2018年11月10日（土）から、新ドラマ『あなたには渡さない』がスタート（後11:15～深0:05）。
同ドラマは、4人の40代男女の愛憎入り混じる群像劇。
主演は『僕のヤバイ妻』『相棒』での怪演が話題の木村佳乃さん、敵対する愛人役は『奪い愛、冬』で同じく怪演を見せた水野美紀さんということで、期待大です。
当記事では『あなたには渡さない』キャスト一覧、原作やあらすじ、放送日、主題歌についてまとめています。
『あなたには渡さない』の原作「隠れ菊」は過去に2回ドラマ化されているので、それらについてもまとめています。
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『あなたには渡さない』原作と過去2回のドラマ化
連城三紀彦『隠れ菊』（集英社文庫）がドラマ化。記憶では3回目。賀来千香子版は20年以上前だと思うが、観月ありさ版からは2年も経っていないのでは。確かに読んだらドラマ化したくなるのだろう。滅茶苦茶面白いから。愛人役は紺野美沙子、緒川たまきと来て、今度は水野美紀。今週の土曜からスタート。 pic.twitter.com/EO0bU5E0NJ
— negitet (@NEGITET) 2018年11月6日
ドラマ『あなたには渡さない』の原作は、1986年に刊行された名作「隠れ菊」（上・下巻）（集英社文庫）。
作者は第9回柴田錬三郎賞を受賞し、ミステリーの天才と言われた連城三紀彦氏。
「隠れ菊」は過去2回、『ゆずれない夜』というタイトルでドラマ化されています。
賀来千香子主演『ゆずれない夜』
『ゆずれない夜』というタイトルで、フジテレビ系列（関西テレビ制作）で1996年10月15日から12月17日まで放送されました。
- 主演：賀来千香子
- 矢萩多衣：工藤静香
- 上島旬平：神田正樹
- 笠井芯太郎：中谷彰宏
観月ありさ主演『ゆずれない夜』
観月ありささ主演で『隠れ菊』というタイトルで、NHK BSプレミアム「プレミアムドラマ」で2016年9月4日から10月23日まで放送。
- 主演：観月ありさ
- 矢萩多衣：緒川たまき
- 上島旬平：前川泰之
- 笠井芯太郎：筒井道隆
『あなたには渡さない』簡単なあらすじと見どころ
主人公・上島通子（木村佳乃）は、料亭の御曹司で板長を務める旬平（萩原聖人）と結婚して20年になる専業主婦。
しかしある日、旬平の愛人・矢萩多衣（水野美紀）が現れて、「ご主人をいただきに参りました」と離婚届をつきつけられます。
見どころ
ドラマ『あなたには渡さない』の見どころは3つ。
強く賢いヒロイン
『あなたには渡さない』のヒロイン・通子（木村佳乃）は、20年間主婦をしていて、その間は料亭の仕事はノータッチ。
それなのに、夫の愛人・矢萩多衣（水野美紀）から6000万円もの大金を借りて、自らが女将となって料亭を立て直そうとします。
決して後ろを振り返らない前向きな性格や、ピンチの時の冷静な判断力、一度信じた人間は信じぬくなど、タダモノではないヒロインです。
女同士の熾烈なバトルと結末
『あなたには渡さない』の一番の見どころは、通子と多衣の壮絶な愛憎バトル。
多衣は、愛の戦いを商売の戦いにすり替え、6000万の金に自分の愛を賭けます。
果たして、勝つのはどちらなのか?
女たちのバトルに翻弄される男たち
借金のために通子と形だけの離婚をした旬平、以前から通子にひそかな思いを寄せていた笠井、この2人は通子と多衣に翻弄されます。
男たちの最後の選択も、見どころのひとつ。
『あなたには渡さない』主題歌
『あなたには渡さない』の主題歌は、chayがCrystal Kayとコラボレーションした新曲「あなたの知らない私たち」です。
chayの11枚目のシングルとなる「あなたの知らない私たち」は、12月5日（水）にリリース予定。
シングル曲としては初のコラボレーション楽曲となります。
chayがこれまで歌ってきたピュアで一途な恋心ではなく、スリリングな大人の恋の駆け引きを思わせる歌詞が出てくる、ドラマのための書き下ろしの主題歌。
『あなたには渡さない』キャスト一覧
『あなたには渡さない』のキャストを一覧でまとめます。
上島通子（かみしま・みちこ）：木村佳乃（きむらよしの）
登場人物
上島通子は、専業主婦。
20年間家庭を守ってきましたが、夫に裏切られて、女将となって家業の再建を決意。
前向きな性格で、自ら運命を切り開いていきます。
キャスト
木村佳乃さんは、1976年4月10日生まれの42歳で「トップコート」所属。
イギリス・ロンドン生まれで、2歳まで海外で生活していました。
1996年の『元気をあげる〜救命救急医物語』でドラマデビュー、翌1997年の『失楽園』で映画デビュー、同作品で日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。
2012年のNHKドラマ『はつ恋』では、ヒロイン・村上緑役を熱演して多くの女性の共感を呼びました。
『相棒』シリーズのしたたかで野心家の片桐雛子役、『僕のヤバイ妻』の望月真理亜役の怪演が話題に。
2017年上半期の朝ドラ『ひよっこ』で、ヒロイン・みね子の母親役を好演するなど、可愛い役もお上手。
夫役の萩原聖人さんとは、1996年の世にも奇妙な物語「2040年のメリークリスマス」でダブル主演をつとめたことがあります。
通子役の木村佳乃さんのインタビュー動画です。
矢萩多衣（やはぎ・たえ）：水野美紀（みずの・みき）
登場人物
矢萩多衣は、酒造会社社長。
6年前に取引相手の旬平と不倫関係に。
通子に離婚を迫り、女の戦いを挑みます。
通子の再起にビジネス面は協力、ある方法で大金を用意。
キャスト
水野美紀さんは、 1974年6月28日生まれの44歳で「オフィス・モレ」所属。
1992年のKOSEファンデーション「ルシェリ」のCMで注目され、綺麗なお姉さんとして認識されます。
『踊る大捜査線』シリーズの柏木雪乃役で知名度アップ。
2005年にバーニングプロダクションから独立し、個人事務所オフィス・モレを設立。
2011年公開の映画『恋の罪』では初のフルヌードを披露、今までの清純派のイメージを払拭。
最近では『黒い十人の女』のヨゴレ役、『奪い愛、冬』のホラー女など、怪演が話題に。
多衣役の水野美紀さんのインタビュー動画です。
上島旬平（かみしま・しゅんぺい）：萩原聖人（はぎわら・まさと）
登場人物
上島旬平は、料亭「花ずみ」の板長で通子の夫。
父の跡を継いだ料亭を立て直せず、多額の不在を抱えて、多衣の元へ。
キャスト
萩原聖人さんは、1971年8月21日生まれの47歳で「アルファエージェンシー」所属。
1987年、ドラマ『あぶない刑事』の置き引き少年役でデビュー。
1990年のテレビドラマ『はいすくーる落書2』の松岡直次郎役で知名度アップ。
2018年1月期のドラマ『BG～身辺警護人～』に秘書・植野雄吾役で出演、キムタクと1994年の『若者のすべて』以来の共演を果たしました。
『若者のすべて』では、主演が萩原さんでキムタクは2番手の役どころでした。
旬平役の萩原聖人さんのインタビュー動画です。
笠井芯太郎：田中哲司
登場人物
笠井芯太郎は、中堅建設会社の社長。
友人の妹だった通子に、昔から思いを寄せていました。
再会した通子を援助しますが、不器用な性格で気持ちを伝えられません。
キャスト
田中哲司さんは、1966年2月18日生まれの52歳で「鈍牛倶楽部」所属。
『SPEC〜警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿〜』の予言者・冷泉俊明役で知名度アップ。
舞台で多く活躍していますが、ドラマや映画の名バイプレイヤーとしても活躍。
最近では『緊急取調室』の梶山役、『ゴーストライター』の神崎役など、メインキャストの役柄が多い。
笠井役の田中哲司さんのインタビュー動画です。
上島優美（かみしま・ゆみ）：井本彩花（いもと・あやか）
登場人物
上島優美は、通子の娘で高校生。
両親の微妙な変化を敏感に感じ取り、母親である通子に対して複雑な思いを抱きます。
キャスト
井本彩花さんは、 2003年10月23日生まれの15歳で「オスカープロモーション」所属。
2017年8月の「第15回全日本国民的美少女コンテスト」で応募総数8万150通の中から、グランプリに選ばれます。
同年の『ドクターX〜外科医・大門未知子〜』第5シリーズ第9話で女優デビュー。
『あなたには渡さない』で、初めて連続ドラマにレギュラー出演。
「あなたには渡さない」通子の娘・上島優美役の井本彩花の詳しい記事はこちら
→「あなたには渡さない」上島優美（かみしま・ゆみ）役は井本彩花！役柄や経歴、演技を紹介！
上島一希（かみしま・かずき）：山本直寛（やまもと・なおひろ）
登場人物
上島一希は、通子の息子で大学生。
実家を出てはいますが、妹・優美の相談相手になるなど心優しい青年。
キャスト
山本直寛さんは、1994年8月29日生まれの24歳で「トップコート」所属の俳優。
東京都出身で、主な出演作は『都庁爆破！』『幕末グルメ ブシメシ!!』『リピート～運命を変える10ヶ月～』など。
2018年のドラマ『Missデビル 人事の悪魔・椿眞子』で佐藤勝利さん演じる斉藤博史の同期・関内秀臣役を好演。
堀口八重（ほりぐち・やえ）：荻野目慶子（おぎのめ・けいこ）
登場人物
堀口八重は、通子の姑・キクが女将だった頃から『花ずみ』の仲居を務めていて、倒産には心を痛めています。
新生『花ずみ』には、自らボランティアで働くことを志願。
身を粉にして『花ずみ』のために尽くしてくれていますが……？
キャスト
荻野目慶子さんは、1964年9月4日生まれの54歳で「フロム・ファーストプロダクション」所属。
『ガラスの仮面』で女優にあこがれて、12歳で劇団ひまわりに入団。
14歳のときに、舞台『奇跡の人』のヒロイン、ヘレン・ケラー役のオーディションに合格し芸能界入り。
1990年のスキャンダルでマスメディアに大きく取り上げられましたが、『いつかギラギラする日』のヒロイン役で復活。
以降も、多数のドラマや映画、舞台に出演しています。
矢場俊介（やば・しゅんすけ）：青柳翔（あおやぎ・しょう）
登場人物
矢場俊介は、旬平の下で働く板前。
『花ずみ』が倒産する前から旬平の右腕として板場を支えており、新生『花ずみ』では、女将となった通子を板前として支えます。
『花ずみ』で繰り広げられる人間模様を、板場から見続けてきたが、やがて自身もその渦中に巻き込まれていくことになります。
キャスト
青柳翔さんは、1985年4月12日生まれの33歳で「LDH JAPAN」所属。
北海道出身の身長183cmで、血液型A型。
2009年の舞台『あたっくNo・1』で俳優デビューし、劇団EXILEメンバーに。
2012年の映画『今日、恋をはじめます』では第22回日本映画批評家大賞新人賞を受賞。
2015年のドラマ『美しき罠〜残花繚乱〜』の落合圭一役、2017年のドラマ『明日の約束』のジャーナリスト・小嶋修平役などで、印象的な演技を見せています。
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