監獄のお姫さま 事件の真相は?プリンスと五郎の共犯トリックを解説

美人女優達の「おばちゃん演技」が最高に笑えるドラマ『監獄のお姫さま』。

惜しまれつつ、2017年12月19日(火)に最終回を迎えました。

最終回では、このドラマの肝とも言うべき「爆笑ヨーグルト姫事件」の真相が明らかになりました。

この記事では『監獄のお姫さま』最終回で判明した「事件の真相」及び「プリンスと吾郎の共犯トリック」を解説していきます。



「爆笑ヨーグルト姫事件」の真相とは?



最終回では「爆笑ヨーグルト姫事件」の再審請求が見事通って、板橋吾郎の初公判が開かれました。

その功労者ってやっぱり長谷川(塚本高史)?!……って思ったら、なんと部下の今池の手柄でした(笑)。

のぶりん、やっぱりバカで残念でした(;^_^A

のぶりんが突き止めたのは「沖縄両行でしのぶ(夏帆)がボートの上で爆笑していた理由が、板橋吾郎(伊勢谷友介)の乳首が立っていたから」という事実だけでした(笑)。

しかし部下の手柄とはいえ、板橋吾郎の逮捕状が出たのです。

それでは「事件の真相」についてご説明しましょう!

板橋吾郎が被っていたヘルメットの小型カメラの映像とは?



「しのぶのパラセーリング中に吾郎がプリンスに殺人を依頼した決定的な証拠」はなんと吾郎が被っていたヘルメットの小型カメラに写っていました。

まず、吾郎はプリンスに対して自分もしのぶだと名乗ります。

具体的には「彼女はSHINOBU。俺もSHINOBUだ。」と。

プリンスは、しのぶが2人いるのだと認識。


吾郎は取りだしたナイフをプリンスに両手で握らせて「犯人はお前だ。」と言います。

更に吾郎の指示は続きます。

「ホテルでバーでしのぶに声をかけて、会話を念のために録音しろ。

午前0時になったら来い。そして実行しろ。」


ここまでが小型カメラの記録に綺麗に入っていました。

これを証拠として出されたら、さすがの悪党・板橋も言い逃れは出来ません。

吾郎は、殺人教唆の罪を認めます。


吾郎の過去



吾郎の父親は、江戸川乳業の社員でした。

とは言っても、工場勤務と配送担当……ヒラもヒラでした。

幼少期はトラックに載せてもらいことが楽しみだった吾郎少年。


7歳の吾郎少年は、新製品“えどっこヨーグルト”のモデル募集に応募して見事合格。

チビ社長としてCMに出演して人気を博し、ヨーグルトも売れました。

吾郎少年は、子供ながら「チビ社長」とちやほやされて誇らしかったのです。


ところが間もなく江戸川乳業は経営不振に。

吾郎の父親をはじめ200人の社員がリストラにあい、社宅を出ていかなければならなくなりました。

このことで深く傷ついた吾郎少年は、なんとしても社長になりたいと思います。


成長した吾郎は江戸川乳業に入社して副社長にまで上り詰めることに成功。

とうとう、社長から次期社長のしのぶを紹介されます。


吾郎は結婚を前提にしのぶと付き合い始めますが、それはしのぶが好きだからではありません。

社長になるため、ただそれだけ。

しかもしのぶに対しては「こんなやつ、社長の器ではない。」とさげすんでいたのです。

本当に酷い(>_<)


バーの会話の真相



話は戻って吾郎から「ユキを殺せ」と指示を受けたプリンスですが、まずはbarでしのぶと会います。

しのぶは泡盛でおおいに酔っていて、時刻は0時近く。

プリンスは吾郎と崖で0時に約束していたので、焦ります。


それでもプリンスは酔ったしのぶを誘導して「(ユキを)殺せ、殺せ~!」の言葉を言わせて録音します。

こうして、プリンスはしのぶが殺人を教唆した証拠をねつ造したのでした。

そして11時45分頃ホテルを出発したプリンスは、吾郎の待つ崖に急ぎます。


ユキ殺害事件の真相



その頃、崖では板橋とユキ(雛形あきこ)が口論していました。

ユキは吾郎を「チビ社長!」と罵って帰ろうとしますが、板橋は止めます。

このままでは、板橋は社長になれないからです。


何故なら、ユキが自分と吾郎の関係を社長に密告したから。

当然社長は激怒。

社長は吾郎に対して「私が生きている限り、お前に会社を譲る気はない、クビだ!」と言い渡しました。

社長になるどころかクビと言われた吾郎は、もう後がありません。


吾郎は、石像にナイフを立てて自分の背中に突き刺しました。

悲鳴を上げるユキ。

その後、吾郎は器用に体を揺らしてナイフを抜きます。

そして落ちたナイフを拾ってユキを崖っぷちへと追い詰めます。


吾郎にとって、ユキとはいわゆる“いけにえ”。

自分のような優れた人間の自己実現のための犠牲でした。

そして吾郎は恵まれた環境で生きてきたしのぶのことを憎んでいました。

だから全ての罪をしのぶになすりつけてやろうと思ったのです。


吾郎は「何も間違っちゃいない、これが世の中のため。」と言ってユキを刺し、崖から突き落としました。

これがユキ殺害事件の一部始終です。

吾郎はプリンスに殺人教唆をしたのに、自らユキ殺害を行ったのです。

なんと教唆に加えて実行犯!!!


吾郎は遅れて到着したプリンスを怒鳴りつけて命令。

「お前が来なかったから俺がやったんだ。警察に捕まり俺がやったと言えばいい。しのぶにたのまれて俺がやったと!」


あ~、それでプリンスは何を聞かれても「しのぶに頼まれて俺がやった。」とオウムのように答えてたんですね(;^_^A

なにはともあれ、これで「爆笑ヨーグルト事件」の真相はは全て判明しました。

この事件は、吾郎が昔チビ社長だったことと、吾郎が公判の最後に微笑んでいたことから「微笑チビ社長事件」と呼ばれるようになりました。


プリンスも被害者?



この記事では「プリンスと五郎の共犯トリック」について説明するのが目的でしたが、爆笑ヨーグルト姫事件はほとんど吾郎の単独犯だったことが判明してしまいました(>_<)

そうなると、プリンスの罪ってどうなるのでしょう?

以下、プリンスのやったことです。

  • ナイフを両手で握って証拠ねつ造
  • しのぶに「殺せ」と言わせて録音して証拠ねつ造
  • 警察に出頭して「しのぶに頼まれて俺がやった。」と虚偽の証言

「証拠品のねつ造」と「虚偽の証言」だけですね(;^_^A

それなのに「殺人の罪」で罰せられたのですからプリンスも被害者と言えば被害者ですね~。

実際には国王が変わって恩赦で、実際の刑期よりも早く釈放されたようですが。

その後は、毎月日本の社長(板橋吾郎)から送られる“仕送り”でウハウハの生活を送っていたようですね。


微笑チビ社長事件の結末は?


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「爆笑ヨーグルト姫事件」改め「微笑チビ社長事件」は、板橋吾郎被告に“無期懲役”が求刑されたことで幕を閉じました。

まとめ

『監獄のお姫さま』最終回、「プリンスと五郎の共犯トリック」について詳しくまとめました。

ほとんど吾郎の単独犯だったこの事件、吾郎の悲しい怨念を感じましたよね~(>_<)

なんにせよ、最後にしのぶの綺麗な笑顔が見れてなによりの結末でした。