『私たちはどうかしている』2巻のネタバレと感想!
「BE・LOVE」で連載中の人気コミックが、横浜流星さんと浜辺美波さんのダブル主演でドラマ化。
2巻では光月庵内部の確執が明らかになり、偽りの夫婦のはずの椿(横浜流星)と七桜(浜辺美波)が結ばれる?
『私たちはどうかしている』1~2巻は「ebookjapan」で7月31日まで無料で読むことが出来ます。
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もくじ
「私たちはどうかしている」登場人物
最初に「私たちはどうかしている」登場人物をご紹介します。・高月椿:横浜流星
老舗和菓子屋・光月庵の跡取り。
幼なじみである七桜(浜辺美波)に気付かぬままプロポーズ。
・花岡七桜:浜辺美波
和菓子職人。
死んだ母との繋がりである和菓子作りが生きがい。
赤い色を見ると動悸が激しくなる。
・高月樹:鈴木伸之
椿の父。
15年前に謎の死を遂げた。
・高月今日子:観月ありさ
光月庵の女将で椿の母。
夫の樹が亡くなってからは、椿のことを当主にするため必死。
・大倉百合子:中村ゆり
七桜の母で和菓子職人。
15年前に樹殺害の容疑者として逮捕されて、亡くなる。
・高月宗寿郎:佐野史郎
光月庵の大旦那で椿の祖父。
椿のことを本当の孫とは思っておらず、きつくあたる。
・丸眼鏡に髭の男:山崎育三郎
七桜の母・百合子の菓子のファンを名乗る謎の男。
『私たちはどうかしている』2巻のネタバレ
『私たちはどうかしている』2巻をネタバレします。
第6話:嘘の代償
椿(横浜流星)が問い合わせると、白藤屋は菓子など注文していなかった。
七桜は光月庵の古い客である白藤屋に接触することで、亡き母・百合子(中村ゆり)のことを探ろうとしたのだった。
しかし何者かが白藤屋への菓子に赤色を塗ったため、全ては台無し。
誰が菓子に赤い色を塗ったかはわからないが、白藤屋の女将はもう二度と光月庵に注文を出さないだろう。
七桜は、ずっと母に濡れ衣を着せた椿がいる光月庵など潰れたらいいと思っていた。
しかし今潰れられたら、母の真実もわからなくなってしまう。
その後、七桜は今日子(観月ありさ)が菓子に赤いマニキュアを塗ったことを知って愕然とする。
今日子は「あなたなんかさっさと出ていけ」と七桜の荷物を池に捨てて、七桜は池で泥まみれになって荷物を探した。
そんな七桜を助けてくれたのは……椿だった。
なんと白藤屋から最中20個の注文が入ったとのこと。但し七桜が作ったものでという指名つきで。
(この注文を白藤屋にさせたのは、丸眼鏡に髭の男だった)
第7話:金科玉条
七桜は、椿の指導の元、最中のあんこ作りをスタート。
ところが今日子が、厨房長の富岡(岡部たかし)をたらしこんで、七桜が厨房を使えないように邪魔をさせた。
椿が富岡に頼んでも、富岡は「光月庵の当主は大旦那様だ。あんたには何の権限もない」と言うことを聞かない。
椿は宗寿郎(佐野史郎)のところへ行って「厨房を仕切る権限を私に下さい」と頭を下げたが、宗寿郎の返事は「権限を譲るのはこの店を正式に継ぐ者だけだ。お前は私の本当の孫じゃないから継ぐことはできない」。
七桜は今まで椿はこの店を思いのままに出来ると思っていたが、どうもそうではないようだ。
椿は、父・樹(鈴木伸之)の仏壇にある菓子道具箱を七桜に見せた。
光月庵は代々血縁者に継承されることが決まっているので、この道具は15年前から使う者がいなくてここに眠っている。
宗寿郎は、椿のことを“女将の不貞でできた子”だと思っている。
椿は七桜に「大切なのは和菓子に対する情熱だ。絶対にこの道具は誰にも渡さない」と真っ直ぐな目で言った。
第8話:美味しいあんこ
七桜と椿は、店が終わった夜の10時から早朝までの時間に厨房を使うことにするした。
七桜は職人の城島(高杉真宙)と仲良しだったが、椿が「おい、俺の妻だぞ」と割って入る。
椿は富岡と今日子の不倫の証拠を掴んで、富岡を脅迫して厨房を自由に使えるようにした。
椿の指導で七桜が作ったあんこは、完璧な光月庵のあんこの味だった。
しかし椿は「何かが足りない。あんた光月庵のあんこを美味しいと思ってないだろ」と七桜の本心を見破った。
七桜は、自分が光月庵の最中の皮に合うと思うあんこを作り上げた。
出来上がった最中を試食した椿がそれを店の客に食べさせると、「美味しい」と満面の笑み。
椿は「白藤屋さんにはこの最中を持って行くぞ。この世で絶対的なことは美味しいということだ」とニヤリと笑った。
しかし七桜は、直前に最中をいつもの光月庵のものと入れ替えた。
その理由は、白藤屋にとって最中は日常の変わらない味にほっこりする食べ物だと思ったから。
第9話:夫婦らしいこと
七桜のヨミは的中して、白藤屋の女将は「この味やっぱり美味しいわ」とニッコリ。
今後も光月庵の御菓子を買い続けることを約束してくれた。
椿は、七桜が一言の相談もなく最中を入れ替えたことを怒るが、結果的に白藤屋を失わずにすんだので良しとした。
椿は「一度夫婦らしいことをしてみるか」と七桜の手を繋いで歩く。
しかし七桜が「一度、大旦那様ともちゃんと話してみたら」と言うと、椿は「わかった気になるな」と去って行った。
その夜、七桜は、宗寿郎から家族の食事の席に招かれた。
宗寿郎:「椿には何もない。愚かな奴だ」
七桜:「椿さんは大旦那様に負けないくらいこの店を大事にしています」
宗寿郎:「椿のことを愛しているのか」
七桜:「はい」
宗寿郎はいきなり「嘘をつくな!お前たちは結婚すると言いながら部屋も別々ではないか!」と七桜と“偽りの嫁”と罵った。
この家に入り込んできた女が二人いた。
一人はこの女狐(今日子)だ。息子のことを愛していると嘘をついて息子を裏切りなんの血の繋がりもない子孫(椿)を残した。
もう一人は職人(百合子)だと言って入ってきて、息子の命を奪った。
お前は私の大事な何を奪う気だ?
第10話:ひとつの部屋で
そこへ椿が入って来て「俺の部屋に来い」と七桜を抱きしめた。
「今夜から七桜と部屋をいっしょにします。それで文句ないでしょう」
椿の部屋に行った七桜は「大旦那様と話し合えばわかるとか言ってごめんなさい」と謝った。
椿と七桜は、布団を並べて敷いて横になった。
椿は「七桜ってさくらなんだな。昔この家にさくらという女の子がいて、この暗い家の唯一の明かりだった」と言うのを聞いて、七桜の胸に椿との思い出が走馬灯のように蘇った。
椿は七桜の手を握って「太陽丘の手だ」と言った。
「初めて会ったとき思った。こういう手は成功を掴む手だ。この手が俺の隣にいたら何か変わるんじゃないかって」
七桜は、ダメだと思いつつも椿の背中に抱きつき、2人は結ばれた。
七桜:「もしさくらが目の前に現れたらどうするの?」
椿:「消えてもらうよ。俺の前から永遠に」
『私たちはどうかしている』2巻のまとめと感想
『私たちはどうかしている』2巻のまとめと感想です。2話では七桜の嘘が椿にバレますが、またしても謎の男(山崎育三郎)がナイスフォロー。
その結果、七桜と椿は協力して白藤屋の一件を乗り越えて、結束を深めます。
しかし今日子も宗寿郎も、七桜のことをまるで信用していません。
椿はそんな七桜を自分の部屋に連れて行き、七桜は椿の初恋がさくらであることを知ります。
お互いに愛してないはずの2人ですが、早くも結ばれてしまいます。
七桜は相変わらず椿が大嫌いですが、椿の光月庵への熱意は本物だと心打たれたし、15年前の椿のことは大好きだったから(複雑だな~)。
七桜が15年前の椿との思い出に浸ったのもつかの間、椿は「もしさくらが目の前に現れたら消えてもらう」と怖いことを言います。
椿のさくらへの思いが激変したのは何故でしょうか。