池井戸潤原作のドラマ「陸王」で主人公のこはぜ屋社長・宮沢紘一（みやざわこういち）役を演じるのは役所広司です。
役所広司は、最近ドラマへの出演が多くはないので、「あんまり役所広司の演技を見たことがないな…」という方もいらっしゃると思います。
TBSのドラマには1997年の「オトナの男」以来20年ぶりとなります。
埼玉県行田市から、「陸王」田んぼアートの最新画像が届きました。稲穂とは思えない出来ですね！ この週末はぜひ、古代蓮の里へお出かけください！https://t.co/zDnqUeaFUu pic.twitter.com/QvrRZhirQy
— オフィスIKEIDO (@officeikeido) 2017年9月8日
役所広司はダイワハウスのCMでコミカルな演技をしていたことでも一時期話題となりました。
陸王では「ダイワ食品」という企業も大きく関わってくるので、「ダイワ」繋がりで何かしら見えない縁があるのでしょうか。
当ページでは、ドラマ「陸王」に出演する役所広司と、主人公の社長・宮沢紘一のキャラクターについて原作を元に紹介していきます。
ドラマ「陸王」宮沢紘一役は役所広司
【役所広司／公務員 】長崎県立大村工業高等学校卒業後、上京して千代田区役所土木工事課に勤務 pic.twitter.com/UDOUHES9UN
— 意外(ﾟдﾟ)！芸能人・有名人の前職 (@y_zenshoku) 2017年8月25日
役所広司は1956年1月1日生まれで現在61歳の俳優。
本名は橋本広司で、「役所広司」の由来はもともと役所勤めだったことと「役が広がる」という意味から取られています。
名門の俳優養成所「無名塾」の出身で舞台に出演していましたが、1980年にNHK連続テレビ小説「なっちゃんの写真館」で初のドラマ出演を果たします。
1983年に大河ドラマ「徳川家康」で織田信長役をつとめ知名度を上げ、NHK新大型時代劇「宮本武蔵」で主演に抜擢されます。
その後、映画にも出演するようになり、伊丹十三の監督作「タンポポ」に出演、西村京太郎原作の「アナザー・ウェイ ―D機関情報―」で映画初主演。
そして1996年に「Shall we ダンス?」で大ブレイク、本作はハリウッドでもリメイクされるほどの知名度となります。
その後も「シャブ極道」「眠る男」「失楽園」など数々ヒットすると同時に演技が評価され数々の映画賞を総なめに。
役所広司は海外でも活躍するようになります。
2005年に中国やマレーシア、日本の俳優（渡辺謙や桃井かおりなども）が多くキャスティングされたアメリカ映画「SAYURI」や、2006年にはブラッド・ピットと共演した「バベル」など。
海外の映画賞にもノミネートされるなど、演技も高く評価されています。
ドラマでの活躍は少なくなった一方で、映画では「THE 有頂天ホテル」「十三人の刺客」「聯合艦隊司令長官 山本五十六」「渇き。」「三度目の殺人」と多くの作品で活躍しています。
また、ダイワハウスやマルちゃん製麺、キリンビールなどCMで活躍しているのでお茶の間での存在感も小さくはないはずです。
冒頭でも話したとおり、ドラマ「陸王」では20年ぶりのTBSドラマの出演となります。
役所広司の演技力について
役所広司の演技力についてですが、もう語る必要もないと思います。昨日は関ヶ原を観てきました。期待したとおりの迫力ある映画でした。徳川家康役の役所広司の演技がとても良かったです pic.twitter.com/doIg6RwEkA
— ootakeisuke (@aiueoota1) 2017年8月28日
話題の映画をご紹介、「三度目の殺人」是枝監督、福山雅治、役所広司、広瀬すずといったメンバーでの法廷心理ドラマ。じっくり気を入れて見ていかないとこの映画の良さがちょっとわからないかも？圧倒的な役所広司の演技力！！#kuriman #jolf #radiko #cinema #映画
— くり万太郎 (@kuriman1242) 2017年9月9日
パコと魔法の絵本、渇き。、役所広司さんの演技がすごすぎて同一人物とは思えない…
— tete bird (@ap_tetsu) 2017年8月28日
役所広司、いい芝居するな…
— やま (@yamaarashidesu) 2017年8月27日
山本五十六の演技すごくいい…
まとってる雰囲気がすごくいい
まず、映画のキャストで「役所広司」と出てきたら、「あぁ、役所広司さんの演技楽しみだな…早くみたいな」と感じてしまうのは筆者だけでしょうか。
安定感抜群で、筋のとおったキャラから曲がったキャラまで、どんな作品でも必ず満足させてくれる実力があります。
ドラマ「陸王」宮沢紘一の役柄は？
ドラマ「陸王」で役所広司が演じる宮沢紘一は、100年以上続く老舗足袋（たび）屋である「こはぜ屋」の四代目社長です。
本作の主人公で、年々需要の落ちていく足袋に頭を悩ませています。
地元近くの同業者は次々に廃業しており、こはぜ屋の従業員も高齢化が進み取引先はどんどん減っていき…宮沢にとっても他人事では済まない状況になっていたのです。
しかし、宮沢は銀行員の坂本（風間俊介）や一度倒産を味わった元経営者の飯山（寺尾聰）、怪我に苦しむマラソンランナー茂木（竹内涼真）との出会いによりこはぜ屋の経営再起に奮闘します。
経営再起の策は足袋の知識と技術を生かした「ランニングシューズ」を作ること。
宮沢は「陸王」に登場する各キャラクターほど抜きん出た技術や特技を持たないものの、宮沢の行動力や人間的な魅力がそれぞれを行動させ、逆に各々の行動が宮沢の決断力に繋がっていきます。
まとめ
ドラマ「陸王」宮沢紘一役を演じる役所広司についてまとめました。宮沢は主人公ではありますが、原作小説「陸王」を読んで感じたのは、宮沢だけでなくそれぞれのキャラクターが「再起」を賭けているところが陸王という作品の面白いところだと思います。
宮沢を中心に描かれるストーリーの中で、再起をかけたランナー・茂木、再起をかけた破産者・飯山、再起をかけた息子・大地がそれぞれが自分の掲げるベクトルに向かって突き進んでいくのです。
役所広司が宮沢を演じることになって、「あ、確かにこれは役所広司さんで正解だろうな！」と、筆者は陸王の放送を楽しみに待つばかりです。
当サイトでは、ドラマ「陸王」の魅力についてもまとめていきますので、楽しんでいっていただければと思います。
