相棒17 3話のあらすじのネタバレと感想!右京の辞書での意味は「ひねくれ者」?

『相棒17』3話では、編集者・中西(天野浩成)のメッタ刺しの死体が発見されます。

この編集者、杉下右京(水谷豊)の愛読辞書『千言万辞』の主幹・大鷹(森本レオ)と仲が悪かった様子。

『金八先生』の乾役だった森田順平さんが大鷹をサポートする大学教授役を演じるなど、今回も演技派のキャストが盛り立てます。

そして“マジ卍”の意味がわからない冠城亘(反町隆史)が意外とオジサンなことが判明して……!

さらに右京が青木(浅利陽介)に上司の権限を使って暴走?!

当記事では『相棒17』3話のあらすじのネタバレと感想をまとめています。


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『相棒17』3話のあらすじのネタバレ



『相棒17』3話のあらすじのネタバレをしていきます。

「千言万辞」の編集者・中西が殺害される



“読むための辞書”として人気の国語辞典『千言万辞』の編集者・中西茂(天野浩成)の遺体が発見されました。


『千言万辞』の愛読者である右京(水谷豊)は事件に興味を持ち、亘(反町隆史)と一緒に捜査を開始。

遺体はメッタ刺しなので「怨恨」のセンが濃いと考えられましたが、中には浅い傷も。

どうやら一度では致命傷に至らなかったので、何度も刺したと考えられます。

鑑識の結果、凶器は“ペーパーナイフ”の可能性が高い。


被害者の上司・和田によると



右京と亘は、被害者の上司・文礼堂の辞書編集部長の和田利広(酒向芳さん)に話を聞きにいきます。

そして、中西が『千言万辞』の“主幹交代”をもくろんでいたという情報を得ます。


『千言万辞』は“辞書の神様”の異名をとる言語学者・大鷹公介(森本レオさん)が、ほぼ一人で編集していたのですが、言葉へのこだわりが強すぎて作業が遅れていました。


中西は大鷹を降ろして、共同編者・国島弘明(森田順平さん)を主幹に据えようとしていて、事件当日、中西は大鷹に話をしに行く予定だったという。

右京は、国島が“第3版”だけ「千言万辞」の編集メンバーから外れていることに気がつきます。


裏では主幹交代は了承されていた



右京と亘は、歩道の下から女子高生たちのスカートの中を覗き込んでいる大鷹に遭遇。

しかし大鷹は“のぞき”をしていたのではなく、女子高生たちの会話を言葉を拾おうとしていたのです。


大鷹の大ファンの右京は、さっそくそのメモを拝見。


右京:「マジ卍。君、わかりますか?」

亘;「さあ?」

右京:「キミ、意外とオジサンですね~」


大鷹は言葉とは“石ころ”のようなもので、最初は最初は手触りが悪いけれども、使い込んでいく内にだんだん角が取れて光っていくものなんだと力説。

まさに言葉に取りつかれています。


伊丹・芹沢両刑事が、中西のスマホを復元しました。

中西と大鷹のラインのメッセージのやり取りがあって、国島に主幹交代する件はすでに大鷹は了承していました。

ではなぜ殺人事件は起こったのか?


大鷹と国島の仲


和田によると、大鷹と国島の関係は微妙なものだったらしい。

大鷹は世間の知名度は高いけれど、学会では評価されていない。

学者は学会での評価が全てで、大鷹は一回りも年下の国島に抜かされて立場がありませんでした。

大鷹が大学教授を辞めた理由も辞書に専念するためと言われていましたが、実際は逃げたのだろう、と。


なので“第3版”の「千言万辞」の編集メンバーから外れた国島がなぜ戻ってきたかについては、和田にもわからないとのこと。

国島に直に聞いてみると、「行きがかり上です」の答え。


そしてお手伝いのさちえさんの証言で、事件のあった日に、国島が大鷹の家に寄ったことが判明。

国島は、終日大学にいたと言っていたのに……。

「帰りに忘れ物を取りに寄っただけですよ!数分のことです!」と国島。


右京の疑問


右京の頭にひとつの疑問が浮かびます。

事件当日、中西は大鷹の仕事用の電話を使って、大鷹を呼び出しました(なので、出たのはお手伝いのさちえさん)。

普段、中西と大鷹はSNSでやり取りをしてそのツールを使って電話もしていたのに、なぜ事件の夜だけは仕事の電話を使ったのか?

内密な話なのに、携帯で直接呼び出さないのは明らかにおかしい……。


そこに青木が「まだしつこくやってるんですか?もう首突っこむなって言われたんでしょう?」と言ってきます(3話では初登場)。

亘:「吸引力の悪い掃除機か、お前」

青木:「あ?」

亘:「のみこみ悪いって言ってるの!言われてやめるような人じゃないのわかんない?」

青木は「よ~くわかってますよ、だから情報持ってきてあげたのに感じ悪いこと言うなら、教えてあげませんよ」とひねくれた態度。

右京は「青木くん、君と冠城君は警察学校の同期かもしれませんが、僕は今君の上司ですよ。さっさと言いなさいよ!」と上司の権限を振りかざします(笑)。


被疑者・国島



青木によると、伊丹たちが被疑者として国島を引っぱってきたとのこと。

事件の夜、公園前を通った車のドライブレコーダーに彼の姿がうつっていたのです。


国島は取調室で「気分転換に公園に寄っただけです」と自供。

しかし国島の机から血液反応のあるペーパーナイフが発見されて、一気に疑いが濃くなります。


伊丹の見立てとは……

殺された中西と大鷹はうまくいっていなくて、中西は国島に戻ってきてくれるように頼んだ。

国島は“主幹交代”を条件に出した。

しかし刷り上がった表紙の名前は変わらず大鷹だったので、中西に裏切られたと思って殺害。


国島は、中西殺害を容疑を認めました。

しかし右京も亘も釈然としません。

右京:「もし本当に国島が犯人ならば、なぜわざわざ仕事場に立ち寄ってさちえに見られてしまうようなヘマをしたのでしょうか」

亘:「国島さんは誰かをかばってる?」


右京と亘が国島の部屋に行くと、ペーパーナイフが発見されたデスクには鍵はかかっていませんでした。

まるでみつけてくれと言わんばかりの状況です。

さらに、ゴミ箱には大鷹の筆跡で「バズる」と書かれたたくさんのメモがみつかり……。

右京と亘は大鷹の家に行き、彼のデスクにたくさんのメモが貼られているのを発見しました。


大鷹が自首してきた!


なんと大鷹が自首してきました。

右京は大鷹に、もう一度話してくださいと要求。

大鷹は「おとついの夜中西に呼び出されて、主幹を交代すると、それで、それで……ナイフを……ペーパーナイフ……」とたどたどしくしゃべって最後には大パニック!

遂には、ポケットからメモを出してめくりはじめました。

大鷹は病院に運ばれました。


右京は、国島の取調室へ。

右京:「お互いに覚悟されていたのですね。だから複雑な関係を乗り越えて、再び手を取り合った。これが最後だったから」

国島:「何のことだか」

右京:「(大鷹さんは)アルツハイマーだったんですね」

国島はお手伝いのさちえにも内密にして、ずっと大鷹のケアをしてきたのです。

もしバレたら、辞書が出版されない恐れがあるから。

しかし国島はその事実を認めません、出版されるまでの時間稼ぎをしようとしているのです。


大鷹のメモには「忘れるな。昨日の夜、中西に電話で呼び出されて……」と中西を殺害した一部始終が記されていました。

伊丹は「殺したのは事実だろう、殺したから書けた」と言いますが……。


右京は国島のところへ行き、見解を話します。

事件の日、国島が公園に行くと、中西の死体とベンチにぼんやり座っている大鷹を発見。

国島は、隠蔽を決意。

大鷹のペーパーナイフを持ち去り、自分のものとすり替えた。

しかし国島は「先生と私の辞書を守るために私がやりました」と言い張ります。


大鷹が病院を脱走しました。

亘が右京に連絡すると「病院を出て左を探してください」と指示。


亘は、電車がもうすぐ来るのに踏切りを超えようとしている大鷹を無事に確保。

大鷹は、警察に行こうとしていたという。


そこに右京が車で到着。

亘:「どうして左ってわかったんですか」

右京:「行くべき方向がわからないとき、本能的に左に行く人が多い。いわゆる左回りの法則ですよ」

「情けねェ、こんな負け方。常識なんかに」とうなだれる大鷹。

“常識に負ける”とは気になる言葉です。


真犯人


「ひとつ気になることがあります」と言う右京と亘が向かったのは、和田のところでした。

犯人は和田で、大鷹の病気に気付いてることを隠し、都合よく大鷹を操ったのでした。

事件の真相は以下の通り。

和田が愛していたのは、『千言万辞』ではなく『国語辞典』。

和田は『千言万辞』の存在そのものが許せなかった。

そんな時、大鷹の異変に気付き、アルツハイマーではないかと疑った。

もしそうなら出版を中止にできる、『国語辞典』が『千言万辞』に勝てると期待した。


あの夜、中西は和田に、大鷹が飲んでいた薬がアルツハイマーの薬であることを報告。

和田は「すぐに出版を停止するように上に報告する」と喜ぶが、「いえ、出版は国島に引き継いでもらう」と中西。

「国島には今まで色々裏で動いてもらってる、ここまできて『千言万辞』はやめられないでしょう」と中西。

さらに「『国語辞典』が復活してもどうせ売れないだろうし」と言って、和田は激怒。

思わず中西に掴みかかる。


中西が「本なんて売れりゃなんでもいいじゃないすか」と言ったので、和田は中西殺害を決意。

大鷹を確実に呼び出すために、携帯ではなく家の電話を利用。

そして主幹交代を大鷹にたのみに行くという口実で、中西を連れだした。

その後、公園でペーパーナイフでメッタ刺しにして殺害。


そして大鷹の仕事場に入って、ペーパーナイフを盗んで帰った。

ところが思いもかけないことが起こった。

犬猿の仲だと思っていた国島が、大鷹の身代わりになったのだ。


それでは『千言万辞』をつぶせない。

そこで今度は大鷹を印刷所に呼び出し、大鷹をかばって国島が捕まったと吹き込んだ。

大鷹は、国島を助けるために自首した。

周りがどう思おうとも、大鷹と国島は深いところで繋がっていたから。

その時がきたらと大鷹は国島に託し、国島はそれにこたえた。

「あんなものは辞書とは呼べない!いくら売れていようが王道が消えてあれだけ残るなんて有り得ないんだ!」と和田。


右京は『千言万辞』の「常識」を読み上げます。

「平凡でつまらない価値観。新しいものを拒む頭の古い考え。今これを読んで不快に感じているあなたのこと。」

和田は「何が言いたい?」と憤ります。

「あなたはずっとこれが先生(大鷹)が自分への当てつけに書いたと感じていたのではないですか?そう考えるほど、あなたは『国語辞典』を愛して正しい言葉を伝えることが使命だと考えてきました。そのあなたが偽りの言葉を使って人を陥れるとは……。非常に残念です。」

和田は泣き崩れました。

そして、大鷹と国島共同編集の『千言万辞』が完成しました。


「花に里」で亘が右京をいじる?


事件が解決して、右京と亘は恒例「花の里」へ。

亘が『千言万辞』の“行きがかり”を読み上げました。

「物事が既に進行し、どうにも止められない状態にまで来ていること。これまでの事情で思うところは色々あるが、こうなった以上とことん付き合ってやるしかないという考えも多分に含まれている」

「そうですか、大鷹さんと国島さんの間ではそういう意味を持つ言葉だったんですねえ」と右京。


亘は辞書の中である言葉をみつけて「あ~!これ右京さんにぴったりですよ」とうなります。

亘:「基本的にわがままで人を信用せず、白であれば黒だと、あっちと言えばこっちと、事あるごとに突っかかる。つむじ曲がりでへそ曲がり」

右京:「どこがぴったりなんですか!」

幸子(鈴木杏樹)は「偏屈?意固地?あ~わかった、ひねくれもの!」と言い当てました。

右京は「はいはい、お好きにどうぞ」と言いながらむくれ顔(笑)。

『相棒17』3話・Twitter(ツイッター)の評判と感想は?

『相棒17』3話のツイッターの評判と感想を見てみましょう。

右京さんの愛読書は辞書








「『千言万辞』を読むのは、夜の楽しみのひとつなので」と言う右京さん。

同じ辞書でも『千言万辞』は引くのではなく読むための辞書ですから、なかなか奥が深いです(^_^;)

右京さんは「“夢”の語釈などまるで詩のようですよ~」と言って、『千言万辞』の中の「夢」という言葉について語ります。

夢。それを語る時、誰もが少年少女の顔に戻り、生きる喜びとなる。

叶わないことの方が多く、叶えばこの上もなく幸せだが、それがいつしか当たり前となれば、輝きを失う。

叶っても叶わなくても、淡い思いの残る物。

丸暗記しているのが怖いし、凄すぎです(^_^;)


呆れた伊丹がその場を去っていくのも、右京さんの計算通り。

これでゆっくり捜査が出来ます(笑)。


マジ卍







右京さんの口から「マジ卍」という言葉が出て、ツイッターは騒然。

意外にも亘が知らなくて、右京さんから「キミ、意外とオジサンなんですね」と言われてしまうことに(笑)。

女子高生が使うのも可愛いですが、右京さんが使うとなんかぐっとくるのは何故でしょうか?


右京さんが青木に上司面(笑)








青木に向かって「さっさと言いなさいよ!」と唐突に上司権限を使った右京さんに、ツイッターはまたしても騒然!

右京さん、青木の上司になった途端、態度がデカくなりました(笑)。

また青木が3人目の相棒なのに、なかなか出てこないんですよね~(^_^;)

やっと出てきたと思ったら、即座に右京さんに怒られてるのがもう……。


森本レオの怪演が凄い







“言葉の神様”でアルツハイマーに侵された大鷹役を演じたのは、名優・森本レオさん。

手の震えや話し方など、本当に記憶に自信がない人そのもので、まさに怪演でした。


今回の脚本家が凄い




今回の脚本家は、神森万里江さん。

過去作品に『ラヴソング』や『大岡越前』がありました。

『相棒』の脚本を担当するのははじめてですが、ツイッターでは高評価の声が相次ぎました。

「細かい伏線が繋がる相棒らしい展開で楽しかった!」などみなさんストーリーに大満足。

国島の「辞書に生きるということは全ての生活を失うという事です」のセリフなど、名言も多数ありましたね~。


右京さんはひねくれ者(笑)





相変わらず失礼な亘は、『千言万辞』の「ひねくれもの」の意味が、右京さんにぴったりだと言います。

基本的にわがままで人を信用せず、白であれば黒だと、あっちと言えばこっちと、事あるごとに突っかかる。つむじ曲がりでへそ曲がり

確かにぴったりですね~(^_^;)

すねた右京さんも可愛かったです。


筆者は今まで色々ありながらも、誰にもできない生き方をしている大鷹の思いにこたえて、辞書作りを手伝い、果てには殺人の罪も被ろうとした国島に感動しました。

普通の人間にはたかが辞書でも、大鷹と国島にとっては魂の全てを注ぎ込んだ絶対にゆずれない物だったのですね。

『相棒17』4話では右京と角田が対立?




4話では、なんと右京と角田課長が口論しています。

角田課長って「ヒマか~」と言って特命係によく遊びに来る、パンダのカップを愛用している温厚な方ですよね?

特命係の数少ない味方だったのに、一体何があったのでしょうか?





これは次週も面白いこと間違いなしですね!


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