ドラマ「中学聖日記 」原作のあらすじネタバレ・後編!最新話30話まで随時更新!

聖(有村架純)と黒岩(岡田健史)が、周囲の手によって引き離されてから2年が経過。

17歳になった黒岩はるなと付き合い始め、もう“こわい自分”を見なくてすむと思っていました。

しかしそんな矢先、聖の住所がわかってしまい……。

当記事では新ドラマ『中学聖日記』原作のあらすじのネタバレ・後編(3巻~最新話30話)をまとめています。

2018年11月13日、最新話(30話)を追記しました。


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もくじ

『中学聖日記』原作とは?



新ドラマ『中学聖日記』の原作は、かわかみじゅんこ原作の同名漫画で、雑誌「フィール・ヤング」にて連載中。


2018年9月現在、4巻(祥伝社 〈フィールコミックス〉)まで出ています。

2016年の第7回「an・anマンガ大賞」や『このマンガがすごい!2017』オンナ編にランクインするなど、人気作。


『中学聖日記』(3巻~5巻28話)登場人物


末永聖(すえなが・ひじり):有村架純


25歳の時、黒岩晶が在籍していた中3クラスの担任だった。

遠距離恋愛中の婚約者がいながら、黒岩とキスして辞職。


黒岩晶(くろいわ・あきら):岡田健史


高校2年生で17歳。

流行に疎く、世間知らずな美少年。

中3時の担任・末永聖との関係がきっかけで不登校になり、引っ越した。


岩崎るな(いわさき・るな):小野莉奈


黒岩晶のクラスメートで、愛称は“るなち”。

高2で再会した黒岩に再度告白して、交際に至るが……。


九重順一郎(ここのえ・じゅんいちろう)&白石淳紀(しらいし・あつき)


黒岩晶と岩崎るなの友人。

4人全員が別々の高校に進学したが、同窓会をきっかけにまた集まるように。


川合勝太郎(かわい・しょうたろう):町田啓太


末永聖の元婚約者。

大阪本社に勤務し、聖と交際していた。

聖と黒岩の関係を目の当たりにして破局。


原口律(はらぐち・りつ):吉田羊(よしだ・よう)


勝太郎にミステリアスなアプローチをかけてくる女上司。


『中学聖日記』原作・後編(3巻~5巻28話)の簡単なあらすじ


「先生はもう、ぼくの担任教師じゃないですよね?」

聖(有村架純)と黒岩(岡田健史)が引き裂かれてから、2年が経過。

聖は1人になり、田舎の小学校へ転職。

2年ぶりに訪ねてきた勝太郎に復縁を迫られるが、その気持ちにこたえられずにいた。


一方、黒岩は勉強することで聖を忘れようとして、名門高校に合格。

高校2年生(17歳)になった黒岩は、同窓会でるなと再会。

「まだ好き」と告白されて、付き合うことに。


そんなある日、黒岩は偶然、聖の居場所を知る。

るながその情報を隠していたという疑惑を抱き動揺するが、聖への「ただ会いたい」という感情に突き動かされ、黒岩は聖が住む田舎へと向かう。


しかしその途中で、聖の元婚約者・勝太郎に出くわして……。

「中学聖日記」原作あらすじのネタバレ・後編(3巻~最新話29話)



「中学聖日記」原作・後編(3巻~最新話29話)のあらすじをネタバレしていきます。


るなは黒岩と付き合い出す


るなは、黒岩(岡田健史)の気持ちがよくわからないまま、付き合い始める。

デート中に、黒岩の元カノ(美女)が乱入して「まだドーテー?」と爆弾発言して帰っていった。


るな:「黒岩、冷たい。言葉が足りないから、こんなことになるんだ」

黒岩:「ちゃんと思ったこと言ってるよ。ぼくの言葉が足りないんじゃなくてあっちが聞きたい言葉が他にあるだけなんじゃないの?他に言ってくれる奴探せば?」と黒岩。


るなは「元カノも私も、黒岩がいいんだよ!」と叫んだ。


るなが帰りたくない


るなが「帰りたくない」と言って、2人でホテルへ。

「展開早すぎないか、つかすんの?岩崎と」と思う黒岩。


るなは自分の言動に当惑しながらも「黒岩の裸が見たい」と言った。

「100パー私の一方通行だってわかってる」とうつむくるなに「ぼく言ったじゃん。“2人で”って」と黒岩。

そして2人は結ばれた。


聖は1人になった


聖は黒岩から引き離されたあと、自分から退職届を提出。

その後、田舎の小学校の先生になった。

近所の人は、アラサーで山の中の小学校教師になった聖のことを、ワケアリと見ている。


そんな聖のアパートに、2年ぶりに勝太郎(町田啓太)が訪ねてきた。

2年前、勝太郎は聖に「たて直したい。こうなったのはオレにも責任があるって思ってて……」と言ったが、「勝太郎さんの好きな私は、私の好きな私じゃない」と言われて断られた。

勝太郎はこの2年、聖の荷物を送り続けていて、今日はラスト一個を持ってきたのだった。


近所の目があるので、聖は勝太郎を部屋に入れた。

勝太郎は聖にバックハグして「マジで一人なの?オレも一人だよ」と言うが、何も言えない聖。

勝太郎は「今日は帰る」と言って帰っていった。


聖の教え子・橘


聖は夜に、生徒たちの家を順番に訪問。

橘の家で最後だが、母親はまだ帰ってないとのこと。

聖は母親が家の中にいることに気付いて一緒に待つと言うが、「慣れてるから大丈夫です」と橘。


職員室で、聖は橘の家の話を聞く。

橘の母親はダンナの親友と浮気したあと、出戻ったそうで、実家が大地主なだけに日陰者扱いを受けているとのこと。

娘の橘をダンナの子と言ってるが、真偽はわからないのだそう。


聖は母親を求めているのに突き放すような橘の目を見て、黒岩を思い出す。


2年て、普通、次行くよね


勝太郎は、2年前の事件の後、本社(大阪)から東京支社に異動。

原口(吉田羊)の部下として働いていたが、2年前に婚約者が中学生とデキたせいで婚約破棄された噂が広まっていた。


原口:「女、2年泳がしても帰ってこないから焦ってるんでしょ?相手の弱さにつけこんで、よしなに依存させて、静かーに服従させて、自分の手元に置いとくために東京支社に異動を」

勝太郎:「オレって原口さんの頭の中でどんな感じになってんスかね?」


原口:「今日、飲み行かない?」

勝太郎:「一旦持ち帰らせていただきます!」

勝太郎が行ったあと、「2年て、普通、次行くよね」と思う原口。


ダイエット中でもお菓子が目の前にあったら食べちゃうじゃん、それと同じ


黒岩は、るなの高校に迎えに来てくれたり、抱きしめたりする。

「ハマる、でも怖い、このままハマッていいのかな」と思うるな。


るなは友人の淳紀に、黒岩とのことをまだ報告していなかった。

淳紀は母親の妊娠に怒っていて、中3の時に英語教師に失恋してから「もう誰も好きにならない」と言っている。

ますます言いにくい、と思うるな。


淳紀が「末永発見されたって聞いた?」と聞いてきて、るなはフリーズ。

中学時代の副担・粕谷から委員長へ、聖の現住所が送られてきたのだ。


「やだ、くんな、もう遅いんだよ」と思うるな。

うずくまったるなを見て、「どうした?お腹痛い?お茶いれてこようか」と淳紀。


るなは、黒岩と付き合ってることをカミングアウト。

淳紀は、九重にも、委員長にも“末永情報を黒岩に言うな”と口止めすると言う。


淳紀:「会ったらもう絶対ムリだって。会っちゃったら黒岩絶対気持ちおさえらんなくなる。るなちがまさに今その状態じゃん。ダイエット中でもお菓子が目の前にあったら食べちゃうじゃん、それと同じ

るな:「決めつけんなよ」


るな:「リアルで色々あると 考え方って変わるじゃん。私中学ん時みたいに、後味悪い思いすんのヤダ。それに黒岩だって知る権利ある」

淳紀:「じゃあ、るなちが黒岩に言えば?」


淳紀は「るなが黒岩を試してないと言いきれるなら言えばいいけど、るなは自分に酔ってる」と言って出ていきました。


後日、るなは、モヤモヤして黒岩を呼び出す。

呼び出したら来ちゃう黒岩とか、困った顔見れるとか、“すごいことなんだよ私にとっては”と感じるるな。


でもるなの気持ちも、淳紀の気持ちも、九重の気持ちも全く知らずに、香坂優(中学のクラスメイト)が既に黒岩に情報を流していた。

しかしこの時点では、まだ既読ではない。


るなは黒岩と一緒にいながら、“あれ以来キスも……あん時ほぼイキオイだったし、私が連れ込んだようなモンだし、ちゃんとできてたのか不明……”などモヤモヤ考えてしまう。


遂には、“初めてだったんですけど”という重いセリフが浮かんできて、沈み込む。

そんなるなに黒岩は「今度の土曜日、うち来る?」と誘う。


橘の母親は普通の人だった


聖は教頭の湯のみを割ってしまい、ショップに探しに来た時に、橘と母親に遭遇。

思いのほか気さくな橘の母親の姿を見て、ほっとする。


こわい自分みなくてすむ


淳紀は九重に「黒岩には末永の情報を流すな」と釘を刺す。

なぜなら、るなと黒岩が今は付き合ってるから。


九重が「岩崎のこと好きなの?」と聞くと「好きだよ」と黒岩。

さらに「それってちなみにどういう類の好き?」と聞くと「あいつといるとこわい自分見なくてすむ」と黒岩。


九重は心の中で「それは全然ダメなんじゃないのか」と思った。


勝太郎が聖に会いにくる


勝太郎が、聖に会いにきた。

勝太郎に「オレって怖い?」と聞かれて「怖いわけないじゃない。一回結婚しようと思った人なのに」と笑う聖。


勝太郎は、自分にはズレてるところがあるから、マジで悩んだと言う。

勝太郎は、頭もよくて人望もあって、飄々としてて、いわば聖の目標だったので、驚く聖。


勝太郎が「もう一回、結婚しようって思ってくれる可能性あるの?」と聞くと、黙ってしまう聖。

心の中では「どうしてこの人はまだこんなことが言えるの?」と思っていた。


そんな聖に「オレ今怖いね?」と言う勝太郎。

「よしよしなんとなくつかめてきた」と反省する勝太郎を見て、涙が出てくる聖。

全部自分のせいなのに、勝太郎に負い目を感じさせているから……。


勝太郎、原口の出張にお供する


勝太郎は、原口の出張にお供することに。

新幹線で駅弁をたべながら「恋愛ってめっちゃスキルいりますよね」とつぶやく勝太郎。


原口は「ダラダラやってもしょうがないから、期限決めようか?」と。

勝太郎が「仕事の話スか?」と聞くと「いいえ、恋の話です、今晩中」と原口。


原口は、ホテルの部屋を勝太郎と隣同士で取った。

「据え膳、まさかな」と思う勝太郎。


そこへ同僚から「今夜がんばってね。原口さんって社長の愛人らしいよ」という情報が入る。

ちなみにこの友人は、勝太郎が婚約破棄された話を、職場でペラペラしゃべった奴。


その夜、勝太郎は原口に誘われてバーへ。

勝太郎は、原口が社長の愛人ならば、間違っても間違いのないようにしなければと肝に銘じるのだった。

しかしそのあと「いや、待てよ。この場合誘われたら断るのが正解なのか、逆か?」と考えて悶々と……。


プライドだけはないっすね



原口は「その逡巡の末にまだ彼女のこと好きって思えるのはどういうシステムだよ?」と勝太郎に聞く。

さらに「川口くんってプライドないの?」と聞くと「プライドだけはないっすね」と勝太郎。


次の瞬間、原口が後ろに倒れ、勝太郎が「うわっ」と言って支える。

「飲めないなら、飲まないでくださいよ!」と怒ると「川合、なんで私と話す時体引くんだよ。傷つく……」と原口。


その後、勝太郎は酔って眠ってしまったらしい。

気が付くと、どこは原口の部屋で、ガウンを羽織った原口がいた。


原口によると、泥酔した勝太郎を、ホテルの荷物用カートでここまで運んだらしい。

勝太郎は青ざめながら「オレなにか大変失礼なことを……」と聞くが、「教えない」と原口。


自分の部屋に戻った勝太郎は、必死で記憶をたどる。

原口の顔が近付いてきて、めっちゃ冷たくてあつい何かが口に流し込まれたところまでは覚えているが、あとの記憶は断片的。


聖から電話がかかってきたが、さすがに今は出る気になれない。

鏡を見ると、口に口紅が付いている、原口が口移しでキツイ酒を飲ませたのか?


その頃聖は電話を見つめて「自分が不安だからってこんな時だけ勝太郎さんに…私は 卑怯だ」と感じていた。


時を同じくして原口は、勝太郎の言葉を思い出し、ポツリ。

「“目標”とは結婚できないだろ 気付けよ……」

以前、勝太郎は聖から“目標”と言われたことを、原口に嬉しそうに話したことがあったのだ。



委員長のイトコの薫


るなは、委員長のいとこの薫に会う。

薫は以前るなと黒岩を見かけたことがあって、「男顔で選ぶタイプ?」とズケズケ聞いてくる。


「もうやっちゃった?気いつけた方がいいよ。男って好きじゃなくても対応できるからね」と言う薫を、るなは鞄で殴った。

薫の眼鏡は壊れてしまった。


黒岩がラインに気が付く


黒岩が久しぶりに実家に帰ると、母親がいた。

母親は「お帰り。部屋そのまんまにしてあるから帰ってきていいんだよ」と言うが、「謝れ、謝れ」と心の中で念じる黒岩。

そのまま外に飛び出した黒岩のポケットから、スマホが飛び出た。


黒岩は、やっと香坂優からのライン情報を目にした。


目のギラギラした犬に噛み砕かれた


いつもと違う眼鏡で登校した薫は「目のギラギラした犬に噛み砕かれた」と周囲に説明。


るなは、薫に眼鏡の代金を弁償しようとする。

薫は謝るつもりはないからお金も受け取らないと言う。


るな:「小中いじめられて引きこもりだったんだってね。そんでアメリカ行って生まれ変わったんでしょう?でもまだ人の目まっすぐ見れなくて眼鏡でごまかしてるんでしょう?だっさ

薫:「顔だけ男との肉欲に溺れるアホ女よりマシじゃね?」

るな:「私は自分のずっと好きだった人とセックスできて嬉しい。それが“対応”だったとしても。逆に乙女心に溺れて自分見失うとこだったわ、気付かせてくれてありがとう」


薫はるなの髪型を変と言い、るなは薫の眼鏡を「DQNみたい」と言って出ていった。


ダーク過ぎる香坂優


黒岩は、香坂優と会っていた。

香坂優は「末永の住所、電話、メアドいる?」と聞くが「いや、いい」と黒岩。


香坂優は、中学の頃、担任の聖がネットで叩かれていた話をする。

黒岩が「そういうのって誰が?」と聞くと「みんなじゃない?」と香坂優。


そこへ、るなから黒岩の携帯に連絡がきました。

香坂優は2人が付き合っていると聞いて「よかったね」と言いながら、「岩崎って末永のこと超嫌ってたよね?」と意味深なセリフを吐く。


黒岩がハッとすると「いや、わかんないよ。今回のも黒岩にだけ情報ブロックしてるのってもしかして」とさらに気になることを言う香坂優。

その後、香坂優から再び「末永の連絡先いる?」と聞かれて、「ダメだ、僕又先生のせいでおかしくなる」と思う黒岩。


橘のネグレクト問題


聖の生徒・橘の母親が3日前に出ていったまま、帰ってこない。

食事は本家が差し入れてるとのことだが、夜はひとりだそう。

聖は、橘を自分のアパートに連れて行き、ご飯を食べさせた。


そこへ勝太郎から電話がかかって「今日そっち行ってもいい?」と聞かれるが、聖は生徒を預かっていることを話す。

聖に断られた勝太郎は、同僚からプレゼンに勝った祝いに飲みに誘われる。


勝太郎は、プレゼンを決めた主役である上司・原口が誘われてない(本人に誘うなって言われてるらしいが)事を気にして会社に残るが、それすら原口に「ウザイ」と言われてしまう。


黒岩と勝太郎が同時に聖の元へ向かう


ショックで、高速に乗ってしまう勝太郎。

「今日は聖んとこ行かないのに、何やってんだ、オレ」


その頃、聖は眠ってしまった橘をかわいそうと思って見ていた。

聖は一度だけ会った橘の母を「話しやすい」と思ってしまい、自分には人を見る目がないのだと思い知らされていた。


そして時を同じくして、黒岩が電車で聖の住む町に来ていた。


るなと淳紀が仲直り


るなは偶然、つわりの母親を嫌悪して家を飛び出した淳紀と会う。


2人はファミレスに行って、仲直りした。

るな:「私完全に酔ってた、淳紀の言う通りだった」

淳紀:「それが恋だよ。ちゃんと喜んであげられなくてゴメン」


るなは「黒岩に末永のことを言う、試してるとかじゃなくフェアじゃないのが嫌だ」と言うが、この会話を後ろの席にいる香坂優が盗み聞きしていた。


黒岩と勝太郎が会う


聖の住む町に来てしまった黒岩は、自分が聖に会いたいのか会いたくないのかさえわからなかった。

自問自答した結果「会いたい」と思ったが、それは最後があんな別れ方だったからけじめをつけたいだけかもしれない……と考える。


不意に「黒岩くん」と声をかけられる。

振り返ると、勝太郎がいた。

勝太郎は、成長した黒岩を見て「この年の2年、ヤバいなー」と思わずつぶやく。


聖と勝太郎がとっくに結婚していると思っていた黒岩は、すごすごと帰ろうとする。

勝太郎は、聖とは付き合ってないし、2年前別れたまんま、こっちが一方的にアプローチする関係であることを説明。


黒岩は「さっき先生がここにいるって聞いて、ソッコーきました。でも今日は電車なくなっちゃうんで帰ります」と言って帰った。

ぼく、また、何か、色々間違ってる?と思いながら……。


るなが黒岩の家へ


るなが、黒岩が居候する親戚の家に遊びに行くと、黒岩のおば・雪子は大歓迎。

るなが触れようとすると、黒岩はパシッとはねのけて「勝手に触んな」と言った。


るなは黒岩の上に馬乗りになって「感じ悪いよ、黒岩」と叫んだ。

黒岩は色々知ってしまい、混乱してると説明した。

るなは「てか私から言おうと思ってたし、そーやって淳紀にも話してたし、淳紀に聞いてもいい」と弁明。


黒岩:「変な噂たてて(聖を)辞めるように追い込んだのも……」

るな:「それは私じゃない!」


黒岩:「先生んとこ行ったよ。会わなかったけど、会えなかったけど、会いたいのかもわかんないけど行った」

るな:「それは黒岩の自由だよ、私帰る」


黒岩は「岩崎」と声をかけるが、「今、ごめんってゆったら殺す」とるな。


黒岩の家を出たあと、るなは淳紀に電話して「あのさ、淳紀の言う通りだった」と言ったあと、「ごめん、ちょっと走るから切るわ」と意味不明な言葉を吐いて電話を切った。

るなは自分と黒岩は、同じくらいバカだと気が付いたのだ。


勝太郎が聖に拒絶される


勝太郎は、黒岩と別れたあと、聖に会いにいっていた。

聖:「どうして……、今日は来ないでって言ったのに」

勝太郎:「ちょっと自分のことが不安になって」


聖:「どういう……?」

勝太郎:「オレのこと“目標”にされても困る。されるような人間でもないし、それって望みゼロってことじゃん。オレ的にはめちゃめちゃやなんだけど」


聖:「……」

勝太郎:「聖は“聖の好きな聖”と“オレの好きな聖”が違うって言うけど、聖の方がオレのこと勝手に頭ん中で作り上げてる……気がする」


「オレ聖のこと好きだよ」と言って、勝太郎は聖にキスしようとする。

聖は勝太郎を拒み、「ごめんなさい。今は自分のことでいっぱいいっぱいで恋愛とかは……」と言った。


勝太郎は、ここに来る途中で“黒岩晶”に会ったと話し、「来たらやっぱ家に入れんの?」と聞く。

勝太郎:「子供だから、生徒だから、私しか頼る人がいないから?器じゃないだろ、線引けよ。そういう聖の気持ち利用できるくらいの知恵つけて来てるってことぐらい何でわかんないんだよ?」

聖:「帰って。もう来ないで」


部屋の中から橘が顔を出して「先生~何してるの?」と声をかけてきたので、聖はドアを閉めてしまった。

そして橘の様子を見に来た母親が、聖と勝太郎を目撃していた。


末永が男連れ込んでた


翌日から、小学校で聖の噂が飛び交うように。

具体的には、橘が泊まりにきていたのに男連れ込んでガッツリキスしていたという噂。

さらに「前の学校を淫行でクビになったっていう噂も本当かな」と言いだす人もいた。


黒岩殺す


淳紀は、九重を呼び出して「黒岩殺す、黒岩に末永の情報流した奴も殺す」とぶっそうなことを言いだす。

淳紀はるなの恨みを晴らそうとしているのだ。


淳紀は“犯人”が香坂優であると突き止めるが、優は「優じゃないよ~」としらばっくれる。

委員長と一緒にやってきた薫は、岩崎が来ないと知って残念がる。


委員長:「でも岩崎は薫がいるって知ったら、絶対に来ないよ?」

薫:「マジで?!」

その様子を見た九重は「岩崎もう次の男決まったじゃん」と言うが「うわ、絶対ない」と淳紀。


その頃、るなの家の前に黒岩が来ていたが、カーテンを閉めるるな。

るなはまだ、黒岩とちゃんと話をすることから逃げていた。


その後、図書館で勉強していた黒岩は、何かを思いついて席を立ち、どこかへ向かう(行き先は聖のところだった)。


あんな勝太郎さん見たくなかった


勝太郎は、聖に何度も電話をかけまくるが、聖は電話に出てくれない。

最後の悪あがきかな、と思う勝太郎。


聖はあの夜の勝太郎の言葉「生徒だからって頼られて嬉しいからって部屋に入れんの?」が胸に刺さって抜けなかった。

「あんな勝太郎さん、見たくなかった」と目をつぶる聖。


聖は勝太郎に対してあいまいな態度をとった自分のせいだと思い、「こんなのもう終わりにしないとダメだ」と決意。

その頃、黒岩は聖のすぐ近くにきていて、小学生に「小学校ってどっちですか」と聞いていた。


再会


仕事を終えた聖は、ブルーベリーを食べながら帰り出すが、不意に髪の毛に虫が止まってうずくまって叫ぶ。

「キャーッキャーッキャーッ虫ーーっっ」


黒岩は聖に近寄り、虫を取った。

振りむいた聖は「く、黒岩くん?」と驚く。


薫がるなに迫る


その頃、薫が偶然るなに出くわしていた。

薫:「さっき君のオトモダチたちに会ったよ、中学の。いい感じでズブズブでぬるま湯の、表面上はお互いのこと心配してるフリして、実際ネタにして盛り上がってるだけ」

るな:「友達なんてネタにし合ってナンボでしょ?何期待してんの?ていうかそんなにさみしいなら、土下座して“めんどくさい僕と遊んでください”って言えよ」

薫:「あの男にフラれたんだって?エロい女教師の亡霊に負けたんでしょ?生身のJKなのにね」


るなは立ち去ろうとするが、薫が手を掴む。

そして「ねえ、あの男見返す方法、教えてあげよっか。オレと付き合えばいい。お試しでもいいよ。てか気付いてないかもだけどオレも案外イケメンだよ?」と言って、メガネを取ってるなに顔を近付ける。

るなは薫の頬を平手で打った。


先生はもうぼくの担任教師じゃないですよね


黒岩が取ってあげた虫はカメムシでした。

手を洗い、飄々と話す黒岩を見て、「どうしてここにいるの?」と聞く聖。


黒岩は一瞬ムカっとして、「じゃあ先生はなんでここにいるんですか?」と聞き返した。

さらに「もうすでに勝太郎と結婚し子供もいると思っていました。なのになんでこんな田舎で教師を続けているんですか、向いてないのに」と意地悪発言。


その時聖がハッと終電の時間に気づき、黒岩に帰る様に促します。


黒岩が「ぼく岩崎と付き合ってます」と言うと、聖は「そうなんだ、お似合いだね、岩崎さんしっかりしてるからちょうどいいかも」と返事。

内心では「急になぜそんなことを言うの?」と動揺していた。


黒岩は聖の前にまっすぐ立って、「ぼくまたここに来てもいいですか?」と聞く。

「あの勝太郎っていう人とは別れたんでうよね?先生はもう僕の担任教師じゃないですよね?ぼく来年18です。岩崎とは別れます。会っちゃダメな理由ないですよね?」


聖:「私の気持ちは……」

黒岩:「ぼくはあの日のあの時のまんまです。今気付きました。あの花火大会のあの場所にぼくまだ……」

聖:「じゃあダメです」


聖の鞄の携帯が鳴っているが、聖は電話には出ずに泣く。


黒岩:「なんで泣くんですか?」

聖:「泣いてません」

黒岩:「泣きたいのはぼくの方ですよ」

聖:「泣いてないって言ってるでしょ」

黒岩:「電話出て下さいよ」


聖は「黒岩くん乱暴だよ」と言いながら、あの日のあの場所から動けてないのは自分の方かもしれないと怖くなっていた。


それ今わの際に言うヤツ


家に戻った黒岩は、バイトを増やした。

そんな黒岩を、九重は“ヒトカラ”に誘う。


カラオケボックスの中で、九重はマイクを持って「お前、聖ちゃんと会ったろ!?顔に書いてある!!」と叫んだ。

黒岩は「……九重」と口を開きかけるが、「オレ何も言わないよ?言っても絶対聞かないもんね」と九重。


別れ際、黒岩が「九重ありがとう、友達でいてくれて。あと、ごめん、めんどくさい奴で」と言うと、「それ今わの際に言うヤツ……」とつぶやく九重。


もう会わない方がいいと思う


その後も、勝太郎は聖に電話をかけ続ける。

ある晩、聖は電話に出たが、出ると思わなかった勝太郎はちょっと焦る。


勝太郎:「もう一回会って話せないかな?」

聖:「もう会わない方がいいと思う」

勝太郎:「それは一生ってこと?」

聖:「じゃないと、私また甘えちゃうから」


勝太郎は「オレが聖が思い描く未来への行く手ふさいじゃってるのかもな」と言うが、「そうじゃない!」と否定する聖。

それでも勝太郎は、一緒にいられないなら、自分にとっては同じことだと言い、「元気でな、聖。今までありがとう」と言って電話を切った。


その後、勝太郎はスマホを叩き壊した。


優あやまりたくない


淳紀、優、るなの3人はファミレスにいた。

淳紀は“黒岩にチクった件”で、優にるなに謝るように促すが、「優あやまりたくない」と優。


優:「謝るのもちがくない?」

るな:「確かに違うね」

淳紀:「イヤイヤこいつが黒岩にチクったせいで……」

優:「もう黒岩よくない?次行こ!!大丈夫だって。同窓会ん時、岩崎にしては比較的盛れてたじゃん」


実のない話に「帰っていいかな」とるなが言うと、「恋愛にフラットな状態とかないと思う」と優。

さらに優は、最初っから(恋愛で)負け戦をするるなを見ててイライラする、と言う。


るな:「じゃあ教えてよ、どうすればいいんだよ。負けてもいいからそばにいたいのに。負けさしてもくんないんだよ」

優:「心の底から負けてもいいって思ってる?」


るなは「思ってない!」と言って、立ち去った。


あんまり岩崎に甘えないでくれる?


本屋にいる黒岩に、薫が接近。

目的は「あんまり岩崎に甘えないでくれる?」と言うため。


薫は、るなは一見動じないキャラだが、黒岩に重いと思われたくなくて、無理していることを告げるが、「本人(るなは)気付いてないけど」と既に気付いていた様子の黒岩。

薫が「やっぱ自己中。自分物語に酔い過ぎ。勝手にまわりの人間サブキャラにすん……」まで言うと、黒岩に襟を掴まれる。


薫は自分が床に落とした本を買うように黒岩に言って、去っていった。


勝太郎には気になる女性がいる?


原口は、屋上にいる勝太郎に声をかける。

「何でさっきの電話で昇進したこと言わなかった?風向き変わったかもしんないのに」


勝太郎は「もう1個言わなかったことありますよ、気になってる人がいるって。上司でいつも誰ともつるまず1人っきりでバリバリ仕事こなして、なのに時々震える声でプレゼンする人」と答える。


原口:「急にそんなバブル時代のドラマみたいな台詞吐かれてもね」

勝太郎:「諸々すべってますよね」

原口:「言い逃げか?」

勝太郎:「昇進の話、断ったんです。何か色々納得いかなくって。そしたら社長に“よく考えろ”って言われて、よくよく考えて、今日退職届出してきました

「はあ?」と原口。


黒岩に会ったあと、聖は動揺


黒岩に再会した後の聖は、少し動揺気味になる。

仕事を無理にがんばって明るくするが、聖のクラスの生徒全員が授業をボイコット。

どうやら橘の母親が「淫行教師」と噂を広めたことが原因のよう。


勝太郎は首の皮一枚繋がる?


会社に辞表を出した勝太郎だったが、何故か原口の計らいで“なかったこと”にされていた。

「この貸しは返してもらう、仕事で!」と言う原口を、勝太郎は食事に誘うが、スルーされる。

「何か急にこっちが追いかけるカンジに」と思う勝太郎。


黒岩とるなの別れ


ずっと黒岩を避けていたるなだったが、やっと話をする気になった。

別れ話をする場所として、るなが選んだのは、バスの中。


黒岩は超進学校に通っているのに、“独り立ち”するために就職したいとるなに話す。

そして聖と会ったことも正直に告白。


黒岩はとうとう「別れよう、岩崎」と別れを切り出した。

「僕、自分の気持ちわかったから。こんな気持ちのまま岩崎とつきあえない」


るなは「もっとズルくなってよ」と、別れをうやむやにしたいと願って粘りますが、「もうやめよう もう無理だから」と黒岩。

最後に黒岩に「私のこと好き?少しでも好き?過去系でも好き?」と尋ねるるな。


黒岩はるなを引き寄せようとするが、るなは拒否。

言葉で言ってほしいと感情的になるが、黒岩から欲しい言葉は返ってこなかった。

「うそのつけないバカな黒岩が好き。ずっと、ずっと、大好きだったの」


実は私処女だったの


勝太郎は、原口が社長とホテル前にいるのを目撃。

引き止めようと走りますが、転倒(そしてただの誤解だった)。


またまたダサいところを見られっぱなしの勝太郎だったが、原口が勝太郎の乗るタクシーに乗り込んできた。

「鉄は熱いうちに打てって昔からモンゴルで言われてるよね?」


さらに「実は私処女なんだけど」と衝撃のカミングアウト。

どうやら、社長の愛人疑惑は嘘だったらしい。


原口に試されているのか分からないけど、「試されるのは嫌いじゃない。何も歩み寄りがないよりはいい」と言う勝太郎。

そして「どんとこい」宣言した勝太郎に、「それ無責任と冷たさの裏返しだぞ?受け止める側や尻拭いする側の身にもなれ」と原口。


そう言いながらも、原口は具合が悪いと言って勝太郎を部屋にあげた。

「シャワー浴びてきたら?」と言われて、シャワーを浴びる勝太郎。

原口の真意は分からぬまま……。


原口は勝太郎に抱き着き、2人はキス。

コトが始まりそうかと思われたが、本当に具合が悪くなる原口。


好きになっちゃったって言ったら?


黒岩にフラれて目を腫らしたるなが、高坂(中学時代の友達)に誘われて夜遊びに出掛けると、偶然薫と遭遇。

るなは黒岩にフラれたことを伝え、「あんたの言った通りまんまと負けたわ」と言う。


その言葉を聞いた薫は、店を出たるなに着いていく。

2人になって「何故自分につきまとうのか」とるなが薫に尋ねると、「好きになっちゃったって言ったら?」と薫。


るなは「私はあんたのことが大キライ」と言うが、その後薫を追いかけ謝る。

そんな八つ当たりしちゃったるなに、黒岩に言えなかった事を言っていいと言ってくれる薫。


るなは、黒岩への本音を薫にぶつけるのだった。


聖から電話がかかってきた


その頃、黒岩はるなをふって傷つけてしまった事を九重に話していた。

そこに、なんと聖から電話がかかってきた。


必至で電話を取る黒岩だが、聖の用件とは「聖が勤める小学校で、2年前の黒岩との事が原因で問題が起きてしまったから、もう関わらないで欲しい」というものだった。

「先生をやること以外にすがるものがないから」と全て黒岩のせいにしている自分の言葉に違和感を覚える聖。


黒岩は「わかりました」と答えながらも「でも、まわりを切り捨ててるのは先生の方ですよね?何にもないって言うけど、切り捨てて場所変えて新しい自分になれると思ってる。それって幻想ですよね?」とザクっとキツイ一言を。


そして、自分は過去を無かった事にはしない、と断言。

その後、るなと別れたことを伝え、中学時代のことも自分が無理矢理したことだと、と言った。

最後に「だから先生は何も気にしないで、いい教師になって下さい。先生の考える“いい教師”っていうのがどういうものか、ぼくにはわかんないけど。ぼく、ちょっとガッカリしました、先生に」と言って電話を切った。


小学校では、問題になっている聖の過去の事実を説明する事が決定。

「話さなきゃ、説明しなきゃ。ちゃんと、大人として、ちゃんと」と思う聖だが、少し喉の様子がおかしくなる。


謝りたくて


聖が黒岩に言われた言葉をを思い出しながら帰宅していると、自転車で転ぶ黒岩を発見。


「どうしてここに来たのか」と尋ねる聖に、「謝りたくて」と答える晶。

教師が“向いてない”と言ったのはメンタル的な事であって、聖の授業は好きだったと伝えて、黒岩は去っていく。


聖は「息が苦しい、胸も。もう、何のせいにしたらいいかわからない」と叫ぶ。

そして「黒岩くん、待って。私達、一回ちゃんと話した方がいいと思うの」と言って、黒岩を引き止める。


2年前のあの夜のこと


黒岩が「……話すって何をですか」と聞くと、「2年前のあの夜のこと」と聖。

聖は、なぜ自分はわざわざ蒸し返すようなことを言うのだろうか……と思う。


そんな聖に黒岩は「いまだにあの日のこと整理できてないのって先生だけですよね?」とキツイ一言。

聖は思わず黒岩の頬をぶってしまい、「ごめんなさい」。


黒岩は「僕、先生といる時の自分キライです。全然イメージ通りに動かないし、言いたいことも言えないし、好かれる要素がひとつもない。中3のあの時のまんまだ」と言って去ろうとする。

聖は「違うの、待って」と言って、しゃがみ込んでしまう……。


なんと、聖はお腹がすいているとのこと。

黒岩があげた“すっぱいチュウ”を食べながら、「今日何も食べてなくて」と聖。


聖が「黒岩くん変わってなくないよ、あの頃より泣かなくなったじゃない」と言うと、「決めたんです、あのあともう泣かないって」と黒岩。

さらに、聖とのキスの一件があったあと、両親はおかしくなり、自分は家出、学校もやめたことをぽつりぽつりと話します。


聖が「ご両親とは今も」と聞くと「先生には関係ないことです」と黒岩。

黒岩の人生がめちゃくちゃになったことを自分は何も知らなかったと反省する聖。


そんな聖に黒岩は「先生、自分のせいにするの好きですね」と言って、自分は今は進学校に通っていてバイトして金も溜めているから大丈夫だと言いきかせる。

黒岩が変わってないどころか、ちゃんと前に進んでいたことを思い知らされる聖。

そして黒岩は終電を逃してしまい……。


場面は変わって、勝太郎と原口。

勝太郎は、原口をキャンプに誘っていた。

理由は、見たことない景色を原口と見たいから。

最初は「キャンプなんて絶対行かない」と言っていた原口ですが……。


ぼくとキスしたのはなんでですか


また場面は変わって、聖と黒岩。

黒岩は駅舎で寝ると言う。

黒岩が「あの、話したいことって結局何だったんですか?」と聞くと、「いいの、何でもないの、忘れて」と聖。


黒岩:「ぼくとキスしたのはなんでですか?ぼくは先生の本当の気持ちが知りたい」

聖:「過去のことだから」

黒岩:「ぼくのしてるのは未来の話です。まだぜんぜん知らないことだらけです。ぼくが大人になったら教えてくれますか?今がダメならぼく待ちます」


完全アウト


聖が「その頃、黒岩くんには同じ年の可愛い彼女がいるよ」と言うと、「ぼく先生のそういうところ、本当にくだらないなって思います」と黒岩。


聖が「帰って小テストの丸つけしなきゃ」と振り向くと、そこに橘の母親が立っていた。

橘の母親は、聖と黒岩が話しているのを聞いていて、「すごーいネットの画像よりずっとイケメンですね。こないだ来てた彼氏もイケメンだったし。男2人手玉にとって羨ましいなあ」と羨ましがる。


聖が「うわさ広めたの、やっぱり橘さんだったんですか?」と聞くと、「さあ?火のないところに煙は立たないですよ」と橘の母親。

さらに「私清廉潔白ですって顔して、人のこと見下してる。彩乃のこともかわいそうな母親をもった可哀想な子供だって思ってる」と続ける。


確かに橘のことをかわいそうと思ったことがある聖は、何も言い返せない。

橘の母親は「あなたひとのこと言えるの?純情な未成年に手を出した“出させた”ゲスな女教師のあなたに」と酷いセリフを吐く。


聖はくらっとする。

さらに「その事実は消えない。ずっと人の100倍がんばってももうスタートラインに立てない。でもしょうがないですよね?好きなんだもの、欲しかったんだもの。愛ってすべての言い訳になるんですよね?」と言われても、もはや完全アウトで……。


一晩たって、家(親戚の家)に戻った黒岩だが、なんと母・愛子が来ていた。


愛子と雪子の過去


母・愛子と没交渉の晶が、現在身を寄せるのは愛子の妹・雪子の家。

今回は、あねいもうとである彼女たちの過去についてのお話。


姉の愛子は真面目でしっかり者で、ちょっと暗い性格。

妹の雪子は明るくて素直で、かわいくて人当たりもいい、姉の愛子とか真逆の性格。

周りはいいお母さんになるのは雪子の方だと言って、雪子もそう思っていました。


ある日、成瀬先生が6の1の窓ガラスを割ったせいで、愛子が足に怪我。

愛子と雪子はカギっ子で、愛子は両親に足の怪我のことを言いませんでした。


愛子が教室で、雪子の合唱の練習が終わるのを待っていたら、成瀬がやってきました。

成瀬は「(足を)見せてごらん。先生、女の子の体に傷つけた責任取らなきゃ」と愛子に近付いてきて……。


合唱の練習を終えた雪子が、教室の前を通ると、愛子が飛び出してきました。

雪子が愛子のあとを追いかけて、何があったのかを聞いても、愛子は「うるさい!」の一言。


その後、お風呂を空焚きしてしまったことが原因、愛子と雪子の家は全焼。

新しい家では、愛子と雪子はそれぞれの部屋をもらいました。


中学に入ると愛子は変わってしまい、髪を染めてピアスを開けて夜は帰ってこなくなりました。

高校に入ってもそれは続きましたが、雪子はそれを冷めた目で見ていました。


そして雪子は短大を卒業と同時に結婚。

しかし病院で不妊症と診断されて、夫の初任給もボーナスも治療費に消えて、雪子は心も体も疲れ果ててしまいました。


そんな時、愛子が妊娠したから一応籍を入れると言ってきました。

それ以降、雪子と愛子は疎遠に。

雪子は、どうして自分に子供ができなかったのか……と思いつめます。


雪子は「おねえちゃんって昔、小学校の先生に何かされてなかった?」と聞きますが、「全然覚えてないわ~」と愛子。

雪子の夫は「義姉さんが、晶君の事件に過剰に反応したのってそのせいかな?」と言いますが、雪子にとっても愛子が本当は覚えているのか、自分の妄想に過ぎないのかわかりません。

(続く)


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