『シグナル スペシャル』ネタバレと感想!大山(北村一輝)を撃った黒幕とは?

『シグナル スペシャル』ネタバレと感想!大山(北村一輝)を撃った黒幕とは?

バッテリー切れの無線機で繋がる過去の刑事・大山剛志(北村一輝)現在の刑事・三枝健人(坂口健太郎)。

いよいよ、前作の謎めいたラストシーンの「その後」が描かれまます。

そして今作では、中本慎之助(渡部篤郎)殺しの真犯人が判明!

やっと大山が無罪放免になるのかと思いきや、またもや大ピンチのラスト?

当ページでは『シグナル スペシャル』のネタバレと感想、大山刑事を撃った黒幕についてのネタバレ考察をまとめています。

シグナル 23時23分に無線機が繋がる理由は?原作からネタバレ考察!

2018年4月11日



『シグナル スペシャル』公式あらすじ



廃棄されるはずだった古い無線機で、熱血刑事の大山剛志(北村一輝)と時空を超えて通信できるようになった三枝健人(坂口健太郎)。2人は別の時代を生きながら、互いに協力して未解決事件を次々に解決。一度は白骨死体で見つかった大山の死を回避することにも成功し、2018年、健人はついに大山と対面するときを迎える。

しかし、大山は入院中の病院から忽然(こつぜん)と姿を消し、さらに殺人の容疑で逃走中だった元警視庁管理官・中本慎之助(渡部篤郎)殺害の濡れ衣を着せられ、2020年の今も行方不明。中本殺しの犯人を捕まえることこそが、大山を救う唯一の方法だと考えた健人は、未解決班で桜井美咲(吉瀬美智子)とともに犯人逮捕を誓う。

そんなある日、20年前に自殺した婚約者・上杉胡桃(桜井ユキ)が生きていると、カメラマンの武田寿士(古川雄輝)が訪ねてくる。数日前、2人の思い出の場所でカメラを構えると、レンズの向こうに歳を重ねた胡桃がいたという。撮影した写真を見ると、写っている女性は確かに胡桃によく似ていた。もし、本当に胡桃が生きているとしたら、20年前に貯水池で発見された遺体は別の人間ということになる——。健人と美咲は、突然いなくなった最愛の人を今も忘れられずにいる武田の想いに動かされ、早速、未解決事件として捜査に乗り出すが、遺族はなぜか非協力的で、捜査は難航する。

するとある晩、時計が23時23分を示したその瞬間、再び無線機が鳴り出し、健人は2000年を生きる大山とつながる。健人から話を聞いた大山は、逃走中の身でありながら捜査への協力を申し出て、20年前の武田に接触。やがて、女優の卵だった胡桃が、派遣のアルバイトで訪れたパーティーで、建設会社社長の石川匠(青木崇高)と出会っていたことが分かり…。

引用元: シグナル 長期未解決事件捜査班 | 関西テレビ放送 カンテレ

『シグナル スペシャル』ネタバレ

公式あらすじの続きをネタバレしていきます。

上杉胡桃(桜井ユキ)は生きている


20年前、上杉胡桃(桜井ユキ)は、寝間着にコート姿で、自宅から離れた場所(西多摩の貯水池)で亡くなった。

覚悟の自殺なら、こんな格好で死ぬはずがない。

(何者かが上杉胡桃を殺して、証拠を持ち去ったと考えるのが妥当ではないか?)


その後、武田寿士(古川雄輝)が喫茶店で見た女性が本物の上杉胡桃だったことが判明。

(上杉胡桃が喫茶店に忘れていった本に付いた指紋からわかった)

そうなると、20年前の死体は別人ということになる。


20年前の2000年にいる大山剛志(北村一輝)の調べで、上杉胡桃が建設会社社長の石川匠(青木崇高)に西多摩の貯水池の別荘で暴行されて、その一部始終をビデオに撮られて脅されていたことが判明。


20年前の殺人事件の真相


桜井美咲(吉瀬美智子)は、胡桃の母のドナーこそが胡桃だと気付く。

(胡桃の母は肝臓がんだが、最近いきなりドナーが現れた)


桜井がドナーの病室に入ると、やはり胡桃だった!

20年前、石川匠は自分の思い通りにならない胡桃を殺しに来たが、間違って胡桃の親友・秋川りほを殺したのだった。


  • その日、秋川りほは胡桃の家に泊まりに来ていた。
  • 胡桃が台所に水を飲みに行った時に、石川が侵入して布団を頭まで被っていたりほを殺した。
  • 石川が胡桃を殺そうとした理由は、胡桃が石川が中本を殺した拳銃を盗んだから。
  • 石川がりほを胡桃と間違えて殺した後に拳銃を取り戻して、遺体を別荘近くに遺棄。


胡桃は、石川が中本を殺したと電話で話すのを聞いていた。

桜井は「石川が秋川りほを殺した証拠はないの?それがなければあなたが疑われる」と言った。

  • 胡桃は、石川りほになりすましてこの20年間海外にいた。
  • それしか生きる道はないと思い詰めてのことだが、警察には、胡桃が秋川りほを殺したから海外逃亡したと思われるかもしれない。


今回の黒幕も野沢議員(西岡德馬)?


石川の会社には、野沢議員(西岡德馬)の息がかかったフロント会社の出資があった。

石川は、金と引き換えに中本殺しを引き受けたのだ!

  • これで、野沢と石川が繋がった。
  • 野沢は、前作の黒幕。
  • 石川りほの死を自殺で片付けさせたのも、野沢。


驚くべきことに、石川は元警察官だった。

しかし拳銃を紛失して、謹慎処分となり、依願退職していた。

石川は、この拳銃で中本を殺したのだ。


三枝が石川に罠を仕掛ける


三枝は、高級クラブへ。

そこでは、石川が店の女の子とイチャイチャしながら酒を飲んでいた。

20年経過してもクズな石川を見た三枝は、石川に殺人罪を自白させて刑務所にぶち込むことを決意する。


三枝は、石川の犯行がいかに〇カで稚拙かを嫌味たっぷりに話す。

三枝の予想に反して、石川はあっさり自白。

しかしこの供述は、三枝の脅迫的な尋問と飲酒で無効。

三枝は「いいか、俺は必ずお前を刑務所にぶちこんでやる」と言い捨てて帰った。

三枝が負けたかに見える展開だが、三枝は石川の自尊心をズタズタにして後に警察に誘い出すのが目的だった。


三枝の罠にはまった石川がポロリと自白


三枝の読み通り、任意にもかかわらず石川は事情徴収に応じた。

石川の目的は、三枝たちが手に入れた証拠を不十分だと嘲笑うためだった。

  • 三枝たちが手に入れた証拠とは、20年前のあの日、胡桃の部屋で起きた一部始終が録音されたMD。
  • 石川は、警察上層部からこのMDを手に入れて、事前に内容を熟知して余裕しゃくしゃく。
  • 石川の弁護士が、この内容では殺人までは立証できないと太鼓判を押したからだ。


三枝が、石川の事情徴収を担当。

石川は、MDを流されても顔色一つ変えない。

「これでは殺人を立証できないだろう」

  • 警視庁公安3課長警視正・山崎聡志(田中哲司)もこの取り調べを見ている。
  • 山崎は、石川に中本殺しを命じた人物。

得意顔の石川が帰ろうとすると、三枝は「この音声には続きがあるんです」と切り札を出す。

音声の続きには、胡桃の恋人・武田寿士(古川雄輝)が訪問してドアを叩いた音声も入っていた。


武田は20年前の殺人事件の夜、胡桃の部屋を訪れたことを証言している。

これで、この音声が胡桃の部屋で取られたものであり、石川が胡桃の部屋にいたことが証明された。


ここで、車いすの胡桃が登場。

石川は自分が殺したはずの胡桃の姿を見て、青ざめる。

石川:「なんでお前がいるんだよ?確かに、この手で殺したはずだろうがあ!

三枝:「自白、ありがとうございました」


石川の秋川りほ殺しは照明できたが、まだ中本殺しが残っている。

しかし石川は銃を知り合いの鉄くずやで処分していて、もう証拠は消滅していた!

桜井は悔しがるが、三枝は「僕はまだあきらめたわけではありません」。


大山が拳銃を回収して石川が逮捕される!過去が変わって現在も変化!


三枝は、無線機で大山に石川の銃を探すように言った。

大山は、鉄くず屋で石川の銃を回収することに成功!見事に自身の濡れ衣を晴らした。

中本殺しで逮捕された石川はその後、秋川りほ殺しも自白。



過去に石川が中本殺しと秋川りほ殺しで逮捕されたことで、現在が変化。

武田と胡桃は、小学生の男の子を授かり、3人で幸せに暮らしている。


三枝:「いつか桜井さんも大山さんに会えますよ。あきらめなければ」

桜井:「……。」


こうして、三枝と大山は、石川という極悪人を逮捕できた。

しかし石川は、いまだに誰の指示でやったのかは吐かない。


大山は、城西署に復帰できなかった。

大山を気に入らない誰かの手によって、城南署に飛ばされたのだ。

そんなわけで、大山はまだ桜井に会っていない。


大山が撃たれる


2010年4月1日、三枝が警察学校を卒業して警察官になる日。

石川の事件の黒幕の正体を突き止めた大山は、毎朝ジャーナル御中と書かれた封筒に調査書を入れた。

封筒の中身は、内閣情報調査官分析官・三谷宗久(杉本哲太)と警視庁公安3課長警視正・山崎聡志(田中哲司)の密会写真と調査報告書!


大山がその封筒を持って橋の上を歩いていると、いきなり胸を撃ち抜かれた。

そして、封筒ごと川に落ちた。



その頃、留置所で石川が首を吊って亡くなった。

黒いコートの男が立ち去ったので、他殺だと思われる。

『シグナル スペシャル』Twitterの評判と感想




過去の刑事と現在の刑事が、無線機で繋がって未解決事件を解決していくというしびれる設定。

徹底的な捜査と「あきらめない心」が奇跡を生むという、誰もが応援したくなる展開。

無線が繋がったことを「偶然」だと流さず「必然」だと捉える大山が、かっこよすぎでした。


スペシャルドラマの悪党は、建設会社の社長・石川匠(青木崇高)。

警察上層部と野沢議員の命令で、中本を殺して、その罪を大山になすりつけました。

それだけではなく、上杉胡桃(桜井ユキ)の親友も殺しました。


石川はゴミのような男ですが、バックにいる大物は今回も難を逃れています。

この大物たちを逮捕しないと、火種を消したとは言えません。

今回も、三枝と大山は黒幕までたどり着けませんでした。

『シグナル スペシャル』考察:大山を撃った黒幕は誰なのか?

大山を撃った黒幕は誰なのかについてネタバレ考察します。

冒頭に黒幕一同が登場



冒頭に、黒幕一同の酒宴のシーンがありました。

以下の3人です。

  • 内閣情報調査官分析官・三谷宗久(杉本哲太)
  • 警視庁公安3課長警視正・山崎聡志(田中哲司)
  • 衆議院議員・野沢義男(西岡德馬)


以下の会話から、中本殺しを大山になすりつけるように三谷に依頼したのが野沢、それを山崎に命令したのが三谷、実行犯の石川に命令したのが山崎という構図ですね。
山崎:「まもなく大山は逮捕されると思います」

三谷:「うまくやってくれたようだね」

野沢:「三谷さん、今回は本当にありがとうございました」

三谷:「山崎くん、実行犯の男は大丈夫かね?」

山崎:「はい、あの男が従うのは金だけですから」

野沢:「そこは私にお任せください」

三谷:「人は裏切るが、金は裏切らないからな」

野沢:「金ならありますから)

(三谷と野沢が大声でハハハハハと笑う。山崎は沈黙)
野沢、三谷、山崎にとって、大山は邪魔な存在。

それは、大山が野沢議員の収賄の証拠をつかんだから?

他にも何かありそうですね。


ラストで大山が撃たれた理由とは?




ラストで大山が撃たれましたが、これも野沢、三谷、山崎の仕業とみて間違いないでしょう。

留置所の石川を殺したのも、この3人。


大山が撃たれた理由は明白で、三谷と山崎の悪事を調査した書類をマスコミに流そうとしたから。

ちなみに、調査書の内容は以下の通りです。

警視庁公安部による犯行予告事件未捜査及び

西新宿テログループ残党によるテロ事件

調査報告書
続きは劇場版ですね!

劇場場『シグナル』は、2021年4月2日公開です。


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