『エール』第9週では、音(二階堂ふみ)が「男女の機微」を勉強するためにカフェーで働き始めます。
女給仲間の希穂子(入山法子)は、なんと鉄男(中村蒼)の知り合いで……?
当記事では『エール』希穂子と鉄男の恋の結末についてネタバレしてまとめています。
もくじ
『エール』希穂子とは?
入山法子さんの役柄は、カフェーの女給・希穂子。
貧しい家に生まれ、病気の親を抱える苦労人。
以前は福島の料亭で働いていて、そこで鉄男(中村蒼)と知り合いました。
モデル
希穂子のモデルは、福島県郡山市の芸者・きん子です。
鉄男のモデルである野村俊夫は、きん子とのエピソードを元に、「湯の町エレジー」を作詞。
(『エール』の鉄男は、希穂子とのエピソードを元に、「福島行進曲」を作曲)
『エール』希穂子を演じる女優・入山法子のプロフィールと経歴
希穂子を演じる女優・入山法子さんのプロフィールと経歴をご紹介します。プロフィール
名前 | 入山法子(いりやま・のりこ) |
---|---|
生年月日 | 1985年8月1日 |
年令 | 34歳 |
身長 | 168㎝ |
血液型 | A型 |
出身地 | 埼玉県 |
趣味 | カメラ、手芸 |
特技 | エレキベース、アクション、ホルン |
所属 | インセント |
経歴
入山法子さんは、原宿でスカウトされて芸能界入り。
2006年のドラマ『マイ☆ボス マイ☆ヒーロー』から本格的に女優業をスタート。
2017年のドラマ『きみはペット』に主演・巌谷澄麗役を演じました。
長身でスタイル抜群の入山さんにとって、まさにハマり役でした。
2019年6月にhuluで配信された『あなたの番です〜扉の向こう 301号室〜』では、尾野幹葉に婚約者を寝取られる舞島亜矢子役を演じました。
Huluで昨夜から配信されました。尾野さんの部屋の扉開きましたよ🙋🏻♂️
— 笠原秀幸 (@oshamajp) June 10, 2019
僕は見ました。次はあなたの番です(ニヤリ)#奈緒 さん #入山法子 さん pic.twitter.com/klRjE0zY7q
尾野ちゃんみたいな子にロックオンされたら、たまったものではないですよね~。
2019年10月期のドラマ『ニッポンノワール-刑事Yの反乱-』では、深水星良役を熱演。
ニッポンノワール 考察。
— (@BF_Effect) October 21, 2019
写真の女性…
意外とキーパーソンかな…?
才門の婚約者で
マスターの娘、咲良のお姉さん。 pic.twitter.com/UEUBdN2T0y
もう亡くなっている役柄で回想シーンばかりでしたが、物語のキーマンとして熱演を見せてくれました。
NHKでは、2010年度上半期NHK連続テレビ小説『ゲゲゲの女房』、2019年のBSプレミアム『ベビーシッター・ギン!』に出演歴があります。
『エール』希穂子と鉄男の恋の結末をネタバレ
『エール』の希穂子と鉄男の恋の結末をネタバレします。音が「カフェー」で女給に
第9週では、音楽学校で音(二階堂ふみ)と夏目千鶴子(小南満佑子)の2人が最終選考に残り、どちらかが『椿姫』の主役を演じることになる。
しかし双浦環(柴崎コウ)は音に「あなたが何を伝えたいのか、あなたの歌から伝わってこない」と厳しい一言を言う。
ショックを受けた音は、『椿姫』の世界観である“男女の機微”を学ぶために、男女の社交場である「カフェー」で女給として一週間だけ働くことに。
そこで出会ったのが、女給仲間の希穂子(入山法子)。
感情がすぐ表にでる音は、客と大喧嘩してママに叱られるが、希穂子がかばってくれた。
音は、女らしく穏やかな希穂子は自分にないものを全部持っていると感じた。
鉄男と希穂子が再会
ある夜、指名を受けた音が客席へ行くと、鉄男(中村蒼)がいた。
休暇で東京に来た鉄男は、音を心配する裕一(窪田正孝)に頼まれて、様子を見に来たのだ。
後から来た希穂子を見た鉄男は、顔色を変えた。
「希穂子……どしてここに……」
鉄男と希穂子は、希穂子が福島の料亭で仲居をしている時に知り合い、付き合っていた。
ところが、鉄男に新聞社の社長令嬢との縁談が持ち上がったことを知ると、希穂子は突然姿を消したのだ。
縁談は断るつもりだった鉄男はたびたび上京して、希穂子を探していたのだ。
鉄男は姿を消した理由を尋ねるが、希穂子は田舎が嫌になったからと突き放した態度を取る。
鉄男の気持ち
鉄男は、裕一に希穂子への思いを語る。
「優しい女なんだ。貧しい家に育って、今も病気の親抱えて苦労してんのに、けなげで明るくて……。彼女といると、ねじくれた気持ちがすーっと消えて、素直になれる」
希穂子の気持ち?
しかし希穂子は音に言った。
「結局、ご縁がなかったのよ。今はただの知り合い。それだけよ」
音が希穂子と別れて家に戻ると、鉄男が泥酔してひっくり返っていた。
「最低だ。俺がグズグズしてっから、希穂子に見限られたんだ」
音の「カフェー」での最後の日
カフェーでの音の仕事の最終日。
鉄男が再びやって来たが、希穂子は冷たく追い返した。
その後、希穂子は控室に入って行き、音も後に続いた。
部屋に入ると、希穂子の丸まった背中が見えて、音はかける言葉が見つからなかった。
その夜、裕一の家では久志(山崎育三郎)も一緒に、落ち込む鉄男と酒を酌み交わした。
鉄男は「実は書いてみたんだ」と『福島行進曲』と書かれた歌詞を2人に見せた。
それははやりの「地方小唄」であり、恋の歌でもあった。
鉄男が、希穂子を思って書いたものであることは明白だった。
裕一が一晩で曲を書き上げると、歌詞を見た廿日市(古田新太)はレコード化を決定。
裕一は、ようやくプロの作曲家としてデビューを果たす。
希穂子の秘密
バンブーでレコード発売のお祝いパーティーを開くことになり、音が希穂子を誘う。
今までは希穂子の言葉をそのまま受け取っていた音だったが、希穂子が心とは裏腹な言葉を言っていることに気付いていた。
希穂子は、そんな音に、ある人と「鉄男と二度と関わらない約束」をしたことを話す。
それは、一か月ほど前、まだ希穂子が福島の料亭で働いていた頃のこと。
新聞社の社長・堂林が希穂子を訪ねてきて、金の入った封筒を渡して鉄男と別れて欲しいと言った。
断れば鉄男を解雇すると言われた希穂子は、金を受け取った。
納得できない音は「鉄男さんはそれで幸せなのかな?」と言うが、「愛情なんて不確かなものよ。一時の感情でチャンスを逃した人たちを私はたくさん見てきた」と希穂子。
音は「鉄男さんの幸せを願っているなら、せめて最後に応援の言葉をかけてあげてくれませんか」と希穂子にお願いした。
希穂子が結婚?
パーティーの日、希穂子は遅れてやってきた。
『福島行進曲』は、鉄男にとっても作詞家としてのデビュー曲だ。
鉄男は、この曲が書けたのは希穂子のおかげであること、自分と一緒に生きて欲しいと、まっすぐに伝えた。
しかし希穂子の答えは「私、結婚が決まったんです」。
希穂子は必死に涙をこらえ、彼は頼りがいがあって、経済力があってと、作り笑顔で嘘を並べて去って行った。
数日後、『椿姫』の主役の最終選考会が開かれた。
音か千鶴子か、どっちがヴィオレッタを演じるのか。
音は『さようなら、過ぎ去った人よ』を歌いながら、鉄男と希穂子の姿がよぎり、その思いが音自身の物のように感じられた。
ヴィオレッタになりきって歌う音の瞳からは、涙が溢れた。
線香の結果、ヴィオレッタに選ばれたのは音だった。
『エール』鉄男の結婚相手は誰なのかネタバレ考察
鉄男のモデル・野村俊夫の結婚相手は、福島民友新聞社に勤めていた時に付き合っていた村野ハツという女性です。俊夫は、ハツを残したまま昭和6年に上京し、10年にハツを東京に呼び寄せて結婚しています。
『エール』では、この村野ハツに完全に一致する女性は登場しません。
ハツの候補として考えられるのは、新聞社の堂林社長の娘・仁美か、希穂子。
しかしこの後、鉄男は仁美との結婚話をきっぱりと断って新聞社も辞めて上京するので、何年か後に希穂子と再会して結婚するのかもしれませんね。
『エール』カフェーとは?
音が働くことになった「カフェー」とはどんな場所なのでしょうか。現在の「カフェ」はオシャレなお茶やお菓子を楽しむ場所ですが、昭和初期に「カフェー」と呼ばれた場所は現在の「カフェ」とは別物です。
「カフェー」とは、女給のサービスを売り物にするバーやクラブのことで、女給とは今で言うホステスのような役割だったのです。
裕一が心配するのもよくわかりますね。
まとめ
『エール』希穂子と鉄男の恋の結末についてネタバレしてまとめました。今後も新情報が入り次第、追記します。