僕たちがやりました 最終回のネタバレ・感想は原作と違うラストに賛否両論?

惜しまれる中、2017年9月19日に遂に最終回を迎えたドラマ『僕たちがやりました』

衝撃的なラストシーンに賛否両論が飛び交い、原作とは違う結末でした。

この記事では、ドラマ『僕たちがやりました』の「最終回のあらすじのネタバレ・感想」「最終回の結末のTwitterの評判」「原作との違い」「トビオの屋上からの悲痛な叫び・全文」などについてまとめました。



『僕たちがやりました』最終回のあらすじのネタバレと感想とは?



『僕やり』最終回のあらすじのネタバレと感想を書いていきます。

原作との違いの部分も明記していきますので、比較してみてくださいね。

パイセンが殺される?


ライブ会場に乱入して公開自首をやり遂げたトビオ(窪田正孝)達ですが、動物に覆面をかぶった謎の男達に襲われて気絶したところで9話終了。

目を覚ますとそこは薄暗い倉庫で、輪島(古田新太)の弁護士・西塚(板尾創路)とパイセンの腹違いの兄弟・玲夢れいむ(山田裕貴)がいました。

小坂秀郎(今野浩喜)は今から殺される。

10秒以内にこれ(マスク)で顔を隠してここから消えてください。」


真っ先に逃げ出すマル(葉山奨之)。

そして伊佐美(間宮祥太朗)も!

トビオだけはビビりあがりながらもそこに居座ります。


「逃げ出した2人の方が意味わかんねえよ!

今までの自分殺すためにここに来たんじゃねえのかよ。

今逃げ出しても何も変わんないんだよ!


そんな中、玲夢がパイセンに馬乗りになって首をしめてきます。

ところが、パイセンはナイフで玲夢の脇腹を刺して形勢逆転!

ここからが恐ろしい展開でもうよせばいいのに、パイセンは何度も玲夢を刺します(>_<)

「俺がゴミやったらお前らもゴミやああああっ!」


そこに菜摘(水川あさみ)と刑事・飯室(三浦翔平)がやってきて、パイセンは逮捕されます( ;∀;)

菜摘がいること以外は、原作通りの展開です。(菜摘はドラマだけのオリジナル・キャラクター)


輪島宗十郎が原作通り事件をもみ消す


トビオも警察に連行されましたが、逮捕はされないとのことに驚愕のトビオ。


飯室が相変わらず冷たく言い放ちます。

「小坂秀郎という男が殺人を犯した。

君はむしろ被害者だよ?

輪島宗十郎が手をまわして全てなかったことにしたんだ……お前らのいたずら動画もだ。

お前らが命がけで訴えた真実はいとも簡単に世間から抹殺されたんだ。


トビオは「違う!俺たちがやったんだ!」と訴えますが、家族が迎えに来て家に帰らされます。

この展開も原作と全く同じです。


トビオ屋上から真実を叫ぶ!(完全ドラマオリジナルシーン)



翌日凡下高では、屋上にゆらめく人影が!

トビオでした。

「来るな~っ!」

下にはたくさんの人だかりが出来て、テレビにもトビオの姿が放送されます。


決死の覚悟を決めたトビオは、ヤバ高爆破事件の時と同じ爆弾を爆破させます。(部室に残っていたものです。)

バリンと割れる窓ガラス。

てっきり大爆破を予想していた教師・生徒たちは呆気にとられます。


以下、トビオの悲痛な叫び全文です。

あの日俺たちがやろうとしてたことは……たったこれだけのことだったんだよ。

でもあんなことになって、たくさんのひとが死んで、軽いいたずらのつもりだったのにさ。

頭ん中ぐっちゃぐちゃになってわけわかんなくてただ怖くて……スッゲー怖くて逃げて逃げまくったよ。


関係ないひとまで巻き込んで……たくさん心配かけて……大事な人まで騙した。

もう、生きるのがどんどん苦しくなってさ……だから何もかも終わらせたかった!

でも結局死ぬことも出来なくて……新しい自分で生きてこうって思ったけどそれもダメで。


こんな俺でもアイツ…アイツ……!市橋、ごめん……ごめん!

俺マジでクズ、最低最悪のゴミやろう。

綺麗ごとばっかり並べて本当のこと全部ず~っと隠したまんま。


俺が……俺たちがころしました!

ごめんなさい……ごめんなさい……本当にごめんなさい!!!

こんなくっそみたいな人生、死んで償えるなら今すぐ死にてえよ!

けどさあ、それじゃあ、逃げてた時と一緒じゃん!俺全然変わってねえじゃんか!


俺、もう他にどうしたらいいのか……わかんないんだってえっ!

たのむから俺を捕まえてくれよおっ!

俺たちがやったからあっ!

さすがに胸が締め付けられる告白でしたね(>_<)

このシーンは、実は原作のあらすじにはありません。


原作のトビオは輪島に公開自首を握りつぶされた時点で、もう自首をあきらめてしまうのです。

一歩進んで屋上から単独激白したトビオ、私はかっこいいと思いました。


じっと屋上を見上げる蓮子のけなげな姿にも胸をうたれました。


最後、警察に連行されるトビオに蓮子がキス。

「あなたが一生会いたくなくても私は会いたい……待ってる。」

このシーンは原作通りですが本当に蓮子はいい子です……蓮子に出会えただけでもトビオは救われたんじゃないかな。


伊佐美とマルが再度集合?もう一度自首する?(完全ドラマオリジナルシーン)


一度は逃げた伊佐美とマルですが、テレビでトビオが訴える姿を見て心を動かされて再度自首します。

うう(>_<)このシーンは良かった!バカでクズな4人(パイセンは既に逮捕)だけど気持ちがひとつになった瞬間です・感動!


伊佐美とマルの供述とトビオの訴えの内容が一致したので、このままいけばトビオの希望通り逮捕されることになる展開になります。

パイセンのかわりに自首したホームレスの証言の変更で全ての罪は認められなかったようですが、無事に(?)少年院送りになったようです。(原作では捕まっていないので、当然少年院にも行きません。)


さらに菜摘も警察に出頭して、西塚から偽証をたのまれた件を告白して、西塚が逮捕されました。


飯室が、ラスボス・輪島を追い詰めるのも時間の問題のようです。

10年後



10年後、トビオはウォーターサーバーを販売する仕事に就いていましたが、ヤバ高爆破事件のことがネットに流れていたのが上司の目に留まってクビになります。

一人暮らしで冴えない毎日を寂しく過ごしている様子です(>_<)

原作では、アイドルのマネージャーで結婚もしていて妻は妊娠中なのですが、えらい違いですね(;^_^A


10年の服役を終えたパイセンから電話がかかってきて、4人は集まることになります。

マルはなんとキャバクラのオーナー(開店資金は、部室から盗んだパイセンの残りの金)

伊佐美は今宵(川栄李奈)との間に2人の子供(トゥモロオとネモ)がいました。


伊佐美は原作通りですが、マルは原作ではミトコンドリア水を売るあやしげな商売で大成功していました。(どちらにしてもマルは金持ちになっている結末なのですが(;^_^A)

4人は久しぶりの再会に盛り上がりますが、パイセンが「芸人になることにしました」と言って獅子の面をかぶった時にマルと伊佐美は「もう帰らないと……。」と帰ってしまいます。

まあ、人殺しが何言ってんだって感じでしょうね( 一一)


最後、トビオとパイセン2人が残って話をします。

トビオ「パイセンさあ、何考えてるんですか?人殺してるのにさあ……。」

パイセン「生きてるんやからしゃあないやろ、俺に最後に残ったのは笑いなんや。」

トビオ「俺の中に残ってるのは、時々死にたくなる自分です。」

パイセン「そうか……たま~に死にたくなるのがお前が生きてる証拠や。

トビオ「そうっすね。」


そのあと、トビオは蓮子と再会。


10年前にトビオは「蓮子とヤバ高の事件を切り離して考えられない」と最終的な別れを告げたのでした。


蓮子は新しい幸せをみつけていて、今は妊娠2か月とのことでした。(原作通り)

別れ際「トビオ!生きてて良かった!よくがんばったね!」

やっぱり蓮子はイイ女です( ;∀;)


蓮子……トビオと別れちゃったのは残念だけど、本当に幸せになってくれてて良かった。

苦しみ続けるトビオ


蓮子に会って少しは笑えたのもつかの間、トビオは爆発音を聞いた錯覚を覚えます。(実際は風船が割れる音)

さらに市橋の亡霊がトビオの前に現れてナイフを渡します。

「トビオ、もう楽になれ……裏切り者があ!」


トビオは受け取ったナイフで自分の喉をめった刺しにしますが、当然白昼夢なので実際は何ともなっていません(>_<)

生きるんだ……。

ここでエンディング。

最後までトビオが苦しみ続けるラストにツイッターの反応は?



ドラマ『僕たちがやりました』は、そもそも原作とは違うラストを用意すると宣伝されていました。

ドラマ版の結末について、米田孝プロデューサーは「原作とは違う、一歩進んだ罪との向き合い方をします。その先をどう生きていくのかを感じられるようなラストで、原作の金城先生にも太鼓判をいただけました」と言っていました。

主演の窪田正孝さんも「僕からも(結末の)アイデアを出させてもらいました。トビオとして、悔いはないラスト。原作を読んでいても違和感もなく、気持ちはすっきりしました」と言っていましたが、Twitter(ツイッター)の感想・評判はどうでしょうか?

鬼のバッドエンドやん笑

ものすごくきつめのお灸ってかんじだった。僕たちがやりました。

僕たちがやりました最終回辛すぎて辛すぎてモヤモヤする

僕たちがやりました、見ました 各々の、自分が犯した罪との向き合い方…… 最後、軽くホラーだったな笑 生き続けることで、その罪を償うことを決意したトビオで締め お疲れ様でした〜

僕たちがやりました終わり 償いは生きること?


「僕たちがやりました」のエンド、鬱だわ

僕たちがやりました。いい感じのドラマやった。原作と若干違うラストやったけど。パイセンはパイセンやったし、窪田くんよい。

「僕たちがやりました」終わり方がちょっとよく分からない


とってもいいシャンパンをもらったので、肉を焼いて飲みながら「僕たちがやりました」最終回を見る。こんな終わり方だとは思わなんだ。救いはない。救いはないけど、それでも生きねばならんのね。

主題歌とは合ってる。でもこの報われない感じりあるすぎるよ

僕たちがやりました、原作通りに終わらせればよかったのに すげー微妙な終わらせ方


ほーしん状態です・・・身にしみました・・・なんか苦しいわ・・・一生苦しんで生きるトビオ・・・にしか未来見えんかった・・・やってしまったことは取り返しがきかんのやな・・・終わってしまって心に溝が・・・違った穴が・・・(இдஇ;

ちょっとガッカリやな… ちゃんと原作の終わり方にして欲しかった…

最終話感動してちょっと泣いた てか、その前の話も泣けるわ笑

僕たちがやりました、おもしろかったな

「面白かった」「感動した」「深く考えさせられた」などの肯定的な意見も多かったのですが、やはり原作と違うラストは賛否両論で「原作の終わり方の方が良かった」と言うひともかなりいました。

原作とは違ってちゃんと罪を償ったのにまだまだ白昼夢に苦しめられて今後も苦しみ続けながら生きるトビオの姿に「鬼のバッドエンド」「ものすごくきつめのお灸」「鬱になった」「救いがない」など気持ちがふさぎ込んでしまった人多数でした(>__<)


「償いは生きること?」の声がありましたが、一番辛い罪の償い方は「時々死にたい気持ちを持ったまま生きること」なのでしょうね(>__<)

でも先日最終回を迎えた『愛してたって、秘密はある』の黎(福士蒼汰)なんか父親殺しで二重人格でもハッピーエンドだったのだから、トビオだって幸せになる権利はあるはず。

そうですよねえっ?爽(川口春奈)ちゃん!(『愛してたって、秘密はある』のヒロイン)


ラストシーンで市橋の亡霊に苦しむトビオの姿は原作も同じなので、結局「自首したこと」がドラマ『僕たちがやりました』が原作と違う最大の点なのですが、自首したことによる「違い」が描かれていなかったことが残念でした。

自首してもしなくても、結局「時々は死にたくなる」し「市橋の亡霊にも苦しめられる」

やっぱり救いのないラストだったのかもしれません(>_<)

飯室の「一生苦しめ」の呪縛がいつか溶ける日が来ることを願っています。


さらに個人的な意見になりますが、ピュアなパイセンやトビオばかりが苦しむ結末で、伊佐美やマル(特にマル)があまり苦しんでいないようなのがちょっと気になりました。

まとめ


⚠️ネタバレ注意 . 僕やり最終回 . 蓮子の言葉を借りると、 トビオ、生きてて良かった、頑張ったね😭 . 拉致された時も最後まで逃げなかったトビオ 屋上で勇気ある告白をしたトビオ 好きな人の幸せを選んだトビオ . . 10年間、職場もあんな風に何度も辞めてきたんだろうね。 辛く厳しい終わり方だったけど良かったと思います。 罪悪感に苛まれながら生きる姿、あれこそがリアルだと思う。 あの終わり方で逆に救われた人もいるんじゃないかな。トビオも頑張ってるって… . だけど、この先ずっと真っ暗なわけじゃない。 あんな風に一生懸命生きるトビオに少なからず幸せな瞬間があると思います✨✨ 死んでしまったら、その幸せも感じられないから… いつか辛いながらも生きてて良かったとトビオが思えますように。 . とても面白いドラマでした👏👏 ありがとう😭💓💓 . #窪田正孝#僕たちがやりました#心に残るドラマををありがとう

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トビオのありったけの叫びとともに最終回を迎えたドラマ『僕たちがやりました』

「重すぎるラスト」という声も多かったですが、それだけ殺人の罪を償うということは大変なことなのでしょうね。

色々考えさせられましたが、個人的にはいつか長いトンネルを抜け出したトビオの笑顔が見たいです。