『私たちはどうかしている』3巻のネタバレと感想!
「BE・LOVE」で連載中の人気コミックが、横浜流星さんと浜辺美波さんのダブル主演でドラマ化。
3巻では椿(横浜流星)がさくらを“父親を殺した女の娘”として憎んでいることが判明。
椿の目撃証言が真実なら、樹(鈴木伸之)を殺したのはやはり百合子(中村ゆり)なのか?
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もくじ
「私たちはどうかしている」登場人物
最初に「私たちはどうかしている」登場人物をご紹介します。・高月椿:横浜流星
老舗和菓子屋・光月庵の跡取り。
幼なじみである七桜(浜辺美波)に気付かぬままプロポーズ。
・花岡七桜:浜辺美波
和菓子職人。
死んだ母との繋がりである和菓子作りが生きがい。
赤い色を見ると動悸が激しくなる。
・高月樹:鈴木伸之
椿の父。
15年前に謎の死を遂げた。
・高月今日子:観月ありさ
光月庵の女将で椿の母。
夫の樹が亡くなってからは、椿のことを当主にするため必死。
・大倉百合子:中村ゆり
七桜の母で和菓子職人。
15年前に樹殺害の容疑者として逮捕されて、亡くなる。
・高月宗寿郎:佐野史郎
光月庵の大旦那で椿の祖父。
椿のことを本当の孫とは思っておらず、きつくあたる。
・丸眼鏡に髭の男:山崎育三郎
七桜の母・百合子の菓子のファンを名乗る謎の男。
・宮部夕子:須藤理沙
小料理屋の女将で、丸眼鏡に髭の男(山崎育三郎)に頼まれて七桜の母親役を引き受ける。
『私たちはどうかしている』3巻のネタバレ
『私たちはどうかしている』3巻をネタバレします。
第11話:15年前の春
椿(横浜流星)は七桜(浜辺美波)にさくらへの想いを話す。
「さくらの母親は俺の親父を殺した。父が死んだあの日、父とさくらの母親が2人でいるところを見たんだ」
「あの日からさくらはさくらじゃなくなった。真っ黒な闇みたいな憎しみだけになった」
七桜は「(ママが犯人だなんて)私は絶対信じない」と心に誓うのだった。
七桜のことを興信所に調べさせた今日子(観月ありさ)は、七桜の正体がさくらであることを知った。
今日子は七桜に椿柄の着物を着させて「15年前の春にどこにいたの?」と迫った。
青ざめた顔の七桜を見た椿は、そこにさくらの面影を見つけてしまう。
第12話:現れた母
そこへなんと、七桜の母親を名乗る宮部夕子(須藤理沙)が訪問してきた。
七桜は内心「誰なの?」と思うが、夕子のおかげで椿からの疑いも晴らすことが出来た。
七桜は夕子を送って行って話を聞く。
夕子は、長町の外れで小さな呑み屋をやっていて、そこによく来る客に「人助けだから」と頼まれたとのこと。
(その客の特徴は、あの丸眼鏡に髭の男だった)
第13話:閉じ込められた部屋で
七桜が帰ると、椿は七桜を監禁。
「俺は信用ならない奴ほど手元に置いておく主義なんだ」
しかし七桜は椿を油断させて部屋を飛び出し、椿は落ちて来た花瓶から七桜を守って怪我をしてしまう。
椿の目的は、結婚式の日まで七桜を今日子から守るためだったのだ。
第14話:お茶会の菓子
七桜は、昔宗寿郎が大切にしていた型を持ち出した時に、椿が身代わりに怒られてくれたことを思い出す。
椿は花瓶を落としたのは十中八九今日子(観月ありさ)だと思っていたが、実は違った。
椿に、金沢では屈指の茶道の流派・草薫会から、10日後に五月雨亭で開かれる茶会の菓子を作って欲しいと注文が来た。
今回作る御菓子は“落とし文”。
茶会が開かれる6月の第3日曜日である父の日にちなんでのことだ。
落とし文とは
オトシブミという昆虫が葉に卵を産み付けることを模した菓子。
卵から孵った幼虫を葉が敵から守って餌にもなる。
そのことから親の愛を伝える意味を持つ御菓子。
しかし怪我をしている椿は「断ってください。下手な御菓子を出すわけにはいかない」と返事。
椿の全身から御菓子を作りたいオーラを感じた七桜は「大丈夫です。引き受けます」と返事してしまう。
椿は、茶会に出席するためには、お茶を収得しなければならないと七桜に着物を着せた。
(和菓子はお茶の引き立て役であり、お茶を知らずに茶席の御菓子は作れないから)
第15話:茶室
右手を打撲している椿は、左手で器用にお茶を点てて見せる。
その美しい動きに思わず見とれてしまう七桜。
草薫会の茶会には宗寿郎も招待されているが、宗寿郎は「偽りの心を持った者の菓子など食べたくない」と言っている。
これは、なにがなんでも宗寿郎が食べたくなる菓子を作らなければ……!
しかし当の椿は「大旦那の嫌味には慣れている」と笑った。
七桜は、椿は慣れているのではなく心を殺して生きて来たに違いないと確信する。
その日の夜中、椿が目を覚ますと隣にいるはずの七桜がいない。
焦った椿が探しに行くと、七桜は“落とし文”のデザインを必死で考えていた。
椿は七桜を抱きしめた。
こんな女は初めてだ、どんなことがあっても向かってくる。
椿は、茶室の掛け軸の前に七桜を連れて行った。
この掛け軸には「不妄語戎(ふもうごかい)」と書かれていて、意味は「偽りの心を持ってはいけない。嘘をついた者は地獄に落ちる」。
椿は、今となっては一人の女として七桜に惹かれていた。
だからこそ聞く必要があった。
「あんたがさくらならこの気持ちを殺さなきゃいけない。答えてくれ。あんたはほんとに花岡七桜なのか、それともさくらなのか」
『私たちはどうかしている』3巻のまとめと感想
『私たちはどうかしている』3巻のまとめと感想です。七桜の母親を名乗る宮部夕子(須藤理沙)が登場したり、椿が七桜を監禁してケガをしたりと波乱含みの3話。
憎い相手のはずなのに自分をかばった椿の役に立ちたいと、椿の代わりに菓子作りに励む七桜。
大旦那(佐野史郎)のイヤミ攻撃にも負けずに菓子を作り続ける七桜に、椿は惹かれていきます。
椿と七桜の心の距離が近づいていって、ドキドキします。
そして遂にキター!椿の「お前はさくらなのか?」の質問。
嘘をついたら地獄に落ちる掛け軸の前ですが、七桜の返事は?