2017年10月からスタートするドラマ「奥様は、取り扱い注意」に出演する綾瀬はるかですが、今回は「アクションエンタメドラマ」です。
どんなアクションシーンになるのだろうか…と思ったのですが、綾瀬はるかはカリ・シラットを猛特訓しているという情報がありました。
当ページでは、綾瀬はるかのアクション技術や、ドラマ「奥様は、取り扱い注意」で使われる武術「カリ・シラット」についてまとめます。
カリ・シラットとは?
「カリ・シラット」と一言で合わせていますが、「カリ」と「シラット」は別々の武術です。それぞれ、どのような武術なのか簡単に説明していきます。
カリ(Kali)
「カリ」とはフィリピンの武術であり、国技でもあります。別名で「エスクリマ」や「アーニス」とも言われ、いろいろな呼び方がされているのです。
「カリ」はセブアノ語のkamot(手)とlihok(動き)の頭文字が由来となっています。
素手による格闘ももちろんですが、武器による攻撃も考慮されているのがカリの特徴で、剣、ナイフ、棒など、素手での攻撃の動きを応用することで使いこなせるようになっているんですね。
アメリカの警察やFBIの格闘術にも取り入れられているのですが、その決め手となるのが相手の武器を奪ったり払い落とすディスアーム(武装解除)の技術が優れていたため。
シラット(Silat)
「シラット」とはマレーシア、インドネシア、シンガポール、ブルネイ、ベトナムなどの東南アジアで盛んな伝統的な武術です。カリと同様に、武器を使った攻撃を含む武術で、稽古には型や組手なども。
インドネシアでも流派が500以上もあり、技術は多種多様。
「シラット」は体術だけでなく思想も大事にされており、礼節や思いやりなど豊かな心を持つ理念が掲げられているのも特徴です。
また、呼吸法や瞑想など精神的な修行により、集中力や気の力を養っていく一面も。
「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」のギャング役がシラットの使い手であったり、「ザ・コンサルタント」の主人公がシラット使いだったりします。
奥様は、取り扱い注意の脚本家・金城一紀
『CRISIS』の脚本…… pic.twitter.com/7xF6nPslpY
— 金城一紀 (@pageturner1029) 2017年8月28日
ドラマ「奥様は、取り扱い注意」の脚本家は金城一紀です。
筆者は金城一紀がエンタメ作品を作ると聞いて「え!?マジか…!」と感じてしまいました。
というのも、金城一紀といえば「SPシリーズ」や「BORDER」「CRISIS 公安機動捜査隊特捜班」など“警視庁×アクション”みたいなイメージが定着していたためです。
綾瀬はるか主演で題名が「奥様は、取り扱い注意」で、エンタメ…新しい方向性でありながら、今までの作風をどのように踏襲していくのかが見どころなのかと感じました。
そこで、気になったのが金城一紀の脚本作品に共通する「アクションシーン」です。
カリ・シラットについて簡単に説明しましたが、「SP」「BORDER」「CRISIS」はどれもアクションシーンにカリ・シラットが使われているんですね。
岡田准一、小栗旬、西島秀俊など、習得に力を入れた俳優も多く、制作側からしてもアクションへのこだわりは強く何度もNGが出るようです。
キャラクターによって、戦い方のコンセプトが違うのも特徴です。(CRISISなら小栗旬が「楽しみながら戦う」、西島秀俊が「冷静に対処する」、田中哲史が「パワータイプ」など)
ちなみに、『奥様は、取り扱い注意』は笑えて泣けて感動するホームドラマに、アクションが融合したものになる予定です。
— 金城一紀 (@pageturner1029) 2017年8月17日
日本ドラマ史上初の試みです(たぶん)。
一見の価値はあると思います。
ご期待ください。
奥様は、取り扱い注意 綾瀬はるかのアクションは?
#綾瀬はるか 様
— 部長でなく課長っぴ(菜美の夫ではない) (@take196909021) 2017年3月31日
精霊の守り人クランクアップお疲れ様でした。これまでの綾瀬さんからは想像出来ないバルサの姿を始めて見たときの驚きを思い出しました。物語が進むにつれ、その見事な殺陣、短槍捌きと共に驚きは更に高まり感動の言葉が胸に残ります。シーズン3が本当に楽しみ。#精霊の守り人 pic.twitter.com/clOEZih9jE
綾瀬はるかは華奢なイメージがあり、アクションができるのか疑問に感じている方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、綾瀬はるかは大河ファンタジー「精霊の守り人シリーズ」で主演・バルサ役をつとめています。
「精霊の守り人」には短槍を始めとする激しいアクションシーンが多くあり、これについてはかなりの特訓を積んでいます。
もともと、学生時代はバスケや陸上で活躍していただけ、元の運動神経は悪くないはずでしたが、やはり10年も前の話なので体力的には辛い面があったと綾瀬はるかは語っています。
また、同時に肉体改造を行ったとのことですが、それでも女性らしいスタイルを保ち続けているのはすごいことです。
対して、SPに出演した岡田准一がカリ・シラットにハマってしまって体格が激変したという話もありますが…
今回、綾瀬はるかはドラマ「奥様は、取り扱い注意」にてカリ・シラットを披露するとのことで、「精霊の守り人」でのアクション経験が生きるのではないかと予想されます。
そんなわけで、また連続ドラマの脚本を書きます。
— 金城一紀 (@pageturner1029) 2017年8月14日
楽しい作品になると思いますので、ぜひ見てやってくださいまし。
ちなみに、今日はアクション稽古のあと、脚本打ち合わせでした。
綾瀬はるかさんのアクション、すごいっす。ハードルを上げても大丈夫なぐらい、すごいっす。
乞うご期待。
まとめ
- カリ・シラットは東南アジアの武術を組み合わせたもの。
- 脚本の金城一紀といえばカリ・シラットを使ったアクションシーンであり、ドラマ「奥様は、取り扱い注意」では過去作から踏襲している部分である。
- 綾瀬はるかはアクションをドラマ「精霊の守り人」で経験済み、カリ・シラットのキレキレアクションが期待できる。
ちなみに、綾瀬はるか演じる伊佐山菜美の旦那を演じるのは西島秀俊です。
西島秀俊もドラマ「CRISIS 公安機動捜査隊特捜班」でカリ・シラットを習得しているため、武闘派な夫婦という設定になるかもしれません。