「高嶺の花」最終回あらすじ結末ネタバレ!ハッピーエンドが賛否両論で意味不明の声も?

『高嶺の花』9話では、もも(石原さとみ)の親友・千秋(香里奈)が直人(峯田和伸)にハニートラップを仕掛けました。

引っ掛からない男はいないと豪語する千秋の誘いを、直人は断ることができるのか?

そして龍一(千葉雄大)となな(芳根京子)が姿を消し、ももが次期家元を継ぐことになりますが……!

当記事では『高嶺の花』10話(最終回)のあらすじのネタバレと、Twitter(ツイッター)の評判と感想をまとめています。



『高嶺の花』10話のあらすじのネタバレ

ドラマ『高嶺の花』10話(最終回)のネタバレです。

細かい話しの流れや心情描写は、省略してお送りします。

ぷーさん、千秋のハニートラップをかわす!



直人(峯田和伸)は、下着姿の千明(香里奈)を前にして「ホントすいません……」と言います。


「バレなければ……」と千秋は言いますが、「それは、犯罪者の理屈ですかね。」と直人。


浮気は酷いことだけど、している間は相手の顔が浮かばないから、する奴が多い、と。


「でも俺、今も、もも(石原さとみ)さんの色んな顔が浮かんじゃってるんです」と直人。

さらに「好きな人、彼氏、旦那さん、裏切られたら自分がぶっ壊れてしまう、そんな女がいい」と言います。


直人は「お蕎麦屋さんの分厚い湯飲みと、薄くてもろいティーカップ。どちらが壊れやすいと思いますか?」とクイズを出します。

千秋は「分厚い湯飲み……?」と答えますが、「高嶺の花の高級なティーバックはそれでも割れません」と直人。

その理由は、大切にされるから、俺が大切にするから。


2人の会話をスマホを通して聞いていたももは「ありがとう~」と号泣。


ななが破門



龍一(千葉雄大)とともに生きる決意をしたなな(芳根京子)は、月島を離れたいと市松(小日向文世)に申し出ました。

市松は、即座にななを破門。


「ななだけが、あなたの本当の娘なんですよ!」と取り乱すルリ子。

ななは「月島をお願いします」とルリ子に頭を下げました。


千秋がぷーさんに自分の正体をバラす



千秋は直人に、自分の正体(=ももの親友)をバラしました。

ももに千秋との会話を聞かれていたと知った直人は、びっくり。


ななの決意


ななの決断を知ったももは思いとどまらせようとしますが、ななの決意は固いものでした。

ななは「私のなかで華道はそれほど大事じゃないの、お姉ちゃんのようには。お花を嫌いになりたくないの」と言います。


なな:「お父さんがそう言った時、とても優しい顔に見えた。肩の荷が下りたっていうか本当はこれがのぞみだったのかもしれない」

なな:「本当はお姉ちゃんを家元にしたいのよ」

もも:「まさか……」

なな:「血が繋がってない?だったら何?」

もも:「本当の娘じゃないの」

なな:「だったら何?愛されてなかった、お父さんに」


ももは、幼少期に家元に可愛がられて育ったことを思い出します。


龍一とももの縁談を進める?



その頃、龍一は家元(小日向文世)と会っていました。

龍一はななのことを謝りますが、「これで良かったんだ」と家元。


いずれ、ももが実子でないことは誰かから、どこかから漏れてしまう。

その時、ななが神輿としてかつがれ、必ずお家騒動が起こる。


「それではあなたははじめから、ももさんを次の家元と」と驚く龍一。


家元:「ななの中に才能を見出したいという気持ちは多少なりともあっただろうが」

龍一:「ななさんも才能はあります」

家元:「しかし天分がない。やはり天分がない者には努力で補える限界がある。天才たちの人生をかけたたわむれなのだよ、芸術は」


家元は、ももとの縁談を龍一に持ち掛けました。

家元:「ももは……本来のももなら、兵馬さまにも勝る天分を持つ。兵馬さまをもひれ伏させるほどのももの天才をその目で見たいと思わんかね」

龍一:「兵馬が……ひれ伏す」


帰りに猛スピードで車を運転しながら、狂ったように笑う龍一。

あはははハハハハハ……。

その直後、龍一は姿を消し、ななにも連絡が取れなくなってしまいました。


ももが家元に、そして直人との永遠の別れ?



月島家に戻ったももは、次期家元と正式に認められました。

ももは直人を呼び出して家元になることを告げ、“永遠の別れ”を切り出しました。


「今まで本当にありがとうございました」と言うももの口調に、いつもと違うものを感じて不安になる直人。

もも:「風間さんはひとりで立てる人。だからひとりで立てない私は寄りかかってしまう」

直人:「それでいいじゃないですか」

もも:「いいえ、いつかあなたも折れてしまう。時には逆に支えてくれる相手じゃないと共倒れに。私には無理です、いつも自分のことばっかりでいっぱいいっぱいになってしまう……」

直人:「真面目か」

もも:「あたしもひとりで立てるようになりたいんです。そのためには私は華道家としての自信を取り戻すしかない。それがいつになるかわからないけど」


直人は「待ちますよ、いつまでも」と言いますが、首をふるもも。


これが最後だと直観で感じた直人は、らしくなくジタバタとすがります。

「携帯は着拒、SNSはブロック、終了~!」と言って、ももは去りました。


ももがくれた弁当を持って、うずくまって泣く直人。



崖の花をももにあげたい、ぷーさん英雄になる!



ももにフラれた直人を、仲間たちが慰めます。

「まだなんかしてあげたい、あんな一生懸命生きてるひといないもん」と直人。

ももが作ってくれたのは、クマのデコ弁でした。


「男は未練がましいからな~」と言われて、「母さんが言ってた!男が未練がましいのは余力あるまま別れるからだって」と直人。

さらに、宗太が摘もうとして落ちた崖の花を摘みに行く、と言いだします。

「だって高嶺の花だよ、それ摘んでプレゼントしたらきっと……」


女性陣が「意味ないよ」と言う中、男同士の友情で野郎だけで崖にいきます。

みんなが止める中、直人は崖を登り、花に手を伸ばします。


足を支える木の棒はぐらいついているけれど、それでもさらに手を伸ばす直人。

「俺は……英雄になる!」と言って、花に向かって飛びました。


もものママはどんな人だったのか


ももは金さん銀さんに、亡くなったちえこがどんな華道家だったかたずねます。

ちえこは、月島流の師範でした。

しかしながら、“もう一人の自分”などは見えなかったそう。


金さん銀さんは、ちえこは家元のために華道を辞めたといいます。

その理由は、ちえこは素晴らしい華道家だったのに「これは月島の華道ではない」と家元が嫌ったから。


つまり、家元を愛していたから。

寂しさから高井(升毅)と関係を持ったけれど、ただの浮気だったのです。


もも:「ママの生け花はどんなだったの?お家元に嫉妬されるほどの腕前で、月島じゃない生け花って……?」

金さん銀さん:「私は、お花」

もも:「何それ?」

金さん銀さん:「知らん……」

ももはその後「私は、お花」を反芻しますが、意味がわかりません。


ももに、崖の花が届けられて



ももは、エントランスに飾られた崖の花を見て、驚きます。

ぷーさんは見事、崖の花を摘んだのです。

しかし今は、入院中ですが。


そこへももに呼び出されたななが、走ってきました。

ももはななの手を握って「好きな人への気持ちを真っ直ぐに、極限まで昇華すればいい!」と叫びました。


もも:「私ならできる、違う?」

なな:「あなたならできる!お姉ちゃんは天才だもん!」

もも:「私は、お花」

ももとなな:「私たちは、お花!」

ももとななはしっかり抱き合いました。


ももが高井に「あなたはママのあとに、他の誰かを好きになったことはないの?」と聞くと、「ありません」の答え。

「まるで、ぷーさんね」と笑うもも。


ももが新しい流派を起こす



今日は、ももが協会理事の家元の前で生け花を披露する日です。

ももは「全力であなたの人生を肯定してあげる、お父さんの人生を」と高井に言いました。


ももが新しい流派を起こすと聞いて、怒ってやってきた家元。

兵馬(大貫勇輔)ら協会のメンバーも来ています。


「これから私が生けるのは、月島とは一線を画するものでございます」と挨拶するももに「気がふれたか!」と家元。

そんな家元を兵馬が「まあまあ、新流派が協会に属するには満場一致でなければなりません。お手並み拝見とまいりましょう」と言って、なだめます。


ももは花を生けながら、直人への思いを語ります。

その方は、私が悲しいというと、愛ある証と答えてくれました。

怒っていたら、もっと怒っていいと言ってくれました。

その方は、分け隔てなく、すべて土地を照らす太陽なのです。

こんな時代にいつでも優しくある続けることが、どれほど困難か。

自分の価値観を固定せず、人の価値観を全て受け入れる。

聡明で、高潔な魂。

花は、花はただ、その陽射しに顔を向けています。

一番きれいな顔を、太陽に向けています。

よろこびに満ちて。

ならば私も花になりましょう。

そこに太陽を、あの方を思い浮かべましょう。

花がただ素直に、太陽を向くように。

私も、あの方に顔を向ければいいのです。

あなたのあたたかな陽射しに感謝して、愛と喜びに満ちて。

私はお花。

私のお花は何の邪気もない、ありのままの私。

そう、求愛にございます。

たとえこの思いが叶わずとも、何の痛みもありません。

あなたこそが太陽だと、唯一無二の陽射しであると、今、わかるのです。

今になって、お慕い申し上げております。

引用元:『高嶺の花』最終回・もものセリフより


「ちえこ……」とつぶやく家元。


ももの花の評価は



兵馬は「みなさんいかがです?私は言葉もない」と絶賛して、菊の花を置きました。

他の人もどんどん花を置いていきます。

残るは家元ひとり。


家元:「これは月島ではない」

もも:「はい、お家元。ももは自分の足で立ちたいのです。私に新流派の立ち上げをお許しください」

家元:「何ら格式のない名もない流派の初代家元としてか?」

もも:「はい、お父さん」

家元:「ももよ、いばらの道を行くのか」

もも:「ひとりではありません、支え合う人が」

家元:「見事ではあった」

家元は、菊の花を置きました。


ななと龍一がハッピーエンド



ななが、龍一の居場所をみつけました。

龍一は、田舎で馬の世話をしていたのです。


「行くとこないの」と言うななを抱きしめる龍一。

龍一:「ずっとここにいてくれ」

なな:「ずっと。ずうっとよ。ずううっと」

龍一:「それが君の」

なな「運命!」


高嶺の花が直人のお嫁さんに



直人が退院して店に帰ると、店内が花で飾られていました。

二階に上がると、ももがいて「ふつつかものですが、末永くよろしくお願いします」と頭を下げました。


「また、スピーカーで誰か聞いてます?」と直人。

「月島の家元はパス!この商店街で新しいお教室をひらく!」と言うももに、「俺、そもそもお金ないですし」と直人。


ももがお金はかからないし、元カレも引きずってないと言っても、「心の準備が……なんせ、俺なんかには高嶺の花ですから」とひよる直人。

「た~か~ね~の花よ!でもあなたにはその花を摘む資格があるでしょう」と微笑むもも。


直人は母(十朱幸代)の言葉を思い出します。

どんな夢も現実になるよ。

夢を叶える力がある、騙されやしないよ~。

いつかお前は、本物の愛を手に入れる。

だってあたしと父さんの息子なんだから。

引用元:『高嶺の花』直人の母のセリフより



「こちらこそよろしくお願いします!」と泣く直人を、しっかり抱きしめるもも。


そしてももは「よし!」とスマホを直人に見せます。

そう、2人の会話はスマホを通して、みんなに聞かれていたのです(笑)。

ピースで祝福されるももと直人。


そしてももには、なんと金さん銀さんも付いてくるのでした(笑)。


家元とルリ子



家元は、月島のことを一番考えていたのがルリ子(戸田菜穂)だったと気が付きました。

そして高井も「私は月島の人間です、よろしければこのまま月島に」と覚悟を見せました。


家元はルリ子に「花のことは何もわからないお前だからこそ、愛したのだ」と言いました。

家元として息の詰まる日々で、ルリ子をめとって初めて呼吸が出来たのです。

そして、才能あふれるちえこは疎んで遠ざけたのです。


ルリ子が「ならば、証明してください。愛があるなら私はもう一人産んで見せます」と言って、家元は「なんと」と笑いました。


自転車少年が帰ってきた



自転車少年・宗太(舘秀々輝)が帰ってきました!

笑顔で迎えるもも、直人。


そして町のみんなも、以前とは違って、優しい笑みを宗太に向けます。

元気に退院したイルカさんも来てくれました。

宗太は母親に「俺もう大丈夫だから」と左側から言いました。


ももはいけばな教室の先生になって、直人は町の自転車屋さんとして、幸せな日々を過ごすのでした。

ももは生徒たちに「一番大切な人を心に思い浮かべて」と言って微笑みました。

『高嶺の花』10話(最終回)のTwitter(ツイッター)の評判と感想は?

『高嶺の花』10話(最終回)のTwitter(ツイッター)の評判と感想を見てみましょう。

ぷーさんの泣き顔が可愛い







最終回で、はじめてももにすがったぷーさん。

まるで子供のような泣き顔が、ピュアで可愛かったですよね~。


「ぷーさんキャラが突然変わってる」の声もありましたが、今までと違って本当にももが離れるとわかったからこそのキャラ変なでしょうね。


そして千秋のハニートラップに引っ掛からなかったのは、お見事でした。

浮気する人の心理を見事に言い当てていて、感動しました。


感動した!泣けた!






ももが直人のことを思って、生け花をするシーンに涙した人が多数。

直人が太陽だったからこそ、もももお花になろうと思えたし、そうできたんでしょうね。

本当に『高嶺の花』は直人が主役なのかと思うぐらい、直人の良さがしっかり描かれたと思います。


自転車少年が痩せた?






最終回には、自転車少年・宗太も帰ってきました。

晴れ晴れとした顔で、1話のころより明らかに痩せてますね~!

なんていうか……毒素が全部出たみたいな感じでイケメンになってます。


直人が宗太に「君がいつか誰かに言うのを想像する、大丈夫だから、君がいつか誰かに言うのを想像する、僕がついてるから」のメッセージをラインで送ったシーンが、個人的に好きでした。


芸術は、天才たちの人生をかけた戯れ



最終回も、家元の名言が出ました。

人生をかけるからこそ美しいのでしょうが、命がいくつあっても足りない世界ですね。


総じて良かったorやはり意味不明?









悲しい最終回を予想していた筆者ですが、意外にも大団円のハッピーエンドに度肝を抜かれました。


この終わり方は、絶賛の声とやはり意味不明という声の2派に分かれました。

やっぱり芸術家の考え方は抽象的かつ大胆過ぎて、一般人にはなかなか理解できませんよね(特に、家元と龍一)。

家元が散々引っ掻き回した揚げ句に実はルリ子が好きっていうのも、龍一が車を飛ばしたあとに馬と生活しているのもよくわかりません。


それでもみんなが幸せになるラストは、視聴者をもハッピーにしたようです。

逆に「ハッピーエンドになるのが意味不明」という手厳しいご意見もありましたが……。


直人がずっと太陽であり続けたからこそ、ももはお花になれたんでしょうね。

まとめ

『高嶺の花』10話(最終回)のあらすじのネタバレと感想をまとめました。」

続編は考えられない完全なハッピーエンドで、すっきりした終わり方でした。