「まんぷく』ダネイホン【栄養食品】作りをネタバレ!2度目、3度目の逮捕の果てに解散?

『まんぷく』第7週ラストで、三田村会長(橋詰功)が立花萬平(長谷川博己)に3万円も投資してくれました。

これを使って何をするかですが、第8週で萬平は新事業を起こすことを決意!

塩作りも続けながら、「ダネイホン」という栄養食品の開発も行うのです。

「ダネイホン」とは、動物性たんぱく質、ビタミンA、ビタミンD、ビタミンE、ビタミンKが豊富に含まれていて、パンに塗って食べられる栄養食品です。

当記事では『まんぷく』立花萬平の「ダネイホン」作りについて、その結末までネタバレしてまとめています。


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『まんぷく』立花萬平の「ダネイホン」作りをネタバレ



立花萬平の「ダネイホン」作りをネタバレしていきます。

「ダネイホン」作りのきっかけは福子


萬平(長谷川博己)は、三田村(橋詰功)からの出資金3万円を使って、栄養食品を作ることを決意。

そのきっかけは、福子(安堂サクラ)の産後の肥立ちが悪かったこと。

萬平は、貧しく栄養失調の人が多い日本で、誰でも手軽に栄養が取れる食品を作ろうと思ったのです。


「立花栄養食品研究室」を発足


萬平は早速、倉庫の半分を「立花栄養食品研究室」として、四人の社員(神部、岡、倉永浩、大和田英二)と栄養学の研究者・近江谷佐吉と共に、開発をスタート。


福子は「パンに塗るようなものは、手軽でいいんじゃないでしょうか?」と提案。

萬平は、相談役として迎えた近江谷教授に、この件について問いました。

近江谷は「パンに塗るということはペースト状ということですね。動物性たんぱく質を何から取るかが重要です」と言います。

高い材料(牛や豚)は使えないので、萬平たちはガマガエルを捕まえて材料にすることを思いつきます。


しかし圧力窯でカエルを煮込むと、カエルが爆発して窯のフタが吹っ飛ぶという事態に!

萬平たち6人はすぐに服の上から水を浴び、事務所で火傷の薬を手に顔に塗ってもらいます。

大きな鍋だったら、大火傷していたところです(^_^;)


鈴は「近江谷先生、あなた本当に大阪帝大の先生なんですか。萬平さんももうこんな阿保なことはやめて!」と悲鳴を上げました。


それでも萬平は、決してあきらめません。

世の中の栄養失調の人たちを助けるという大きな夢があるから。


製品名は「ダネイホン」


ガマガエルは栄養食品の原料として役に立たないと見切りをつけた萬平たちが、次に目を付けたのが牛骨。

骨髄にはたんぱく質だけでなく、ビタミンAとDが含まれている上に、ただで手に入ります。


牛骨の当面に調達先は、清香軒に決まりました。

だしを取ったあとの骨なら、いくらでも譲ってくれるという。


「ダネイホン」の意味とは?


製品名は、「ダネイホン」に決定。

ドイツ語で「栄養」という意味で、本当はディーエアネールングという発音なのですが、それだと難しいから「ダネイホン」。


ダネイホンの試作品は失敗


萬平や近江谷、ダネイホン作りの担当社員たちはやる気に満ちていました。

特に萬平は、食べる時間も惜しんで研究に没頭。


しかし福子は嬉しい反面、淋しい気持ちも抱えていました。

萬平は、息子・源が熱を出しても、無関心なのです。


また、塩作り担当の面々も不満を募らせていました。

「社長はもうあっち(ダネイホン)ばっかりですな」「ウチは塩屋と違うんか」


世良は「立花君、そんなもん売れるわけないやないか」と否定的な意見。

しかし萬平は「売れないわけがない!」と断言。


ダネイホンの開発は、大詰めを迎えました。

牛骨を10時間煮込んでペースト状にして、塩を加えたダネイホン原液に、菜種油、すりつぶした若布を慎重に配合。


ところが、ダネイホンの試作品は、失敗。

とにかくまずい!二度と口に入れたくないほどまずいのです!


夜、夫婦の居室に戻った萬平に、何かあったのか、と福子はたずねました。

萬平は黙していましたが、ダネイホン作りがうまくいかないことへの怒りや失望や焦りを押さえているのがよくわかります。


福子は、塩作り組のうっぷんが溜まっていることや、子育てに協力してほしいことを、萬平に訴えます。

しかし萬平は「仕事に集中させてくれ。子育てはお前に任せる」と暴言を吐いて、部屋を出て行ってしまいました。


とんでもないことが起こった


この日、萬平も福子も知らないところで、とんでもないことが起こっていました。

「塩軍団」の高木一夫(中村大輝)、野村泰造(南川泰規)、堺俊一(関健介)の3人が、倉庫の床下から手榴弾をみつけて海に投げ込んで、気絶させることで魚をとったのです。

これも塩作り組にだけ重労働をさせる萬平への不満から起こったことで、後に大事件へと発展。


塩作り組のうっぷんは溜まる一方


福子と鈴も、ダネイホンの試作品を試食しましたが、お世辞にも美味しいとは言えません。

栄養豊富なのだと萬平は主張しますが、福子は「それでも食べる気にならない」と返答。


その晩遅く、ダネイホン組と塩作り組が、取っ組み合いの喧嘩に!

萬平と福子、鈴もやってきて何とか騒ぎはおさまりましたが、自分のせいだと責任を感じる萬平。


萬平は「これからは子育ても協力するし、塩作り組のこともちゃんと考える」と福子に約束。


萬平は早速、翌朝、行動に出ました。

「これからは、塩作り組にもダネイホン作りを手伝わせる。みんなでひとつになってダネイホン作りを完成させよう」

具体的には、ダネイホンの商品化に必要な塩とわかめの確保を、塩作り組に任せようというのです。

しかしこれでは塩作り組の仕事が、余計にきつくなるだけ。


スモモで「ダネイホン」が美味しくなった


そんな折、真一(大谷亮平)が立花家を訪問。

前年の春、真一は無事に戦地から戻り、前に勤めていた証券会社に復職していました。


萬平は、真一のお土産のスモモをダネイホンに入れることを思いつきます。

試してみると随分食べやすくなって、商品化の目途が立ちました。

しかし塩作り組は、それを快く思っていませんでした。


やっとみんながひとつになる


福子は「みんな萬平さんと一緒に仕事がしたいんやと思います。神部さんや岡さん達と同じように」と萬平に訴えます。

社員たちは皆、路頭に迷いかけていたところを、萬平に助けられました。

尊敬する萬平のことばなら聞き入れるはずだと福子に言われて、萬平は、社員たちを前に自分の考えの足りなさを謝罪。


「ダネイホンを作る君と塩を作る組に分けるのをやめる。全員が後退で研究室に入って、ダネイホン作りを手伝ってくれ」

「僕らにもやらせてもらえるんですか!」と声を弾ませる塩作り組。


萬平は「そう。もちろん塩作りも全員が交代で、公平にやってもらう」と、これからは全て公平にやっていくことを約束。

神部らが塩作り組にダネイホン作りの経過を教えることになり、ようらくみんなの結束が固まりました。


ダネイホンの売れ行きはさんざん


一週間後には、神部たちが大阪に行って、商品化したダネイホンの試食販売を行いましたが、売れ行きはさんざんでした。

どうしたものかと悩む萬平は、忠彦(要潤)に相談。

萬平:「ダネイホンの中身の良さがお客さんに伝わらないんです。どうしたらいいんでしょうかね」

忠彦:「僕と一緒やな。僕はいい絵を描くことだけを考えていたい。せやけど売るのは苦手や。萬平君もいいものを作るが商売人やない。誰か信用できる人に任せた方がええんやないか、商売は」


そうして忠彦は、萬平はもの作りに専念し、営業を真一に頼んではどうかと言いました。

実は、真一が勤める会社は、財閥解体のあおりを受け倒産していたのです。


真一が「ダネイホン作り」に参加


翌日、福子は真一を訪ねて、事情を話しました。

「萬平さんはお金持ちになりたいと思って会社を作ったわけやありません。世の中の役に立ちたい、世の中の人を喜ばせたいと、それだけを思って仕事をしているんです。そやからこそ経営をわかっている人にそばに付いててほしいんです」


福子:「あんな立派な証券会社に勤めていた真一さんなら、きっと大きな会社に就職できると思うけど、難しかったら1年、いえ、半年だけでも助けてもらえたら」

真一:「僕に声をかけてくれてありがとう。多少の蓄えはあるから給料は少なくても構わない。萬平君の会社で働かせてくれ


病院で「ダネイホン」を売ろう!


福子は、ダネイホンを病院に売り込むことを思いつきます。

入院している人は誰よりも栄養が必要だし、病院食ならそんなに味もこだわらないはず。

福子に閃きをくれたのは、入院していた咲(内田有紀)の記憶でした。


こうしてダネイホンと立花栄養食品研究室は、あれよあれよという間に新たな地平に到達。

真一を経理兼営業職に迎え、運営体制が固まりました。

ダネイホンを病院に納入する認可も下りて、栄養を摂取できて、消化もいいという評価が病院関係者に広まると、うなぎのぼりに注文が増加。


鈴の不満を抑えた人物とは?


製塩業も順調でしたが、ただひとり、鈴だけは不満顔。

「特別顧問いうても何にもすることないやない。経理の仕事は真一さんに取られて。結局わたしはただの飯炊き女になってしまったわ」


母の不満をため息交じりに福子は聞いていました。

お義母さんがいないと仕事にならないと真一が言ったこともあり、鈴には特別顧問の呼称が与えられ、本人は満足していたのですが……。


これは説得に時間がかかるなと覚悟していた福子ですが、ある夜を境に鈴の態度は一変。

久しぶりに咲が、鈴の夢を訪れたのです。


咲:「真一さんに優しくしないと、私はもう出てこないわよ。お願い、お母さん」

鈴:「わかったわ、優しくする」


世良商事がダネイホンを売る


萬平は、三田村への報告のため、一席を設けることに。

世良に同席を申し入れたのは、ある目的があってのこと。


萬平:「世良さんに手伝って欲しいんです。世良商事が全国に売ってくれれば」

世良:「病院に卸すなんて奉仕活動みたいなもんやんけ、儲けにならんことには僕は手を出さん」


「やっぱりダメか」と落胆する萬平。

しかし三田村が、餓死した同級生の話をして「もしあの時ダネイホンがあれば、彼は死ななかったかもしれない」と言うと、「おっしゃる通りです」と世良。

三田村は「そしたら手伝ってあげなさい。世良商事がダネイホンを全国に売ってやれ」と言いました。


進駐軍がやってきた


ダネイホン全国販売への道筋が定まり、順風満帆と思われたある日、突如萬平の会社に進駐軍の捜査が入ります。

進駐軍:「海で爆発音があったという通報があった。どこに武器を隠している」

萬平:「そんなものありません!何かの間違いだ!」

米兵に銃を突き付けられ、萬平たちは驚愕。


立花萬平と塩軍団、世良も逮捕される!


萬平と塩軍団は、逮捕されました。

その理由は……

  • 元々陸軍の施設だった倉庫の床下から、手榴弾がみつかった。
  • 高木、堺、野村の3人が、手榴弾を海に投げ入れいれて爆発を起こした。
  • 上記2点から、進駐軍に氾濫を企てているという容疑がかけられた。

高木、堺、野村の3人が手榴弾を海に投げ込んだ理由は、気絶させた魚をとるためですが、進駐軍は聞く耳を持ちません。

萬平たちが疑いを晴らせず、軍事裁判にかけられるようなことになれば、命の危険も!


程なくして、新聞に「たちばな塩業の社員全員逮捕」の記事が載りました。

さらに、萬平に倉庫を紹介した世良も、進駐軍に捕まってしまい……!


世良は「立花くんが手榴弾で魚をとってたと言うならホンマや!実験してみたらいい」と進駐軍に主張。

進駐軍が手榴弾を海に投げ込んでみましたが、魚は一匹も上がってきませんでした(高木たちが手榴弾を投げ込んだのは夕方で、進駐軍は昼間だった)。

進駐軍は、萬平がウソをついていたと判断してしまいます。


進駐軍の萬平への疑いはなかなかはれませんでしたが、牧(浜野謙太)や加地谷(片岡愛之助)をはじめとするみんなが萬平の人格を保証してくれたことと、再度夕方に実験をしたところ、魚が気絶して浮かび上がったことから、萬平たちは釈放されました。


会社名を「たちばな塩業」から「たちばな栄養食品」に変更


たちばな塩業に社員たちは無罪放免になったにもかかわらず、専売局から塩の取引きを断られてしまいます。

新聞沙汰になった世間を騒がせたことが、問題だというのです。


福子は、これを機に会社の商品をダネイホンのみに絞り、大阪だけでなく全国で販売してはどうかと提案。

「お塩を作ってる会社はたくさんあるけど、ダネイホンを作ってるのはうちだけよ」

萬平はダネイホン作りに専念することを決め、社名を「たちばな塩業」から「たちばな栄養食品」へと変更。


わかめを昆布に変更して、全国販売へ


ダネイホンに全国販売を目指すにあたって、萬平は世良に相談。

すると世良は、ダネイホンの味を改良して、病院だけでなく一般客にも売るべきだと主張。


これを受けて、福子は、ダネイホンの材料のひとつであるわかめを昆布に変更することを思いつきます。

栄養の面でも昆布なら最適だということで、萬平は早速昆布を使ったダネイホンを作成。


社内で試食会を開いたところ、八割以上の人間に好評。

こうして、ダネイホンの商品化が決定。


さらに世良の助言で、全国販売の第一歩として、東京に進出することが決定。

東京には真一が営業本部長として出向することになり、連れていく部下として、神部と堺、倉永(榎田貴斗)、堀(原雄次郎)、小松原(前原滉)、増田(辻岡甚佐)の5人の若手社員が選ばれました。


堺たちは、戦争の煽りを食らい、十分に学校で学ぶことが出来ませんでした。

そこで福子の発案で、ダネイホンが順調に売れたら奨学金を出して、彼らを夜間学校に通わせようということに決まりました。


ただひとり、神部だけが浮かない顔に。

毎週末会っていたタカと離れ離れになるからです。

しかし福子が「ごめんね。でもタカちゃんを養うためにもしっかりしなきゃ」と言うと、「わかりました、奥様!」と神部。

タカは話を聞いて泣きだしましたが、神部が必死の形相で慰めました。


世良の発案で、ダネイホンの宣伝放送をする!


ほどなく昭和23年が訪れ、ダネイホンの製造に全員で打ち込むうちに、東京支社の開業予定日である二月半ばがたちまち近付きました。

そんな一日、泉大津にやってきた世良は、ダネイホン売り出しのためのアイデアを、これでもかと考えていました。


世良は、ダネイホンの宣伝放送をやることを提案。

東京だけでなく、日本中の商店街で宣伝を流すのです。

それにはレコードを作って、全国の商店街に送れば事足ります。


世良は萬平に、宣伝放送用にレコードとホーロー看板を作るように言いました。

宣伝文句「おいしいおいしいダネイホン。栄養満点ダネイホン。萬平印のダネイホン」は、元電話交換手で元フロント嬢の福子が読み上げてレコードにし、黒縁丸眼鏡に蝶ネクタイといういでたちの萬平が、ダネイホンを手に笑っている姿が看板になりました。。


その数日後。

「それではたちばな栄養食品販売会社社員一同、東京に出発いたします!」

真一がみんなに挨拶し、万歳の声に包まれて、斬り込み隊長の真一と神部、五人の若者たちは東京へ出発。


真一たちは、東京で開業すると、すぐにホーロー看板を都内各所に掲げ、レコードを流して宣伝に励みました。

その上で試食販売を行うと、10ケースが売り切れに!


また、東京の老舗デパート・白松屋が、ダネイホンを扱ってくれることになりました。

白松屋が扱ってくれれば、すぐにも日本中に広まります。


萬平は、栄養失調に苦しむ人々が手軽にダネイホンを買えるように、町の惣菜店や米穀店でも販売したいと考えていました。

福子:「萬平さんの夢が叶ってきましたね」

萬平:「僕の夢じゃない。僕と福子の夢だ」


その後もダネイホンが売り上げをのばし、春には堺たちが、奨学金で夜間学校に通えるまでになりました。


ダネイホンの偽物が出回る


それから三か月が過ぎた頃、ダネイホンの偽物が出回り始めました。

商品名は「ダネイボン」。


ラベルもダネイホンそっくりですが、客が間違って買うことを狙ったものらしく、品質は信用できません。

世良はこの事を知ると「僕に任しとけ」と、すぐに東京に飛びました。


そして真一とともにダネイボンの製造元の「坂下食品」に乗り込んで猛抗議をして、萬平に報告の電話をかけてきました。

「あれだけ脅したらもう大丈夫や。せやけど、ダネイホンのバッタモンはこれからもどんどん出てくる。早うここは、しかるべきところからのお墨付きをもろたほうがええ」


この頃、東京の京泉大学病院も、ダネイホンを購入してくれるようになっていました。

萬平は、ダネイホンのラベルに京泉大学推薦の商品であることを載せる許可をもらおうと上京。


上京前日の萬平は、福子から2人目の子供を妊娠したと聞かされ、上機嫌でした。

とうころが泉大津の福子の元に、東京の神部から、萬平の件で思いもよらない電話が入りました。

「しゃ、社長がまた……また……進駐軍に逮捕されました!」


萬平、3度目の逮捕


萬平が逮捕された理由は、以下です。

会社が堺たちに渡していた奨学金が給料と見なされ、その分の税金を納めていなかったことから、所得税法違反に問われている。

萬平は当然「給料ではない」と主張していますが、進駐軍はそんなことは認めません。

この翌日、萬平は起訴されて、「重労働4年、罰金7万円」という有罪判決を受けることに。

罰金の7万円は、たちばな栄養食品にはとてもはらえない大金でした。


弁護士・東太一


東京帝大の法科を卒業した若き弁護士・東太一が、萬平の弁護につきます。

東の、萬平の有罪判決に対しての「見立て」は以下の通り。

萬平への有罪判決は、見せしめの意味があるのではないか。

戦後の混乱に乗じて、全国で脱税が横行し、「国税犯則取締法」が厳しくなった。

それを知らしめるために、有名人の萬平が目を付けられ、過剰に重い罪を科せられたのではないか。


萬平は、東の提案に同意して、東京の子会社を売却して7万円をつくることを決意。

その後、東の尽力で売却が成立して、無事に罰金を支払うことが出来ました。

新しい販売会社は「萬平印のダネイホン」という宣伝文句と、萬平の顔写真のホーロー看板を引き続き使うという。


東京財務局が追徴課税?!


福子の元に、東京財務局から電話がかかりました。

「米国憲兵裁判で、立花社長が脱全で有罪判決を受けましたね。その脱税分に追徴課税させていただきます。課税額は10万円です」


困り果てた福子は、再び東に相談。

東は萬平に、このままでは10日後には泉大津の会社も工場も差し押さえられかねないと告げました。

それを避けるために、たちばな栄養食品を解散してはどうかと東は考えていました。


ダネイホンの商標と製造方法を売却して会社を畳んでしまえば、財務局は手の出しようがありません。

ダネイホンという商品は生き残り、萬平は多額の金を手に入れることが出来て、新しい事業を始めることも可能です。

しかしそれは、萬平にとってあまりにも辛い決断でした。


萬平は「先生は、しょせん他人事だと」と言うと、「思ってません」と東。

東が戦地から戻った時、妊娠中の妹は栄養失調で瀕死の状態でした。

しかしダネイホンのおかげで妹もお腹の子も命が救われました。

東は、なんとしても、ダネイホンを守りたいと考えていたのです。


「たちばな栄養食品」は解散!


萬平は「あなたを信じます」と言って、金網に向こうにいる東に深々を頭を下げました。

その後、三田村の紹介で、ダネイホンの商標と製造方法は「北浜食品」という会社に12万円で売却されました。

三田村は、胃がんで余命3ヶ月でした。


福子は東に協力してもらい、社員たちの再就職先を探しました。

神部ら9人は「北浜食品」で今後もダネイホン作りにかかわることになり、その他の社員は三田村と世良が紹介してくれた会社で働くことに。


福子たちは泉大津の家を出なければならなくなり、克子の家へ。

真一は、証券会社の退職金が残っているからしばらく休むという。


福子は涙をこらえて、社員たちの前で宣言しました。

「今日をもって、たちばな栄養食品は解散します!」


その2日後、財務局が差し押さえにやってきました。

空っぽの事務室で待ち構えていた東が倒産したことを知らせると、財務局に局員たちは驚愕しました。

まとめ

朝ドラ『まんぷく』第8週から行われる立花萬平の「ダネイホン」作りについて、ネタバレしてまとめました。

萬平の3度目の逮捕で悲しい結末を迎えてしまいますが、「ダネイホン」は別の会社でちゃんと生き残りました。


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