『私たちはどうかしている』13巻のネタバレと感想!18年前の事件の犯人は椿(横浜流星)?

『私たちはどうかしている』13巻のネタバレと感想!

横浜流星×浜辺美波の新水曜ドラマの原作漫画の13巻が、2020年8月12日(水)に発売されました。

13巻では、遂に多喜川の正体と目的が明らかになります。

そして18年前の事件の犯人候補に多喜川父が急浮上します。

『私たちはどうかしている』の原作を試し読みしてみませんか?

「私たちはどうかしている」を試し読み
『私たちはどうかしている』はこちらから試し読みができます。

電子書籍サイト「eBookJapan」にて是非お試しください。


『私たちはどうかしている』12巻のネタバレと感想!栞の姉が多喜川のモトカノ?

2020年7月24日



「私たちはどうかしている」登場人物

最初に「私たちはどうかしている」登場人物をご紹介します。


・高月椿:横浜流星

老舗和菓子屋・光月庵の跡取り。

幼なじみである七桜(浜辺美波)に気付かぬままプロポーズしたが、本気で好きになる。

火事が原因で目に異変を抱える。七桜に菓子勝負で負けて光月庵を去る。


・花岡七桜:浜辺美波

光月庵の新当主。

死んだ母との繋がりである和菓子作りが生きがい。

赤い色を見ると動悸が激しくなる。


・高月樹:鈴木伸之

椿の父。

18年前に謎の死を遂げた。


・高月今日子:観月ありさ

光月庵の女将で椿の母。

夫の樹が亡くなってからは、椿のことを当主にするため必死。


・大倉百合子:中村ゆり

七桜の母で和菓子職人。

18年前に樹殺害の容疑者として逮捕されて、亡くなる。


・高月宗寿郎:佐野史郎

光月庵の大旦那で椿の祖父。

実孫ではない椿にきつくあたっていたが、12巻で椿と心を通わせた後に逝去。


・多喜川薫:山崎育三郎

七桜の店「花がすみ」をサポート。

家族で七桜の母・百合子が作る菓子の大ファンだった。


・宮部夕子:須藤理沙

小料理屋の女将で、多喜川薫(山崎育三郎)に頼まれて七桜の母親役を引き受けた。


・城島裕介:高杉真宙

光月庵の見習い職人。

過去を乗り越え、小さくてもあたたかい店でしまやのわらび餅を出すことを目標に頑張る。


・長谷屋栞:岸井ゆきの

長谷屋の三女で、現在は勘当されている。

椿の元婚約者で、火事の中から椿を助け出した時に顔に怪我を負う。


・由香利:キャスト不明

長谷屋の次女で、才色兼備。

『私たちはどうかしている』13巻のネタバレ


『私たちはどうかしている』12巻のネタバレと感想!栞の姉が多喜川のモトカノ?

2020年7月24日

『私たちはどうかしている』13巻をネタバレします。

第58話:使命


昨夜今日子(観月ありさ)から電話を受けた椿(横浜流星)は、(光月庵代々の)道具が燃やされることを知って七桜(浜辺美波)を助けに来た。

七桜は道具箱を炎から守って手に火傷をしていた。


椿から「俺を光月庵の職人としてお前のそばに置いてくれ」と頼まれて、戸惑う七桜。

七桜は、あんなに光月庵を継ぐことにこだわっていた椿の真意がわからず当惑する。


しかし多喜川の後押しもあり、椿は光月庵で働くことになる。

多喜川が「問題ない。椿くんとのことは終わったことなんだから」と言って、多喜川と椿は鋭い視線を交わし合う。


多喜川は「まえに全部終わったら結婚を考えてほしいと言ったけど、待てそうにない」と迫り、七桜は「ちゃんと考えています」と答えた。

(多喜川の脳裏には、今日子が椿が多喜川の弟だと言った光景が蘇っていた)


七桜は、光月庵の当主として改めて責任感を感じていた。

自分にとってこの店は6歳の時から“潰れればいい店”だったが、この店は“お客様の絶対的な安心感”を想像できないぐらい長い間守ってきたのだ。


一方、椿は樹が死んだ日の悪夢にうなされて起きた。

幼い椿は自分の手についた真っ赤な血を見ている。


なにか見落としていたんじゃないか、大切なことを。

もしかして、俺が父を殺したとか?


第59話:主従交代


椿が、職人として光月庵に帰ってきた。

城島(高杉信宙)は「すっげーやりにくい」とか言いつつ、嬉しそう。


城島は、今では椿と七桜がまたうまくいけばいいなと思っていた。

そんな城島に触発された栞(岸井ゆきの)も同じ気持ちだった。


その夜。

風呂上りの椿が、七桜の耳に触って「湯冷めしたのか、冷たい」と言った。

七桜は真っ赤になって「私のこと恨んでるんじゃないの?どうしてそんな平気でいられるの?」と思う。


多喜川家では、多喜川が名取お披露目式の練習に励んでいた。

(実は多喜川の亡き母が名取でずっと後を継ぐように言われていたが、やっとやる気になったのだ)

由香利がやってきて、名取に本気になる多喜川の姿を見て驚く。


由香利は多喜川に迫るが、多喜川は七桜のことが本気で好きなんだと断った。

由香利は「嫌よ、小さい頃からあなたのことをいちばんわかっているのは私よ。あの子が本当のことを知ったら許すはずない」と言った。


多喜川は名取のお披露目式に七桜を誘った。

お披露目式で女形として華麗に舞う多喜川の姿は美しく、七桜は目を奪われた。


ところが終盤に椿が現れ、動揺した多喜川の動きが一瞬止まる。しかしなんとか最後までやり遂げた。

椿が何をするつもりなのかと思った七桜は、後を追う。


第60話:暴かれる過去


椿は、化粧を落とした多喜川に「夕子に母親役を頼んだのは何故だ?何が目的で七桜に近づいたのか?」と問い詰める。

しかし多喜川は「話す必要はない」と何も答えない。


その頃七桜は、多喜川家の屋敷内を歩いていた。

多喜川の父親の遺影を発見して、椿に目元が似ていることに気付く。


そこへ由香里が登場。

今日子と多喜川父が不倫関係だったことを暴露して、多喜川父の方が今日子にメロメロで家族も顧みなかったことも話す。


七桜は激しく動揺するが、「多喜川さんが優しくてあたたかい人であることは知っています」と反論。

しかし由香里は、七桜が住み込みで働いていた菓子屋『一幸堂』に「花岡七桜の母親は人殺しです」のメールを送った犯人が多喜川であることも暴露。


そこへ多喜川と椿が現れた。

七桜が多喜川に「本当のことを言ってください」と迫り、遂に多喜川は話す決意をする。


多喜川の母は、夫の不倫で心を病んである日壊れた。

根っからの世間知らずでお嬢様の多喜川母にとって、この家と夫が全てだったのだ。

母親から「あの女将さえいなければ」と恨みごとを聞かされて育った多喜川は、絶望の中死んだ母親のために、今日子を光月庵の女将の座から引きずり下ろしたいと考えるようになった。


そして七桜の存在を知って

「僕と同じあの女に運命を狂わされた女の子。この子なら女将を追い出せる」

と確信して利用することを決意したのだ、

もしかしたら光月庵の亡き当主・樹の子供かもしれないから(これはビンゴ)。


そのためには、このまま『和沙』にいてもらっては困る。

だから七桜が追い出されるようにあのメールを送ったのだ。


多喜川の驚くべき正体を知った七桜は、激しく落ち込む。

本当の多喜川を知りたいと言ったのは自分だが、こんな真実なら知りたくはなかった。


椿はそんな七桜の手を引っ張って調理場へ連れて行く。

「お前は光月庵の当主だろ」


椿と七桜は、御菓子作りをしながら、18年前の事件の日の話をする。

あの事件で人生を狂わされたのは自分たちだけだと思っていたが、まさか多喜川まで狂わされていたとは……。


七桜は、事件の日に庭にたたずむ今日子を見たことを告白。


しかし椿は、今日子と朝まで隣で寝ていたと告げる。

(そして朝に椿が樹のところへ行く時も、今日子は布団の中にいた)

つまり今日子のアリバイは完璧。


第61話:父の部屋


七桜は、ふと今日子が多喜川父に頼んで樹を殺させたのではないかと思いつく。

自分を裏切り続けた樹を殺してほしいと依頼したんじゃないか。

女将に夢中だったという多喜川父なら、何でもやったかもしれない。


七桜は、多喜川家で、椿にそっくりな多喜川父の遺影を見たことを話す。

動揺した椿は、思わず七桜を怒鳴ってしまう。


後日七桜は事件のあった母屋へ。そこへ椿も来る。

椿は、18年前の事件の日の出来事で覚えているのは血だらけで倒れる父と、百合子を指差した瞬間だけだと語った。

(それ以外のことは霞がかかったように断片的で曖昧)


椿は、火事の日に七桜との約束を守れなかったことを詫びる。

七桜は椿を好きだという気持ちを伝えなければと思いつつ、言えない。


椿は七桜をバックハグして首元にキスして「火事の時、俺が戻ってきたら何を言うつもりだったんだ?」と聞く。

そして唇にキスしようとするが寸前でやめて、「もう終わったことだ」と立ち去った。


七桜は武六会奉納の儀に臨む。

七桜は、今日は多喜川と逃げずに話をする決心をしていた。

もしかしたら多喜川は、多喜川父から何か聞いていたかもしれない。


そんな七桜の前に現れたのは、由香利。

由香利は「薫さんのことなら私が何でも教えてあげる」と言いますが、七桜は「本人に聞きます」と毅然とした態度。


逆上した由香利は、七桜を階段から突き落とす。

多喜川が慌てて駆け付けますが、七桜は頭から血を流していて……。


番外編:城島の決意


光月庵の火事で七桜が消えてから8ヶ月が経過した時のこと。

城島は菓子作りに邁進していたが、相変わらずダメ出しされる日々。

まだメインの菓子作りを任されることはなく、行き詰っていた。


そんな中、母から電話がかかってきた。

父の昔の知り合いが、城島に菓子を全部任せるから能登の店で働かないかと誘ってくれているとのこと。


わかる人にはわかってもらえるんだ、と嬉しくなる城島。

椿に借りている借金も別の店で働きながら返したっていいのだ。


そんな中、城島は椿の付き添いで白山吹会の茶会へ。

堅苦しい雰囲気に場違い感を感じる城島は、絶対これは椿の嫌がらせだと確信する。


そこへ茶会の客の子供が椿に飴を渡そうとしたが、椿は素っ気なく断ってしまい、子供が泣き出した。

子どもをほっとけない性分の城島は、子供に話しかけて笑顔を取り戻させた。


帰り道。

意外にも椿が城島にお礼を言ってきた。

白山吹会はアットホームで家族参加が多いのだが、椿は子供をどう扱っていいかわからない。

椿が城島を連れてきた理由は、城島ならうまくやれると思ったからだった。


城島が「そんなこと……」と言うと、椿は「すごいことだ」と褒めた。

「城島の作る鮮やかな色の菓子も、いつかきっと強みになる」


城島は、まだ光月庵で働き続けることを決意。

それに七桜のことも見届けないといけない。

『私たちはどうかしている』13巻のまとめと感想

『私たちはどうかしている』13巻のまとめと感想です。


13巻では、椿が職人として光月庵へ舞い戻ります。

当主である七桜は椿の腹の内を探りますが、椿は今では七桜の幸せを心から願っている様子。

12巻で宗寿郎が椿を解き放ったから、今はもう当主の座にこだわっていないのだと思われます。


そんな椿が、黒幕・多喜川に正面から挑みます。

そして遂に多喜川の秘密が暴露されましたね。

まさか多喜川までが18年前のアノ事件で人生を狂わされていたとは……。


18年前の事件についても進展がありました。

なんと今日子の不倫相手である多喜川父が犯人候補に急浮上。


七桜の推理通り、多喜川父が樹を殺したのでしょうか?

もしそうなら、椿の実の父親である多喜川が椿の義父である樹を殺したという図式に。

そして椿は、自分が父を殺した可能性についても考えています。

とことん、椿がかわいそうな展開に。


七桜と椿は、今では自分では相手を幸せにできないとお互いに思っています。

周り(城島、栞)は2人の仲を応援しているのに、とても歯がゆいです。