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「相棒19」2話「プレゼンス」後編のネタバレと感想！加西の逮捕を止めたのは内閣官房長官？

『相棒19』第2話「プレゼンス」後編のあらすじネタバレと感想!

『相棒19』1~2話のテーマは、VR（仮想現実）。

タイトル「プレゼンス」の意味は、存在・存在感・無視できない存在。


転落死した万津（櫻井圭佑）は、PCの中の仮想国家の住人でした。

1話ラストで、万の恋人・朱音静（日南響子）が万から犯行で使用した拳銃の入った箱を渡されていたことが判明。

元白バイ隊員・出雲麗音（篠原ゆきこ）を撃った犯人は万津なのでしょうか?

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『相棒19』1~2話の主な登場人物

『相棒19』1~2話の主な登場人物です。

メインキャスト


・杉下右京（すぎした・うきょう）：水谷豊

「陸の孤島」と呼ばれる特命係の係長で警部。

推理力は抜群で正義感が強い。紅茶党。


・冠城亘（かぶらぎ・わたる）：反町隆史

法務省のエリート官僚から警察官に転身。

特命係の前は、広報部で社の部下だった。珈琲党。


・社美彌子（やしろ・みやこ）：仲間由紀恵

警察庁のキャリア官僚として内閣情報調査室に出向していたが、現在は警視庁への出向というかたちで広報課長に就任。


・風間楓子（かざま・ふうこ）：芦名星

「週刊フォトス」の記者。


ゲストキャスト


・出雲麗音（いずも・れおん）：篠原ゆき子

住宅街で何者かに銃撃された白バイ隊員。


・万津幸矢（よろづ・ゆきや）：櫻井圭佑

ビルから謎の転落死を遂げた男。

仮想国家ネオジパングの住人だった。


・朱音静（あかね・しずか）：日南響子

派遣社員。ビルから転落死した万津の恋人。

万津の母親と葬儀の準備を進める。

事情聴取に対して、万津がVRの世界に傾倒していたと語る。


・加西周明（かさい・しゅうめい）：石丸幹二

VR（仮想現実）上に作られた仮想国家『ネオ・ジパング』を築き上げたIT長者。

『相棒19』1話「プレゼンス」前編のおさらい



白バイ婦人警官・出雲麗音（いずも・れおん/篠原ゆき子）が住宅街で何者かに銃撃された。

その後、ビルの壁面をゲッコーマンの扮装でよじ登っていた万津幸矢（よろづ・ゆきや/櫻井圭佑）が大勢のギャラリーが見守る中、転落死。


万津が「俺は白バイ警官を撃った男だぞ」と自慢していたことが判明。

現実逃避癖のある万津は、VRの世界に構築された“仮想国家”ネオジパングに存在していた。


右京と亘は、ネオジパングを作った億万長者・加西周明（石丸幹二）ところへ話を聞きに行くが収穫ナシ。

そんな中、伊丹・芹澤が、万津の恋人・静（日南響子）と万津の母親を銃刀法違反容疑で逮捕する。


2人が持っていた拳銃は、麗音を撃ったものと一致。

静は、この拳銃が万津から渡された箱の中に入っていたと言うが……?

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『相棒19』2話「プレゼンス」後編をネタバレ

『相棒19』2話「プレゼンス」後編をネタバレします。

伊丹・芹澤は特命係を出し抜いて鼻高々


白バイ隊員襲撃事件は、犯行に使われた拳銃が押収されたことで、被疑者・万幸矢（櫻井圭佑）死亡のセンで固まっていく。

特命係の2人を出し抜いた伊丹（川原和久）・芹澤（田中崇史）は、鼻高々。


伊丹・芹澤は、万の恋人・朱音静（日南響子）を拳銃不法所持の罪で逮捕。

しかし肝心の拳銃の入手ルートは、わからない。


静もネオジパングの住人


特命係の2人は、静の家へ。

そこで以下の事実が判明。
・静もネオジパングの住人。

・立派なパイプオルガンの写真が飾られている。


万が転落死した場所はVRの「嵐が丘」そっくり


右京は、ボルダリング未経験者の万がどうしてビルの壁面をよじ登ったのか疑念を抱く。

その後、万が転落死した場所がネオジパングの「嵐が丘」にそっくりなことが判明。

（現実とそっくりな場所が、仮想国家にもあったのだ!）


そこでは、大道芸人がビルの壁面をよじ登るパフォーマンスを披露していた!

右京は、万が死んだ場所がネオジパングにも存在したことは決して偶然ではないと考える。


万の母親が3回もエラーを出した理由は?


次に右京は、万の母親がどうしてパスワードを3回エラーを出して万を国外通報にしたのかについて疑念を抱く。

こういうのは、キャッシュカードの暗証番号と一緒で3回間違うと無効になるのは常識的なのに。


その後、母親が2回しかエラーを出していなかったことが判明。

母親がエラーを出したのは昼、3回目のエラーは夜だった。


3回目のエラーを実行することが出来たのは……静だけ。

静は、万を国外追放にした責任を母親に擦り付けたと言うことだ!


静に2回のエラーを知らせた人物は?


特命係は、ネオジパングの創設者・加西周明（石丸乾二）を訪問。

ネオジパング内の君主・イザナは、民に法外な金品をあげたり格安で一軒家を売ったりする。

イザナはAIだが、中身は加西。

右京は「施しがご趣味ですか?」と聞くが、加西は曖昧に濁す。


その後、万がヤクザとぶつかった時、静も一緒だったことが判明。

つまり静は夏頃には、彼の犯行を知っていたことになる


となると、箱の中身を知っていた可能性が高い。

静は、万をかばって拳銃を隠していたのか?

しかしそうなら、万の母親に拳銃を見せたのはおかしい。


静は、箱の中身が拳銃と知っていた。

つまりお母さんの優しくて正直な心根を利用して、証拠物件である拳銃を発見させたのだ。


ここで一つ疑問が生じる。

静に、万の母親が2回エラーを出したことを知らせたのは誰なのか?

君主イザナを生み出した創造主・加西なら可能だが……。


加西と静の関係


静は、証拠不十分で釈放される。

そんな中、週刊フォトスの記者・風間楓子（芦名星）が『白バイ隊員銃撃事件の犯人は女だった』とスッパ抜いた。

顔は目隠ししてあるが、静で間違いない。


青木（浅利陽介）が調べた結果、ネオジパングの住人・くじらおかさとこがネオジパングで1億円当選後に公園を裸で歩いたことが判明。

くじらおかさとこは、加西から「もう1億やるから裸で公園を走れ」と言われていた。


加西と静は、知り合いだった。

現実世界では接触はないが、バーチャルの中で密会していたのだ。

（大道芸人の正体は加西で、密会場所はパイプオルガンのあるところ）


特命係も乗り込むが、加西はログアウト、静は逃亡。

「バーチャルでは逃がしてもリアルでは逃がしません。さあ、仕上げといきますか」と右京。


出雲麗音が犯人を思い出す


フォトスの記事を読んだ出雲麗音（篠原ゆきこ）は、静の家を訪問。

「思い出した。私犯人目撃してたのよ!!!転げ落ちる瞬間、バックミラーに映る犯人の姿を～!犯人はあなたの恋人じゃない、あなたよ!」


静が警察に出頭。

万幸矢の書類送検を終えたばかりの矢先の出来事に、当惑する警察。


真犯人と事件の真相


  • 白バイ隊員銃撃事件の真犯人は、万の恋人・静。
  • 殺人教唆犯は、加西。
そもそものきっかけは、ネオジパングの君主イザナのオークション。

格安の土地の購入権を得た静は、バーチャルで溜めた金で買おうとしていた。

しかしそこへ加西が現れて「マンションより現ナマ6億円の方が良くないか?」と言った。


静は、加西から「6億円やるから、拳銃も用意してやるから、白バイ隊員を殺せ」と言われたのだった。

拳銃の受け渡しは、古典的だが足のつかないコインロッカーから。


しかし出雲麗音は生き残ったから、6億円はもらえなかった。

話を聞いた万幸矢は「失敗してもやることはやったんだから、半分の3億円でも渡すのが筋だ」と抗議したが、加西は却下。

ムシャクシャした気分で飲みに行った万は、ヤクザに「俺は白バイ隊員を銃撃した」と吹聴したのだった。


加西は「嵐が丘の大道芸人の真似してビルの壁よじのぼったら、3億くれてやるよ」と万に告げた。

内心では転落死をのぞんでた、いやむしろ願ってた。


スパイダーマンの衣装は、静の精いっぱいの応援の気持ちだった。

しかし万は失敗して転落死。


万が死んだ後にネオジパングへの不正ログインが2回行われたことを静に教えたのは、加西。

静はそれを利用して万を国外追放して、ネオジパングでの彼の痕跡を消し去った。

自らそれをやれば怪しまれたが、万の母親がやったことにすれば疑われない。


そして万の母親の心根の利用して、わざと拳銃を発見させて自分は知らないフリをした。


静は、本当は万に罪を着せたくなかった。

でもそうするしかなかった。


出雲麗音が狙われた本当の理由


ちなみに加西の静へのオーダーは、北上馬の交差点でいつも張ってる白バイ隊員=出雲麗音を殺せというものだった。

理由は、目障りだったから。

つまり出雲はピンポイントで狙われたということになる。


特命係は、加西に「あなたの事件への関与が問われるのも時間の問題ですよ」と告げる。

すると加西は「君ら給料いくら?6億円やるよ、それぞれにね」と言い出す。


右京は「なぜいただけるんでしょう?」とニッコリ。

加西は、金の力で何でも動かせると思っている傲慢な男だった。

加西は「僕、逮捕されるの?」と聞くと、右京は「もうすぐしかるべき者がお迎えにあがると思いますよ」と告げた。


加西は逮捕されない



加西の逮捕に「待った」がかかった。

理由は衣笠副総監（杉本哲太）の『鶴の一声』だが、甲斐峰明秋（石坂浩二）によると「副総監個人の意向ではなく、逆らえない上の意向」とのこと。

亘：「警視総監?それとも警察庁長官?」

甲斐：「そういうカテゴリーの人間じゃないと思うよ。君だって官僚だったんだ。上で蠢く人間だちのおぞましさは知っているだろう?」

右京：「大いに見くびり過ぎました。彼の札束でコントロールされていたのは貧しい人々だけじゃないようですねえ」

亘：「しっかり中枢にも食い込んできますねえ、あの億万長者」

右京：「僕は許しません。近いうちに突きとめて必ず首を取ります」

『相棒19』2話の感想

『相棒19』2話の感想についてまとめます。

IT長者・加西（石丸乾二）は続投







『相棒19』最初の話は、まさに今日本が直面している格差社会が浮き彫りになりました。

IT長者・加西の真の目的は、金の力で人を意のままに操ることでした。


芹沢の「6億円もらって人殺しするか?」ですが、何もかもが乾き切った現代なら加西の悪魔の誘いに乗る人物はいると思います。

そういう時代だと思います。


そして加西は、金の力で自分の罪を無きものにしました。

加西が買収した相手は、内閣官房長官・鶴田翁助（相島一之）でしょうか?

Twitterでは、加西と特命係の対決が最終回となるのではないかと予想する人も。


衣笠副総監は、KGBに参加したい?


衣笠副総監は、社美彌子（仲間由紀恵）率いるKGB（警視庁ガールズボム）に興味を持って参加したいと言っていました。

更に、甲斐峰秋も。

ラストで社は甲斐の紹介で「こてまり」に行きましたが、女将・小出茉梨（森口瑤子）は「今度貸し切りでKGBで使ってください」と勧めてきました。

KGBのことを探りたい人間が多いようですね。


青木は変わらず辛口


2話の青木も相変わらず辛口&悪魔。

捜査一課に出し抜かれた特命係のことを「愉快だ。あの傲慢な2人がしおしおにパーなんですよ」と言ったり、出雲麗音がシャツをはだけた動画を特命係に見せて「出雲麗音は危険だ。取り扱い注意ですよ」と注目したり。

まあ、暇なんでしょうね～。


杉下右京は偏屈オヤジ



亘が、静のパスワードを3回目に間違った時の言葉。

こんなのがパスワードのわけがなく、亘の右京への本音かと思われます。


出雲麗音役の篠原ゆきこの演技が凄かった



1話でも思いましたが、出雲麗音役の篠原ゆきこさんの演技が凄かったです。

静への取り調べで「初体験はいつ?」と聞くや否や、シャツをバッとはだけて胸の傷跡を見せた時は絶句しました。


出雲麗音が撃たれた理由は、加西にとって目障りだったからでした。

6億円のために命を狙われたと知った出雲は、もう落胆の極みでしたね。可哀そうでした。


そんな出雲麗音は、ひき続き捜査一課で活躍することになりました。

イジメをしていた芹沢がようやく認めたようですが、出雲麗音の気の強さは変わらずのようですね。


週刊フォトスはどうなるの?




週刊「フォトス」が今後どうなるのかを気にする人が多かったです。

おそらく楓子の意思を受け継ぐ誰かが登場するんじゃないかと思います。

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