『天国と地獄』9話のネタバレと感想!八卷(溝端淳平)は何を話そうとしているのか?

『天国と地獄』9話のネタバレと感想!八卷(溝端淳平)は何を話そうとしているのか?

遂に、「日高と東の再会」と「東の悲しい犯行動機」が判明。

たった15分の差で正反対の運命を生きた兄のために、日高が取った行動とは?

そして彩子が日高を逮捕できない?

当ページでは『天国と地獄』9話のネタバレと感想、考察ポイントについてまとめています。



『天国と地獄』9話のネタバレ



『天国と地獄』9話のネタバレをしていきます。

彩子と日高が元の体に戻る


歩道橋から落ちた望月彩子(綾瀬はるか)日高陽斗(高橋一生)は、お互いに元の体に戻った。

日高は両手を差し出すが、彩子は「私はチンケな共犯じゃなく、主犯の東を逮捕しに行くから」と手錠をかけない。

せっかく元の体に戻れたのに、彩子は日高を逮捕しない。


その頃、警察は、連続殺人事件への関与が濃厚な日高と東朔也(迫田孝也)に緊急配備をかけていた。

河原(北村一輝)は彩子と日高が2人でいるのを見て、追いかけて来た。


彩子が日高と逃亡


彩子も日高を追いかけるフリをして、日高と共に逃亡。

彩子は八卷(溝端淳平)に日高のクレジットカードを持たせて、日高のフリをするように命令。

日高のスマホは2台とも負えない状態。

警察は(八卷が使った)日高のカード履歴を追うはず。


東朔也=師匠は、陸(柄本佑)と奄美大島へ向かっていた。

彩子と日高も2人を追いかけて、奄美大島を目指す。

彩子の目的は、主犯の東と共犯の日高を一緒に逮捕すること。


河原は、彩子と日高に密接な繋がりがあることを見抜いていた。

しかし彩子のスマホも日高のスマホも追えないため、八卷のスマホを追う。

八卷は(彩子に言われた通り)新幹線で仙台へ向かうが、河原は「こいつおとりじゃねえか」と見抜く。

とにかく鋭い河原!


警察本部が「日高は仙台にいる」と判断する中、

河原は彩子の部屋に不法侵入!例の段ボール(殺人の証拠品が詰まっている)を発見!


彩子と日高は車で鹿児島へ向かう。

その頃、陸と東は鹿児島にいた。


大人になった日高と東の再会


日高は彩子に「兄・東との再会」について話す。

日高と東が再会したのは、コ・アース社。

(東は日高が弟だと知っていたが、日高は気付かなかった)

日高は東を信頼して、バニッシュワンダーのモニターを頼んだ。

すると東の感想は凄く参考になるもので、2人は時々飲みに行く仲に。


あの歩道橋で飲んだ夜、日高は東の右手の平の特徴的なほくろを発見。

もしかして歩道橋の男の子かと思い、東が飲んでいたコップ酒の瓶と「歯」を合わせてDNA鑑定。

東が自分の兄だと知った。



日高は、ちゃんと話さなきゃと、東を奄美大島に誘った。

東は戸惑ったが、自分が兄だと気付いて欲しい気持ちもあり、承諾。


しかし東は来なかった……正確には行けなかった。

出発前日に妻が倒れたのだ。

実は東には妻などいなかった。

ずっと認知症の父親の世話をしながら生活していたのだ。


陸×東

鹿児島の東が倒れた。

「やっぱ俺は奄美行けねえのかなあ」


日高と彩子が警察に見つかる!八卷が大ピンチに



警察が、彩子と日高が熊本にいることを掴んだ。

また日高の父から、日高と東が生き別れの兄弟であるという情報も入手。

その上、日高と思われる男(=八卷)がカードを使う映像まで入手した。

このままでは、八卷が日高の協力者であることがバレてしまう!

八卷が大ピンチに!


彩子×日高

彩子と日高は奄美港行きのフェリーに乗っていた。

日高:「望月さん、もう私を逮捕しませんか?このままでは本当に逃がしていると思われてしまう」

彩子:「じゃあ本当のことを話して」


日高が奄美大島で「東」と名乗った理由


以下、日高の話。

日高は一人で奄美に行った。

飛行機の中に「太陽と月の入れ替わりの伝説」が書かれた本があった。

本当は今日兄ではなく自分が行けなかったかもしれない、でもそれも運命に負けている気がして、奄美大島で東と名乗ることで2人で行ったことにした。


帰国後、東の真実が判明。

旅行の前日、東は認知症の父親ともみ合い、父親が階段から転落死した。

東の父親は、東が母親の故郷である奄美大島に行くと聞き、逆上したのだ。

部屋には、びりびりに破かれた奄美のパンフレットとチケットが残っていた。


東が日高に持ち掛けた相談とは?


日高と東は歩道橋で再会。

東は、名前を変えてやり直していると言ったが、すいぞうがんで余命三カ月だという。


日高が「なんとか力になりたい」と申し出ると、

東は「俺クウシュウゴウになりたい。

殺したほうがいい奴を殺して、この世からオサラバしたい
」と言った。

東は、十和田の漫画「闇の清掃人φ」を日高に見せた。

十和田は、最初の殺人事件=官僚殺しの犯人だったのだ。

東:「たった15分早く生まれた兄貴だよ。

それだけでこんな人生送ることになったんだよ


日高:「人殺しだけは出来ない」

東は去った。


日高はまさか本当に人殺しなんか出来ないと思っていたが、

歩道橋に「2」の数字を発見!

該当人物と思われる田所仁の家に行くと、殺されていた。


日高は本当に東が殺したのか信じられなかったが、凶器の石やサンプル9が置かれているのを見て、東の犯行だと確信。

東は日高に以下の選択を迫っていた。

共犯になるのか、赤の他人として通補するのか。

日高は東の共犯として清掃する道を選んだ。15分違えば自分がそうしていたかもしれないのだから。


日高は、十和田が起こした犯行とそっくりに仕立て上げることで、逃げ切れると思っていた。

しかし彩子が妙なところから早々と目を付けてきて、しかも入れ替わった。


ここからの日高は必死だった。

彩子には自分こそが真犯人と思わせ、警察には日高(=彩子)を逮捕させないように立ち回った。


しかし東は一度の殺人では満足せず、次の犯行に及んだ。

日高は東を先回りして捕まえようとしたが、東はリストにない人物を殺して現場に日高の乳歯が落ちていた。

万事休すになった日高は彩子と入れ替わり、なんとか兄だけでも逃がそうとした。


日高:「あなたは正しい。きっと私はあなたに捕まるためにスイッチさせられたんです」

彩子:「あなたって本当に意地が悪い。こんな誰を憎んだらいいのかわからない話」


彩子が東をグーで殴る


そこへ同じ陸と東がやってきた。

(2人とも同じフェリーに乗っていたのだ)


彩子は東をグーで殴った。

彩子:「あんたはクウシュウゴウなんかじゃないんだからね!

ちゃんといるんだからね!あんたのことを好きで守ってやりたい人が!

あんたのためなら犯罪者になってもいいと思ってる人が!

こんなに思ってくれる人を叩き落せるなんて、あんたは正真正銘のサイコパスだから!」


東:「刑事さん、悪いのは俺だけなんだ。

俺はどういう殺され方されてもいいから、なんとかこいつだけは・・・・・・」


彩子:「だったらはじめからこんなことすんじゃね~!」


陸×彩子

陸:「俺、あんな泣いたり怒ったりな彩子ちゃん見たのはじめて」

彩子:「いつもでしょ」

陸:「彩子ちゃんはいつも自分のことばっかりで若干サイコパスみたいだった。

人のことで怒ったのは初めて見た


彩子:「日高の話は他人事に思えなかった。入れ替わったせいなのかな」


東が死ぬ


東×日高

東は、久米の家の前に刑事(八卷)と一緒にいた日高(実は彩子)を見て、日高に裏切られたと思ったが、もう解放してやろうと思った。

だから最後は一人で全てやって、自分一人の犯行に見せかけたのだった。


日高の乳歯が現場にあったのは、東が薬を財布から取ろうとしたときに誤って落としたのだった。

東:「あんな大事なものを落としちまうなんて。俺

日高:「ダメですねえ。人間て本当に身勝手で」


日高と東は、フェリーを降りる前に2人で彩子に捕まることにした。

彩子:「あなた無罪になる気はない?お兄さんがそれでいいと言ってるなら」

日高:「望月さん、それは」

その後、東が発作で亡くなってしまう。


彩子が日高に「絶対助けるから」



奄美港では、河原たち警察が待ち構えていた。

日高は彩子にナイフを突きつけた後に逃亡。

彩子は「絶対に助けるから」と涙を流して日高を逮捕した。

そこへ河原が来て「望月彩子、犯人隠匿および証拠隠滅の容疑で逮捕する」と彩子に手錠をかけた。


その頃、日高のスマホが再起動していた。

そして八卷が上司に何か話そうとしていた。

『天国と地獄』9話の感想

『天国と地獄』9話の感想です。

形勢逆転!彩子のペースに


9話では、なんと彩子が日高を逮捕せずに一緒に逃亡!

「日高と東、2人そろって捕まえればどうとでも言い訳出来る」とのことですが、どうやら彩子は日高に同情以上の感情を持っているようです。

反論する日高に「こさかしいんだよ、いちいち」と壁ドンするのも、面白かったです。(完全に形勢逆転)


八卷が警察官としてポンコツで可愛い




彩子に命令された八卷は、日高のカードを使って新幹線に乗って、仙台で豪遊?

仙台松島のカフェでずんだパンケーキをテイクアウトしたのを皮切りに、牛タンなど食べまくりました。


途中からはノリノリで「何なら北海道まで行きますよ~」と言っていたので、北海道グルメも満喫しようとしていたのかも?

彩子に「ゆとってんじゃないわよ!」と怒られてしょぼんとする姿が可愛かったですね~。


それにしても、日高のカード使う時にもうちょっと変装とか出来なかったのですかねえ?

警察が映像を解析したら、八卷はもう終わりなんじゃ?


河原が悪役っぽい



河原ですが、性格に難ありなのはともかく、基本的には犯人逮捕に全力を尽くしているだけ。

それなのに物語の終盤に向けて、単なる悪役に見えて来ました。

やっぱり東と日高の状況に同情する人が多かったからでしょう。


色々泣けた




東が「奄美大島へは行けないのかな」とつぶやくシーンや、彩子が日高のために東を殴るシーンなど、9話は思わず涙する名場面が多かったですね。

『天国と地獄』9話の考察ポイント


歩道橋の数字は東から日高へのメッセージだった


歩道橋の数字は、東の日高へのメッセージでした。

しかしさすがは双子。数字だけで田所仁に辿りつくなんて!


日高の陸への思いは?


日高は、彩子と入れ替わった後は必死だったと告白。

具体的には、彩子には自分こそが真犯人と思わせ、警察には日高(=彩子)を逮捕させないように立ち回りました。


そんな一生懸命で余裕がないはずの日高が、なぜ陸と関係を持ったのでしょうか?

それに、濃厚なキスもありましたよねえ。


9話で日高は彩子の爪を手入れした理由を以下のように言っていました。

一応、人様からお借りしていた体なんでネットで調べまして



人様からお借りしている体なのに、陸と関係を持ったということ?

どうもちぐはぐな印象。


日高には入れ替わり経験ナシ?


てっきり日高には入れ替わり経験があると思っていましたが、9話の時点ではその話はなし。

日高と東の関係が「太陽と月の伝説」ということなのでしょうか?


究極の愛とは?


『天国と地獄』のテーマの一つが、究極の愛。

日高は、兄のためなら犯罪者になってもいいと愛を捧げました。

これが「究極の愛」ということでしょうか?


でも彩子と日高の間にも愛が芽生えています。

最終回に「究極の愛」の意味がわかるのかもしれません。


サイコな2人とは?


9話では陸が彩子を「サイコパス」と言って、彩子が東を「サイコパス」と言いました。

つまり「サイコな2人」とは、東と彩子?


陸が相変わらずいい奴


9話の陸も最高にいい奴でした。

東にどこまでも付き添いながら、ちゃんと言うべきことは言いました。

「ダメだよここで亡くなっちゃ。ちゃんと自分がやったこと言ってクソッタレと言われないと」


SDカードとスマホが最終回の鍵?



東が倒れるときに落としたSDカード。

そしてラストに再起動した日高のスマホ。

この2つが最終回の結末に影響するのは間違いないでしょう。


八卷は何を話そうとしているのか


ラストで、八卷が捜査一課長と管理官に、何か話そうとしています。

このままでは自分も捕まると思った八卷が、最後の手段に出るのだと思われます。

きっと、日高と彩子の入れ替わりについて話すのではないでしょうか。


やっぱりサイコパスは日高?



今回のカミング・アウトは、全部日高の口から語られたものでした。(東はほとんど何も語らず死亡)

もしかしたら、まだ秘密がある?