日本のドン・長谷川にハメられて銀座一のクラブ・ルダンが買えないばかりか、カルネまで手放さなければならない大ピンチに陥った原口元子。
自分の城・カルネを追い出されたら、もはや打つ手はありません。
しかしまだ勝負がついたわけではありませんでした……何でも「手帖にかわる切り札」があるというのです!
この記事ではドラマ『黒革の手帖』を『米倉涼子版・黒革の手帖』の最終回を参考に結末をネタバレ予想して、「手帖にかわる切り札」が何なのか?についても追及します。
2017年9月9日に最終回『予告動画』と『公式あらすじ』、内容も一部追記しました。
もくじ
ドラマ『黒革の手帖』6話までのストーリーとは?
まずは6話までのストーリーをおさらいしましょう。銀座一若いママの誕生
派遣行員として働いていた銀行から1億8.000万を横領した原口元子(武井咲)は、銀座一若いママになります。
黒革の手帖を武器にのし上がる
「銀座一大きなクラブのママになる」という野望達成のため、クラブの客を陥れて、黒川の手帖を武器に金銭を巻き上げのし上がっていきます。
銀座一のクラブ・ルダンを手に入れることに失敗
銀座一のクラブ・ルダン(3億円)をなんとしても手に入れたいと思った元子は、1億はカルネを売ることで、2億は橋田(高嶋政伸)所有の梅村(2億)を手に入れて転売することで合計3億用意できると踏んで、ルダンの持ち主・政財界のドン・長谷川(伊東四朗)と契約を結んでしまいます。
しかしこれは長谷川と橋田、楢林の3人が仕組んだ罠で、元子はあてにしていた2億を失うばかりか、自分の店・カルネまで長谷川に奪われることになります。
しかもカルネの新しいママは宿敵・波子(仲里依紗)で、新しい支配人は銀行員時代の上司で元子を憎んでいる村井(滝藤賢一)・この2人も長谷川とグルだったのです。
敵ばかりの四面楚歌の中、元子は「仕返し」できるのか?!
元子に味方はいるのか?
今まで人を金のために利用してきた元子を助けてくれる人物は現れるのでしょうか?いくら元子が頭がよくて度胸があると言っても、日本のドン・長谷川をひとりで倒すことは不可能です。
それについて、TVLIFE(雑誌)に重要な情報が載っていました。
このキャラに注目!
安島はどうする!?
今後、安島(江口洋介)と元子の関係に大きな動きが!
ピンチに陥った元子を安島は助けるのか、それとも自身の野望のために見捨てるのか……揺れる安島の心の行方に注目を!
引用元: TVLIFE
ここで安島についてキャラクターを確認しておきましょう。
元・衆議院議員秘書で、6話で自ら出馬した選挙で見事当選!夢を叶える。
今まで政治家になるために汚れ仕事にも懸命に奔走して、政略結婚までした野心家。
女は利用するものを割り切っていたが……。
上記のキャスト説明だけ見ていたら「腹黒さの塊」のような安島ですが、6話で窮地に陥った元子を助けてくれました。
具体的には、長谷川との間に以下の約束を取り付けてくれました。
- ルダンを3億で買うという契約を白紙に戻す。
- 違約金の5.000万円はしはらわなくていい。(手付金の5.000万円はかえってこない。)
しかし長谷川を脅迫するという手段に出た安島に、長谷川は太い釘を刺してきます。
- 安島と元子は二度と会ってはならない。
- 安島はカルネには出禁。
安島と元子は一夜を過ごした後、二度と会わないつもりで別れます。
今度元子に会えば、安島だってただではすまないでしょう。
ドラマ『黒革の手帖』の最終回をネタバレ予想
一度は安島に助けてもらったものの、カルネを奪われる危機に見舞われた元子。最終回のネタバレ予想をする前に、重要なヒントである7話の予告編を見てみましょう!
長谷川から「元子と二度と会ってはならない。」と命令されたはずの安島が、元子に何か渡していましたね(笑)
これは一体何なのでしょうか?
『米倉涼子版・黒革の手帖』からの最終回のネタバレ
ドラマ『黒革の手帖』には原作があるのですが、原作では安島は元子の味方にはなりません。
2004年に放送された『米倉涼子版・黒革の手帖』では安島は元子の味方になります。
今回の『武井咲版・黒革の手帖』は安島の予告編での行動から推測して、『米倉涼子版・黒革の手帖』に近い結末が予想されます。
以下、具体的にネタバレ予想していきます。
長谷川と約束した期日に契約金の残金を支払えなかったことで、ルダンを手に入れることはおろか、カルネまでも差し押さえられてしまった元子。
黒革の手帖も盗まれてしまって、文字通り全てを失った元子は、カルネを出て行くことを余儀なくされてしまいます。
元子はわらにもすがる思いで、クラブ燭台のママ・岩村叡子(真矢ミキ)を訪ねますが、元子のしでかした一部始終を知った叡子は「あなたの出番はない。」と冷たく言い放ちます。
そして情報源として頼りにしていた美容師・「オネエ店長」牧野(和田正人)までもが、元子の敵に。
元子を恨む・村井亨は「どこ行っても無駄ア!」と言います。
しかし元子は「絶対にあきらめない。」
絶対にカルネを立ち退きたくない元子は、安島に弁護士を紹介してもらうようですが、たぶんこの弁護士もたいして役に立たないような予感がします(;^_^A
何しろ相手は政財界のフィクサーですから、弁護士ひとり握り潰すぐらいわけないんじゃないかと。
このように元子は、味方ひとりいない最悪な状況に追い込まれていきます。
ここからはどうなるのでしょうか?
『米倉涼子版・黒革の手帖』では、元子は「安島さんあたしを助けて!」と安島に電話するので、今回もやはりすると思います。
長谷川から二度と元子に会うなときつく言われている安島は悩みますが、予告動画では元子に封筒を渡していました。
「俺にできるのはここまでだ。」
そして元子は「これが手帖にかわる切り札になる!」
手帖にかわる切り札とは?
手帖にかわる切り札とは何でしょうか?
ドラマ『黒皮の手帖』6話の安島と長谷川のシーンを思い出してみましょう。
安島は長谷川を半ば脅す手段で、ルダンの契約を白紙に戻させていましたよね。
安島「羽田空港の拡張工事の利権に伴う東京都知事への1億円の闇献金について、週刊誌の記者が嗅ぎまわっています。
クリーンなイメージのある都知事ですからそのスキャンダルが表に出ればマスコミはもちろん対立関係にある与党の議員も飛びついて大騒ぎするでしょう。
そうなるとさすがに会長のところにも……。」
長谷川「羽田空港の件、都知事との橋渡しをしたのはお前じゃないか。
お前以外のどこからそんな情報が洩れるんだ。」
安島「羽田利権の件、絶対に表に出ないようにします。そのかわり……。」
長谷川「安島、わしを脅す気か!」
安島が元子に渡した封筒の中身は、「羽田利権の1億円の闇献金の証拠」だと思います。
そしてこれが元子にとって「手帖にかわる最後の切り札」となるのでしょう。
でもそうなったら、裏切り者への制裁として、安島が今度は長谷川のターゲットになることだって考えられます。
どうしてそこまでするのか?
安嶋は元子が好きなの?
「元子に本気で惚れたから」が主な理由であることは間違いありません。
でももうひとつ、「男女の仲を超えた共感」もそこにはあったと思います。
2人とも子供の頃に惨めな思いをした記憶があって、そこから死に物狂いで抜け出そうとして「今」があるのです。
手段を選ばず目的を成し遂げ、そのためには人を人とも思わない……でも「たとえ今がどんな状況でもあきらめなければ夢は必ず叶う」と信じてひた走ってきたところが2人は同じなのです。
いわば「共犯者」に近い感覚。
だからでこそ、もしかしたら自身の破滅さえ招きかねない「羽田利権の1億円の闇献金の証拠」を「手帖にかわる最後の切り札」として元子に渡したのでしょう。
最後は元子が女王の座に返り咲く?
黒革の手帖、武井咲ちゃんのうつくしさが止まらずスクショも止まらず1話目分だけで390枚。狂気。そんな7月でしたけど、3話目以降鑑賞出来ていません。事件。 pic.twitter.com/znTjX1ULPr
— S A O R I (@SaoriHmn) 2017年9月3日
最終回では元子は「手帖にかわる最後の切り札」を使って長谷川を追い詰めることに成功、カルネを取り戻して、ルダンを買うことにも成功すると思います。
しかし安島の子供は流産・安島とは別れることになると思います。
お互いに強く惹かれていても、それ以上にそれぞれの野望がある2人は別々の道を歩むことを選択すると思います。
『黒革の手帖』の最終回予告動画から結末予想
ドラマ『黒革の手帖』の最終回「予告動画」と「公式あらすじ」が出ました!早速見てみましょう。
安島富夫(江口洋介)から渡された封筒を手に、もう一度長谷川庄治(伊東四朗)に会う約束を取り付けた原口元子(武井咲)。何度どん底に突き落とされても諦めず『カルネ』の権利を返すよう迫る元子に、長谷川は「ゆとり世代は何を考えているのかわからんと聞いていたが、君の度胸には感服だ」と、ついに要求を受け入れる。
観念した長谷川が覚書にサインをしたそのとき、思いがけない事態が起こり…!?
混乱の中、とうとう『カルネ』を取り戻した元子は、その足で銀座へ。ママとして店に居座っていた山田波子(仲里依紗)に「さっさと出ていきなさい」と言い渡す。直前に支配人の村井亨(滝藤賢一)と衝突していた波子は元子に再び敵対心を露わにする。
一方その頃、楢林謙治(奥田瑛二)と中岡市子(高畑淳子)のもとに国税局査察部が。脱税の疑いで『楢林クリニック』に強制捜査が入ったことで、市子はその事実に取り乱す!
さらに元子は橋田常雄(高嶋政伸)や岩村叡子(真矢ミキ)にも連絡をとり、ママとして再出発することを報告。すると橋田から衝撃的な事実を明かされる!
こうして銀座に舞い戻った元子。これまで通りの日々が続いていくかのように見えたある日…?引用元: 木曜ドラマ『黒革の手帖』|テレビ朝日
政財界のフィクサー・長谷川を「手帖にかわる最後の切り札」を使って脅して、お金をゆすりとるところまでは予想通りでしたね。
ところが、銀座で一番若いママが行方不明?!
橋田(高嶋政伸)が非常に気になる発言「殺したんだろ?君が。」と言っています(;・∀・)
えええ~?!最終回は元子が誰かに殺されるの(;゚Д゚)
いやいや……「最強悪女の下克上」というテロップが最後に流れました。
元子ならもう一枚上手を行ってくれると私は信じています。
『米倉涼子版黒革の手帖』では最後の最後に元子は警察に捕まりそうになって逃亡するというバッドエンドになっていますが(しかしスペシャルドラマで証拠不十分で釈放されるのですが)、『武井咲版黒革の手帖』はもう少し上を行ってほしいと期待しています。
そして『米倉涼子版黒革の手帖』のように続編をスペシャルドラマで放送してほしいな~と思っております。
まとめ
まだまだ女性が生きにくい時代に、小娘が政財界のフィクサーに破滅させられる結末など面白くありません。元子の怒涛の反撃と、起死回生の大逆転劇を期待しています。
そして元子は孤独だからこそ悪でもかっこいいので、安島とのロマンスの結末は残念ながらないと思います。