕前なのです。
おしゃれ人間の友人からもメイクを頼まれることもあり、ファッションを楽しんでいます。
ファッション業界に興味を持つようになったのは、幼少の頃に時間を過ごした実母のリナ(慶一郎の愛人)がおしゃれ好きだったことにあります。
リナは舞台女優で、大きなウォークインクローゼットの中を世界中のドレスでいっぱいにすることが夢。
きらびやかな環境で育った蔵之介は、小さい頃からキラキラしたドレスや洋服の世界に目を輝かせていたのです。
また、リナからは装飾品や洋服を受け継いでいます。(パールのネックレスは月海にぶっ壊されますが…)
海月姫 蔵之介の過去と女装のきっかけをネタバレ
もちろん、蔵之介は幼少のころから女装をしていたわけではありません。女装趣味になったのには「とあるきっかけ」があったのです。
そのきっかけが海月姫16巻「episode.0 女装前夜」にて語られています。
>> 海月姫16巻を電子書籍で読む
話は、蔵之介が高校3年生の秋にさかのぼる。
蔵之介は日本でも有名なW大学に推薦で合格し、慶一郎も同じ大学ということもあり喜んでいた。
当然、跡取りは多いほうが良いと考えている慶一郎は蔵之介を政治家にさせるつもりであったが、それとは裏腹に蔵之介は父親に許されなくとも当時からファッション業界へ行きたかった。
蔵之介が学校へ行くとたくさんの女子高生が待っており、蔵之介のW大合格を祝った。(他校からも大勢人が集まってくるほど人気)
蔵之介は女子たちを振り切って教室まで走ると、男子からも女子と変わらぬ勢いで合格を祝ってくれた…
それほど、蔵之介は大勢の人に好かれるイケメンであった。
文化祭をだれが仕切るかという話になり、東大進学を目指す4名は当然それどころではない。
逆に暇を持て余した推薦組(イケメンチャラ男)たちが、文化祭の企画を担当することになった。
模擬店はラクで利益も出るジュース屋に決定する。
文化祭の当日、校門には蔵之介の模擬店が目当ての他校の女子生徒がズラリと集まっていた。
そこで、推薦組の一人が提案する…
「鯉淵蔵之介のハグ付きジュース 500円」
ハグはたったの3秒だったがジュースは売れに売れて、ジュースを10本買って30秒のハグを求める猛者も現れる。
これには蔵之介も耐え切れず、学校の中を逃げまわることに。
トイレの窓から飛び降りるとそこにはドレスを持った演劇部がいた。
蔵之介はその演劇部からドレスとカツラを借りて女装。
変装することでその場を乗り切ったのである。
これをきっかけに蔵之介は、自分が女性の服を着れるほど細身であることに気がつき、誰にも気がつかれない快感だと感じて女装するようになる。
ちなみに、文化祭中でも教室で勉強していた東大組の4人は、女装して教室内に逃げ込んできた蔵之介に惚れてしまい、全員東大に落ちてしまうというオチである。
先生…恋の方程式を教えて下さい…
引用元: 海月姫16巻「episode.0 女装前夜」より
本編のネタバレはこちら。
→ドラマ「海月姫」原作の結末をネタバレ!【忙しい人の向けに解説】
まとめ
海月姫のキャラクター・鯉淵蔵之介が女装する理由と、女装するきっかけとなった過去の話をネタバレしました。海月姫のドラマ版が月9で放送されますが、このエピソードは本編で流されることはおそらくないでしょう。
もしかしたら、ドラマのスピンオフ作品(深夜放送だったりオンデマンドだったり)で拝めるかもしれませんので、気になる方はチェックしてみてはいかがでしょうか。
また、ドラマ版で蔵之介を演じるのは瀬戸康史です。
以下の記事で紹介していますので、合わせてご覧ください。
→ドラマ「海月姫」女装男子・蔵之介役は瀬戸康史!演技とビジュアルを考察