「スカーレット」草間(佐藤隆太)のモデルとネタバレ!妻は生きてる?

『スカーレット』第2話ラストシーンで、常治(北村一輝)が出くわしたのが佐藤隆太さん演じる草間宗一郎。

暴漢に襲われてボロボロですが、胸の内には秘密を抱えているようです。

この後、常治は草間を川原家に連れ帰るのですが、草間は喜美子(川島夕空/戸田恵梨香)に大きな影響を与える人物となります。

当記事では『スカーレット』の草間についてモデル、ネタバレをまとめています。



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2019年10月12日



『スカーレット』草間宗一郎とは?



草間宗一郎(佐藤隆太)は、常治(北村一輝)が信楽に連れ帰って、その後川原家に居候する人物。

心のどこかに闇を抱えている「謎の旅人」。

つらい経験があるからこそ、人の痛みが分かる。

ちょっと不思議で、掴みどころがない人物。


戦時中は満州で働いていて、満州から帰国する船に先に乗った妻が行方不明になり、捜している。

幼い喜美子に温かく、かつ真摯に接してくれる。

旅立っては喜美子と再会し、貴美子にとって“血の繋がらない兄”のような存在。


草間を演じる役者は佐藤隆太



草間を演じる役者は、佐藤隆太(さとう・りゅうた)さんです。

名前佐藤隆太
生年月日 1980年2月27日
年令39歳
身長180㎝
出身地東京都
事務所ケイファクトリー

1999年、舞台『BOYS TIME』で俳優としてデビュー。

2000年に出演した『池袋ウェストゲートパーク』のマコト(長瀬智也)の友人の金髪役で注目されます。

2005年の『絶対恐怖 Booth ブース』の勝又真吾役で映画初主演を務め、『海猿』シリーズでは吉岡哲也役を担当。

2008年の『ROOKIES』で連続ドラマ初主演を務めてブレイク。

最近では、2019年9月28日のSPドラマ『火村英生の推理2019』で、火村(斎藤工)をハメようとする記者役を怪演。

『スカーレット』草間宗一郎のモデルとは?

草間宗一郎のモデルは、喜美子のモデル・神山清子さんの柔道の先生。

幼少期の清子さんの夢は、婦人警官で柔道を習っていたのです。

とはいえ、個々のエピソードについては完全なオリジナル設定だと思われます。

『スカーレット』草間宗一郎をネタバレ

『スカーレット』の草間総一郎のあらすじをネタバレします。

第1週:常治が草間を拾う



大阪へ買い出しに行った常治(北村一輝)は、草間宗一郎(佐藤隆太)という男を連れ帰った。

医者によると、草間は生きる気力をなくして、心に栄養が足りないとのこと。

常治は、草間の姿に空襲でショックを受けた直子(やくわなつみ)を重ねる。


草間は、喜美子(川島夕空)たちに自分の話をする。

東京出身だが、大学は大阪。

戦時中、満州鉄道にいた伯父に呼ばれ、働いて、向こうで終戦を終えた。

逃げまどいながら、ようやくこの春、船に乗って引き上げてきた。

第1週:喜美子の「草間追い出し作戦」の行方は?


それから一か月が過ぎ、草間はすっかり川原家になじんでいた。

草間は丸熊陶業から運送の仕事を回してもらうなどして働き始めたが、草間の居候で食費はかさみ、川原家の家計はますます苦しくなっていく。


このままでは、喜美子の給食費が払えなくなる。

喜美子にとって給食は、空腹をなだめ心躍らせる大事な時間だ。

「なんとかせな!草間さんに、はよ元気になって出てってもらお!」


「草間さんは心の栄養が足りないらしいんよ」とマツから聞いた喜美子は、ふと思い立って、草間を陶工の慶乃川のところに連れて行った。

喜美子と草間は、慶乃川が焼いた器を見せてもらうが、喜美子は「あかんやん、ただの土の塊や」と思ったままを口にしてしまう。


帰宅した喜美子は、草間にたしなめられる。

「子供だからといって、ああいう態度はいけないよ。作った人に失礼だ」

喜美子は、慶乃川を傷つけたことを後悔し、作る人の心に思いを馳せることの大切さを知った。


それからしばらくして、草間が信楽を去る日がやってきた。

草間は、貴美子あてに一通の手紙を残していった。

『きみ子さま江。心に栄養をいただきました。有難う。さようなら』

喜美子は、まだ習っていない漢字に目を凝らし、なぜか涙が溢れてきた。


第2週:早くも再登場


草間は、第2週で早くも再登場。

ある日、常治の留守中に借金取り2人組が川原家にやってきて、わが物顔でふるまう。

そしてゆで卵を持って逃げた直子が追いかけられて、羽交い締めにされてしまう。


その時、近くを通りかかった草間が、柔道の技で借金取りを投げ飛ばして助けてくれるのだ。

草間は、大阪で通訳として働き、蓄えも出来ていた。


事情を聞いた草間は、常治の借金のうち千円分を肩代わりしてくれた。

しかし帰宅した常治は、その金を返すと言って聞かなかった。


第2週:草間が喜美子に柔道を教える


喜美子が「私にも柔道を教えてください」と頼んだので、草間は冬休みに近くの道場で柔道教室を開く。

喜美子のほかにも、照子(横溝菜帆)、信作(中村謙心)ら近所の子供たちが集まった。


草間はまず“草間流柔道”の心得を説いた。

「本当に強い人間とはどういう人間か。そして人を敬うことの大切さを学んでほしい」

草間の教えのおかげで、子供たちはみるみる礼儀正しくなる。


喜んだ父親たちが、草間を囲む会を開き、間借りしている家に置いてくれと、お礼の品を差し出した。

それは、常治が買えなかったラジオだった。


第2週:草間の秘密


町の人々の人情に感動した草間だが、そろそろ東京へ行かなくてはならない。

喜美子が残念がると、草間は事情を話してくれた。

「人を探しているんだ、奥さんをね」


草間とともに満州にいた妻は、4年前、先に日本に帰る船に乗ったが、以来行方がわからないという。

喜美子は「そういうことやったら、はよ行かな!」と励まし、その言葉が草間の胸を打つ。


人々は、4人も見つからなければ、もう生きていないと言った。

しかし喜美子だけは、草間の妻の生存を信じて疑わなかったのだ。


第3週:草間の教えが喜美子を助ける


第3週で、喜美子は出稼ぎのために単身大阪へ。

荒木荘で女中として働くことになるのだが、元女中で家事のスペシャリストの大久保(三林京子)に「あんたじゃつとまらん!」と信楽に帰されそうになる。


喜美子はくじけそうになりますが、草間の教えが貴美子を助けてくれた。

草間流柔道は、相手を敬うことから始まる。


喜美子は、大久保を敬った上で勝負を申し出る。

「大久保さんはお子さんを、四人も育て上げ、家の中のこと、ごはん作ったり、掃除、洗濯、ずっとやってきはった。

素晴らしいんとちゃいますか。素晴らしいことやのに、大久保さんは家の中のことは誰にでも出来ることと言わはりました。

そやろか、大久保さんの作ったごはんは、大久保さんにしか出来ひんとちゃう?

うちは、誰にでもできる仕事やない、思う。

そやからいつか、“あんたにしか出来ひん”、いつか“参りました”言わせてみたい!」

大久保は「何が戦うや。阿保らしい」と言いながらも、この瞬間に喜美子を認めた。

こうして、喜美子は大久保の指導の下、荒木荘で働けることになった。


第5週:里子が見つかる


中学を卒業後、喜美子は出稼ぎのために大阪へ。

それから2年半が経過して、“絵を学びたい”という夢が出来た喜美子は、世界的芸術家・ジョージ富士川(西川貴教)のサイン会へ。


そこで、思いがけず草間と再会。

サイン会には香港の美術商も来ていて、草間はその通訳をしていたのだ。


草間はすでに、妻・里子の居場所を見つけていた。

なんと「さえずり」がある商店街の外れで小さな食堂を営んでいるという。


ところが……

里子は、別の男と暮らしていた。

草間は、まだ里子に声をかけられていなかった。


あのたくましかった草間が、喜美子の前でうつむいて悄然としている。

里子は、もう草間が死んだと思ってしまったのか?


草間:「ごめんな、馬鹿みたいな結末で、がっかりさせたね」

喜美子:「戦争があかんのや、草間さんのせいなんかやない」


喜美子は「お互いに礼ですよ礼!相手ときちんと向き合って、お互いに礼して!」と言って、草間を里子の店に行かせた。

喜美子は、一切口出ししない約束で、別の席に着いた。


里子はすぐに草間に気付いたが、草間は黙って食事をした。

里子の現在の夫は、厨房で料理を作っていたが姿は見えず、里子は妊娠中だった。

出て来たチャーハンは、なかなかの味。


草間から代金を受け取った里子は、目を伏せたままレジから離れた。

喜美子はくやしさで唇をかんだが、草間の“何があっても黙っていろ”の約束を守った。


草間は、その足で住まいがある東京に帰るという。

吹っ切れた様子の草間に安心しながらも、喜美子は別れを名残惜しんだ。


店では、里子が草間の去ったテーブルを片付けていた。

草間が読んでいた新聞には、離婚届が挟まっており、草間の欄が記入されていた。


里子がこの街で暮らしていると知った時から、草間は悩み続けて、署名したものを持ち歩いていたのだ。

里子は、添えられたメモ「幸せに 宗一郎」を読んで嗚咽した。


第10週:貴美子の恋


昭和34年、喜美子は21歳に。

家族を支えるため、九熊陶業(照子の家)の絵付け係として働いています。


そんな中、東京で働いている直子(桜庭ななみ)から「モウアカン」の電報が届く。

心配になった喜美子は、草間に頼んで、直子を迎えに行ってもらう。


草間が、直子を信楽まで送り届けに来た。

直子は職場の新人指導係の男性に優しくされ、彼女がいると承知で好きになったが、報われず傷ついていた。


草間は、近いうちに貿易の仕事で台湾に旅立つという。

出発前に、川原家に来ようと思っていたところに、直子のことがいいきっかけになったのだ。


翌日、喜美子は、草間を丸熊陶業に連れて行き、絵付け火鉢を見てもらう。

話題は、自然と、里子のことになる。

「里子と出会ったことに後悔はない。そういう人と出会ったことは、本当に良かったと思ってる」

草間は「心から好きな人が出来ると、世界が広がるよ」と言い残して、翌日の朝、直子とともに東京へ帰って行った。


草間から勇気をもらった喜美子は、ずっと好きだけど躊躇していた相手・八郎(松下洸平)に「好きやねん!」と告白。

実は、喜美子は、草間の結婚相手・里子が別の男性と暮らしているのを知って以来、結婚というものがわからなくなっていた。

そんな喜美子に、八郎は「僕はずっと、喜美子さんの手を離せへん」と約束。

草間と喜美子の関係が素敵!






草間さんと喜美ちゃんの関係に、感動する視聴者多数。

草間さんは、柔道が教えられるレベルで、字は達筆で英語も出来て、おまけに人柄も素敵とパーフェクト。

それでも、若干9歳の喜美ちゃんから「女にだって意地はある!」ことを学び、奥さんを早く探すようにと背中を押されましたよね。


草間さんは、常治(北村一輝)とは違い、喜美子を一人の人間として尊重しているのが素晴らしい。
いや、決してお父ちゃんをダメ出ししているわけじゃないんですけどね(笑)。


草間さんと喜美ちゃんは、今後も幾度となく再会を果たし、お互いにいい影響を与え合う関係が続いていきます。

草間さんは、物静かな性格ながら実は強い気持ちを秘めた人で、決してめげない心を喜美ちゃんに教えてくれます。


喜美ちゃんは、今後数えきれないほどの苦境に立たされますが、そのたびに草間さんの言葉に励まされて、恋に仕事にまい進していくことになります。

喜美ちゃんにとって、草間さんはまさに“心の栄養”なのです。

『スカーレット』第18週からのせつない展開に注目

11月1日放送の第29回からは、草間さんが久しぶりに登場して、18歳になった喜美ちゃんと再会。

ずっと探していた妻の居場所を見つけた草間はある決断をするのですが、とても切なく、心動かされる展開が待ち受けています。

草間さんは「恋愛」や「結婚」についても、喜美ちゃんに「めげない心」を教えてくれる存在になります。

まとめ・感想

最初は自分のご飯を奪われる危機を感じた喜美子も、徐々に草間の人柄に惹かれていきます。

筆者も、草間が、奥さんの里子の幸せを真摯に願った姿には、心打たれました。

前編の草間のネタバレはここまでです。

後篇の内容が分かり次第、追記します。


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