『私たちはどうかしている』1巻のネタバレと感想!
「BE・LOVE」で連載中の人気コミックが、横浜流星さんと浜辺美波さんのダブル主演でドラマ化。
和菓子の世界を舞台に描く華麗なるラブミステリーです。
「世界一憎いけれど愛している」
果たして七桜と椿の恋の結末は?
そして15年前の殺人事件の真犯人とは?
『私たちはどうかしている』の原作を試し読みしてみませんか?
もくじ
「私たちはどうかしている」登場人物
最初に「私たちはどうかしている」登場人物をご紹介します。・高月椿:横浜流星
老舗和菓子屋・光月庵の跡取り。
幼なじみである七桜(浜辺美波)に気付かぬままプロポーズ。
・花岡七桜:浜辺美波
和菓子職人。
死んだ母との繋がりである和菓子作りが生きがい。
赤い色を見ると動悸が激しくなる。
・高月樹:鈴木伸之
椿の父。
15年前に謎の死を遂げた。
・高月今日子:観月ありさ
光月庵の女将で椿の母。
夫の樹が亡くなってからは、椿のことを当主にするため必死。
・大倉百合子:中村ゆり
七桜の母で和菓子職人。
15年前に樹殺害の容疑者として逮捕されて、亡くなる。
・高月宗寿郎:佐野史郎
光月庵の大旦那で椿の祖父。
椿のことを本当の孫とは思っておらず、きつくあたる。
・丸眼鏡に髭の男:山崎育三郎
七桜の母・百合子の菓子のファンを名乗る謎の男。
『私たちはどうかしている』1巻のネタバレ
『私たちはどうかしている』1巻のネタバレをします。
第1話:再会
七桜(浜辺美波)が椿(横浜流星)と初めて出会ったのは5歳の時。
和菓子職人だった母・大倉百合子(中村ゆり)が光月庵で住み込みで働くことになって、お店に連れられて行った時のことだった。
幼い椿は七桜のことを(「七桜」の「桜」の部分だけ読んで)「さくら」と呼んだ。
(以降も椿は、自分の幼馴染は「さくら」だと勘違いしたまま)
光月庵は、創業400年の歴史をもつ老舗の和菓子屋。
一人息子である椿は人懐っこくて明るくて、喘息持ちの七桜にとって眩しい存在だった。
椿は、七桜に(家の中でもできる遊びとして)和菓子作りを教えた。
その瞬間七桜の世界に色が付き、七桜は夢中で菓子を作り続けた。
椿は「さくらならどんなお菓子も作れる。僕が店の主人になったらさくらを一番の職人にする」と言ってくれた。
さくらはずっと椿とお菓子を作り続けたいと思ったが、母親がずっと住み込みで働けるわけもなく、いつかは別れなければならない。
百合子は、七桜に『桜』と『椿』の型抜きを渡して「お菓子はどこにいても作れるんだよ」と笑った。
さくらと椿はお互いが初恋の相手だったが、幸せな時間は長くは続かなかった。
ある日、椿の父親・樹(鈴木信之)が何者かに刺殺されたのだ。
6歳の七桜は、樹のそばで自身の血の付いた手を見つめる椿の姿を目撃。
驚くべきことに、椿は「お父さんの部屋から、さくらのお母さんが出てくるところを見た」とみんなの前で証言。
百合子は警察に連行され、七桜は光月庵を追い出された。
七桜には、椿の花に囲まれた椿が悪魔のように見えた。
15年が経過し、七桜は和菓子職人として働いていた(現在は花岡七桜と名乗っている)。
15年前の事件以来赤色を見ると発作が起きるので、菓子にも赤が使えない。
しかし七桜は、母や昔の椿と繋がっていられると感じられる御菓子作りだけはやめられなかった。
「あんこ」と「そのお客様への想い」を菓子にする『花岡七桜の御菓子』は、お客様に好評だった。
ところが、七桜は住み込みの仕事をクビになってしまう。
理由は「花岡七桜の母親は人殺しです」のメールが毎日菓子屋に送られてきたから。
追い出されて雨に濡れた七桜に、謎の丸眼鏡に髭の男(山崎育三郎)が傘をさしかけた。
男は、七桜に「お母さまからあなたが20歳になったら渡すように頼まれました」と『七桜へ』と書かれた手紙を渡した。
七桜が「誰なの?」と聞くと、「あなたのお母さんの菓子のファンですよ」と男。
手紙には「私は何もやってない」と書かれていた。
第2話:お祝いのお菓子
そんなある日、七桜は椿と再会。
家元の娘の結婚式の引き出物の御菓子をどちらが作るかで、腕を競うことになる。
椿は目の前の七桜が「さくら」と気付かなかった。
菓子のテーマは『桜』。
椿の出した菓子:「薄墨桜」。特別な桜である薄墨桜を繊細に表現。
さくらの出した菓子:「葉桜」。赤色が使えないが緑色の葉桜を表現して「桜が散った後も永遠に幸せに」のメッセージを込めた。
椿の高度な技術も絶賛されたが、客は七桜の豊かな発想に感動。さくらの出した菓子:「葉桜」。赤色が使えないが緑色の葉桜を表現して「桜が散った後も永遠に幸せに」のメッセージを込めた。
しかし勝敗は、椿の勝ち。
茶の世界では「光月庵」に逆らうことが出来ないからだ。
第3話:結婚
七桜は「はじめから無駄なあがきだったんだ」と失望するが、椿は七桜の手を取って「俺と結婚しない?」。
次の瞬間、椿は「冗談。忘れて」と言ったが、七桜は「結婚しましょう」。
七桜にとって、椿は母を奪った憎い相手。
母の百合子は、無罪を訴えていたが裁判中に突然死したのだ。
そんな相手と結婚なんてどうかしている。
それでも七桜は(光月庵に潜入して)樹を殺した真犯人を知りたかったのだ。
母の百合子は、無罪を訴えていたが裁判中に突然死したのだ。
そんな相手と結婚なんてどうかしている。
それでも七桜は(光月庵に潜入して)樹を殺した真犯人を知りたかったのだ。
椿は「本気なら、3日後の正午に『光月庵』に来い」と言った。
七桜が光月庵に行くと、なんと椿は結婚式の最中だった!
お相手は、日本屈指の旅館・長谷屋の三女・栞(岸井ゆきの)。
光月庵はこの数年業績が思わしくないため、支援を申し出てくれた長谷屋と政略結婚することになったのだ。
七桜は手土産の黒羊羹を手に、ズカズカと式に乗り込んだ。
黒羊羹は、一見美しいが中は泥が詰まっている光月庵を表現した。
椿はみんなの前で七桜を「僕はこの人と結婚します」と紹介してキス。
第4話:光月庵
椿の母親・今日子(観月ありさ)は「ワガママもいいかげんにしなさい!恥ずかしい!」と椿を平手打ち。
七桜は「15年前の事件のこと、長谷屋さんは知ってるんですか?私はそれも知った上で椿さんと一緒になりたいんです」と今日子に宣戦布告。
今日子はワナワナと震えて「あなたは何者なの?」と聞いた。
樹の死は一般には病死と伝えていたから。
遂には光月庵の当主で椿の祖父・宗寿郎(佐野史郎)が、招待客全員に謝罪して事を収めた。
椿は宗寿郎に「光月庵を(長谷屋の力を借りなくても)立派な店にしてみせます」と宣言するが、宗寿郎は物凄い形相で椿を睨んだ。
「半人前のくせに。そこまで言うなら3ヶ月で成果を出してみろ。できなければその娘とここを去れ」
椿が七桜と結婚するのは、政略結婚をぶっ壊して自分の手で光月庵を再生させるため。
七桜が椿と結婚するのは、光月庵に入って樹の死の真相を暴くため。
2人の関係を一言で表すなら「共犯」。
まさに「私たちはどうかしている」。
翌朝から、七桜と樹の『偽りの結婚生活』がスタート。
それでも七桜は、御菓子を作れる環境に身を置けることに至福の喜びを感じた。
第5話:常連の注文
光月庵は、明後日三坂神社で行われる祈晴祭の奉納菓子作りで大忙し。
それなのに七桜は、最も古いお客様・白藤屋の注文を受けた。
目的はもちろん、母のことを何か聞けるかもしれないから。
椿は勝手なことをした七桜を怒鳴るが、七桜が「信頼を大事にする店は注文を断るなんてしないでしょう」と言うと黙った。
白藤屋の菓子を徹夜で作る椿を見た七桜は、椿が客をいかに大事にしているかを知った。
翌日、七桜は椿が作った菓子を持って白藤屋へ。
ところが風呂敷を開けると、赤い色をべっとり塗られた菓子が出て来た。
そこへ椿が登場して「罰ですよ。彼女は嘘をついていたようなので」と赤色を見た発作で苦しむ七桜を抱き上げた。
『私たちはどうかしている』1巻のまとめと感想
『私たちはどうかしている』1巻のまとめと感想です。1巻では、七桜と椿が15年ぶりに再会。
七桜にとって、椿は母の仇と言うべき憎い人物。
それなのに七桜は、15年前の事件の真相を知りたい一心で椿と結婚。
まさに波乱のスタートです。