※『ミステリと言う勿れ』11話でジュート役が北村巧海さんであることが判明しました。
『ミステリと言う勿れ』3話では、犬堂家のお嬢様・犬堂愛珠(いぬどう・あんじゅ/白石麻衣)を生き埋めにした犯人がバス運転手・煙草森だったことが判明。
しかし愛珠がバスに乗った理由は、煙草森に殺されるためではなく、ジュートに殺してもらうためだったのです。
ジュートとはどのような人物なのでしょうか?
当ページでは犬堂愛珠に殺しを依頼された「ジュート」と「羽喰玄斗(はぐい・げんと)」について原作漫画から詳しくネタバレしています。
もくじ
愛珠は「ジュート」に「私を殺して」と依頼していた
『ミステリと言う勿れ』2話で、犬堂家のお嬢様・愛珠(あんじゅ/白石麻衣)を殺した犯人はバス運転手・煙草森だと判明。
犬堂ガロ(永山瑛太)は煙草森の腕を生きたまま切断し、残りの肉を魚に食わせて復讐を完了した。
しかし、そんなガロの元へ愛珠が宛先のない手紙を書いたという情報が入る。
ガロとハヤ・オトヤの3人は、神奈川県粟島にある「漂流郵便局(ひょうりゅうゆうびんきょく)」へ。
愛珠の手紙の内容は以下の通り。
もうすぐ亡くなる私へ
ずっと不自由だった
思うように生きられなかった
腫れ物にさわるように扱われた
わがままを言っても可愛がられた
そんなのは全部ウソだ
今いきなり自立しようとしてもかなわない
私はただの女でいたかったけれど
許されない
生きる資格がない。何もない
言われる通りだ
私はダメな人間だ
ダメだ ダメだ ダメだ
ゆっくり死んでいく
もしできなかったら
ジュートに頼もう引用元:『ミステリと言う勿れ』6感より
誰が愛珠に「ダメな人間だ。生きる資格はない」と言って、追い込んだのか?
元々の愛珠は気丈な性格のお姫様で、強気な性格だったのに。
「ジュート」とは一体誰なのか?
「ジュート」が愛珠を追い込んだ犯人なのか?
学芸員の辻浩増(つじ・ひろまさ)は愛珠と面識があった
愛珠の弟(ドラマでは兄)ガロは、死ぬ前の愛珠の足取りを洗い直す。
そして以下の3つの事実が判明。
- 愛珠は横浜に足を運び、殺風景な倉庫街へ行っていた。
- 愛珠は裏カジノでバイトしていた。
- 愛珠はカウンセリングを受けていた。
裏カジノの近くには、寄せ木細工のミュージアムがあった。(愛珠は寄せ木細工が大好きだった)
学芸員の辻浩増(つじ・ひろまさ)は愛珠と面識があった。
辻は愛珠が煙草森のような変質的な人間に殺されたことを悲しんでいた。
平成の切り裂きジャック・羽喰玄斗(はぐい・げんと)とは?
横浜では、女性の遺体が横浜の路上に放置される「連続殺人事件」が発生。
はりつけのようなポーズをとらされていて、殺された後に交差点の真ん中に寝かされている。
被害者は女性であるということだけが共通点で、年齢層はバラバラ。凶器も毎回違う。
事件現場では、なぜかトランクを押す少女が目撃されている。
そして3人目の被害者を刺した凶器からは、羽喰玄斗(はぐい・げんと)が殺した17人目の被害者のDNAが発見された。
羽喰玄斗(はぐい・げんと)とは、22年前、東京と神奈川で3年間のうちに18人の女性を殺害した連続殺人犯。
18件目では刑事も一人病院送りにし、その刑事は退職を余儀なくされた。
その後、羽喰玄斗(はぐい・げんと)はぷっつり消息を絶った。22年間もの間行方知れずなのだ。
しかし羽喰玄斗の犯行が証拠を残しまくっていたのに対し、今回の犯人はわざわざ死体を移動させて証拠も残していない。
羽喰玄斗と今回の犯人に共通点はなく、今回の犯人が羽喰玄斗の可能性はあり得ない。
となると、羽喰玄斗の崇拝者が犯人なのか?
ガロが闇カジノに潜入
犬堂ガロ(永山栄太)は、愛珠がバイトしていた闇カジノに客として潜入。
従業員の女の子によると、愛珠はカウンセリングの先生から闇カジノのバイトをすすめられたと言っていたとのこと。
(ガロが話を聞いた)従業員の女の子の遺体が発見された。
やはり横浜の交差点にはりつけの形で放置されていた。
今回は「羽喰十斗」の署名が残されていた。
ガロは愛珠が言っていた「ジュート」は「羽喰十斗」なのではないかと疑う。
愛珠が「私を殺して欲しい」と依頼した「ジュート」とは?
警察は、羽喰十斗が殺す被害者の共通点が名前に「十」が入っていることだと気付く。
そんな中、名前に「十」が入っている警察官・猫田が襲われた!
ガロが猫田を助けた。
猫田を殺そうとしたのは、女の子の変装をした辻浩増(つじ・ひろまさ)だった。
愛珠が「私を殺して欲しい」と依頼した「ジュート」の正体は、寄せ木細工ミュージアムの辻浩増(つじ・ひろまさ)だったのだ!
浩増は「コーマ」とも呼ばれ、黄麻は「ジュート」のこと。
羽喰玄斗の息子だった。
辻浩増(つじ・ひろまさ)は父・玄斗が最後に起こした事件が腑に落ちなかった。
なぜなら、被害者女性と重傷を負った刑事の名前に「十」が入っていなかったから。
また玄斗は「殺す人間リスト」を作っていたが、その中に名前がなかった。
やがて辻浩増(つじ・ひろまさ)は被害者かと思われた刑事が、父・玄斗をハメて殺して花壇に埋めたことを知る。
警察にこの事実を伝えたのに、警察は動かなかった。
辻浩増(つじ・ひろまさ)は、もう一度世間に父・玄斗を思い出してもらうために、今回の連続殺人事件を起こした。
カジノで「十」が付く名前の女を探して殺し、「十」の形に「十字路」に置いた。
辻浩増(つじ・ひろまさ)は、愛珠が殺された日に会う約束をしていた。
辻浩増(つじ・ひろまさ)は愛珠に、足がつかないようにバスで終点の大原交差点の十字路にバスで来るように言った。
しかし愛珠は発作を起こして終点で降りられなかった。
その結果、煙草森に殺されてしまった。
そんな中、愛珠とは深い話をするようになり「殺人依頼」を引き受けた。
辻浩増(つじ・ひろまさ)が初めて人を殺したのは22年前で、相手は母親。
父の玄斗がいなくなってから「殺してくれ」と半狂乱だったから殺した。
しかしそれも、父・玄斗の犯行として処理されたが……。
辻浩増(つじ・ひろまさ)は自分のカウンセリングの先生を愛珠に紹介していた。
それは四ツ谷にあるクリニックの鳴子巽(なるこ・たつみ)先生。
ガロが「鳴子巽に愛珠を殺せって言われたのか?」と聞くと、
辻浩増(つじ・ひろまさ)は「そんなこと言われないよ。ただ僕には使命があるって」と言った。
辻浩増(つじ・ひろまさ)は鳴子巽から射手座のマークの指輪をもらっていた。
その後、愛珠も鳴子からやぎ座のマーク入りの指輪をもらっていたことが判明。
ガロはジュートを警察に突き出した。
『ミステリと言う勿れ』ジュートが女装していた理由をネタバレ
性癖が理由ではないのに、どうしてジュートはツインテールの美少女姿で犯行に及んでいたのでしょうか?ジュートは羽喰玄斗の正式な子供ではなく、ほとんど母と2人暮らしでした。
しかしジュートはたまにやってくる父・玄斗のことが大好きだったのです。
玄斗が妻とジュートと一緒に住まない理由は、女と長く一緒にいると殺したくなるから。
ジュートの女装癖は、玄斗がジュートに「お前も女だったらよかったのに。芥川の地獄変みたいに娘が焼き殺されるのを見て絵に描く父の心境を味わえたのになあ」と言ったことが理由。
ほとんど何を言っているのかわからない父だったが、ジュートは愛していたのです。
『ミステリと言う勿れ』ジュート役は誰が演じるの?
羽喰十斗(はぐい・じゅうと)こと辻浩増(つじ・ひろまさ)役は誰か演じるのでしょうか?羽喰十斗は父親が女性へのゆがんだ愛情を持った殺人鬼で、自身も母親を殺したサイコパスです。かなり高度な演技力が求められるでしょう。
また羽喰十斗はツインテールの女装で殺人現場に出入りするので、小柄で女装が似合う男性でなければなりません。
候補として名前が挙がっているのは以下の5人。
- 浅利陽介
- 濱田岳
- 浜野健太
- 千葉雄大
- 小池徹平
お2人とも間違いなく女装が似合います。
浅利陽介さんは小柄な体形と演技力で選ばれたのでしょう。
確かに浅利さんのジュート、見てみたいです。
濱田岳さんや浜野健太さんも一見おとなしそうな学芸員で、その裏の顔は……という展開にピッタリですね。