「民衆の敵」で犬崎の秘書役・若宮寛の俳優若旦那って誰?など3話で疑問に思うことは

ドラマ「民衆の敵~世の中、おかしくないですか~」で、市議会のボス犬崎和久(古田新太)の秘書として、毎回ワンシーンだけ登場する若宮寛役の若旦那って誰なのだろうと疑問に思いませんか?

そのほか3話で疑問に思ったことをまとめてみました。




若旦那の正体は!


3話では、廊下で主人公佐藤智子(篠原涼子)が市議会のボス犬崎和也(古田新太)にまるで親しい人に尋ねるように「池田町まで歩いてどのくらいかかります」と訊いたのに対して、

若宮寛(若旦那)が「そんなこと犬崎先生に訊くことですか!」とドスの効いた声で血相を変えて智子を睨みつけながら言う場面があります。

若旦那の登場は、3話ではこれだけです。

犬崎の秘書というよりも、ボディガードか用心棒といった感じの役柄ですね。


しかし、実はこの若旦那、レゲエミュージシャンとしては凄い人なのです!

若旦那が所属するレゲエグループ湘南乃風(しょうなんのかぜ)は、日本を代表するレゲエ音楽専門のミュージシャンたち4人のグルーブです。

彼らの曲は、若い世代に人気があって、今、結婚式に使われる曲としては1番にリストアップされるくらいなのです。

その中でも特に「曖歌」「純恋歌」「BOND~キズナ~」の3曲は、結婚式場では必ず用意されていると結婚式プランナーが語るほど定番になっています。

 
若旦那は、その中にあってソロでも歌うハスキーな声の持ち主。ソロでもシングルやアルバムを発表しています。

その若旦那の本名は、新羅慎二(にら しんじ)。1976年4月生まれの41歳で東京都世田谷区生まれです。


その彼が最初にドラマに出演したのは、2011年3月に日本テレビで放送された「美咲ナンバーワン!! 」の第8話のゲストで本人役として出演していますが、これは友情出演。

次も、2017年1月の日本テレビ「愛を乞うひと」でしたが、剛田という役名はあるものの出番はあまりありませんでした。

しかし、3本目となったTBSドラマ「下剋上受験」では、主人公桜井信一の同級生で信一が頻繁に飲みに行く居酒屋の店主松尾の役でした。


この役では毎回結構たくさんのセリフもあり、カウンターの中で料理をしながら大声をあげるシーンもあって店主としてのキャラもそれなりに立っていました。

この時は、新しい役者さんが出てきたのかなと思わせる自然な演技をしていましたので、「民衆の敵」ではもっと出演場面があるといいなと感じています。

民衆の敵3話で疑問に思ったこと


まず、1番の疑問は、市議会のボス犬崎和久(古田新太)ってどういう人物なのかということです。

先ほどの、若旦那の若宮が佐藤智子を咎(とが)めるシーンでは、

犬崎は「若宮、車を出してやってください 自由に使っていいから」と笑顔でそう言って余裕のあるところを見せています。


さらに犬崎派の幹部議員前田康(大隅賢也)が犬崎の前で、

智子が「人権蹂躙」の意味が分からず「何だそれ なんかの呪文か」言い返してそこを非難されている動画を見て、

むしろ前田の智子に対して根を持ったような態度に不機嫌そうな顔を見せたりもするのです。


これを見ると、なあんだ犬崎良い人じゃん!と思ってしまいますが、


3話の最後に智子が勢い込んで「みんなを幸せにするのが私の務めです」と演説しネット民から「本物のバカ確定」などと却って一層非難されている動画には、嬉しそうに薄笑いを浮かべているのです。


この辺りは、某元都議会のボス議員のパロディなのでしょうが、もうひとつ犬崎の本心が掴めません。
 

古田新太は、ドラマ「あまちゃん」でもアイドルプロデューサー・荒巻太一役で、主人公のアキ(能年玲奈)をアイドルグループから締め出そうとする役柄を演じていたのですが、

アキの母親・天野春子(小泉今日子)に弱みがあり、思いどおりに決断出来ない優柔不断な感じを上手く醸し出していた記憶があります。

結局はこのときは春子の方からタンカを切ってアキをやめさせて、自分が新しい事務所を作ってアキをアイドルにするのですけれどね。


そんなイメージを持った古田新太の犬崎は、悪役だけど、ちょっとユーモアもあって憎めないっていう役柄なのかな?

次回では、何やら利権問題で犬崎の暗躍が見られそうで、いよいよ犬崎が本性を現すのではないかと予測しています。
 


そして、2番目の疑問は、藤堂誠(高橋一生)のいる汚い部屋とホテトル嬢との密会です。

名前も「渡辺」と偽名を使い、服装も議員の時とはまるで違うラフな姿、部屋にフォークも置いていません。

あの部屋は、ホテトル嬢との密会がバレないようにする為だけに借りた場所なのでしょうか?

藤堂の用心深さが窺えます。


3話では、藤堂は智子の引き受けた冤罪を晴らす手伝いを1度は断るのですが、ケーキを作ってきたホテトル嬢の言った「楽しかった ぜんぜん自分ぽくないことするのって」といった一言に触発されて、

次の日、藤堂は智子に「自分を裏切ってみたくなることってありません」と言って、智子の危ない行動に付き合ってしまうのです。

政治家の家系に育ったプリンス・藤堂の表と裏の姿が見えて来て、このことが先でどう展開に影響が出てくるのか予断を許しません。
 

まとめ


ドラマ「民衆の敵」3話では、序盤で佐藤智子に厄介な相談事を押し付けた小出未亜役の前田敦子が廊下で急に振り返りカメラに近づいて来て「働けば働くほど貧乏になる職業ってなあんだ」と言って去ってゆくシーンがあります。

意味深なセリフで面白かったと感じました。

その他にも、石田ゆり子の平田和美が酔っぱらって智子の物まねをするところとか、

智子が委員会の最中に変顔で居眠りしそうになり書類を机から落としてしまう場面など意図的に面白く作っているシーンがたくさんあって、

これじゃ若旦那の出番はワンシーンになるわなと思ってしまいました。