隣の家族は青く見える 最終回を1話と比較!本末転倒ではない勇気と愛の結末!

『隣の家族は青く見える』最終回では、コーポラティブハウスの各カップルに奇跡が起こりました。

最終回のキーワードは“本末転倒”で、各カップルが「このままでは本末転倒だ!」と思ってアクションを起こした結果、予想さえしなかった大きな幸せが訪れたのです。

当記事では『隣の家族は青く見える』最終回を1話と比較して、コーポラティブハウスの各カップルが行きついたそれぞれの幸せについてまとめました。



『隣の家族は青く見える』最終回を1話と比較

『隣の家族は青く見える』1話と最終回を比較して、コーポラティブハウスの各カップルがどのように変化したかを見ていきましょう。

川村亮司&杉崎ちひろ



1話の2人は……


スタイリストの川村亮二(平山浩行)とネイリストの杉崎ちひろ(高橋メアリージュン)は子供を作らない約束のカップル。

お洒落な2人にはぴったりの愛の形かと思われましたが……。


最終回の2人は……


元妻の急死で、突如息子・亮太(和田庵)を引き取らなければならなくなった亮司は、ちひろから身を引く決心をします。

しかしちひろは亮司と亮太と3人で暮らす決意を。


最初はぎくしゃくするちひろと亮太でしたが、意外にも母性溢れるちひろに亮太はどんどん心を許していくことに……。

ちひろは子供嫌いなのではなく、自身が毒親に育てられた過去があるためいい母親になれるわけがないと思って、子供を持ちたくなかっただけだったのです。

居場所がない子供の気持ちを人一倍理解できるちひろのことを、亮太は信頼するに至ります。


そんなちひろを見て亮司は、「事実婚契約書」と「遺言公正証書」にサインしてくれと頼みます。

この書類にちひろがサインすることで、亮司は自分が死んだ場合でもちひろに亮太を任せられるし遺産も残せるのです。

「事実婚なのに契約書かわすなんて本末転倒だよな、ただこれが俺なりの家族の守り方なんだよ」と言う亮司に、「あの子(亮太)がまた自分の居場所をなくしてしまうことだけは避けたいから。」とサインするちひろ。


そう、3人は本当の家族になれたのです。


最終回では亮太の提案で、コーポラティブハウスの共有スペースでちひろと亮司の結婚式が行われました。



小宮山深雪&真一郎


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1話の2人は……


小宮山深雪(真飛聖)はインスタで幸せな写真をアップするのが生き甲斐の専業主婦で、エリートの夫・真一郎(野間口徹)が夫です。

ところが真一郎は家族と過ごす時間もない転勤ばかりの日々に嫌気がさして会社を辞めてしまって、深雪の理想は崩れていくことに……。


旦那が失業中であることはコーポラティブハウスの面々に内緒にして、深雪は「早く子供を作った方がいい。」と自分の価値観を奈々(深田恭子)やちひろ(高橋メアリージュン)に押し付けます。

その上、渉(真島秀和)には見合いをすすめる始末で、当然みんなから煙たがられます。

さらに渉と青木朔(北村匠海)がゲイカップルと知ると「出て行ってください。」と完全拒否。


自分の娘には高額な塾通いをさせて自分が果たせなかった夢を押し付け、夫・真一郎のボランティアをしたいという願いも退けてしまって……。


最終回の2人は……


真一郎は深雪が“リア充代行サービス”に大金を使っている事実を知って、離婚してくれと言いました。

深雪は落ち込みますが、青木朔が娘の萌香(古川凛)を助けてくれたのをきっかけに、自分がいかに偏見に満ちた生き方をしていたかに気が付いて深く反省。


その後は、うってかわって娘の気持ちや夫の気持ちに寄り添うように。

深雪も毒親の犠牲者で、親の期待に沿えなかった自分を責めて生きてきたのでした。

深雪は優香(安藤美優)に「受験はやめて、好きな中学に行ってもいいよ。」と微笑みました。


真一郎はそんな深雪の姿を見て……

ごめん!

離婚の件、撤回させてくれないかな。

今日で君が子供たちにかけてきた愛情がいかに本物かわかったんだ。

それを証拠にあんなにいい子たちに育ってる。

家族と過ごす時間を持ちたいから商社をやめたのに、家族がバラバラになったら本末転倒だよ。

引用元:『隣の家族は青く見える』最終回・小宮山真一郎のセリフより


ここからがすごいのですが、深雪は真一郎に「今日は一緒に寝よう?」と誘います。

そして眼鏡をとって「やっぱりイケメン」。

キスしようとしたらお約束で子供達が「なにしてるの~?」。

しかし真一郎は再び深雪にメロメロになったようです(笑)。


その後は真一郎は塾の講師とボランティアの両立で生き生きと輝き、深雪はなんと家計を助けるためにケーキ屋のパートに。

素晴らしい夫婦へと成長を遂げました。



小宮山夫婦のキス直前シーンは大きな反響を呼びました(笑)。

最終回で深雪の好感度はグッと急上昇!


青木朔&広瀬渉


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1話の2人は……


渉(真島秀和)と朔(北村匠海)はゲイカップル。

1話では朔が渉の住むコーポラティブハウスに転がり込んできて、大パニックになる渉。

世間体を気にしてゲイであることを隠したい渉に対して、隠す必要はないと考える朔は大きくすれ違うことに……。


最終回の2人は……


渉は母親に自分がゲイであることをカミングアウトしますが全否定されて、初めて朔の気持ちを理解します。

一方、朔は渉にふさわしい男になるために高卒認定に挑戦して見事合格。


その後朔が事故にあったことを聞いて病院にかけつけた渉は、朔がいかに自分にとって大切な存在かを痛感。

2人はパートナーシップ宣言をして、一生一緒にいることを誓い合います。


朔は渉の母親に追い返されても何度も会いに行って説得。

家族を作るのが夢だったのに、大切な人の家族を壊すなんて本末転倒なんです。

引用元:『隣の家族は青く見える」朔のセリフより


その後朔と渉の母親は意気投合、養子をもらってにぎやかに暮らそうと盛り上がります。

そしてそんな2人をちょっと困りながらもほほえましく眺める渉。


ま~最後は完全に朔ちゃんのペースになっちゃいましたが、わたるんは尻に敷かれるのがお似合いです。


見てください、この幸せそうな顔!

わたるんは朔ちゃんにベタぼれですからね~。



わたるんと朔の1話~最終話の詳しい記事はこちら
隣の家族は青く見える わたるんと朔の出会い~最終回までまとめと結末予想!


五十嵐奈々&大器


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1話の2人は……


子供好きの五十嵐大器(松山ケンイチ)&奈々(深田恭子)カップルは、考えた末に不妊治療を開始。

お互いを思い合う2人は、治療に伴う様々な困難を乗り越えていきます。


最終回の2人は……


長い不妊治療の末にやっと授かった子供を流産してしまった奈々は、ショックで実家に帰ってしまいました。


大器は奈々に初めて会った時に「僕の子供を産んでください」と告白、奈々はそれ以来大器に赤ちゃんを抱かせてあげたいと思って不妊治療をがんばったのです。

自分はもう大器の子供を産んであげられないかもしれない……と思いつめた奈々は、離婚してくれと大器に言います。


大器の母・聡子(高畑淳子)は「愛し合ってるから子供が欲しいと思ったのに、子供が出来ないから別れるんじゃ本末転倒じゃない!」と叫びます。


聡子は伊豆に出向いて「帰ってやってくれないかな。」と奈々にお願い。

奈々は「また戻っても大器さんに辛い思いさせちゃうと思うんです。」と自信がない気持ちを伝えますが、聡子の「夫婦なんだから旦那にも辛い思いさせたらいいじゃないの。辛くても一緒に生きていこうって約束したのが夫婦じゃないの?」の言葉にハッとします。


奈々はコーポラティブハウスに戻って、大器としっかり抱き合いました。

一生、一緒にいたいと思えるパートナーを出会えたことがそもそも奇跡なんだなって。

だいちゃんと出会えたことが一番の奇跡なんだよ。

引用元:『隣の家族は青く見える』奈々のセリフより


大器は「いい機会だから治療はしばらくやすんで、子供がいない人生を考えてみない?」と提案。

「子供がいない人生は耐えられるけど、奈々のいない人生は耐えきれないよ。」と言う大樹の言葉に、泣く奈々。


「おれは子供が生まれても奈々の隣に寝る権利ゆずるつもりないから、このままの方がいいんじゃないかな?」という大器は本当に理想の旦那さんです。

「子供が出来なくても、子供を遠ざける人生は送りたくない。」と買った子供用の滑り台をまた出そうと言う奈々も、最高の奥さんです。


ツイッターではそんな素晴らしい2人に感動の声が上がりました。




この2人なら子供がいてもいなくても、幸せになれるはずです。


さらに、大器の母・聡子の名言「辛くても一緒に生きていこうって約束したのが夫婦じゃないの」にも感動の声がありました。



本当に、最高の姑さんでしたね。

まとめ

『隣の家族は青く見える』コーポラティブハウスの各カップルの1話と最終回の結末を比較してまとめました。

どのカップルも“本末転倒”な未来から脱却して、勇気をもって素晴らしい選択をしましたね!


ゲイカップルも子供がいないカップルも、どれも正解なんてありません。

全ての価値観がありのままに存在できるような社会になってほしいと、改めて思わされた素晴らしいドラマでした。